スーパーファミコン

登録日 :2010/05/16(日) 22:02:15
更新日 : 2017/09/25 Mon 16:37:06
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任天堂が1990年11月21日に発売した、ファミコンに次ぐカートリッジ取り替え式の据え置き型TVゲーム機。
略称はスーファミ、SFC。
当時の価格は25,000円。
ローンチタイトルは、スーパーマリオワールドとF-ZEROの2本。
間違えられやすいが、スーパーファミコンが正式名称であり、「スーパーファミリーコンピュータ」の省略形ではない。


■発売の経緯
当時セガが世界初の16ビット機のメガドライブを発表し、
任天堂は自社のゲーム機であるファミリーコンピュータで対抗するにはそろそろ限界があるのではないかと感じていた。
そして任天堂は、自社の次世代ゲーム機であるスーパーファミコンを発表した。
時は平成2年、今ここに次世代ゲーム機戦争が始まるのだった……!


■主な性能
ファミコンに比べグラフィックと音源が大幅に向上し、当時はまるでアニメを見ているような映像だった。
今でも2Dグラフィックの映像美は色褪せておらず、作品にもよるが、後のゲーム機である64やGCにも劣っていないと言えるほど。

カセットの差込口に見直しが図られ、形状が変わったことによって端子の接触が安定するようになり、起動性が格段に向上。ファミコン時代のネックだった接触不良によるバグりもほぼゼロになった。

16ビットのCPUに加え、グラフィックの拡大・縮小・回転・モザイク化機能がデフォルトで追加された。この機能はメガドライブには存在しない。
これによって、ゲームのビジュアル的な演出レベルもアップした。
アーケードからの移植作品も完全ではないものの、元のゲームに近い出来に仕上げる事が可能になった。

周辺機器に関してはファミコンのACアダプタが流用でき、ステレオAVケーブルは次々世代機であるGCまで使用できた。
コントローラはI・IIの区別がなくなり、海外版のFC(NES)のようなコネクタへの接続式になった。
右側のボタンにはXYが追加され4ボタンになり、更に上部にはLRボタンが追加され、操作性が増した。
また、ファミコンに続き特殊なコントローラーも数多くリリースされ、マウスやスーパースコープ等の当時としては斬新な代物もあった。

ゲームソフトも大幅に増え1300本以上の作品が発表された。
恐らく任天堂の家庭用ゲーム機でサードが最もヒット作を出したゲーム機ではないかと思われる。

ゲームジャンルに関しては王道の横スクロールアクションやシューティングはもちろん、ストリートファイターII等の格闘ゲーム等がヒットした。
またファイナルファイトのヒットでベルトスクロールアクションの人気に火がつき、多くの作品が作られた。
テキストが見やすく表示出来て、低容量で製作出来るのでサウンドノベルも多く作られたのだが、
現在の作品に比べると演出やCGが劣っていたり基本的にシナリオスキップ・ジャンプや中断セーブが無い等不満な点が多かった。

RPGは大容量のおかげで演出やシステムが凝った作品を作る事が出来た。

ただしSRPGやキャラゲーなど、登場人物が多いゲームではあぶれるキャラもおり、現在の視点ではやや容量不足を否めない感もある。

ボンバーマンやぷよぷよ通等4~5人対戦のゲームも増え、多人数で遊ぶ時マルチタップが必要な作品も多くなった。

また、クソゲーの宝庫と言われがちなキャラゲーも、ファミコンに比べクオリティの高いものが多く作られるようになった。

今でも実機で稼働している家庭は決して少なくはなく、2008年には所有しているゲーム機第3位にランクインした。


■デザイン
濃淡のグレーで統一され、全体的に丸みを帯びた未来的なデザイン。
サイズはファミコンより一回り大きい。
カートリッジのデザインもすべてのソフトで同一のものとなり、違いはラベルのみとなった。

カートリッジ差し込み口にはバネで自動開閉する蓋がついており、ホコリの侵入を防いでくれる。
ファミコンにも蓋はあったのだが、手で開け閉めする必要があり、長時間使わない時に蓋をしておく、程度のものだった。


