ギリアム・イェーガー

登録日:2009/05/27(水) 14:36:28
更新日:2023/02/10 Fri 09:54:59
所要時間:約 4 分で読めます






「メインターム・アクセス!」
「モード・アクティブ!」
「CALL!GESPENST!」


バンプレストオリジナルのキャラクター
初出はSFCヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス
第4次スーパーロボット大戦』よりスーパーロボット大戦シリーズに登場
声:田中秀幸


【ヒーロー戦記】

ヒーロー戦記の主人公の一人であり、「α部隊*1」という特殊部隊に所属していたが、のちに「ゼウス」に配属された。予知能力を持っている。

プレイヤーキャラクター時は、ゲシュペンストというパワードスーツをパーソナル転送システムにより呼び出し戦う。
高火力、高燃費の武器が多く、ボス戦では重宝するが、あまり多用できないため使いどころが難しい。

ゲシュペンストを呼び出す際、
「こういうのは好きじゃないが…コール・ゲシュペンスト!」
と言いながらも案外ノリノリである。

1年以上前の記憶が一切なく、演習場に記憶喪失で倒れていたところを「α部隊」により保護されたため、出生については謎が多い人物である。
一見すると理知的で冷静そうな人物だが、情に篤く熱血漢であり、突撃屋だったりもする。

過去の記憶がなかった影響で、α部隊のメンバーを家族同然に慕っていたが、ゼウス配属直後にα部隊が壊滅する未来予知をしてしまい、実際α部隊はテロ鎮圧に向かった先でショッカー地獄大使/ガラガランダによりメンバーはすべて殺害される。ゼウスメンバーとして、そして仲間の仇討ちとして地獄大使と交戦後、怒りのあまり逃走した地獄大使を追い単独行動をとるが、返り討ちにあいショッカーの基地に監禁される。

後にゼウスのメンバーに救出され戦線に復帰するが、ショッカー残党によるビル立て籠り事件の際、倒壊寸前のビルに取り残された少女を捜索中に行方不明となる。
彼本人としては、少女をゲシュペンスト内部に保護させるところまでは予定通りであり、本来なら自身もそのまま無事にビル崩壊をやりすごすつもりだったが、少女から無くしたぬいぐるみのヒューイを探すよう頼まれたことで、ゲシュペンストを降りて探していたところ、その最中にビルが崩落したため、生還は難しいと思われていた。

しかし、ビル倒壊に巻き込まれた彼はどうにか生き延びていた。それでもゼウスのもとへ戻らなかったのは、壁が崩れた際に頭を打ったショックで記憶が戻っていたからだった。
なにしろ、彼が思い出した本来の使命は、予知能力により察した「世界の破滅」を食い止めるために、一度世界を徹底的に破壊したうえで、まったく新しい秩序を組み立て、すべての生物が分け隔てなく暮らせるユートピアを作り出すことだった。
彼は記憶を取り戻したのちにアポロン総統を名乗り、そのカリスマ的手腕により各地のテロリストを纏め上げているが、これも来るべき再生のための破壊に必要だったからである。*2
だがその行動は、ゼウスメンバーとは相反するものだったのである。



【スパロボ】

第4次では紫色の、スパロボFでは現在と同じ青色のゲシュペンストMk-Ⅱを駆り、F前編では機体を主人公に渡さずに見せびらかして去っていき、ユーザーから反感を買った。
OGでは旧教導隊のメンバーとして登場する。

因みに、旧教導隊最年少の「自称27歳」(長命種であるため年齢を詐称していると思われる)

OG1では多少謎めいた人だった。
OG2でヒーロー戦記の後にシャドウミラーがいた世界へと転移し、ヘリオス・オリンパスと名乗って愛機を改造したシステムXNで戻ろうとしたものの失敗し、こちらの世界に転移していたことが明かされる。
その後システムXNを完全稼働さる為に彼を追ってやってきたシャドウミラーと決着をつけた後、システムXNを破壊した。

