ソーディアン(テイルズ)

登録日:2010/12/04 (土) 22:41:39
更新日:2024/03/07 Thu 00:23:08
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○概要

ソーディアンとは、ゲーム『テイルズ オブ デスティニー』に登場する架空の武器である。
ゲーム本編よりおよそ1000年を遡って天地戦争時代に作られたもので、コアには特別に加工したレンズを使用しており、「晶術」という魔法的な力を地上軍にもたらした。
スーパーミラクル(以下略)レンズは6本揃えばリアラの聖女の力の源として時間転移すら可能にしてしまう強力な代物である。

正式名称は『局地戦用兵器ソーディアン』
人間の意識を投射し、使い手の精神と完全に同調し、意志の疎通が出来る超画期的な『喋る剣』である。
ただしその声はマスター(の資質を持った人間)にしか聞こえないため、ソーディアンと話している姿は、端から見れば電波を受信してる人不思議な人。
ヒューゴ・リオン・ルーティの近縁がみなソーディアンの声が聞こえることや、D2でソーディアンマスター2人の息子であるカイルにもソーディアンの声が聞こえていることから、ある程度遺伝性があるのではないだろうか。
DのアナザーストーリーのドラマCDでは遺伝性があると明言されている。

ちなみに、Dの世界で晶術を使えるのはソーディアンマスターのみで、Dの18年後を描いた続編『テイルズ オブ デスティニー2』の「晶術」は厳密には晶術ではなく「晶術 的な力 」である。(共通点はどちらもレンズを使うということだけ)

天地戦争終結後、オリジナルメンバーとコアクリスタルに投影された人格との相互干渉により精神に悪影響が出るという理由で、様々な場所に散らばり封印されることになった。
この時の経緯についてはディレクターズカットのコミカライズ『儚き刻のリオン』に詳しい。

※ドラマCDとPS2リメイクで担当した声優を併記

ディムロス(CV.置鮎龍太郎)

「わたしはお前に力を貸そう。だからお前も、わたしを信じろ」
「君たちのいる未来が創れるなら、我々も大したもんじゃないか!」

○オリジナル
オリジナルの人格は天地戦争時代に地上軍の将校であったディムロス・ティンバー
青く長い髪の男性で階級は中将。DJCDに収録されているミニドラマでは28歳ぐらいではないかとスタンに推測されている。
ユンカース隊という部隊を統率しており、軍の人事権をも掌握している。
『トゥルーパー(突撃兵)』『突撃兵団』『核弾頭』など…大丈夫かこの人と疑いたくなる異名をいくつも持つ。とはいえそれ相応の極めて高い実力を有している。
地上軍を預かる重責ゆえは普段は冷静に振る舞うが、その実熱い心の持ち主で、扱う昌術も炎系が中心。
とりあえず先頭に立ちたがるところがあり、リーダーシップもある、典型的レッド体質。
地上軍に彼を慕う兵士が多いのは、単に強いからというだけではなく、作戦前は必ず部下に「生きて、帰ってこい」と告げる熱さと優しさを持ち合わせているからだろう。親友のカーレルも「部下への配慮はディムロスの専売特許」と評している程である。

しかしD2で登場した際は絶対に失敗が許されないソーディアン開発チーム(とアトワイト&クレメンテ)の救出作戦を前に非常に切迫しており、徹夜続きの地図作成班を急かしたり(ハロルドの意向で半ば強引に参戦してきた一般人相手とはいえ)カイル達に高圧的な態度をとったりしていた。
またその作戦の終盤で因縁の相手バルバトスにアトワイトが誘拐され、軍全体の命運と天秤をかけた苦渋の決断で彼女を見捨てる選択をした際にはカイルに腰抜け呼ばわりされてしまった。
彼はそれを受け容れつつも内心は彼女を救いたい想いを捨てられず、結局はハロルドに上手く乗せられた形で軍規違反を侵してまでアトワイトを救出するのだが、皮肉にも世界と引き換えにリアラを消滅させることを選んだカイルとは対照的な結果となっている。

