源平討魔伝

登録日 :2009/06/03(水) 21:34:24
更新日 : 2017/04/10 Mon 16:37:06
所要時間 :約 7 分で読めます




1986年にナムコが世に送り出したアーケード用のアクションゲーム。

悪霊に取りつかれた源頼朝を討ち果たす為、地獄から蘇った"平 景清"が鎌倉へ向かうストーリー。

ゲームシステムはステージによって三種類に変わる。

1つが小キャラを操る横スクロール。
奈落(穴)に落ちてもクレジットは減らないが黄泉へと送られる。

二つめはRPGのような斜め上視点のアクションモード。
この視点のステージはかなり少ない。

三つめがこのゲームを代表すると言っても過言ではないBIGモード。
格闘ゲームのキャラクター並に巨大化した景清が画面狭しとジャンプし、レバー入力と攻撃ボタンで多彩な剣撃を繰り出す。
ボス戦は基本的にこのモードで行われる。

剣には強さの数値があり、堅い敵や斬れないものに攻撃する、敵の武器と鍔迫り合いをした時に数値が減ってしまう。

"剣"の値=攻撃力 なので、闇雲な攻撃は禁物。

敵を倒した時などに出現する紫玉、刀アイテム(十銭必要)を手に入れるとアップする。三種の神器のひとつである"草薙の剣"を手に入れると特殊効果で数値が減らなくなる。


【キャラクター紹介】
  • 平景清
本作の主人公。クラウザーさんっぽい。剣を武器に魑魅魍魎や魔物に立ち向かう。アイテムの巻物を入手すると、アクションモードでは衝撃波、BIGモードでは勇ましい掛け声と共に"必殺旋風剣"を繰り出す。

画面下部に表示されているロウソクは景清の"命"を表しており、これが尽きると肉体は朽ち果ててしまう。

…地獄から甦ったのだが魔物がはびこる現世の方が酷い世界になっており、景清は恐らく地獄へのホームシックを感じているだろう。
ババアに罵られる事に生き甲斐を感じているのだろうか。

ナムカプでのcvは置鮎龍太郎が担当。妖怪道中記の「たろすけ」とユニットを組んでいる。攻撃力が高いエースユニットで、ソウルキャリバーシリーズの御剣平四郎との合体技もある。

  • 義経
中ボスの一人。
「殺してしんぜよぉ!!」「オホホホホホ」「ヒョー!!」「ギョエ〜!!」などの奇怪な言動がやけに印象に残る。
素早い摺り足で捉えづらく、弱点である頭部を刀で守っている、突如繰り出すローリングアタック等で苦戦する。
鍔迫り合いを繰り返し剣が折れるのは誰もが通る道。

  • 弁慶
中ボス二人目。
義経と比べて男気のある奴。
砲丸と巨大な錘のような物をステージによって使い分ける。
砲丸はしゃがんでいれば絶対に当たらないので相当弱いが、錘を繰り出した時は逆にクリティカルを喰らうので危険。また、左腕の防具は無闇に当てると剣力が下がってしまう。義経のあしらい方に慣れた所で油断して剣を折ry

倒すと「これで勝ったと思うなよ!」「今に見ておれ!!」と捨てゼリフを吐き沈む。

  • 髑髏
地獄の番人。最初のBIGモードでボスとして立ちはだかる。「色即是空」と声を上げ剣を振り落としてくるが、攻撃時に肋骨を突けば一瞬で倒せる。

  • 安駄婆
道中の最初から最期まで景清をナビしてくれるババア。

コイン投入時の一声目は「ありがたや」

穴に落ちると「愚か者!!」

コンティニュー画面では「お前の力はそんなものか」「情けなや」などの罵声を浴びせつつも、コンティニューすれば一変して「ありがたや」とデレも見せる。

また京都に着くと「先は長い」と注意を促し、武蔵に到達すると「あとわずか!!」と激励もしてくれる。

横スクロール面に登場。デカい図体と口から火炎を吐きだす強敵。頭が弱点だが、動きがランダムで攻撃が当てづらい。胴体に攻撃してもダメージを与えられないどころか剣力が下がってしまうので注意。

信濃ステージでは三種の神器"草薙の剣"を三体で取り囲んで立ちはだかる。

永パ防止キャラ。倒せるが非常に耐久力が高い。

  • 鬼女
京都以降のアクションステージから登場。絶命時のボイスがかなり個性的で「いや〜ん」「ぎゃああぁぁぁ!」とかなり声色にも差がある。また、捕まると「はなしませぬぞ」とぬかし景清の命のロウソクをゴリゴリ削ってくる。

