徹子の部屋

登録日:2010/05/03(月) 00:58:45
更新日:2024/03/01 Fri 15:44:51
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徹子の監獄部屋」とは、テレビ朝日系で1976年2月から平日の昼下がりに放送されている、黒柳徹子が司会を務めるトーク番組である。

概要

毎回ゲストを迎えてトークを行う。
登場するのは俳優・タレントは勿論のこと、音楽家や文化人、スポーツ選手に政治家や海外アーティストなどありとあらゆるジャンルに亘る錚々たる面々が招かれてきた。
また3次元の人々だけでなく、2次元でからもドラえもんウルトラマングレートも出演した事がある。
志村けんのように、むしろ出演経験が無かったことがニュースになるぐらい。

ゲストのジャンルが幅広い上に長寿番組でもあるため、現在では映像アーカイブとしての役割も果たすようになっており、事実テレ朝のお宝映像系バラエティや著名人の死去ニュースでは必ずと言っていいほど本番組出演時の映像が使用される。
また、番組内でも死去の数日以内に予定回を飛ばして追悼企画(=当該ゲスト出演回の再放送)が組まれることがあり、毎年7月と12月にはその年に亡くなった著名人が出演した際の映像を用いた追悼総集編が放送される。

基本的にノーカット放送なのでゲストについては事前に入念な下調べを行なっており、
黒柳氏は6枚の資料を机に広げて段取りよくゲストとトークを行なっている。
番組は近年では珍しくなった撮って出し方式の収録であり、どんなにスベっても編集は行われない。
また、本編内ではゲストがそれまで公表していなかった出来事(病気など)を明かすことも珍しくなく、放送後にニュースなどで取り上げられることもしばしば。

放送第1回目のゲストは森繁久彌(当時62歳)で、黒柳氏が着ていたタキシードのように見えるプリントのTシャツに興味を持った森繁がどさくさにパイタッチするという、なんとも誰得な(今なら炎上しかねない)始まり方をした。
また、小沢昭一氏がゲストに出る場合は必ず同氏と黒柳氏がコスプレ姿でトークを行い、2012年に小沢氏が亡くなるまで続いた。
特に1996年「クレヨンしんちゃんとセーラームーン」、2000年「茶髪少年とガングロ」のインパクトはデカい。

1978年から2013年までは年内最終放送のゲストは必ずタモリであった。
これは、タモリの事実上の師匠格である赤塚不二夫の番組に出演していたタモリを黒柳氏が気に入り、赤塚氏のバーターとして出演したのが始まり。
当初は収録中にゲテモノ料理の制作、90年代以降は駆け出し時代からの密室芸を披露するのが恒例となっていた。
2014年から2020年までは出演しなかったが、2021年以降出演が復活している。

2006年からは年末特別企画として「徹子の部屋コンサート」が開催されており、こちらは翌年1月に放送される。


芸人にとっての『徹子の部屋』

そんな本番組だが、お笑い芸人たちの鬼門でもある。
このことが一般にも知れ渡ったのは、『アメトーーク』にて村上ショージが出演した際のVTRが放送された時だった。
もともとすべり芸がウリのショージだったが、この時流されたVTRでは黒柳氏の芸人クラッシャーぶりと相俟ってとんでもないことになっており、スタジオは爆笑の渦となった。
これを受けてアメトーークは「徹子の部屋芸人」を放送。
彼らの勇ましく散っていった姿を流すとともに、小島よしおらにこの部屋の攻略法を授けた。
なおこの時、ガレッジセール・ゴリは同番組を「徹子の監獄」と評した。

徹子の恐ろしさ

  • 同じネタを延々やらせる(ツボにハマった場合のみ)
  • ギャグの意味を説明させる
  • 今日は何か面白い話をして下さるんですって?」といきなりハードルを上げる
  • コンビの場合に片方の持ちネタを相方にもやらせ、スベると「あんまり面白くないわね」とバッサリ斬り捨てる
  • オチを先に言ってから話を振る
  • ネタ振りに普通に割り込む
  • ネタが面白くなかったり、理解出来なかったりすると、芸人の心をえぐる様な冷たい言葉を浴びせる
  • マイペースを決して崩さない
  • そのペースが崩される(資料の上に飲み物などを置く等)と、ニコニコしながらマジギレする
  • トークやネタの肝心の部分をいとも簡単に流す
  • 観客は徹子以上に重い

一般的にこうした言動が発動するのは芸人に対してのみと考えられているが、黒柳氏が全く興味を持たないスポーツ選手や、番宣などでやってきた普通の俳優に対しても発動するケースが見られる。

特に渡瀬恒彦氏は、『徹子の部屋』に出る度に必ず黒柳氏の餌食にされるため、

「ドM」
夜明さんまた餌食にされてる」
「おみやさん公開処刑中」

など言われもする。
とにかく、『徹子の部屋』は芸人以外にとっても危険な空間であることは間違いないようだ。

だが、ごく稀に徹子のペースに飲まれない人もいる。
例えば元プロテニスプレイヤー・松岡修造氏。
彼は過去三回出演しているが、全ての回で終始黒柳氏を圧倒し、しまいには司会が言うはずの番組の締めまでやってのけた。
黒柳氏はあまりスポーツに興味がないため、多くのスポーツ選手はそのペースに呑まれてしまうが、その傾向からも松岡氏の特異性が目立つ。
また、同じく単独で噺を生業とする落語家もペースに飲まれることもまずない。


余談

  • 最終回に予定されているゲストは、ユーミンこと松任谷由実氏、またはマッチこと近藤真彦氏と決まっているとのこと。これは、両者が出演して徹子に引退勧告を行うという役割を同時に担っているため。ちなみにユーミンの夫である松任谷正隆氏は出演済み。
  • 飾られる花は、第1回目の放送から現在に至るまで華道家の石橋恵三子氏が生けており、呼ばれるゲストをイメージしている。徹子によるとこの花はゲストの次に重要らしく、これまでの放送でこの花が落ちたことは一度も無いという。
  • 2059年でも、25番目の宇宙移民船団マクロスフロンティア内で放送されている。インプラント技術でも使って長生きしているのだろうか……。




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最終更新:2024年03月01日 15:44