ガガ

登録日:2009/10/03 Sat 22:51:24
更新日:2024/03/31 Sun 12:54:06
所要時間:約 20 分で読めます




1.歌手の「レディー・ガガ」
2.広島県で販売されている米焼酎
3.『機動戦士ガンダム00』に登場する量産型MS

この項目では3.について取り扱う物とする。







自らの技術で滅びるがいい、ソレスタルビーイング……。


トランザム!





GAGA






《目次》


《GNZ-004 ガガ》

◎仕様

型式番号 GNZ-004
全高 18.1m
重量 26.4t
動力機関 GNドライヴ[T] ×1
装甲材質 Eカーボン
所属 イノベイター(イノベイド)勢力
武装 GNバルカン ×2
搭乗者 量産型イノベイド

◎機体解説

高性能機として知られるGNZシリーズに連なる量産型MS
むき出しのフレームや胴体に内蔵された擬似太陽炉など、GNZシリーズの中では全体的に構造が簡素。またイカメシコアファイターも無く、緊急離脱も不可能。疑似太陽炉の交換も出来ない。
さらになんと下半身が存在しないのが最大の特徴。足のあるべき場所にはGNスラスターがあり、肩アーマー内部にも大型のGNスラスターが配置されている。
足が無くなった代わりに大型のクローアームとなった腕で自立するが、当然武器など持てないし胸部に固定されたGNバルカンも明らかに射界が狭い*1

そんな一見貧弱に見える本機の運用方法はトランザムにより超加速し、機体そのものをGNフィールドをも貫くGN粒子を纏った砲弾」となす特攻*2

出撃時にはGNZシリーズ共通の使い捨てブースターを下半身に1基装着しているが、これはおそらく初っ端からトランザム状態での運用になるため、粒子消費を補填し速度(≒威力)と射程を伸ばすための措置と思われる。*3
その機能を超高速航行からの体当たり自爆に集約したためか装甲は薄いらしく作中でもバタバタと撃墜されていたものの、夥しい数を展開することでその欠点を補っており、エースパイロットでも対処が困難なほどの突進の乱舞を繰り出している。

このガガのパイロットはブリング・スタビティ、デヴァイン・ノヴァらと同じ塩基配列パターンの量産型イノベイド。
このイノベイドはリボンズ・アルマークが側近として造った(ヴェーダに造ってもらった)連中とは違い、外側だけ生体パーツのハロみたいなもの。
他のイノベイドと同様の頑強な肉体を持ちながら自我や感情を与えられておらず、特攻の結果死ぬ事に対する恐怖など微塵も持ち合わせていない。

リボンズの命令に従い特攻して、死ぬ。

ただそれだけの為「だけ」に製造された、ロボット同然の存在でしかない。
リボンズの同類への認識が良く分かる。

なお、型番から分かる通り開発はGNZシリーズでも早い方で、アニメ公式サイトによると「決戦兵器として開発された」かつ「ガデッサ以降のバリエーション機より前に開発されていた」とのこと。*4
小説版ではリボンズが「ビリー・カタギリを招聘したことで、ガガの破壊力は格段に向上した」*5と述懐しており、リボンズが設計したものに対してビリー・カタギリが改良を加えたと取れるほか、一部の資料では単に「ビリーが開発した機体」*6と記述されている。

◎劇中での活躍

第23話で初登場。
外宇宙航行母艦「ソレスタルビーイング」から大量に出撃し、プトレマイオス2と輸送艦・カタロン・地球連邦軍の艦隊に特攻。

かなりの数が撃墜されたが、それを上回る圧倒的な物量でダメージを与え続けた。
化け物染みた頑丈な装甲を持つプトレマイオス2にはそこまで大きなダメージは与えられなかったものの、GNアーチャーはおろかレグナントすら、直撃すれば一撃で戦闘不能に陥り、強烈な衝撃で中のパイロットが気絶してしまう程の凄まじい破壊力を持つ。

劇中最強機体の一角であるダブルオーライザーですら、レグナントがダブルオーライザーを抱き込む形で衝突の余波を少し受けたに過ぎないにも拘わらず、シールドの一部の塗装が剥げて損耗する程だった。
恐らく、ガガの特攻を無傷で耐えられるMSは、少なくとも2312年時点では存在しなかっただろう。

しかし、ガガ3機掛かりで取り付いてでもパトリック・コーラサワーを殺すには至らなかった*7

コーラ、パネェ。

その膨大な数による特攻とイノベイド達による一斉のトランザム起動で視聴者にかなりのインパクトを与えた。


トランザム!トランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザム……!