■兄弟機・互換機
  • スーパーファミコンJr
一部機能をオミットしてコンパクトにした廉価版。のはずだが、販売が終了した当初、突然相場が高騰しプレミア価格になっていたことがあった。現在は落ち着いている。

  • スーパーファミコンボックス
業務用。

  • SF-1
スーパーファミコンを内蔵したテレビ。ライセンスありのファミコン互換機と同様にシャープ製。

  • PlayStation
名前を見て「こんなのあったっけ?」と首を傾げた人も多いだろうが、これは実際には発売されていない。メガドライブのメガCDに相当する周辺機器で、 任天堂とソニーが共同開発 していた。
こいつを開発する際のノウハウが、あのPlayStationへと昇華されて任天堂のシェアを奪った事は皮肉であろうか。
ファンの間では昔から名前だけなら知られていたものの、あくまで企画倒れで実在しないと思われていたが、近年ついに実働する試作機が一つだけ発見されて話題になった。


■主なゲームソフト(任天堂製)


■主なゲームソフト(サード)


■主なゲーム作品(キャラゲー)



現在は既に製造・販売が終了しており、本体・ソフト共に中古でしか入手出来ない。
WiiのバーチャルコンソールではSFCのソフトが配信されていて安価でダウンロードできる。

また、末期には任天堂とローソンの提携による「ニンテンドーパワー」という書き換えサービスが存在した。
これはファミコンにおけるディスクシステムと似たような試みであり、ローソンの店頭でSFメモリカセットというブランクカセット(空き容量は32メガ)を購入し、その容量に収まる範囲であれば、ラインナップの中から好きなゲームを自由に選んで書き換えが出来た。
このサービスは、当時世に出たばかりだったLoppi(ロッピー)の目玉企画でもあり、当時のLoppiの筐体にはスーファミのソフトの差込口があったのを覚えている者も多いだろう。
また、値段も1,000~2,000円と、当時としては良心的な価格設定であった。
後年になってゲームボーイ版のサービスも開始。
ニンテンドーパワーだけで先行配信されるゲームもあったりするなど意欲的な試みであったが、ローソン店頭でのサービスはほどなくして終了。その後も、任天堂が郵送でのサービスを続けていたが、こちらも現在では終了している。

また、ソフトにもよるが、セーブデータがよく死ぬ。ホントによく死ぬ。


■非公認ソフト
SM調教師瞳というタイトルのシリーズも製作された。
もちろんエロゲー、且つ任天堂非公認である。
ただし画面に絵は映らないし結構グロゲーだったりする。
値段は篦棒に高い。


■まさかの新作
2012年2月、スーパーファミコン 新作ソフト がアメリカで発表された。
タイトルは『Nightmare Busters』。
1994年頃からフランスで開発が進められており、かなりの部分まで完成していたようだが、諸事情によりお蔵入りになっていたアクションゲームである。

発売は2014年。最後に発売されたSFCソフトが2000年の『メタルスレイダーグローリー ディレクターズカット』であることから、
実に 14年越しの新作 である。

パッケージやロムカセットは既存品の流用ではなく、一からの生産という謎のこだわりぶり。
いかにスーパーファミコンが愛されていたかの証左と言えよう。

そして、2017年…
日本国内で完全新作ではないが、SFC及び互換機専用のソフトが発売されることになる!
そのタイトルの名は
「改造町人シュビビンマン零」
昔このタイトルを聞いたことがある人もいるかもしれない。
そう、かつてサテラビューにて配信されていたサテラビュー専用タイトルがまさかのSFCロムでの発売となったのだ!
なぜ今更…なぜVCで出さないのだろうと言ってはいけない。
何しろあの超兄貴の「メサイア」のゲームなんだからこれくらいは想定の範囲内であるw

追記・修正は、回転・拡大・縮小にシビレた、データが飛んでトラウマになった、その他ひっくるめてこのハードへの思い出を込めてお願いします。

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