ナットレイ

登録日 :2010/10/02(土) 21:07:41
更新日 : 2017/02/06 Mon 15:09:25
所要時間 :約 10 分で読めます






・データ


図鑑No.598
分類:とげだまポケモン
英語名:Ferrothorn
高さ:1.0m
重さ:110.0kg
タマゴグループ:植物/鉱物

タイプ:くさ/はがね
特性:てつのとげ(接触技を受けると相手にHP1/8のダメージ)
隠れ特性: きけんよち(相手が一撃必殺技や自分の弱点となる技を覚えているかどうか分かる)

HP:74
攻撃:94
防御:131
特攻:54
特防:116
素早:20

テッシードがレベル40で進化する。


・概要


無数のトゲが付いた円盤状の体を持ったポケモンで、上部に先端が鉄の爪になった触手が三本生えている。

その触手は強力な武器となっており、巨大な岩を軽々と砕くほどの威力を持つ。
また天井に捕まり、獲物を待ち伏せする時にも使用される。


・ゲームでのナットレイ


進化前のテッシードは「電気石の洞穴」に登場。
ここでしか出現しないが、初見でタイプが分かりにくいうえなかなか硬く、クルクル高速で回るアニメーションもあり印象に残っている人は多いだろう。

一方でナットレイそのものは野生で 一切登場せず 、使用するトレーナーも いない ためシナリオ的にはかなり地味な存在。
進化レベルも高めのため、しばらくしてからコイツの存在に気付くことが多い。

ORASではバトルリゾートの浜辺にいる女性が日替わりながらも使用。
初めてまともな使用トレーナーに恵まれた。


・対戦でのナットレイ


高い防御・特防を誇り、攻撃もそこそこな耐久型の能力を持つ。
一方で素早さは無いに等しく超鈍足。

草・鋼という初めてのタイプの組み合わせを持ち、ルンパッパユキノオーに続くが等倍の草タイプである。
氷が等倍である草タイプの耐性の優秀さは既にユキノオーが証明しており、同様に特殊の水タイプ電気タイプに役割を持ちやすい。
また鋼タイプ複合なためそれ以外の耐性面もかなり優秀で、なんと 10個もの半減タイプを持ち ラティオス等を筆頭に止められるポケモンはかなり多い。
や「やどりぎのタネ」無効と対エルフーンに強いのも評価出来る。

技も割と優秀で高威力草技の「パワーウィップ」や鈍足な素早さを逆手に取った「ジャイロボール」
一致技との相性補完になり、相手の素早さを下げる「じならし」
草タイプ定番の「やどりぎのタネ」
優秀な状態異常技や一致技の存在から地面タイプを呼びにくいため使いやすい「でんじは」
ジャイロと相性が良い積み技「のろい」
優秀な撒き技「ステルスロック」等々。

サポートからアタッカーまで割と何でもそれなりにこなしてくれる。
特性「てつのとげ」も地味に痛い。
新アイテム「ゴツゴツメット」を持た状態で接触技を受ければHPを1/4も削ることができ、連続技殺しにもなる。
特にチラチーノにとっては天敵と言える存在。
弱点が一つで耐性が多いことから相手が引かざるを得ないことも多く、その隙を狙って上述の補助技も撒ける。


まさに要注意耐久ポケの代表格である。


しかし耐性はメジャーだが弱点も炎と格闘と割とメジャーなタイプであるため過信は禁物。
特に炎は四倍なため繰り出す相手を間違えると消し炭にされる。
第五世代以降炎タイプに強力な者が多いうえ対炎用の「じしん」や「ストーンエッジ」を覚えてくれないのも厳しいところ。

第五世代当時は増えた虫・鋼タイプ、無論コイツも含めた対策として、役割破壊に大文字を入れる傾向が強まった。
火を吹くギャラドスや「めざめるパワー(炎)」を覚えたスターミー等も確認されておりメタゲーム次第ではかなり動き辛いポケモンになってしまったり…。