うん。異常なくらいにウザイ。

余りにチープに使われた為、トランザムの特殊性がほぼ無くなった場面とも捉えられる(通称『トランザム祭』)。
スメラギは敢えてソレスタルビーイング号の奥深くにプトレマイオス2を突っ込ませ、狭い通路内におびき寄せる事でガガのトランザムを封じるものの、それでも圧倒的な物量の前に押されてしまい、プトレマイオス2の防衛にあたっていたGNアーチャーを大破させられてしまう。
それでも終盤ではトランザムバーストによって中のイノベイドの統制が一気に崩れた隙を突かれてアリオスガンダムに雲霞を落とすかの如く蹴散らされ、挙句リジェネの協力を受けてヴェーダを奪還したティエリアが、セラフィムガンダムトライアルフィールドを発動させた事で機能を停止。再起動しないよう全てが破壊された。
アニメでは残骸がほとんど描かれていないが「00N」では一帯に残留する大量のデブリを処理する場面が描かれている。本来民間の業者に委託できるものを、レグナントやGNZ系機体、リボーンズガンダム等機密につながるものが流出しないよう、軍隊が直接作業を行う羽目になったとのこと。
またソレスタルビーイング号内部に残存していた機体は、後にビリー・カタギリがレイフ・エイフマン教授理論のトランザムとCB由来のトランザムとの相違点の研究に使っているほか、多くは下記のガガキャノンに改修された。

「機動戦士ガンダム00 A wakening of a the Trailblazer」のノベライズ版ではパトリック・コーラサワーが出撃するシーンで「無人特攻機であるガガも投入されている」と記述されている一方でガガキャノンについて全く言及が無いため、改修されていたのかどうか、ガガを無人化して投入したのか、特攻機として運用されたかなども含め詳細不明。*8