ドラマCDではカイル達がやってくる前にアトワイトが攫われており、入隊試験としてカイルとの一騎打ちを行いカイルの奥義で追い込まれて激昂、カイルを本気で殺すつもりで襲いかかったり、イクティノスにアトワイトを見捨てる選択の肯定を暗に求めていたり、より精神的な葛藤が描かれている。
しかし最後はカーレルの死の運命を理解して尚自分たちの戦いを貫く英雄としての雄姿を見せ、ハロルドに「カイル達と共に未来に逃げたバルバトスを倒せ」と命令する事でカーレルの死に直面させないようにするナイス配慮を見せる。

因みに一人称がしょっちゅう変わっており、PS版、『ファンダム Vol.1』では「私」、PS2版では「我」、PS2版の回想シーンでは「俺」となっている。
(回想に関しては、本人の老成によって一人称を変えたものと思われる)

テイルズ オブ バーサス』ではどういう因果か人間態でスタンと共に活躍していたが、バルバトスに破れて命を落とし、バルバトスへの復讐心を糧に精神を剣に映すという数奇な運命をたどる。

テイルズ オブ ザ レイズ』ではプレイアブルキャラクターとしてディムロス・ティンバー本人を操作でき、宴会芸にもぴったりの「テイフェスのアレ」を頭に装備することもできる。
『ザレイズ』の料理オーダー機能によって肉と卵が好物であることが明らかになった。

○ソーディアン
天地戦争終結後はセインガルド王国(ドラマCDではセインガルド王国内の祠の中)で管理されていた。
現在のマスターはスタン・エルロン
飛行竜「ルミナ・ドラコニス」で輸送中に出会ったことにより、彼らの、果ては世界の運命が大きく変わっていく。
長い時代を過ごしたことで老成したのか作中は結構落ち着いているが、コングマンの挑発に乗せられたり、「なまくら」呼ばわりされキレたり、リリスに振り回されたりなんだかんだ人間臭い部分がある。
関係を表現するなら、ディムロスは抜けているスタンをフォローする兄貴分といったところか。
リメイク版では終盤にディムロス本人とスタンが対峙するイベント戦が追加されており、戦闘曲「Common Destiny」と共に熱いイベントとして高い評価を得ている。
ディムロス戦はパチスロ版で少しだけアニメーション化された。パチスロでは「やくもの」としても活躍し、めちゃくちゃしゃべる。

コラボで頻繁に登場する武器でもあり、『ファンタジア』『エターニア』『アビス』『ケロロRPG 騎士と武者と伝説の海賊』果ては『グランブルーファンタジー』にも「S・D」という名前でよく似た炎属性の剣が登場する。
ちなみに「S・D」という名前の由来は『ファンダム』で、スタンの誕生日プレゼントとしてリリスが渡した際にその場で考えついたもの(実際はオリジンによって修復され、会話もできる本物である)。「ソーディアン・ディムロス」を略した言葉である。


アトワイト(CV.宇和川恵美)

「だけど私は、そんなあなたを愛しています! ・・・あなたが来てくれて 私、本当に・・・・!」

○オリジナル
オリジナルメンバーは天地戦争時代の地上軍で衛生兵長を務めていたアトワイト・エックス。ソーディアンチーム唯一の女性である。
衛生兵らしく白い帽子と白い衣装を着ており、紫色の長髪に赤いガラス玉のようなアクセサリーを身に着けている。いのまたむつみ氏によればディムロスとともに意図的にシンプルな服装にされているとのこと。
DJCDでは「どうせ私は1026歳よ」と拗ねている台詞があり、人格が投影されたのはおそらく1000年前のそのぐらいのお年頃。
階級は大佐。クレメンテの主治医でもあり、彼女がチームに参加する要因となったのは彼が老体に鞭打って戦うと言って聞かなかったためである。