事実ナットレイの登場以後多くのポケモンがメタとしてめざパ炎を搭載し始めたおかげで、第五世代終盤のナットレイの使用率は初期と比べるとかなり落ち着いた。
というか通常のPTではほとんど見なくなった。

しかし今度は、最大の弱点である炎を半減してくれる雨パでの活躍が見込まれるようになった。
雨パのナットレイの要塞っぷりは酷いの一言。
また、耐性のおかげでナットレイ自身も雨パキラーだったりする。
ナットレイメタのために今度はめざパ炎ではなく「ばかぢから」が流行ったとかなんとか。




第六世代(XY)では環境が大きく変化。

まずはがねタイプの耐性が見直され、ゴーストが等倍に。
さらに特性による天候変化が5ターン固定となり、天候パーティ全体が弱体化。
雨パもめっきり数を減らし、雨パメンバーとしても雨パキラーとしてもお呼びがかかりづらくなってしまった。


しかしその一方で追い風となる仕様変更も。
  • 草タイプに「キノコのほうし」「ねむりごな」などの粉技、胞子技への耐性が追加。
  • 一部の特殊技の威力が下方修正され、役割破壊としての大文字の採用率が低下。
  • めざパの威力が60に固定。
  • 鋼タイプが新タイプ・フェアリータイプに耐性を獲得、さらに鋼がフェアリーの弱点に。
…等々。特にめざパや特殊の大技の下方修正は耐久力に優れるナットレイとしては大きいところである。
役割破壊程度の「だいもんじ」では落ちないケースが増えた。
特攻特化「だいもんじ」等は耐久調整をしなければ耐えられないが、そう言う相手からは素直に逃げれば良いので問題はない。
単独で活躍しやすくなったと言えるかもしれない。

また、サブウェポンの一つ「はたきおとす」が強化された。
特にタイプ一致技や「じならし」に耐性を持つファイアローボルトロスエアームド等への有効打となる。
上述の通り交代読みで撃てる補助技には不自由しないが、こちらは「ちょうはつ」で縛られないのも嬉しい。

更に第六世代では隠れ特性で「きけんよち」追加。
弱点が少ないことに加え、第六世代からめざパ炎などにも反応するため、奇襲による一撃死を避けやすくなった。
接触技をけん制しにくくなるが、相手に引くか引かないかの読み合いを迫れる上、
特性が発動しなければ相手は接触技を躊躇うので、決して死に特性ではないだろう。
ただ、テッシードの時点では隠れ特性個体も通常特性と同じ「てつのトゲ」である上、
進化レベルが40と高いため厳選難易度が高く、面倒なので使わない人が圧倒的多数。
通常特性でも十分使えるので、わざわざ隠れ特性を選ぶ意味がないのだ。
進化しないと隠れ特性かどうか判別できないため、フレンドサファリやGTS産のテッシードを親にして厳選するのは結構危ないことだったりする。
そこらへんの洞窟で捕まえた低個体値の個体から厳選するのが無難。
サファリ産やGTS産の高個体値を使いたい場合、特性の遺伝が関係しない♂個体のみ使おう。

メガガルーラ対策にゴツメナットレイが使われることも多い。
「ねこだまし」を仕掛けてきたタイミングで交代できれば、こちらは殆どノーダメージで相手のHPを半分以上削れる。
無論、非接触技「ひみつのちから」「じしん」で削られたり、役割破壊の「だいもんじ」に焼かれるリスクはあるが。


ちなみに、旧GSルールのような禁止伝説級解禁の環境には非常によく刺さる。
禁止伝説級ではカイオーガを初め、各種伝説龍やミュウツーに有利であり、
苦手な相手はホウオウレシラムゲンシグラードンくらいである。
また、他の伝説メタで使われるであろうバンギラスウォッシュロトム、ルンパッパ、ユキノオーに強いのもポイント。
大抵の伝説は炎に強いので炎弱点はパーティーでカバーしやすい。
もし解禁戦の大会が今後開催されるならば対策必須であろう。



追記・修正はナットレイを殴りつけてからお願いします。

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