ガンダムエアマスター/エアマスターバースト

登録日 :2010/03/08(月) 22:10:24
更新日 : 2017/07/16 Sun 15:15:40
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屁とも感じねぇぞこの野郎!




機動新世紀ガンダムX』に登場する架空の兵器。ガンダムタイプの一種。


ガンダムエアマスター
型式番号:GW-9800
分類:飛行変形システム搭載MS
所属:旧地球連邦軍→フリーデン
生産形態:少数生産機
全高:17.2m
重量:6.9t
装甲材質:ルナ・チタニウム合金

武装
バスターライフル×2
ヘッドバルカン×2
ノーズバルカン×2
Gビット×12

搭乗者:ウィッツ・スー


【機体説明】
ガンダムXレオパルドと同じく第七次宇宙戦争にて投入されたニュータイプ用「ガンダム」の内の一機。
モビルスーツと戦闘機の二形態に変形する機能〈トランスシステム〉をもつ。機体カラーは白と赤。
ノーズ部や肩の翼はMS形態でも可動展開しこれもまたエアマスターの高い飛行能力を支える要素の一つ。
フラッシュシステムにより12機のGビットを操作可能で大戦中は強力な機動部隊を編成していた。
また一部の文字設定では回避能力が非常に高い為被弾率も低かった事が記されている。

軽量化と空力特性最適化による機動性(なんと大気圏内ではジェットエンジンを使う)に特化しているため、
メイン武装はライフル2挺にバルカンが2種と非常に少ない(せめてサーベルぐらい付けてやってもよかった気がする)。
ただ、よくゲーム作品でしか知らない人などが「距離を詰める機体なのに近接白兵武装を持ってないのはおかしい」というがこれは間違い。
エアマスターは高速で一撃離脱(ヒット&アウェイ)を繰り返すか中~近距離の間合いを保ってその高い運動・機動性で相手の攻撃を回避しながら
ライフルの速射を叩き込む機体である。また、劇中では接近戦ではキック等で格闘する場面も多く、近接戦闘でも遅れを取る事は無かった。

大戦後の世界では飛行戦力は貴重であり、空を飛べるのは非常に大きなアドバンテージになる。
が、ストーリーが進むにつれバリエント等の飛行MSの登場やエアマスター以上の空戦能力を持つ空戦特化MAガディールの出現により徐々にそのアドバンテージは薄れていく。


翼はMS形態でも展開可能で、MS時の飛行能力も優秀。

劇中ではよく移動力に劣る重量級のガンダムレオパルドを片手にぶら下げて飛行する。
自重6.9tの当機が重量8tを片側にだけぶら下げて、バランスを崩す事なく飛行可能というのはかなり凄い気がする。
ガンダムXやレオパルドに比べ一撃の火力は低いが2挺のバスターライフルの連射によってそれをカバーしている。

また、前述の通りサーベル等白兵武装が無いので接近戦では一見不利そうだが、
パイロットのウィッツはガンダムの硬さを活かしてキックや肘鉄などの格闘で問題なく対処していた。

フラッシュシステムも搭載しているがGWビットが現存しておらず、パイロットのウィッツもニュータイプではなかったため使用シーンは冒頭時の映像のみ。


【武装】
◆バスターライフル
某ガンダムWに出てくる武器と同名だがX世界におけるバスターライフルは、
「各ガンダムタイプ専用に造られた高出力型ビームライフル」という意味合いである。
本機のバスターライフルは通常型ビームライフル以上の火力を持ちながら徹底的な軽量化によって重量も通常型ビームライフルの半分程度となっているのが特徴。
また、非常に高い連射性能を持ち、その連射力によって火力を稼いでいる。
文字設定の”通常型ビームライフル”に首を捻る人もいるかも知れないが、
実はOPの回想シーンに同デザインのライフルを持ったドートレスが多数おり、また前述の通りバスターライフルはガンダム専用という設定上、
ドートレスの所持している物が”通常型のビームライフル(旧連邦仕様)”と考えるのが妥当であろう。

エアマスターにとって唯一マトモに使える武器である。
2挺持っており、MS形態の非使用時は両サイドスカートに取り付け、戦闘機形態では前腕側面に付ける事で前方を撃つ事が出来る。
模型では変形時なぜか前腕部を下げて肩アーマーに干渉しない様に装着する事になってるが劇中では普通に真っ直ぐ肩アーマーに沿わせて装着している。