衛生兵長と言うこともあり、癒しの昌術を使う。攻撃面でも優秀な水属性を駆使し、他のソーディアンに引けを取らない。

Dではルーティにディムロスとの関係を詮索されても「ただの同僚」ととぼけていたが、D2では「ディムロスの恋人」という設定が追加された。
部隊内恋愛については周囲に伏せていたらしいが、少なくともシャルティエには目と目の会話でバレバレだったようである(ドラマCDでは兵士たちからも公認)。
蘇ったバルバトスを前に臆せず、自分を助けるために軍規違反を侵したディムロスに張り手を見舞う気丈さを持つ。(ドット絵ではグーパンしているようにしか見えないが)。だがその直後緊張が解け、冒頭の台詞と共にディムロスにしなだれかかるのはD2の名シーンである。

ドラマCDではバルバトスが豪語する英雄観の矛盾を痛烈に指摘し、「あなたはディムロスに勝てない、それどころか自分(バルバトス)が信じる英雄ですらない」と非難しバルバトスを戦慄させたが、それが彼がエルレインの楔を断ち切り自身が信じる英雄と化すきっかけになった。このときにアトワイトが語る英雄の定義はディムロス・ティンバーその人であり、カイルがリアラにとっての英雄となったことと重なる。
冒頭の台詞も涙ながら零す形になっており、気丈に振る舞っても恐怖に苛まれていた事が暗に伝わっている。

『テイルズ オブ ザ レイズ』でリビングドールにされたり、おっぱいお姉さんに憑依されたり、またバルバトスにさらわれたりした末にプレイアブルキャラクターとして参戦。セクシーなミニスカサンタ衣装が追加された。
魔鏡技の「インブレイス・クレイドル」はルーティのインブレイスエンドの演出を踏襲したものとなっている。

○ソーディアン
現在のマスターはルーティ・カトレット
母クリス・カトレットによってルーティと共に孤児院に預けられたため、おそらく現在のソーディアンチームで一番長くマスターと時間を共にしているのはアトワイトだろう。
矢島さら氏の小説版では、天地戦争後はシャルティエとともに古代遺跡に安置されていて、後にヒューゴにより発見された設定となっている。
リオンとルーティの関係については「推察はできるが確信が持てなかった」とも「知っていたが、あえて真相を黙っていた」とも解釈できる。
暴走しがちなルーティを優しく、時には厳しく諭す、姉のような(もしくは母のような)存在。


シャルティエ(CV.石川英郎)

「やあ僕シャルティエ!坊ちゃん『』魔の手から救ってくれてありがとう!一生ついて行くよ!!」

○オリジナル
オリジナルメンバーはピエール・ド・シャルティエ
天地戦争時代は少佐(ドラマCDでは師団分隊長)というなかなかの地位にいたが、ソーディアンチーム内では一番格下だった。D2では彼の日記を読むことができるが、「バカにした奴らを見返してやる」と僅かな文章からネガティブゲイトが渦巻いている。
D2のドラマCDでのソーディアンチーム結成の号外によると「潜在能力の高さを見込まれて大抜擢された若きホープ。 ただし階級が低い事をコンプレックスとしており、卑屈な態度が散見されるのが今一つ。

仮面「…的確な分析記事だな」
シャル「ひどい!」

資質的、実力的に十分ソーディアンチームに選ばれる程の天才であったが、階級差や年齢差(シャルティエが一番年下)、本来の臆病で消極的な性格のため思い苦しみ、「なぜ自分が選ばれたのか…」と常に考えていた…というのが初期の設定。

ドラマCDでは結構出番が増えているものの、ソーディアン開発チーム救出作戦にて戦場のド真ん中で名乗りを上げて的にされかけカーレルに救われからかわれたり、ハロルドが『自分の部下』という理由でカイルたちを強引に最高作戦会議に出席させているのに対し「どこの馬の骨とも分からない者が同席してるのは納得出来ない」と(機密保持の観点から見ると正論ではあり、リトラー以下過半数の将校が賛同の意を見せている)と発言するもカーレルにたしなめられたり
、自分のソーディアンだけ装飾を豪華にして欲しいと希望を出してはハロルドの却下の一言で撃沈させられ、調子をこいてはクレメンテにしばかれる情けない一面が目立つ。