◎考察

・開発時期
先述の通り本機の開発時期は早くガラッゾよりも前に開発を終えており、リヴァイヴ・リバイバルの「既にガデッサもロールアウトしています」という発言が2ndシーズン5話なのでその前後で開発が始まり、ガラッゾの初登場した10話より前にはガガの開発を終えて量産に入っていた可能性が高い。
ビリー・カタギリが開発に関わっているという点もミソで、ビリーは4話でアロウズ入りを決めて新型機の開発主任を命じられ、9話で連邦の新型機の開発を進めていたため彼がリボンズから接触を受けたタイミングが4話の直後、そこからガガの開発を経て9話までに連邦に戻ったと考えると辻褄が合う。そうであれば、マスラオのトランザムにもガガの開発で得た知見が反映されたのかもしれない。
・トランザム
ガガのトランザムがマスラオ/スサノオに搭載されていたものか、アニュー・リターナーが盗み出したCB由来のものかは明言されていない。開発時期が上記の通り5〜8話の間であれば、まずマスラオと同じものが搭載されたと思われる。
…が、ガデッサ等は後からCB由来のトランザムを追加していることと、項目冒頭にも引用した「自らの技術で滅びるがいい、ソレスタルビーイング……」というビリーのセリフから、CB由来のトランザムである可能性も否定できないのが悩ましいところ。
・重量軽減効果
特に明言されていないが、ガンダムアストレアTypeFのGNハンマーのようにGN粒子の重量軽減効果をコントロールできているとすれば、加速・巡航時に重量を軽減してスピードを稼ぎ、着弾の寸前に重量を増すといった芸当も可能だろう。*9
ガガの重量は26.4tと他のGNZシリーズ(約60t)の半分以下、セラフィムガンダムと同程度。GN粒子の重量軽減効果がどの程度のものかは推定する材料が乏しいが、ヴァーチェ(66.7t)フラッグ(67.1t)より軽くなるのだからかなりの重量を変動させることが出来るのではないだろうか?*10*11
・エネルギー量
質量弾といってもどの程度のものであろうか。運動エネルギーは「運動エネルギー[J]=1/2✕質量[kg]✕ 速度[m/s]^2」で求められるが…
仮に速度をブースターを装着したガラッゾの78[km/s]、機体重量をスペック上の26.4[t]とすると、運動エネルギーは80,308,800[MJ]となる。ジュールだとちょっとイメージが湧かないので、無理やりTNT換算すると約19.2[kt]。エネルギー量で広島型原爆(約13[kt])を超え長崎型原爆(約21[kt])に迫り、さらにGNドライヴの自爆が上乗せされる。色々な意味で、現実世界とは桁違いの戦場と言えよう。
こんな奴らが3機がかりで取りついても殺せないコーラ、パネェ。
・リボンズがガガに求めたもの
本機はもとより決戦兵器として開発されているが、リボンズにとって決戦とは即ちCBに引導を渡す時であり、その切り札を早くから用意していたことになる。
そしてリボンズが決戦兵器を開発するにあたっては、恐らくアロウズを含む人類が彼らイノベイド勢力に敵対した場合を想定し、連邦とアロウズが保有する「GN粒子撹乱兵器」の存在を念頭に置いていたものと思われる。*12
つまり、
  • 撹乱/弱体化されていないGNフィールドを突破できる
  • 粒子撹乱の有無に影響されず運用できる*13
  • 艦隊規模の敵に対処できる
  • 裏切らず、奪取/鹵獲されない
といった点を満たすために作り出したのがこのガガの大群なのだろうと推測できる。
これは誰にも奪われず、CBとアロウズの両方に有効で、確実に標的を圧殺できる兵器を求めたという意味であり、戦力としても仲間としても、他のイノベイドやアロウズ(人類)を全く信用していなかったということでもある。リボンズらしい話である。
唯一トライアルシステムには弱いが、範囲が狭い上に優先権がリボンズにある以上容易には使えず、ヴェーダを奪われでもしない限り問題にはならない。そのヴェーダを当のリボンズがソレスタルビーイング号で抱え込んでいるわけで、ソレスタルビーイングの面々は正面からガガの大群を掻い潜って接近するハメになった。
作中でも刹那がイノベイターへと革新を果たしトランザムバーストを発動させる事が出来なければリボンズがそのまま押し切っていた可能性が高く、侮りがたい存在であるのは間違いない。
・イノベイドを乗せた理由
複雑な戦闘を行わず、単に標的に突っ込むだけなら無人で良かろうし、それこそハロやヴェーダに直接制御させても良かったようにも思え、肉体を持つイノベイドを大量に使い捨てるのが非効率に映る。
ただ、ハロは確かに高性能だが操縦技能という面では肉体を持つイノベイドに劣っているらしい描写が散見される*14
そこを補強できるのならば、特攻機体なのだから搭乗させるイノベイドは自我や感情が欠落した量産型のほうが良い。よしんば自我に目覚めてもリボンズは配下のイノベイドの思考を読み、いざとなればアニューやルイスのように脳量子波で強制的に支配、洗脳できるので裏切りは確実に察知、阻止できる。無人機でなくなればハッキングやジャミング等で無力化するのも難しくなるといい事ずくめである。
ヴェーダを掌握して無尽蔵のリソースを運用しているリボンズにしてみればコストパフォーマンスは度外視できる要素であって、「あえて乗せない」という選択肢は無かったのだろう。
・MSである必要があったのか
「ただGNドライヴを積んで突っ込んで爆発させるだけなら、わざわざMSにせずミサイルのような形状でも良かったのではないか?」という疑問はよく見かけるところ。
実際、ガデッサの開発を終えた時点でかなりコンパクトにまとまっていて撤退するレグナントに追従できるスピードと航続距離を持つコアファイターが完成しているのでそちらを量産しても良かったように見えるし、GNフィールドを貫くだけならそれこそGNファングでも実現している。後の時代まで見ればガデラーザの大型GNファングなども存在するため尤もな意見ではある。
詳細な理由は語られていないので推測する他無いが、考えつくところでは
  • 破壊力をGNドライヴの自爆に依存すると、不発した際に威力が激減する*15
  • 機体構造を大きく変えるとGN粒子の制御に影響が出る*16
  • できるだけ開発期間を短縮したい(決戦に間に合わないのでは困る*17
これらの理由から既存の機体設計を流用した上で、質量弾としての威力と加速力を両立するために適度な軽量化推進機の増設簡単に施した結果、あのような中途半端な姿になったのかもしれない。
・そもそも特攻兵器と言えるのか
ここまでガガをさんざん特攻兵器と呼び、非人道的兵器という体で解説してきた。公式サイトのMS解説でもガガの攻撃を「特攻」と呼んでおり、事実としても「生身のパイロットが搭乗し、そのパイロットの生還を想定していない」という意味でガガは特攻兵器の要件を満たしているように見える。
いや、なにも「量産型イノベイドは人間ではない。生体部品のようなものだからガガは無人機だ」などと言いたいわけではない。「イノベイドが人間かどうか」ではなく「イノベイドがどういう存在か」を考えてみてほしい。
イノベイドは元来データ上の存在であり、肉体(生体端末)を失っても脳量子波によって人格と記憶をヴェーダへバックアップしている。肉体の喪失は人間ほど重要ではなく、当然新しい体を用意すれば復活も可能である。彼らにとっての死とは、ヴェーダ上から人格データを抹消されることなのだ。
ガガに乗っている量産型イノベイドも例外ではないとすれば、そもそも彼らには脱出装置など必要なく、一人も”死なずに”ヴェーダ上で健在という可能性がある
我々人類が乗れば忌むべき特攻兵器でしかないガガも、イノベイドの特性を合わせると「使い捨ての対艦・対MS兵器(ただのリモコンミサイル)」のように見えてきてしまうのは興味深いところである。
ただし、作中のイノベイドたちの言動を振り返るとリボンズを除く大半のイノベイドはヴェーダに人格がバックアップされている事実を知らなかったらしく「肉体の死=完全な死」と認識していたようである。*18
このため、生体端末と人格が切り離された存在であると知っていたのはガンダムマイスター874、エージェント887、リボンズに加え、彼らに関わった極少数の人物のみと考えられ、多くのイノベイドにとってガガが特攻兵器であることに変わりは無いだろう。
加えて、ガガを作ったリボンズ本人は他のイノベイドを明確に見下していた*19くらいだし、ガガの特攻を見ていたであろうヒリング・ケアリヴァイヴ・リバイバルも特に思う所は無かったあたり、彼らが量産型イノベイド達を「ただ使い捨てるだけの存在」と捉えていた可能性は十分にある。