なお、PCエンジンでリリースされた続編"其ノ弐"ではステージボスに昇格した。

  • 琵琶法師
あるステージで登場するボス。
琵琶から飛ばしてくる鳥獣戯画を斬ると毒キノコが出るため危険だが、上段構えで動きながら近づき、斬った直後にジャンプしキノコを飛び越えれば安全。
近づいても一定距離を保っており本体に攻撃出来ず倒せない…のだが、あるバグ技を使うと可能。

  • 頼朝
最終目的地の鎌倉で待ち構える今作のラスボス。畳に乗り浮遊した状態で雷撃を飛ばし攻撃してくる。三種の神器である『勾玉』『鏡』『草薙の剣』を全て揃えた状態でないとダメージを与えても無限に体力を回復するため、討ち取ることは不可能。

また、永パ防止として道中でも巨大化して背景から現れ、景清を杓子で打ちのめすことも。

「…我が魂は、不滅じゃ!!」


【ゲーム攻略のコツ】
  • ラスボス"頼朝"を倒すのに必要な三種の神器の在処はノーヒント。インストには記載があるのだが、揃える為には隠しルート等を探し出す必要がある。

  • 景清は横スクロール面で、下降している状態の岩などからはジャンプが出来ない。播磨や駿河など移動する岩をつたって進むステージでこの事に気付くまで奈落の底に沈めてしまったプレイヤーは多数。

  • BIGモードではレバーの入力方向で景清の剣の構えを変化させる事が出来、ジャンプ・攻撃ボタンと併用して"突き"、"兜割り"、"掬い斬り"等の剣法を繰り出せる。義経や弁慶等の中ボスを攻略する鍵となる。

  • コンティニュー時、ロウソクの本数と剣の値が初期状態に戻ってしまう。ゲーム後半からの再開では剣力が貯められず敵を倒すのに時間が掛かる。障害物や敵からのダメージも半端では無いので最初からやり直した方がかえって良い場合がある。人それぞれだが。


【落下からの復活】
景清「うわあぁ〜」

安駄婆「愚か者!!」

  • 景清が奈落に落ち黄泉から抜け出す際、突き当たりに配置されている"運命のつづら"を開き、"死"を引き当ててしまうとゲームオーバー。"生"を引き当てれば地上に帰還出来る。また一定額以上の銭を所持していれば、途中にある"血の池"から全財産と引き換えに脱出可能。

但し命のロウソクの本数は初期数値に戻り、血の池からの復活時は京都から、"生"のつづらを引き当て帰還した時は奈落に落ちた際のステージからリスタートとなる(京都以降は固定になり生還時はどの場合も京都から)。

奈落に落ちる回数を重ねる・ゲームを進めるに従って生還率は下がってしまう。
神器アイテム"草薙の剣"を入手した後は地上から落下したら即ゲームオーバーなので要注意。


【余談】
  • このゲームのBGMはかなり評価されており笛や三味線などの音色で和のテイストを出している中に、要所でテクノな要素を取り入れており非常にカッコイイ。

  • アーケードからファミコンに移植された際、何故かボードゲーム化しており、ファンを落胆させた。
 PCエンジン版は完全とはいかないもののかなりがんばっている良好移植で、ようやく家庭でちゃんとした源平がプレイできるとファンは涙した。
 PS版のナムコミュージアムにてようやく完全移植された。wiiのバーチャルコンソールではAC版が配信されており、当時そのままの状態で遊ぶ事が可能。

同社製の『スプラッターハウス』と同じSYSTEM86基板を用いており、サウンドインタフェースに高音と低音のイコイライザが実装されているあたりこだわりを感じられる。

  • 某太鼓ゲームでは源平討魔伝メドレーなるものがある。

  • ケイブ在籍時の井上淳哉氏がぐわんげを作るきっかけにもなった。
井上氏は後に雑誌で源平討魔伝のイラストを描いている。

  • NAMCO×CAPCOMにもほとんどのキャラが参戦。原作終了後の設定だが、ほとんどの敵も復活してるため、原作再プレイのような感じである。



滅ぼし項目のうらみ、
忘れたわけでは
あるまいな

行け そして、
頼朝をうて

入道祖國の
加護があらんことを

「ヒャッヒャッヒャッヒャッヒャ!!」

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