しかし最終巻でのダイクロフト攻防戦ではジューダスと華麗な連携を披露し彼の実力を超絶上から目線とはいえ認め、カーレルの死の運命にも折れずに戦う意思を見せ、
カイルとフォルトゥナとの決戦を直感して「あの仮面の小僧が居るならハロルドはきっと大丈夫」だとディムロス達に太鼓判を押したりいい所も見せる。

うってかわって『テイルズ オブ ザ レイズ』では、ついにプレイアブルに昇格するもののディムロスに振り回される苦労人ポジションが板についてしまう。物理攻撃中に敵の攻撃を受け流すとゲージ増加・回復できる特殊な仕様が採用されている。
「金髪にも銀髪にも見える色」という解釈のもと、DとD2どちらも再現できる2種類のコスチュームが用意された。『ザレイズ』の料理オーダー機能によって魚と野菜が好物であることが明らかに。

○ソーディアン
1000年経ったせいか登場時には卑屈でも臆病でもなくなって、かつての上司相手にも物怖じせずよく軽口を喋るキャラになっている。PS版のとあるバグでは↑の凄い暴言を吐いた。

天地戦争後の設定には諸説あり、矢島さら氏の小説版ではアトワイトとともに古代遺跡に安置され、リメイク版ではアクアヴェイル公国・シデン家の宝刀であったが10年ほど前に盗まれた、とされている。

何故かPS2のリメイクではかなり手を加えられており、更には立ち絵も金髪から銀髪に変更された。
変わらないのは地属性の昌術を扱うことと、現在のマスターであるリオン・マグナスへの忠誠心くらいか。
PS版の攻略本にて、ファミ通版では青銅っぽい色、ナムコの公式ガイドブックでは金色で彩色されている。

『儚き刻のリオン』ではソーディアン・シャルティエのピコハンの白い悪魔「意思を持つ兵器」としての葛藤がより掘り下げられている。
ダイクロフトでの決戦に際して、突入時に肩を負傷したことから足手まといになろことを懸念しひとり殿を務めようとするシャルティエ。ディムロスに「お前は『兵器』などではない、『人間』で大切な『仲間』だ」と力強く励まされるも、その言葉は「武器」であるソーディアン・シャルティエには響かず、リオンと出会い心を通わせるまでの1000年あまり鬱屈を抱え続けることになった。

最期までリオンのもっとも近くにいたというキャラクター性のためか、コミカライズやドラマCDなどリオン中心のスピンオフでは語り部となることが多い。

そのデザインをよく見ると刀身の剃っている方向とナックルガードの方向が逆向きに付いてたりする。その為、実際に剣として持つのが極めて困難な形状をしている。
公式イラスト(いのまた氏のイラストも含む)では「かなり無理な持ち方でそのまま持たせる」「刀身の方向を逆に変えて持ちやすい形状にする」「そもそも鞘にしまって持たせない」といった形で処理されることが多い。
但し、基本的には刀身が逆に持ちにくい形状が正しい形状らしく、デザインが変更がされた訳ではない模様。

クレメンテ(CV.八奈見乗児)

「たしかに非情な決断かもしれんが人の上に立つ者は時にこうした難問に直面することがある。そのつらさを おまえさんもわかってやって欲しい」

○オリジナル
オリジナルメンバーはラヴィル・クレメンテ。
天地戦争初期の英雄であり、ソーディアンチームが結成されたときには軍の最高幹部にまで上り詰めていた。チームの面々からは「クレメンテ老」、ハロルドからは「じいさん」と呼ばれている。ゲーム内で触れられることはほとんどないが生物工学を専門とする科学者でもある。
彼の頑固な性格が主治医・アトワイトをソーディアンチームに引っ張りこんだことから、チームがむさくならずに済んだのは彼の功績とも言える。
D2でのカイルの腰抜け呼ばわりに対しても↑の台詞で諭している(カイルにはあまり届いていなかったようだが)。