◆ヘッドバルカン
ガンダム恒例牽制用装備。だがエアマスターにとっては貴重な射撃武装。

◆ノーズバルカン
戦闘機形態での機首(ノーズ部)に当たる部分に装備されたバルカン。ヘッドバルカンより威力は高い。
MS形態では機首部が上に向くので対空用になるとか説明されてるが劇中ではそんな事はしてない。

◆Gビット
フラッシュシステムにより起動される本体と同性能のMS型ビット兵器。本機のGビットはGWビットと呼ばれ、親機同様の変形システムを搭載し高い機動力と
高機動戦闘能力を持ち大戦中は無敵を誇ったと記されている。過去の戦争でほとんど失われた為、劇中では回想シーンに登場するのみ。
どちらにせよパイロットのウィッツがニュータイプでは無い為使用できないが。

◆ショルダーミサイル
パトゥーリア戦でのみフリーデンで(例によってキッドに)追加された武装。
レオパルドにも同名の武装があるが、向こうとは違いエアマスターの物は実在の航空機の様に大型のミサイルがそのまま肩アーマーの上の方にくっついている。
2発しかないので結構撃つのに慎重さがいる武装。

【『UNDER THE MOONLIGHT』での活躍】
主人公リックにとって姉のような存在であるリンが使用。
だがベルフェゴールやディクセンといった敵機にやられてばかりで見せ場はあまりない。



◆ガンダムエアマスターバースト
型式番号:GW-9800-B
分類:飛行変形システム搭載MS
所属:フリーデン
生産形態:カスタム機
全高:17.2m
重量:7.3t
装甲材質:ルナ・チタニウム合金

武装
バスターライフル×2
ヘッドバルカン×2
ノーズビームキャノン×2
ブースタービームキャノン×4
Gビット×12
ミサイルライフル

搭乗者:ウィッツ・スー


【機体説明】
エアマスターバースト(通称エアマスターB)は、ガディール戦で中破したエアマスターをキッドとエスタルド人民共和国が改修した機体。
配色は赤だった部分が真逆の青になっている。

機首下大型ビーム砲や2連装ブースタービームキャノン×2の追加等、戦闘機形態の火力が徹底的に強化されておりエアマスターの弱点だった火力不足を解消している。
そのため重量が増加したが、推力偏向大型ブースターの追加により飛行能力と機動性は大幅に向上した。
また、追加されたこの大型ブースターと両翼の補助ブースターによりファイターモードは宇宙空間で絶大な機動性を発揮する。
翼の収納方法を変更し、MS形態の運動性も飛躍的に向上している。

改造前同様射撃特化機体で白兵用の武装は相変わらず装備していない。
まあこの機体的には近寄られたら「格闘か離れろ」って事なんだろうか。

Gファルコンとも合体可能で、合体する事によりMSサイズながら戦艦並の大推力と出力を得る事が可能。
ただ、劇中ではシュミレーション上で合体パターンが示されたのみで実際に合体する事は無かった。

上記の通り機体名はエアマスターバーストであるが、ウイッツは今まで通りエアマスターと呼称している。


【武装】
◆バスターライフル
改修前と同じ。改修時にこちらも内部だけ強化チューンされたらしいが詳細は不明。
相変わらずマシンガンの如き連射力で改修後もメインウェポンとして活躍した。
というかウィッツのお気に入りなのかほとんどこればかり使っていた。他の武装ももっと使ってやれよ……。

◆ヘッドバルカン
改修前と同じ。

◆ノーズビームキャノン
以前はバルカンが装備されてた機首部分の下に大口径のビーム砲を搭載している。
複数のMSを一掃出来る程の破壊力を持つ。ちなみに多くの資料で×2となっている為、
上の方(普通の戦闘機だとキャノピーの有る辺り)の単装砲っぽいデティールの部分もビーム砲と思われるが詳細不明。

◆ブースタービームキャノン
両翼先端ブースターユニットに備えた連装ビーム砲。ブースターも兼ねているため火力だけでなく機動力も補える。
エアマスターはMS形態でも翼を展開できるため、MS形態での使用も可能。

◆Gビット
フラッシュシステムにより起動される本体と同性能のMS型ビット兵器。設定のみで原作では使用するシーンは無い。

◆ミサイルライフル(ミサイルショットガン)
1/100HGのオマケの劇中未登場武器。名称的にはミサイルを銃口から発射するライフルみたいに思えるが、
実際はショットガン状のビームライフルの両サイドにミサイル(無印エアマスターのショルダーミサイルそのもの)を装備した物。


