東京ガス/東京瓦斯

登録日 :2012/03/08(木) 17:05:43
更新日 : 2017/05/10 Wed 16:35:15
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東京瓦斯/東京ガス株式会社は、東京都に本社を置き、東京都のほぼ全域と神奈川県、山梨県の主要都市と千葉県下総、安房地区を事業地域とする、
国内最大手の一般ガス・都市ガス事業者。

東京電力を除く発電事業者では、関東地方最大の発電量をもつ発電所を保有。

よく混同されるが東京電力とは関係ない。

明治から続く老舗企業でもあり、戦争中も政府からの干渉を受けずに、黙々とガスの供給を続けていた。筆頭株主は東京都。

これは、創業当時東京都ガス局から施設をそのまま移行した名残であり、
東京ガスは他にも公営ガス局から引き継いだ施設が多数あるため、川崎市や横浜市も主要株主になっている。

自家発電の関係で、テレビ朝日や日本テレビも大株主であり、キリンビールなどのビール会社も同様。

ライバルは東京電力とLPガス事業者。
ただ、LPガス事業者とは、災害基本協定を結んでおり、よきライバル関係である。


なお、東京ガスの「ガス」は当て字の「瓦斯」を使っているのが正式名であるが、東京ガス自体は「東京ガスでよい」としている。

お隣の千葉県北部を事業地域とする京葉ガスは、東京ガスの連結子会社。

ガス管が旧江戸川と木更津市付近で東京ガスと相互に繋がっている。長野県ガス企業局、静岡ガスとは業務提携を結んでいる。
山梨県経由のガス管で接続されており、事実上、東京、千葉、神奈川、山梨、静岡、長野は都市ガス網を共有している事に。


東京電力品川火力発電所は、コスト削減のため東京ガスから都市ガスを購入し、発電機を回している。

また、川崎天然ガス火力発電所(川崎市)は東京ガスと川崎市との合弁企業が運営しており、
PPS・新規電力売電企業の一つ・東京ガスパワーステーションも、東京ガスの100%子会社であるこの会社もPPSである。


総発電量は二つの会社で500万キロワットはゆうに越える。現在は、二つの会社とも増設を急いでいる。
また、東京ガスとしてもビルを自家発電に変えたいという企業に積極的に営業を行っている。


売電先は全て東京電力。

北海道ガスの筆頭株主。
共同で天然ガスを調達していたりする。

大手ガス器具メーカーのリンナイとパロマ、ノーリツにガス製品の開発と製造を委託してOEM供給を受け、自社ブランドとして販売している。
近年までは、ガスターという東京ガスの子会社が、製造販売をしていたが、リンナイに工場を譲渡している。

サッカー・JリーグのFC東京の前身は、東京ガスフットボールクラブという名前であるため、現在もクラブを運営している。

東京電力福島第一原発事故により、火力発電所の売却にいち早く手を挙げた。品川、横浜、南横浜、横須賀の各火力発電所が欲しいと打診している。
(横須賀火力発電所は重油・軽油・都市ガス混合であるが、ほかは都市ガスか天然ガスが燃料である。横須賀は全て都市ガスに置き換えたいらしい)

また、東京ガスパワーステーションは、東電の子会社である東京発電に管理を委託しているが、東電に東京発電を買い取りたいとも打診している。

他の石油や石炭を燃料にしている火力発電所は、石油元売り大手などと調整するとしている。

東京ガスとしては、東電からの譲り受け以外で、700万キロワット以上の発電所の建設をするとしている。


余談

子会社の東京ガスライフパルではLPガスも扱っている。

また、LPガスしか普及していない地域で、都市ガスを引っ張りたいというところがあらわれた場合、
今後の場合も考えての事もあるが大掛りな工事で引っ張ってくれる。

これは、LPガスより都市ガスのほうが割安でクリーンという謳い文句のもと、かなり以前から行われており、
顧客には基本的に一般的な工事代金、つまりガスの本管から家庭などへの引き込み料金しかとらない。(公道での工事はあくまで東京ガスの負担)
発電機を開発する関係で、日立製作所や三菱電機、パナソニックなどと取引関係があり、パナソニックと合併する前には三洋電機とも蜜月関係であった。

また、東芝とも取引をしている。シャープなどの家電大手とは、ガス洗濯乾燥機の開発などで親交が深い。


今後は横浜市、川崎市、神奈川県、東京都と共に、第三セクター方式のPPSを作り、東電に対抗したいとしている。



追記・修正願います。

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