亀の甲より年の功とはよく言ったもので、最年長の知恵や経験はソーディアンチームの勝利に大きく貢献した。根暗なシャルティエに喝を入れ、ディムロスの暴走を食い止め、変人ベルセリオスさえうまく動かしたという。
(ソーディアンチームでまともなのはアトワイトとイクティノスだけか)

ドラマCDでは老獪であるが故のマイペースさが強調されており、のんびりした自己紹介をしてハロルドに「年寄りは話が長いんだからもう」と辟易させたりしている。また調子をこいたシャルティエを2回ほど折檻している。一方共に天上軍に囚われたアトワイトをまったりと諭して励ましたりディムロスとの不器用な愛情表現を笑って見守ったり、年の功を感じさせる振る舞いも見せる。

○ソーディアン
天地戦争後は海中に沈められたラディスロウに安置されていた。
PS版雷属性、PS2リメイクでは光属性の昌術中心だが、無属性や全体攻撃用の大規模な昌術も使いこなせる。その代わり剣としては軽くて切れないらしい(それでもフィリアは引きずっている)。
現在のマスターはフィリア・フィリス
フィリアを選んだのは、『どうせならぴちぴちの若い娘がいい』というどうにもアレな理由。ソーディアン・アトワイトと再会したときにもデレデレしており、ルーティに警戒されている。英雄色を好むとはこのことか。

クレメンテは好好爺然に振る舞いながらもフィリアのことを娘、ないし孫のように気にかけており、フィリアもまた、人生の大先輩としてクレメンテを尊敬しているようである。彼女をマスターに選んだのも実際は彼女の素質の高さを見抜いたが故…なのだろうきっと(実際フィリアは魔法砲台としてすさまじい素質を発揮するし)。

エターニアではテイルズクイズ上級編の出題者として出演する。
切っ先を下に自立し、ピョンピョン跳ねて登場するなど、ついに運動能力まで手に入れてしまった。

イクティノス(CV.松野太紀)

「ディムロス中将が下された判断はあの状況下において、もっとも的確でもっとも合理的なものだった。私は軍人として彼の行動を支持したいと思う・・・・」

○オリジナル
オリジナルメンバーはイクティノス・マイナード。
D2→PS2版Dで茶髪から金髪にデザインが変更されている。
天地戦争時代の階級は少将。30代で将官に任命されており有能さがうかがえる。
合理性や知略を重んじ、熱血や感情論は好まない。
本人はディムロスと根本的に違い、一生関わり合いにならないと思っていたらしい…という設定は本編ではほとんど生かされなかった。
ラディスロウではシャルティエと同室を与えられており、女性の写真を入れたペンダントを部屋に置いている。
クレメンテとは対照的に機械工学を専門にしており、ドラマCDではクレメンテにも分からない装置の解説や操作を担った。

他のソーディアンチームにくらべるとかなり無口だが、天地戦争時代の部下からは「根はいい人」と称されている。ドラマCDではディムロスと共にダイクロフトでバルバトスと闘い、上記のシャルティエの大口にも理解を示してディムロスにカイルらの実力を試すよう促したり、葛藤するディムロスの問いかけに口ごもってしまったり、ディムロスに楯突いたカイルを「本当にあの人の馬鹿が移ったようだ…」とあえて見逃すなど見せ場が増えている。

○ソーディアン
天地戦争後はファンダリア王家(イクティノスの子孫が建国したという設定がある)の宝刀となった。
イクティノスの存在は中盤で判明するのだが、その時点で一部損傷しており装備出来ない。喋ることも出来ない。挙げ句途中で奪われる。喋れない間は相当しんどかったらしい。