また戦闘機状態でGファルコンのBパーツと合体でき、更に推進力や火力が上がる。


【MSV】
◆ソードマスター


大型のソードを2本装備した機体。近接戦闘能力が上がった代わりに遠距離攻撃に弱くなった。
ヤマトとは関係ない

◆ガンマスター


火力を増強した機体。代わりに機動力が落ちている。

◆アクアマスター


水中戦に対応させた機体。代わりに行動範囲が限られる。
己の弱さでは敗北しない。

【ガンプラ】
1/144と1/100HG、HGAWで発売。(1/144は一部差し替えで)変形を再現している。
HGAWは出たのは良かったものの水準ギリギリの造形な上にコストカット的なパーツ削減などが目立ち
その上初期出荷分に金型ミスによる不良品が出ていた為評判は低めである。


【ゲームでの性能】

  • スパロボシリーズ
素のエアマスターは機動性は高いが武装が貧弱なのが痛い。
強化後のバーストはどのシリーズでも移動力・運動性がトップクラスに高く武装も使いやすいので削りや雑魚狩りに最適。
第2次再世篇にて必殺技が追加され火力も十分になった。
とゆうか再世篇のエアマスターは燃費も異常に良く、ぶっちゃけ主役機のDXを差し置いてX系最強のユニットといえる程強い。

  • Gジェネシリーズ
スパロボと同じく素のエアマスターは機動力以外に褒めるべきとこが無い。
が、逆にエアマスターバーストはバスターライフル×4やブースタービームキャノン×4など多段武装が多くアホみたいに火力が高く、
全段ヒット時の攻撃力は全機体最強クラスである。しかもそれが移動力の高いMA形態で使えるのも強さに拍車をかけている。
ただビーム兵器の効かない敵には弱いのでIフィールドやプラネイトディフェンサー等対ビーム兵器防御持ちがきたら逃げろ。

機体自体はノーマルのエアマスターしか出ていないが強い。バスターライフルの速射力と機動力がゲームのシステムにもマッチしているためか
作品の機体としても強い方になっている。


【余談】

アナザーガンダムでは何故か可変機体は不遇な扱いを受ける事が多い(ウイングガンダム・セイバーガンダム・アリオスガンダム等)が、本機も例外ではない。
彼の不幸はフリーデンを最初に降りた時に始まった。

今までの仕事の報酬として貯めていた金塊を奪われ、取り戻そうとした時に変形形態で追いかけたが、
機体が軽いので出力の方が大事な低空では機体の能力が下がり
バックホバー走行で走る地上高機動型MSに追い付けず、更に追い詰めるまでライフルも当てれなかった。

まあ金塊は取り返せた上に持ち運びが容易になるMS用トランクケースを結果的に奪えたのはせめてもの慰みか……。

後に海での戦いは一機だけ水中に潜れない為もっぱら水上艦攻撃に回りそれに加え、

「上からでも魚雷の迎撃は出来るぜ?」

などと偉そうに言いながら、水中の敵に足を掴まれたり散々である。

また強化後も初めこそ、

オルバ「動きが違う……兄さん、あまり長くは足止め出来ないよ」

と言って貰えたが、機体自体は空力形状最適化と軽量化で機動性を出す設計なので、アシュタロンの特性に近いブースター増設による出力強化は相性があまり良くなかったのか
オルバ「フン、新型が泣くよエアマスターさん!」と言われ追いつかれそうになったりもした

その後のニュータイプ候補生との戦いで、ガンダムDXは単騎でコルレルを撃破。
レオパルドは零距離フルバーストという見せ場があった中、エアマスターはと言うと

ガロード「餌になってくれ」

なんと囮。しかも精密射撃したのはDX(この時専用ライフルが壊れていたのと斬られたエアマスターの腕をたまたま拾ったのでエアマスター用バスターライフルを使用していた)。
もっとも止めは流石に本機が務めたが。


彼が一番輝いたのは、第15話「天国なんてあるのかな」であろう。
ウィッツ&エアマスターファンは必見である。

実は、劇中で確認出来る敵機撃破数が最多なのはエアマスターである。
これはバルチャーや新連邦との対多数戦が多かった劇中において高速で飛行可能な高機動性と回避力
更に一撃で通常MSを破壊可能なバスターライフルは相性が良く、敵量産型MSにとって脅威だった為であろう。
あと基本ライフルの射撃なのでカウントし易いというのも有るが。
(レオパルドのガトリングやミサイルなど弾幕や面制圧武装の場合、何機巻き込んで撃破したかわざと曖昧にする描写も有る為)


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