Bダッシュ(マリオカート)

登録日:2012/09/21 Fri 07:35:26
更新日:2024/03/13 Wed 11:19:58
所要時間:約 4 分で読めます




Bダッシュはマリオカートシリーズに登場するマシンの一種である。
マシン名の由来は主に2Dアクションのスーパーマリオシリーズでおなじみの操作、Bボタンダッシュから。

4作目の『マリオカートダブルダッシュ ! ! 』より、マシンを選択して乗り換えることができるという要素を引き継いだ5作目、『マリオカートDS』にて初登場。それ以降、ゲームのパッケージや説明書、攻略本などには主人公であるマリオが乗っているアートワークが多数掲載された。
『DS』のパッケージもBダッシュに乗り込もうとするマリオのアートワークである。

以降のマリオカートシリーズでも度々登場しており、上記の扱いからマリオの乗るマシンとしても認知されており、シリーズに登場する多くのマシンの中でも特に高い知名度を誇る。

【各シリーズごとの活躍】

◆出現条件 なし*1

◆性能(数値は10.0が最高)

スピード:5.8
かそく:7.0
おもさ:7.2
ハンドリング:5.1
ドリフト:5.5
アイテム:10.0

アイテムはレアアイテムが非常に出やすく、かそくとおもさが高めで、他の能力も平均以上とマリオらしい扱いやすいマシンである。

が、
マリオカートDSは直線ドリフトが非常に強力であり、上記のドリフト性能よりもここには記載されてない隠しステータスである ミニターボ の方が重要だった。

ミニターボはハンドリングが高いほどミニターボが持続するため、ハンドリングが高いグリップタイプのマシンが非常に強い。
そしてそのハンドリングが高かったカートはカロン、ヨッシー、ルイージ、HVC-012のモノ。この4人の乗るカート(カロン・カノン、エッグ・ワン、オバキューム、HVC-BLS)が大人気。

対戦モードであればアイテムで挽回できると思いきや、Wi-Fi対戦では トリプル系のアイテムは出現しない仕様 のため、こちらも実質死にステータスとなってしまっており、おまけにおもさとアイテムが高いカートは軒並み他の性能が低い。

そのため『DS』時代はマリオを使う人が少なく、あえてマリオのマシンを使用する場合でも、アイテム性能が低い代わりにハンドリングやスピードといった性能が高い「スタンダードMR」か隠しマシンの「シューティング・スター」を使う方がよかった。
更に言えば本作では条件を満たすと 全キャラクターのマシンが使用できるようになる ため、マリオのみを使用するプレイヤーでも他のキャラクターのカートが使えるという始末。

事実上の主人公マシンにもかかわらず、ゲームの仕様との相性によってかなり不遇な立場であり、初心者が操作に慣れるために最初に使用して以降は早々に乗り換えられてしまう運命にあった。

一方で様々な種類のコースを連続で走り、アイテムをフル活用できるグランプリモードやローカル対戦においては、バランスの取れた性能を持ち、更におもさがあり接触にも強めのBダッシュは活躍しやすいと言える。

コミカライズ作品『ゴー!!ゴー!!マリオカート』では第3レースのワリオスタジアムからマリオが搭乗。
最終レースまでを走りぬいてウルトラカップ優勝の栄冠を掴んだ。


本作では改良型の「Bダッシュ Mk.2」が中量級キャラクター専用のマシンとして登場。
外見もよりレーシングマシンらしくF1風となっている。「Mk.2」が登場するのはシリーズでも本作のみ。
元デザインは『ファミコングランプリ F1レース』に登場するフォーミュラカーと思われる。

◆出現条件 タイムアタックモードではやいスタッフゴースト24体を出現させるか、プレイ回数が4650回を突破するか、Wi-Fi対戦で3000勝すると出現。

◆性能(数値は100が最高)

スピード:80
おもさ:67
かそく:35
ハンドリング:33
ドリフト:49
ダートそうこう:26
ミニターボ:30
グリップ:30
減速回避:20

出現条件の難易度が高く、出現させるには時間を要するだろう。

前作に登場した「Bダッシュ」と比べて性能が大きく変化した。
全体的にスピードを重視したレーシングタイプらしい性能で、中量級では最速のマシンである。
それどころか、ファストグライド、ワイルドスピアについで 全マシン中3番目に速い。

