マロ(スーパーマリオRPG)

登録日:2012/02/01 Wed 21:43:52
更新日:2023/12/17 Sun 18:04:44
所要時間:約 3 分で読めます




マロとは、『スーパーマリオRPG』に登場するキャラクター。


概要

ケロケロ湖に住むカエル仙人の孫であり、自称カエルの子。だがジャンプは大の苦手。
そもそも見た目は白くてフカフカした体で、とてもオタマジャクシにもカエルにも見えない(ナレーションにすら「どこをどう見ても カエルには見えない」と言われてしまっている)。
魔法の素質があり、カエル仙人から様々な魔法を習って育った。
泣くと大雨を降らす体質を持つ。

彼と初めて会うのはキノコ城。
カエル仙人に頼まれ、コオロギせんべいを買いにおつかいに来ていたのだが、泥棒クロコにカエルコインを奪われ途方に暮れていた。
この時マロは泣いており、そのせいでキノコ城は土砂降りになっていた。
そんな時にマリオと出会い、一緒にカエルコインを取り戻しに行く事となった。

基本的にはおっちょこちょいな所があるが、頑張り屋で礼儀正しい。しかし、泣き虫だけはなかなか治らない。
冒険では、暴走しがちなマリオやクッパを止めるストッパーとしての活躍が多い。
マリオに置いてきぼりにされたり、ある敵に食われたり、マリオを頭がおかしい呼ばわりしたり…
落ち込んだりもするけど、マロは元気です。
????「やっぱり、この味が最高なんだな~」



戦闘での特徴

ストーリー上、一番初めに仲間になるキャラクター。
初期レベルは2で、様々な魔法の使い手。
反面、HP・攻撃・防御は低めなので、魔法使いタイプと言える。
装備できる武器はシンバル、杖、パンチグローブで、防具はパンツを着用する。

スペシャル技

主に天候に関する魔法を扱う。
  • でんげきビリリ
初期習得(Lv2)
消費FP2 属性:雷 対象:敵全体 威力:15

敵全体に雷を落とす。
タイミングよくボタンを押すと威力アップ(1.25倍)。
アクション成功時の倍率こそ低いが、 FP2 という全体技の中では圧倒的な低コストがウリであり、
戦略や装備、敵との相性次第では序盤から終盤まで第一線で活躍できるマロの生命線。
ちんぼつせんでカロン相手に稼ぎまくったプレイヤーが多いとかなんとか。
パタパタくんしょうを装備すれば先制攻撃ができてダメージもアップして効果的。特にクッパ城のバトルコースはこれを使うと一部の敵を除いて実にスムーズに突破できる。

  • かいふくシャワー
Lv3で習得
消費FP2 属性:なし 対象:味方単体 威力:10

味方1人に回復の雨を降らせる。
タイミングよくボタンを押すと回復量がアップ(1.25倍or1.5倍)。
ピーチの回復に比べると貧弱なので、基本的に序盤向け。

Lv6で習得(Switchは初期習得)
消費FP1 属性:なし 対象:敵単体 威力:なし

詳細はリンク先にて。

  • かみなりドッカン
Lv10で習得
消費FP8 属性:雷 対象:敵単体 威力:60

敵単体に威力の高い雷を落とす。
中盤に覚えるが、威力的にはマロの最強技。
タイミングよくボタンを押すと威力アップ(1.25倍or1.5倍)。
カジオー戦で戦車へのダメージソースとして効果大!

  • ユキやこんこん
Lv14で習得
消費FP12 属性:氷 対象:敵全体 威力:40

敵全体に巨大な雪だるまを落とす。
火山で活躍するが燃費がかなり悪い上、レバガチャ技でなぜかこの技だけパーフェクト時の倍率が1.5倍と低い。(他は2倍)

  • キラキラおとし
Lv18で習得
消費FP14 属性:なし 対象:敵全体 威力:55

敵全体に巨大な星を落とす。
タイミングよくボタンを押すと17回まで連続で攻撃できる。
他のキャラの最終技に比べ威力が低い代わりに若干FPが軽い。
その代わり16回全てアクションコマンドを決めた時の倍率は2倍と高めなので、
完璧ならかみなりドッカンやピーチのヒステリックボム以上の火力を出す。
しかし最大ダメージをだすためには操作精度はもとよりエフェクトが18秒もかかるテンポの悪さも難点


