ヘルメットおじさん

登録日:2012/02/12(日) 15:39:54
更新日:2023/05/01 Mon 19:19:04
所要時間:約 8 分で読めます




どこにいけばいい?

なにをすればいい?

I can do it!!


Helmet ozisan



ヘルメットおじさんは世界の果てまでイッテQ!に登場するキャラクター。
イッテQのキャラクター内でもトップクラスの知名度と人気を誇る。

メインMCである内村光良が覚醒した姿であり、登場するたびに祭り会場とお茶の間を爆笑の渦に巻き込み、時に感動を与えてくれる。

今やイッテQのスローガンである名言「I can do it!」の生みの親。

トレードマークであるヘルメットを被る瞬間、毎回ヘルメットと頭の間にスパークが走る無駄に凝ったCGによる演出が行われのが定番。
被る前は乗り気でなかった内村も、ヘルメット装着と「I can do it!」の掛け声とともにやる気と勇気に満ち溢れる。



【ヘルメットおじさんの活躍】

記念すべき初登場は『世界で一番盛り上がるのはなに祭り?』シリーズの一つ『池ポチャ祭り』。
普段はメインMCとして殆どロケに出ない内村だが、宮川らによって半強制的に拉致されて祭りに参戦。
『イッテQ男子チーム』として宮川大輔・手越裕也の3人で挑んだこの祭りで、安全の為にヘルメットを被って祭りに臨んだことでヘルメットおじさんは誕生した。

因みにヘルメットおじさんの代名詞である名台詞「I can do it!」が生まれたのもこの祭り。

結果は惨敗だったが、ここからヘルメットおじさんの伝説は始まった。



2回目の登場はイッテQ男子チーム企画第二弾「耕運機祭り」。
再び宮川の強襲を受け、「ロケは一年に一回でいい」と乗り気でない内村。
しかし、そこで宮川から手渡されたのは厳重に封印された桐の箱
中に入っていたのは……前回の祭りで使用した、あの伝説のヘルメットだった。

そしてヘルメットを手に取り頭に被った瞬間、内村に衝撃が走る!

「どこに行けばいい?」

「なにをすればいい?」

I can do it!

ヘルメットおじさん、降臨


祭りでは250kgもの耕運機に振り払われ泥だらけになりつつ、おじさんはレースの中間地点である第二区を担当。
第一区の手越から耕運機を受け取り、アンカーの宮川にそれを託すという重要な役目をおじさんは苦戦しつつもやり遂げ、
バトンを繋ぎつつ相手チームからリードを奪うことにも成功した。
しかしベスト4が出揃ったところでイッテQチームは前年王者のチームに敗れてしまう。

因みに祭りの事がタイのニュースで報じられた際のメンバー紹介では
ユウヤ・テゴシ
ダイスケ・ミヤガワ
ヘルメットおじちゃん
と紹介された。



そして3度目の登場は「丸太祭り」
三度ヘルメットおじさんに変身し、お馴染みの2人と共に挑んだこの祭りでは運動神経のいい手越ですら苦戦する丸太渡りにおじさんは悪戦苦闘。
何度かの練習で丸太を渡りきった手越に対し、やればやるだけ悪くなる。体に疲れが積もる40代と評され散々。

結局30回近く練習して一度も渡り切れなかったおじさんは、明日のレースに負けたら引退と宣言する。

絶対に負けられない勝負となった祭り。
しかしそこでおじさんは奇跡を呼ぶ。

祭り本番、焦りから落水する者が続出するなかでおじさんは、初戦準決勝続けて落水することなく丸太を渡りきり決勝戦へと駒を進める。
そして決勝戦、おじさんは途中落水してしまうも、必死にバトンを繋ぎ、続く宮川、手越がその奮闘を無駄にしない力走。
見事イッテQ男子チームが優勝した。

因みに地元新聞で3人の活躍が掲載されるがそのなかでおじさんは
「I can do it!」
「We can do it!」
と下手っぴな英語しつこくで叫び
チームと観客を盛り上げた!
と紹介。
さらに宮川のインタビューで「一番下手っぴな奴を先に行かせたのが勝因さ!」と語られた。



2010年には「イッテQカレンダープロジェクト」の真冬の富士山登頂に挑戦。
御歳45歳という年々老いる身体に鞭打ち、気温-3°という真冬の富士を登る内村。
途中、最低限命を守る術を身に付けておかなければならない三種の神器として、ピッケル・アイゼン・そしてヘルメットが登場。
数々の奇跡を起こしてきたヘルメットパワーを再び起こさんと、内村はヘルメットおじさんに変身。
そして、見事富士登頂をやってのけた。