『Wii』では選択したキャラクターにより、同じマシンでも性能に補正がかかるという仕様がある。
長所を伸ばすのならば、スピードを上げることができるルイージやデイジーを乗せると良いだろう。
また、ピーチを乗せると低めのかそく、ドリフトが底上げされ、更にはスピードも上がるためオススメ。
ちなみにマリオの場合は2番目に高いおもさを底上げでき、かそく、ハンドリング、ドリフトも上げることができるので、オススメできる。

しかし、今作では バイクが全体的に有利な環境 であり、Bダッシュ Mk.2に限らずほとんどのカートがバイクに敗北してしまっているため、全体的にカートは不遇の状態であった。Bダッシュ Mk.2はドリフト、ミニターボの性能が低いため、なおさらであった。見た目は非常にカッコイイ故にもったいない。

なお、YouTubeではBダッシュ Mk.2 のみ での対戦動画やBダッシュ Mk.2を使用したタイムアタック動画も上げられている。


元祖「Bダッシュ」がマシンを構成するボディパーツとして再登場。*2


◆出現条件 コインを50 - 5000枚獲得*3

◆性能*4

スピード:+1
加速:-0.5
重さ:+0.25
ハンドリング:0
オフロード:-0.5

スピード+1はボディパーツの中では最速タイである。
スピードが+1もされるフレームは4種類しかないが、Bダッシュの最大の長所は ハンドリングが下がらない ところ。
また上記のステータスではわからない隠れ性能も含めた各能力もスピード+1の中では高め。
本作よりようやく使い勝手がよい最速のパーツとなった。ただし、スピードが高い分加速力は低め。

インターネット対戦では特に使用率の高いパーツのひとつ。
Bダッシュ+ワイルドレッド+フラワーカイト、タイムアタックではBダッシュ+スリックタイヤ+スーパーカイトと同じ性能のグライダーがよく使用される。
出現条件はシンプルだが、注記の通りパーツ獲得にはランダム要素が含まれている。
またコインは1レースにつき10枚しか獲得できず、1グランプリでは最大でも40枚しか取れない為なかなか大変。
しかも最初は50コイン毎にパーツ1点出現だが、特定の枚数を超えるとパーツ解放に必要な枚数も増えていく為、
わりとすぐに出現するプレイヤーもいれば、4000枚以上集めてやっと出現するプレイヤーもいる。

確実に入手したいならば「すれちがい通信」を行い、
Bダッシュをカスタマイズした人のすれちがいMiiカップで1位になればゲットできる。*5

2014年11月より配信中の、有料DLCセット第1弾に含まれている。

◆出現条件 有料DLCセット第1弾を購入

◆性能*6

スピード +0.5
重さ -0.25
おもさ +0.25
まがりやすさ 0
すべりにくさ -1

性能は概ね上記の『7』搭乗時に準拠。
最高速に特化したカートで、どんなコースでも幅広い活躍が見込める。
同作では同じ能力のマシンパーツが多数ある上、同性能のマシンも初期から使用可能なので、
外見の好みで選んでもよいだろう。

同作のNintendo Switch移植版『マリオカート8DX』では最初からゲームに収録されているが、
『7』と同様にコインを一定枚数集めるごとにランダムで解放される中の1種となっている。


ゲームセンターで稼働していたゲーム『マリオカートアーケードグランプリ2』では、
カードを作成して「マリオコイン」を集めると入手できるマリオの専用マシンとして、
「Bダッシュ」に炎のペイントをしたようなデザインのマシンが登場していたが、現在稼働中の続編『DX』では未参戦。


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最終更新:2024年03月13日 11:19

*1 マリオのみ最初から使用可能、マリオ以外のキャラクターが使えるようにするには、条件を満たす必要がある。

*2 同様に『DS』から再登場したマシンにはヨッシーの「エッグワン」がある。

*3 コインを一定枚数集める毎に未入手の隠しパーツの内、特別な条件のモノを除いたいずれかがランダムで手に入る仕組みとなっている

*4 最高値は5.5で、ボディ、タイヤ、カイトの3種類のパーツとキャラクターの組み合わせによって能力値が決定される。ボディパーツの上下幅の最大は±1

*5 ただし、カスタマイズされたマシンを構成するボディ、タイヤ、カイトの3パーツの中で、持っていないパーツのいずれかが入手できるという仕様の都合上、タイヤやカイトが未入手のパーツで構成されていた場合にはBダッシュを必ずゲットできるわけではないので注意。その場合には最悪2回くり返せばOK。

*6 最高値は6.0で『7』と同様に3種類のパーツとキャラクターの組み合わせによって能力値が決定される。ボディパーツの上下幅の最大は±1