量産型ゲシュペンストMk-Ⅱ改

登録日:2009/09/23(水) 12:00:25
更新日:2024/03/18 Mon 16:30:51
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スーパーロボット大戦OG外伝』に登場する機動兵器

○機体設定

主力機の座をリオンに奪われ、さらに量産型ヒュッケバインMk-Ⅱの量産決定により量産型ゲシュペンストMk-Ⅱは時代遅れの機体となっていた。

しかし、ゲシュペンストの開発に関わった特殊戦技教導隊のカイ・キタムラヒュッケバインの性能を認めつつも、ゲシュペンストがお払い箱になる事に納得が出来ず、
周囲の勧めに従って同じく特殊戦技教導隊の一員だったギリアム・イェーガーと共にゲシュペンストの強化改造案「ハロウィン・プラン」を発足した。
…………別に「お菓子くれ!」とかそういうのじゃないと思う。

ハロウィン・プランの名はゲシュペンストが「幽霊」を意味する言葉であることに引っ掛けたネーミング。内容は簡単に言えば、ヒュッケバインやリオンのような一般量産機ではなく、ベテラン・エースパイロット用の高級カスタム機としてゲシュペンストを量産するための計画。

それによって開発された本機はアルトアイゼンや同じくハロウィン・プランの試作機であるゲシュペンスト・タイプRVのような根本的、かつ大幅な改造ではなく、量産型ゲシュペンストMk-Ⅱそのものの特性を生かしつつ、汎用・整備性を上げた量産機のグレードアップ仕様機。

動力は新型プラズマジェネレーターに換装し、背部にテスラ・ドライブを搭載したことで単体飛行が可能になった。
また、センサー類も改良され、機体各部にはハードポイントが設置された。

近接兵装のプラズマステークを強化改良したプラズマバックラー、新たに開発された射撃兵装のF2W(フォールディング・ツーウェイ)キャノンが装備されたことで、武装面でも旧機体より強化されている。

本機は三機だけ先行生産されていて、それぞれの特徴としては

  • 一号機
指揮官用ブレードアンテナを装備。両腕にはプラズマ・バックラーを装備しており、格闘能力が優れている。
機体カラーはカイ・キタムラ少佐のパーソナルカラーである緑。

  • 二号機
一号機と同じく、指揮官用ブレードアンテナを装備。プラズマ・バックラーは左腕にしか装備されていない。
が、その代わりに各レンジによって使い分ける事ができるF2Wキャノンを装備していて、射撃能力が高い。
パイロットのアルベロ・エスト少佐の意向により、機体カラーは黒に。さらに肩にはアルベロ少佐が隊長を務めるクライ・ウルブズのエンブレムがある。

  • 三号機
一号機、二号機とは違いブレードアンテナは装備されていない。
武装は二号機と同じ。
機体カラーは赤で、肩にはクライ・ウルブズのエンブレムがある。


○機体情報

カイ・キタムラ専用機(一号機)

形式番号:RPT-007K-P1
全長:21.9m
重量:78.5t
パーソナルカラー:緑
パイロット:カイ・キタムラ

主な武装

  • スプリットミサイル

  • メガ・ビームライフル

  • ネオ・プラズマカッター


必殺技

  • ジェット・マグナムS
またの名を「背負い投げジェット・マグナム」
タックルで敵機に突撃、ラッシュから背負い投げ、打ち上げた敵をジェットマグナムで決める連続攻撃。
ちなみにモーション自体はOGクロニクルの「踊るゆりかご」で出てきた。
カイはこの技を量産型ゲシュペンストMk-Ⅱで使用した。
それがファンから好評だったがための本編登場であろう。

  • ジェット・ファントム
かかと落としで切り込み、量産型だというのに主役機かと言いたくなるくらいのオーラを立ち昇らせてラッシュしていき、プラズマバックラーのストレート二連撃でトドメを刺す連続攻撃。
タイプGでは、プラズマバックラーでタコ殴りにした後両膝のプラズマステークで膝蹴り乱打しながら打ち上げ、落ちてきたところをアッパーで決めるようになっている。

量産型ゲシュペンストMKーⅡ自体改造されて、下手な専用機より強力かつ使い勝手が良いので、これまたゲシュペンスト乗りが増えてギリカイのお二人も喜んでるかも知れない。


アルベロ・エスト専用機(二号機)

形式番号:RPT-007K-P2
全高:21.9m
重量:77.0t
パーソナルカラー:黒
パイロット:アルベロ・エスト

主な武装

  • スプリットミサイル
  • メガ・ビームライフル
  • ネオ・プラズマカッター

  • F2Wキャノン


ヒューゴ・メディオ専用機(三号機)

形式番号:RPT-007K-P3
パーソナルカラー:赤

主な武装

二号機と同一


スーパーロボット大戦MXの前日談の展開上、クライウルブズの2機は大破するのが見え見えだったため、
「そんな奴らによこすくらいならカチーナラッセルによこせ」と思ったプレイヤーも少なくないとか…


○ゲーム中の性能

基本性能も悪くない上に強化パーツスロットが4つなのでいくらでも主力級に化けられる。
何より、高性能機の癖に汎用カテゴリーにはいるため、10段改造が最初から可能なのだ。最終的な性能はヤルダバオトすら超える。(補助性能と武装面でやや劣るが)
オリジナルのゲシュペンストMk-Ⅱも真っ青である。元々青いけど。
…というわけでわざわざ「外部の意見が欲しい」という理由まで付けてクライウルブズに回し、カチーナとラッセルの手に渡らなかったのはそんなバケモノを3機もプレイヤーに渡せるかというのが多分正しい。
ジェットマグナムSとジェットファントムで十分戦えるので、他の武装はそれほど必要でない。
現時点でゲシュペンストRVと最強のゲシュペンストの双璧を成していると言える。


プラモでは一号機と二号機が変態企業のコトブキヤから発売。


そして第2次スーパーロボット大戦OGにて遂にカチーナ・タラスク専用ゲシュペンストMk-Ⅱ改、我等がイージス・ラッセル専用ゲシュペンストMk-Ⅱ改、
ラーダ専用ゲシュペンストMk-Ⅱ改が登場した。また、カイ・キタムラの専用機を先行試作型から正式量産型に切り替えている。
正式量産型は汎用パーツのタイプN、格闘パーツのタイプG、砲撃パーツのタイプCに換装可能。
というか、どうやらある程度量産が確定したらしい。外伝の性能で量産とかガチすぎますやん! と臥薪嘗胆していた亡霊どもは歓喜に打ち震えたことだろう。
さすがにゲーム的には外伝の性能を完全維持とまではいかなかったが、それでも普通に高性能。
スーパーロボット大戦OGダークプリズンにも頭部センサーを強化したアルバーダ専用ゲシュペンストMk-Ⅱ改が登場した。

対抗馬のリオンシリーズもどっかの小物がを見た浪漫兵器搭載したり、割れた眼鏡の技術力を投入して異常な機動力発揮しまくりだったりする。
リオンシリーズとゲシュペンストシリーズの抗争はどこまで行くのだろうか……?


Another Century's Episode Portable』では正式量産型がスパロボに先駆けて先行登場しているが、色違い・武器違いで合計15機もの水増しが行われている。
ただでさえ登場機体数が少ないにもかかわらず初代OG並のゲシュペンスト祭りの開催を強行したことはプレイヤーの反感を買い、このゲームの不評な要素の1つに数えられてしまっている。


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最終更新:2024年03月18日 16:30