キファ・ノールズ

登録日:2010/07/15 Thu 03:05:12
更新日:2023/08/04 Fri 08:41:00
所要時間:約 5 分で読めます







「ライナはいつも眠そうじゃない!」


鏡貴也のライトノベル伝説の勇者の伝説の登場人物。



CV:大浦冬華(アニメ)



ローランド王立特殊軍事学院に所属する女学生。
赤い髪と瞳が特徴。初登場時十七歳。

ライナ・リュートの同期生で、何かにつけてやる気のない彼の面倒を見ている。
全ての分野で平均以上の成績を修め、また容姿も美しい事から学院での人気は非常に高い。
そんな彼女がいつもライナの世話を焼く為、ライナが周囲から嫌われる要因の一つになっている。

ある日、いつも授業をサボりがちなライナを引っ張りだし、演習を行っていた時、
学院のエリートであるシオン・アスタールに声をかけられ、彼のチームに所属する事になる。


【以下、ネタバレ注意】







実は、隣国エスタブールからスパイとして送られてきた人物。
姉と妹の三人姉妹でローランドに潜入したが、潜入早々にローランドに発覚。
姉を殺害され、妹を人質に取られたキファは、ローランドとエスタブールの二重スパイになる事を強要される。
彼女が軍事学院に入学したのは、シオンを監視する為であった。


ライナの根底にある優しさに当初から気付いており、密かに想いを寄せていた。
周囲はもとよりライナ自身にもその好意は気付かれていたが、人と親密になる事を避けるライナはあえて気付かない振りをしていた。
また、ライナはキファが自分と一緒にいる理由として、「嫌われ者の自分と一緒にいる事で周囲と壁を作っていた」と推測している。


ローランドとエスタブールの戦争時には、シオン率いる部隊として戦場から離れた地に赴くはずであったが、
シオンを疎むローランドの命令で離反し、エスタブール最強の魔法騎士団を呼び寄せてしまう。
結果的にシオンの部隊はほとんど全滅し、学徒兵ばかりの戦場に魔法騎士を呼び寄せた事で彼女がローランドに寝返った事も発覚してしまう。
その為、拷問され、殺されかけるが、その様を見たライナの複写眼(アルファ・スティグマ)が暴走し、魔法騎士団を一掃。
結果的に戦争はローランドの勝利となるが、キファは用済みとして投獄されてしまう。

彼女はそこで妹が既に殺されている事を知るが、直後にライナがキファの代わりに投獄される事となり、自由を得る。
そこで彼に対し告白し、いつかライナを蝕む複写眼から解放する事を誓って旅に出た。

二年後、ライナが諸国を巡っている時期には複写眼の手がかりを求めて北大陸に到達しており、
そこで北の小国ガスタークと大国ストオルの戦争に巻き込まれ、命を落としかける。
が、間一髪でガスタークの王レファル・エディアに救われ、彼の誘いでガスタークに滞在。
尚、キファがレファルの誘いを受けた理由は、彼の剣グロウヴィルの圧倒的な力がライナの持つ特殊な複写眼の手がかりになると考えた為。

当初はキファに一目惚れしたレファルの告白を断る日々が続いていたが、
ガスタークの工作員であるオルラ兄妹がライナに敗北して帰って来た事で、キファがローランド縁の人間だと発覚。
殺気立つガスターク民から彼女を守る為、レファルの計らいで一度投獄される。

しかし、シオンがいずれライナを裏切ると予想したレファルから、
ライナを救う為にガスタークに連れてきて欲しいと頼まれ、再びローランドに向けて出立。
国境付近にて、実に三年ぶりの再会をライナと果たす。


作者曰く「伝勇伝三大ヒロイン」の一人らしいが、正直な所フェリス・エリスミルク・カラードに比べ、まともな分地味な子。
しかも一巻以降しばらく出番が無かった為、第一回人気投票では二十四位と振るわなかった。
しかしガスターク編以降出番が増えてきた事と、そのライナへの変わらぬ一途っぷりが人気を博し、
第二回では第一回から七百倍以上の投票を受けてミルク、フェリスを押さえての四位という結果になった。