OG外伝以降はすっかり裏方担当。敵の偵察から、曰く付きの元敵キャラだったり、過去の経歴がないキャラの自部隊編入への手続きを一手に引き受けている。
(イルムが、経歴が抹消されているイングを入れて、新しい部隊(PTXチーム)を作ろうと提案しているのだが、その時の手続きはギリアムに頼むと語っている)
鋼龍戦隊が大統領汚名を着せられた時は、彼が裏で連邦の上官と掛け合って、戦隊の支援をやってもらっている。
勿論、裏方担当だけでなく、ちゃんと自軍に参加して前線に立つ。それどころか、部隊が二手に分かれると、戦闘部隊の指揮まで行うことがままある。(基本はカイ少佐が行うのだが、彼がいなくなると連邦所属で、艦長以外に最も階級が高いのが、ギリアム少佐になるからだろう)
幾らなんでも忙し過ぎである。正直ちゃんと寝ているのか不安になる…普通の人間じゃないから大丈夫か

OVA版で壁にもたれかかりながら登場したため、「壁際のいぶし銀」とリュウセイに呼ばれた。

30』では無料アップデート第1弾で追加。乗機はゲシュペンストで、グラフィックは『T』からの流用。
20年以上ぶりに版権スパロボへ登場し、アムロや(別の世界線の人物ではあるが)ダンとの共闘が果たされた。光太郎が不在なのが悔やまれる。
時系列としてはあちら側の世界やOG世界へ飛ばされる前の旧シリーズに登場していた頃の模様。なんか教導隊なんて言葉を口にしてるが、気にしたら負け


○専用BGM
熱風!疾風!サイバスター(第4次)
TIME TO COME(第4次S、F、OG1、OG2)
英雄戦記(OGS、OG外伝、30)

○主な搭乗機
ゲシュペンスト
XNガイスト
ゲシュペンスト・R
ゲシュペンストMk-Ⅱ
ゲシュペンストMk-Ⅱ・タイプR
ゲシュペンスト・タイプRV

ちなみに電撃スパロボ!vol.8収録の八房龍之助の漫画では、
光次郎怜次の見覚えがある3人とチームを組んでいたり、起動時に
「CALL!GESPENST!」
と言ったり、敵が投げてきた球体の武器を掴んで投げ返したりと、どっかで見たようなネタが満載である。
実はロアダークブレインとは「バトルドッジボールⅡ」でドッジボールした仲。

アニメ『スーパーロボット大戦OG-ジ・インスペクター-』にももちろんいる。初登場回に「コール!ゲシュペンスト!」と叫んだりノリノリである。
そして、25話では回想でヒューイが登場し、さらに話題を掻っ攫ったアポロンマスクを装着しシステムXNを起動させた。
かなり、シュールである。
とは言え、「俺は、ギリアム・イェーガー」の台詞と共にBGMが英雄戦記に変わる演出は神がかり過ぎである。

確証はないが全作品のギリアムは同一人物との噂もある。


【余談】

ヒーロー戦記では漆黒の堕天使などという、どこかのトレイラー君が喜びそうな
ステキな異名を頂戴している(あるモブキャラに話しかけるとそう呼ばれるミニイベントが発生)が、
これはあくまで通り名であって決して自分で名乗っている訳ではない←(超重要)
また、前述のミニイベントにおいても呼ばれた当人はかなり嫌がっている。

しかし、彼のオマージュキャラとして誕生したイングラム・プリスケン
『ブラック・エンジェル』のコードで呼ばれるアストラナガンに搭乗していたりする。

更に更に余談であるが、『T』の女性主人公であるサギリ・サクライも「堕天使」の異名を持っており、
男性主人公のサイゾウ・トキトウを主人公に選択した場合ゲシュペンストのパイロットになる。


追記、修正もよろしく!ってこれはまずかったかなぁ…

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最終更新:2023年02月10日 09:54

*1 取扱説明書によると「αフォース」という名称。

*2 ただし、死神博士の発言からショッカー関係者は冷遇していた模様。残当。