すてきなミイちゃん(ドラえもん)

登録日 :2011/10/05(水) 13:21:28
更新日 : 2017/10/20 Fri 19:25:58
所要時間 :約 5 分で読めます




「すてきなミイちゃん」はドラえもんのエピソードの一つ。
「ドラえもん」ではドラえもんが恋するという話がいくつか存在するが、「すてきなミイちゃん」はその中でも特にシュールでカオスなものとなっている。


「花にたとえればバラかボタンか……。かがやく太陽のような、きらめく星のような……。
あの子をひと目見たとたんに、目がくらみ足はふるえ、それからというもの、ねてもさめてもわすれることができない」

ある日、恋をしたというドラえもんはのび太にそう語り、大好きなどら焼きも食べられないほどであった。
そんなドラえもんを見かねたのび太はドラえもんの代わりに告白することにし、ドラえもんと共にその子の元へと向かうのであった。


しかし、ドラえもんが連れてきた場所にいたのは おもちゃのネコ であった。

「おもちゃのネコじゃないか!」と怒るのび太に対し、ドラえもんは「おもちゃのネコじゃわるいか。ぼくはもともとネコ型ロボットなんだぞ!」と反論。
呆れたのび太は「まっ、ひとりでてきとうにやんな」と帰ってしまう。


ドラえもんも一人で話しかけることを決心し、 おもちゃのネコに対して告白 を始めるのであった。

「あ、あ、あの、ぼ、ぼ、ぼく、ドラえもんといいます。ぼくは、あなたが大好きです。あなたは、ぼくのこと好きですか」

ドラえもんはそう言った後、そのおもちゃのリモコンのボタンを押して、おもちゃを動かす。 カタカタと動きながらミイと鳴くおもちゃ

「ミイ」

「えっ、好きだって!」

自分で動かしているおもちゃと会話するという実にシュールな光景だが、ドラえもんはとても嬉しそうであり、
そのままデートをしようとおもちゃを持ち出してしまう。

しかし、そのおもちゃは近所の子供のものであり、子供の父親に「子どものおもちゃをとるな!」と怒鳴られてしまう。


それでも諦められないドラえもんは、おもちゃの持ち主の家に行き、土下座して、 ミイちゃんをおよめにください と頼み込む。
のび太がドラえもんを連れ戻しにきても聞かず、その場を離れようとはしなかった。

そんな折、イヌがおもちゃを持っていったと聞いたドラえもんは慌ててミイちゃんを助けに向かい…

「たとえぼくがこわれても、ミイちゃんをまもってみせるぞ」

と、イヌからおもちゃを守るのであった。それを見た子供の父親はドラえもんにおもちゃを譲ることにする。


ミイちゃんをもらったドラえもんは、ミイちゃんを完全なネコ型ロボットにするため、
「自動えさたべそうち」「自動歩き回りそうち」「自動木登りそうち」「自動ひっかきそうち」「自動おしゃべり機」を取り付ける。
するとミイちゃんは立って喋るのであった。


「ココハドコ? キミダレ?」

「ぼくドラえもん。きみのおむこさん」

「イヤダナア。オムコサンダナンテ」

「ボク ダヨ」


そう、そのおもちゃのミイちゃんはオス……つまり男の娘であった。それを知ったドラえもんは大泣きしてしまう。

「泣くなよ! 人生にはいろんなことがあるもんだ」






追記・修正はおもちゃのネコに恋してからお願いします

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