《GNZ-004/BW ガガキャノン》

◎仕様

型式番号 GNZ-004/BW
全高 18.1m
重量 不明
動力機関 GNドライヴ[T] ×1
装甲材質 Eカーボン
所属 地球連邦
武装 GNバルカン ×2
GNキャノン ×2
搭乗者 イノベイド

◎機体解説

ELS襲来を前に少しでも戦力を増強するため、ソレスタルビーイング号に残存していたガガを連邦が改修した機体。
元のガガにとって最大の攻撃である体当たりは融合・同化を行うELSに対しては意味がないということで、GN-XのGNビームライフルを流用して作られた太陽炉直結型GNキャノンが2門、背部に追加されている。
このキャノンは正面だけでなく真上に向けることが可能で、上方への推力が強い本機の特性に合わせた改修と考えられる。
また、所属が変わったことを示すため機体色が水色に変更された*20。このおかげでELSに侵食/コピーされた機体の判別は容易であったらしい。
パイロットについては、本機が元々イノベイド専用機である*21ことに加えて、連邦自体が未曾有のパイロット不足でもあったため、ヴェーダ管理下のイノベイドが搭乗した。
ELSとの最終決戦においてガガキャノンは100機ほど配備され*22、このうち生き残った機体は1割に満たないとされる。*23
とはいえ「ガガキャノンの援護射撃に救われた」という証言も残されており、絶望的な状況下で最後まで奮戦したことがうかがえる。