装備出来るようになるのは第二部開始後、ヘルレイオスのイレーヌ戦後…中途半端もいいところ(他のソーディアンとのレベル差もすごいことに…)
マスターであるウッドロウが第一部終盤で復帰してくるせいでただでさえレベルが遅れているというのに…
しかしオリDではダークシール、デモンズシールを装備しても晶術は使用可能なのであまりデメリットなくLV上げが可能。頑張れば最終決戦までにLVが追いつき高い突き攻撃力を活かせる。
ちなみにこの故障したイクティノスを装備する手段もある。
この場合もディスクは装備できず表示が少しおかしくなったりするが、レベルアップするし能力も育つので普通に使えたりする。
DのドラマCDではこのレベル差に言及してると思われる場面があり、修復直後にヒューゴとの戦いに臨んだ事もあり劣勢になった際は「目覚めたばかりで力が上手く出せない」と詫びている。

ベルセリオス

「使い手は私・・・・ 人格はハロルド・・・・ 私とハロルドは、いかなる時も共にある
 それが私の力となるんだ」

○オリジナル
オリジナルメンバーは双子のベルセリオス兄弟(兄妹)。弟はTOD発売当時の書籍での設定、妹はTOD2で新たに追加された設定。なに、気にすることはない。
ソーディアンチームで剣を扱っていたのが天才軍師と名の高い、兄のカーレル・ベルセリオス中将、ソーディアンに投射された人格が、史上最高の頭脳と賞される弟(妹)のハロルド・ベルセリオス大佐。
どちらも地上軍に勝利をもたらした天才と称された。
しかし、弟(妹)のハロルドがマッドサイエンティストであり、ソーディアンとして永遠に生き続け、世界征服をしようとしていたことを兄は知らなかった。D2だとそんな事を考えてすらなかったらしい(疑惑がある)。

子供っぽく、隙あらばデータ採集に走るハロルドとは対照的にカーレルはいたってまともで穏やかな性格。身元不明のカイル一行に自分の部屋を使わせてくれるほか、気が立っているディムロスのフォローも欠かさない。(余談だがベルセリオス兄妹の年齢は23歳のため、チーム最年少のシャルティエの年齢は22歳以下と推測される。)

カーレルはミクトランと刺し違えて殉職するという壮絶な最期を遂げる事がD2で明かされ、ゲームではそれを知られないよう徹底的に伏せられていたがドラマCDではバルバトスにそれを予言されカイルから「未来は変えられる!」と説得されるもそれを「…変えない。」と拒否し、「未来はここにある、ここから始まる」「今自分に出来る事を全力でやり遂げる。その先の運命に杞憂しても仕方が無い」と自らの運命から逃げることはなかった。
そしてそんな彼の決意に続く他のメンバー達の雄姿はカイルが目指す真の英雄の体現であり、それに感銘を受けたバルバトスはエルレインの最後の命令に逆らい彼らを友と認め、カイルに現代から18年前の過去での決戦を宣告して時空移動するのだった。
ゲームと違い彼の死が直接描かれることはなかったが、カイル達の最終決戦直前に挿入されるソーディアンチームの一幕から運命どおり殉職した事が分かる。

○ソーディアン
天地戦争後、ソーディアン・ベルセリオスは失われたとされていたが、傷ついた核の所為かハロルドとミクトランの精神が結びつき(意気投合した、という説も?)、スタンたち現在のソーディアンチームの前に立ちふさがることになる。
光と闇属性を使いこなせるすごい剣であり、ソーディアンの中では一番でかい。更に刀身も黒く、中二的な心がくすぐられるデザインになっている。

『テイルズオブザレイズ』でハロルドが参戦した際の魔鏡技(従来のシリーズにおける「秘奥義」のようなもの)ではどこからかソーディアン・ベルセリオスを召喚し光と闇の力を開放する。そして「やっぱキャラじゃないわね~」とあっけらかんとした調子でどこかに送還してしまう。

シャルティエ同様、刀身とナックルガードが逆についたデザインとなっており、普通には持てないデザインとなっている。
OPムービーでも1カットだけ登場しているが手元を見えない構図にすることで対処してたりする(持ち主を隠すという目的も入っていると思われる)。
シャルティエと違って中々公式イラスト自体が描かれることがないが、シャルティエ同様にイラストによっては持ちやすい形状に手直しされているものが有る。


追記修正はソーディアンと会話できる方に任せることにします。

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最終更新:2024年03月07日 00:23