ぶっちゃけてしまうと強さ的には不遇気味である。
魔法使いタイプなのでHP・攻撃・防御はパーティー最弱な上、
ウリの魔法でも基本的には魔攻ではジーノに、魔防ではピーチに劣っている。
中盤技同士で比べるとマロの「ユキやこんこん」の威力40でFP12のコマンド成功倍率1.5倍に対し、ジーノの「ジーノブラスト」が威力50でFP12で倍率2倍、
最終技同士で比べると「キラキラおとし」威力55FP14に対し、ピーチのFP15の「ヒステリックボム」やジーノのFP16の「ジーノフラッシュ」が威力60と彼らに火力で劣っている。
ヒステリックボムは最大倍率が1.5倍と低いので逆転するが、ジーノフラッシュはキラキラおとしより遥かに簡単なコマンドで同じ倍率2倍が出せてしまう。

もっとも、単純火力は他キャラに劣るとはいえ、メリットはある。
「でんげきビリリ」や「かみなりドッカン」、「ユキやこんこん」には雷や氷の属性が付与されているので、これらの属性が弱点の敵に対してはより高い与ダメージを狙える。
コスパの高い技を活かして活路を開くのがこのキャラのコンセプトである。


ただし、これを実践するのはなかなかにハードルが高かった。
まず、シンボルエンカウントとは言え戦闘時にはシンボル以外の雑魚敵も涌いて出るので、マロが弱点を突ける属性の雑魚敵に遭遇しなければ意味が無い。
しかも、公式攻略本を読まないと敵の弱点が分からないので、都度弱点を調べるのも結構な手間。
そして、それ以前に、マロが弱点を突くメリットの大きい強敵達の多くは、攻撃が強烈である。
敵の猛攻に晒されて体力が低いマロはあっさり倒されてしまい、弱点を突くどころではなくなることもしばしば。
そもそも、本作はアイテム所持上限数が少ないのに敵が強くなればなるほどに回復魔法の使用頻度も上がる。なので必然的に、超高コスパの回復役であるピーチや、体力のあるクッパの方が優先順位が高くなる。

……こんな具合に、マロには逆風が吹きまくっていた。


しかし、リメイク版では一転、マロは大きく強化を遂げた。
「なにかんがえてるの」で敵の弱点属性が非常に分かり易くなって弱点を突き易くなった上に、新要素の3人技も強力なものが揃っている。
そして何より、戦闘の最中にメンバーを入れ替え可能になり、アイテム所持上限が増えたのが最も大きい。
敵の弱点属性に応じてマロを出したり引っ込めたり出来るし、体力が尽きて倒されても即座に別メンバーに交代出来るので、体力が低いマロが倒されても臥せって腐ったままにならない。
所持アイテムが増えてFPを回復する手段も増えたので、魔法を乱発しても回復アイテムでカバー出来る。
システムの利便性が格段に向上した恩恵を最大限に受けたのは、マロで間違いないだろう。

また、「ケロケロのつえ」入手まで使い物にならなかった「すで」の火力も大幅に上がり、スペシャルを撃つかアイテムを使うしかやることがなかった序盤の使い勝手も格段に良くなっている。
加えて最強武器が更新されており、クリア後に入手できる「せんにんのつえ」は攻撃力+80*1に加え、魔法攻撃も+15されるというもの。作中唯一の魔法攻撃が上がる武器であり、魔法でも従来より高い火力を叩き出せるようになり使い勝手も向上した。

客演

ジーノ同様、再登場が望まれており、その後ジーノは何度か外部出演していてマロは音沙汰がなかったが『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』でジーノと共にスピリットとして久しぶりに登場を果たした。

スピリッツ戦ではマシュマロ王国と雰囲気が似てるマジカントで魔法使い繋がりの3体のルフレと戦う。
原作と同じく魔法の威力が高い状態でサンダーを多用してアイテムもサンダーのみ出現する。
性能は階級HOPEのサポーターで蓄積ダメージ30%になるが攻撃力が上がる代償攻撃強化のスキルを持っている。



追記・修正は、天候を変化させながらお願いします。

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最終更新:2023年12月17日 18:04

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