◎劇中での活躍

劇場版で数カットのみ登場。複数機で編隊を組んで飛ぶ姿を見ることができる。
同作のノベライズ版とコミカライズ版ではガガキャノンは登場しない。

◎考察

・実はスペックはそれなり
紛れもない急造品でありELS相手には物足りなく見え、ブレイヴGN-XⅣと比べるとかなり見劣りする感は否めない。
とはいえ擬似太陽炉直結型GNキャノンの威力は高いとされ、当時のMSの大半がGNビームライフルやNGNバズーカを主武装としていることを考慮すれば、本機の火力はそう悪いものではない。
明確に劣っている点としては装甲、運動性能、緊急脱出不能といった面であるが、装甲に関しては敵がELSである以上は厚かろうが薄かろうが関係なく、GNフィールドを展開できない機体であればどれでも同じ。
運動性能も回避機動をするMSを追尾して体当りする程度は確保されており、緊急脱出に至ってはするだけ無駄*24である。
擬似太陽炉の性能もGNZシリーズに準ずるものとすればGN-XⅢは上回っているはずで、総じて太陽炉非搭載機やコロニー公社用のGN-XⅢ*25などよりは余程マシなスペックではある。
もっとも、それもELSが兵器に擬態し始めてビームを撃ってくるようになるとさすがに厳しいところ。まあ作中における「ざっと10000:1」と言われるほどの戦力差では、どれほどの性能であっても焼け石に水であろうが…
・搭乗したイノベイドたち
イノベイド専用機であるという点は、パイロット不足に悩むこと無く戦力化できたという意味ではむしろ良い方向に働いた。
搭乗したイノベイドについては00Nにおける「ヴェーダ管理下のイノベイド」という以外に言及がないが、まず戦闘用のイノベイドであろうとは推測できる。
ELS襲来までの間に生体端末ごと新規に生産されたのでなければ、外宇宙航行艦ソレスタルビーイングの保守・運用のためにブリング/ディヴァイン型のイノベイドが多数活動している場面がある*26ため、そうしたイノベイドたちが搭乗したものと考えられる。もしかしたら、彼らは2年前の決戦で出撃せず生き残った量産型イノベイドなのかもしれない。
ただ、彼らイノベイドは脳量子波を発するためELSの注意を引き付けやすい性質を持っており、明言されてはいないものの最終決戦においては他の機体よりも激しい攻撃に晒された可能性がある。*27


《立体化》

ROBOT魂で魂ウェブ商店限定として通常仕様の単品とトランザム発動仕様の3体セットの2種類が発売された。
ただし2022年現在はどちらも生産終了しており、入手困難となっている。

両方とも本体に加えて専用のブースターとスタンドが付属し、出撃時の姿を再現可能。
ちなみに両脚は爪先のクロー部分以外は他のGNZシリーズと同じ形状のため、同じROBOT魂の「ガデッサ/ガラッゾ/ガッデス用ブースター」を装着でき、設定には無いブースター3基同時接続も可能である。

トランザム発動仕様は3体セットで通常仕様を3体買うよりもお得。成型色がクリアレッドに変更されている以外は通常仕様と同じ。
このトランザムセットの外箱は先述の『トランザム祭』をイメージしたデザインとなっており、梱包を開けた者の腹筋を攻撃してくる。


トランザム!トランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザムトランザム……!