……それでもだんご神とか、短編の書き下ろしで登場回数一回のビオ・メンテには負けたが。


尚、実は伝勇伝三大主人公(ライナ、シオン、レファル)の全員と唯一接点を持っている人物。


【以下、大伝勇伝のネタバレ注意】







ライナと合流した後は、シオンを救う為の力を求めるライナの手助けをしていく事になる。
昔とは違い、人の好意を避けるライナを押し切る為に、彼への好意をかなり押し出している。
離れている間にライナに相棒ができていて、その相棒であるフェリスがとんでもない美人だった事、フェリスがライナへの無自覚な恋愛感情を抱いている事にいち早く気がつき、手強い恋敵に認定している。

手始めに隣国ネルファの皇子トアレとの交渉役を任されるが、そこでトアレに惚れられる。
レファルにも惚れられていた事から、かなり好かれやすく魅力的な人物である事がうかがえるが、本人は相変わらずライナ以外に興味がない。ライナの為ならレファルの好意を逆手にとって、自分を人質にした交渉もできる悪女っぷりという一面もある。

以降は成り行きで反ローランド連合軍の王となったライナの傍で、仕事において彼の負担を減らそうと奮闘する。
ガスタークとゲイルフィックラントの戦争に参加した際、
グロウヴィルの攻撃から彼女を救う為のレファルの使いを完全に拒絶し、戦場の真っ只中でライナへの愛を告白した。


実はレファルから『寂しがり』(=ライナ)と『堕ちた勇者』(=シオン)の神話を聞かされており、
シオンを救う為に奔走するライナの姿に不安を抱いている。

彼女は女神や勇者や悪魔や司祭とまったく関係のない人間で、
いなくなっても話の大筋は破綻しないことから「生贄要員」との噂が流れているがそうならないことを祈るばかりである。

ライナが、世界の残り10年を共に歩むパートナーを決めた際に、キファの元を訪れ、彼女の告白への返事をしている。
その際、「ライナを困らせたくないのに」と言いながら泣き、冗談とごまかしながらも「ライナの子供が欲しい」と伝えている。彼女の想いの強さがうかがえた。





「私と一緒に逃げてくれない?ねぇ、私と一緒に行こう?シオンじゃなく、私と一緒に。私、ライナが好き、ずっとライナが好きだった。本当はダメなのに、好きになっちゃった。ライナは私のこと嫌い?」

「あんたに何がわかるのよ……。だから戦争って嫌い!」

「今の私には世界なんかより、ライナ を救うことの方がよっぽど大切」

「泣いてないで、動いて、ライナを他の兵の血がある場所まで移さないと死の転移動かないから!! 私はライナの腕を拾ってくる!!」

「どうしてあの金髪の美人をライナの護衛につけたのよ 」

「私に入り込む隙って 、あるのかな ? 」

「 … …ライナの顔 、見た 。やっと再会できて 、嬉しくて 、嬉しくて私 、ずっとライナの顔見てたの 」
「それでわかったことがある 。ライナは 、フェリスさんと一緒のときか 、シオン 、あなたと一緒にときばかり 、楽しそうに笑う 」
「私のときは 、いつも 、どうしたらいいのかなって 、顔してて … … 」

「 … …ご 、ごめん … …泣いたら … …泣いたらライナが辛いって 、わかってるのに 」

「 … …ここで 、黙るんだ … …もう 、ほんとに 、ライナは優しいなぁ」
「ひどいよ 。また好きになっちゃうじゃん 」

「あの 、ライナが私を好きじゃなくてもいい 。でも 、私 」
「私 、私 、ライナの子供が欲しい 」
「なんてね ー 。噓 !噓にきまってるじゃ ーん 。忘れて 。冗談 」



ほらライナ、今日こそ項目を追記・修正するわよ!
って、寝るなぁぁぁぁぁぁっ!

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最終更新:2023年08月04日 08:41