さらに途中、スタジオメンバーから差し入れられたiPodとパフューム関連のアイテムを使い、
真冬の富士山(しかも登頂途中)ポリリズムを振り付けまで完璧に踊りきる偉業も成し遂げた。
ただし後に体力を無駄にしたと後悔した。



5度目の登場は「橋の向こうに行く祭り」。
前回の祭りから2年のブランクを経て祭りに臨むが、
祭りの肝が自転車の操縦なのに対し、おじさんはどうしても右に曲がってしまい、まっすぐに走れない事が発覚。
祭り本番でも最後の砦として登場するも、わずか2mで落水。
ラストチャンスである2回目では二番手で登場するが、右を意識し過ぎて今度は左に倒れてしまい敗退した。



「橋の向こうに行く祭り」での散々な結果により、祭りから4ヶ月後「ヘルメットおじさん修行の旅」として『ベアフッティング』に挑戦。
水上スキー経験者でも難しいこのベアフッティングだが、なんとおじさんはわずか3日、しかも最終日のラストトライで成功させるという快挙を成し遂げた。

因みにこの企画でもヘルメットは登場したが、ベアフッティング挑戦時には安全の為ヘルメットと同じ色のプールキャップに差し替えられている。

2011年イッテQクリスマスツリープロジェクトではnotヘルメットで作業しようとする一行に安全の為に以下のセリフでヘルメットを被るように促した。
その結果、イッテQメンバー全員が覚醒した。もちろん本家ヘルメットおじさんがリーダーである。



I can do it!
Can I do it?










2014年10月、男三人祭りの企画でドイツの漁師の棒祭りに参戦。
しかし内村は寄る年波による身体の衰えに加え優しい性格ゆえの闘争心・覇気の欠如によって練習で惨敗を繰り返していた。

切っ掛けすらつかめないまま祭り本番を翌日に迎えた宿舎での夜。

突如響き渡る悪魔の囁きに慄く内村。
しかし祭りに勝ちたい、何者にも屈せぬ闘争心が欲しい。

彼はついに、悪魔へと魂を売り渡す……


お前を喰ってやろうかぁ?


ヘルメットおじさんブラック爆誕である。略してブラック。断じてヘルブラではない。
ヘルメットからは禍々しい角が生え、目元や口元には赤いラインが入るなど普段のおじさんから大きく変貌した姿を晒した。
ワインを水のようだと豪語し、「目ぇ突こうぜぇ」と嬉々として言ってのけるなど、
勝つためならば卑怯な手段すら厭わないまさに悪魔の如き外道っぷりを見せた。
しかしブラック状態を維持するのは思った以上に体力を消費するらしく、任意にスイッチOFFできるらしい。


Go to hell …メット!


そして迎えた大会当日。

初戦、3人の中でも最も強いと言われた先鋒・宮川大輔が何もできないまま惨敗するという事態に見舞われる。

早くも追い込まれたイッテQ男子チーム。

負ければチーム敗退が濃厚となり、次鋒のブラックにはプレッシャーがかかる。

チームの命運を握ったブラックは船の舳先へと立ち、戦場へと出陣する。



そこにあった姿は、ありのままの内村光良50歳であった



追い込まれ過ぎてブラックを演じる余裕もなくなっており、試合も惨敗に終わったのだった。

続く大将手越も奮闘空しく敗退、3戦全敗で予選敗退となった。

総括ではブラックが憑依し、ブラック宮川やブラック手越も登場し、溜まりに溜まった毒をぶちまけたのだった。




2014年11月のカレンダー企画で香港を訪れた際に再びブラックは現れた。
バック転だけと聞いていながらワイヤーアクションまでやらされていることに対してスタッフに不満を述べた。
さらにロケに向けて肉体改造を行っていたために、食の王国香港にいながら食事制限をしていたことで鬱憤がたまっていたのか、暴飲暴食を叫び続けた。
そして宿泊するホテルの惨状に対する不満を全国の視聴者にぶちまけるのだった。

  • 部屋が狭すぎてベッドの上でしかスーツケースを広げられない
  • 金庫かと思ったら冷蔵庫でした(ペットボトルすら入らないミニサイズ)
  • クローゼットは洋服が2枚ほどしかかけられない極薄仕様
  • 縦にそろえないとはみ出る靴箱
  • 身体の幅にジャストフィットのトイレ(トイレットペーパーは座った時の後頭部あたりに設置)

大御所と言ってもいい立場でありながらこんなホテルをスタッフに用意すされてしまう内村のおざなりっぷりがお分かりいただけるだろう。








おじさん「バカヤロウ!お前達、野頭で作業(追記・修正)するつもりか!」
Wiki篭り(…と当時のイッテQメンバー)「え…?」

おじさん「…ヘルメットをつけなさい(⌒~⌒)。」

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最終更新:2023年05月01日 19:19