ガンプラでは2022年現在、発売されていない。

《ゲームでの活躍》

原作通り、終盤でイノベイター勢力との決戦で初登場。やはり特攻兵器で攻撃が成功すると自爆する。

そして原作の圧倒的物量を再現する為か、倒せど倒せど『無限沸き』する。
…しかし、それを逆に利用され稼ぎに使われる可哀想な機体。

無消費の武器持ち機体(∀ガンダムビッグオーベルゼルガ等)を上手く配置し、カウンターで被弾対策をすればそのターンが終わらず無限に狩り続けたりする。

リボーンズガンダムのアシストとして登場。3機が飛び出し相手へと向かう。勿論、当たると爆発する。
ニュートラルではゆっくり、レバーを入れると高速で突っ込む等、性能差を付けられる。5回打ち切りリロードだったが、アップデートで3回打ち切りリロード、さらにその後2回打ち切りリロードに調整された。
リボーンズガンダムの自衛能力の高さの根幹であり、リボーンズガンダムが強い時代はガガへの文句も多かったのだが、プレイヤーがどれほど苦情を言っても運営は性能を上下させるくらいしか処置を行わなかった。
だがEXVS2XB稼働後のアップデートでついに全体的な大幅な仕様変更が入り、ガガの扱いも大きく変わった。
今までのような通常時のアシストからはガガが削除され、ガデッサとガラッゾを採用。代わりにガガは覚醒技の一つになり、10機のガガが雪崩のように連続して相手に向かっていく形となった。
性能としては自衛能力が大きく落ちたが、覚醒技ガガも使いどころを選べば強みもあり、演出面では非常に原作らしい扱いとなった。
ついでに新規実装されたガラッゾ(ヒリング機)の特殊格闘リロード中に、1機だけ召喚可能。手慰め程度の性能しか有さないので頼りにはできないが、それでも中距離攻撃に事欠く本機には貴重な攻撃手段の一つではある。

ヒリング「そっち(リボーンズガンダム)とは(ガガの)性能が(悪い意味で)ダンチなのよね(泣)!!」

基本的に敵専用だが、「クロスレイズ」でのみ自軍でも使用可能。またガガキャノンも登場。
トランザムは普通の武装扱いだが、マップ兵器「自爆」を使うと機体をロストしてしまうため使わないように。
ガシリーズやガルムガンダムへの開発も可能であるため、使う機会はないわけではない。


自らの編集で冥殿に規制されるがいい、項目荒らし共……。

追記修正!


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最終更新:2024年03月31日 12:54

*1 他のGNZシリーズを見る限り、威力は高いと思われるが

*2 スメラギはこの機体の構造を一目見ただけで、それを瞬時に見抜いていた

*3 このブースターを2基装備したガラッゾはトランザム未使用で秒速78kmという速度を叩き出していたが、これはプトレマイオス2に接近する際の「相対速度」であることに加え、ブースターの数や重量も異なるため、ガガのトランザム時の飛翔速度がどの程度かは不明である

*4 ガデッサは本機より番号の若い「GNZ-003」であり、公式サイトの記述は番号の振り方としては矛盾する。小説版では「ガラッゾなどよりも早く」と書かれているので、おそらく番号通りの順番で開発されているものと思われる。

*5 角川スニーカー文庫「機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 5巻」

*6 学研「機動戦士ガンダム00 second seasonコンプリートミッションファンブック」

*7 搭乗していたGN-XIIIはガガの突進を受けて大破したものの、脱出ポッドで間一髪難を逃れた描写が一瞬だけ映っている

*8 パトリック・コーラサワーがGN-XⅣで先陣を切っているため。後述の通り体当たりはELSに対して意味がなく、ガガはGNバルカンで戦うか敵を引き付けてトランザムで自爆する以外の手はないが、無人特攻機として運用するのであればGN-XⅣ部隊より先にELSに突っ込ませるはずである。

*9 第2世代ガンダムのアストレアは四肢の重量をリアルタイムに調節してAMBACの効果を高める機能が実装されていた。GNZシリーズは開発系統としては同じ第2世代のプルトーネから分岐しており、その機能を持っていても何らおかしくはない

*10 オリジナルの太陽炉を搭載した機体は常に太陽炉が稼働しているため重量軽減効果が効いた状態がスペック上の機体重量となっている。擬似太陽炉搭載機の場合スペック上の機体重量がどちらなのかは不明だが、どう見てもフラッグよりデカいガデッサが60.4tのため、機体紹介に書かれている数字は軽減後の数字と思われる

*11 ガンダムの中でも軽量と思われるガンダムアルテミーが29.4t、ヴァーチェがその約2倍の66.7t、太陽炉非搭載機ではフラッグが67.1t、ティエレンが121.3tなので、変動幅は概ね実重量の半分程度だろうか。

*12 粒子撹乱兵器は2ndシーズン2話でアロウズのGN-XⅢが使用したのが初出で、「ガンダム00V」で描かれた演習でもアドヴァンスドGN-Xに対してティエレン軌道エレベータ防衛型が使用している。大規模な運用は最終決戦時が初だったが開発と配備はかなり前から完了しており、アロウズの専売特許というわけでもなかった。そのうえフォン・スパークが強奪して連邦軍に向けて使用していたことを考えると、それこそCBの手に渡っていてもおかしくない。

*13 他のGNZシリーズは粒子撹乱を受けた場合に戦闘力が激減してしまう

*14 本格的な戦闘に臨む時用に肉体を用意していた第二世代ガンダムマイスター887の例の他、ハロが操縦するGNプロトビットは敵エースによってあっさり撃墜される等、肉体を介すると操縦精度が大きく上がるエピソードが複数存在する

*15 猛スピードで体当たりする関係上、自爆する前にGNドライヴが損傷する可能性は高い。純粋な質量兵器として設計するほうが確実性がある。

*16 GN粒子を利用する機体として最適な構造を持つのがガンダムであり、大きく構造を変更するのは難しいとされている

*17 ガガが登場した2ndシーズンは一年に満たない期間の物語だが、この中で開発・量産・配備をすべて終わらせる必要がある。ガデラーザの大型GNファングでも良いと書いたが、ガデラーザは2ndシーズン終了から劇場版までの2年間で1機+ファング14機が作られており、とても開発が間に合うペースではない。

*18 ディヴァイン・ノヴァは仲間の仇討ちを考え、リジェネ・レジェッタはリボンズを射殺して殺した気になっていた、ヒリング・ケアも撃墜される寸前に「助けてリボンズ!」と懇願していたなど

*19 小説版において側近のヒリングが討たれた時にも「イノベイドなど再び造り直せばいい」と考え、仲間が死んだことよりも重要な局面で手駒が減ったことに苛立っていた

*20 ナノマシン塗料のため、プログラム変更だけで機体色を変えることが可能。ナノマシンの稼働が停止すると装甲が純白に変化する

*21 人革連超兵機関出身のレオ・ジークがガルムガンダムを操縦しているため人間でも乗って動かすこと自体は可能なはずであるが、脳量子波の使えない普通の人間にどの程度使えるかは不明

*22 防衛線に展開した太陽炉搭載機の総数が約200機であり、その半分に相当。もはや主力と言っても良いかもしれない

*23 他の機種の損耗率は明かされていないためガガキャノンの生還率が他と比べて大幅に低かったのかは不明。作中終盤において艦艇については「7割を喪失」とのセリフがあるが、あの最終決戦の状況下でそこまで変わるかと言われると微妙なところではある。

*24 まずガガの考察で述べた通りイノベイドにとって脱出装置が必要かどうかが不明瞭。仮に脱出したところで回収の望みは薄い上に、後述する通りイノベイドは脳量子波を発するので脱出した後まで攻撃を受ける可能性が否めない。加えて撤退が許されないため「脱出するくらいなら自爆して道連れに」が頻発する作戦内容から、可能だったとしても使われたかは怪しい

*25 軍用と比べて性能が劣るわけではないが、武装が限定されている

*26 彼らはリボンズに仕えていた量産型イノベイドと異なり、普通の人間のように振る舞っている

*27 映画ではGNZシリーズに連なるラファエルガンダムが、外伝漫画でもガルムガンダムが脳量子波を使って囮役を買って出ている。また意図的に脳量子波を出していないマリー・パーファシーにも惹きつけられており、おそらくガガ/ガガキャノンも同様と考えられる。