あくタイプ(ポケモン)

登録日:2010/10/21(木) 01:19:45
更新日:2018/04/01 Sun 20:34:38
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ポケットモンスターシリーズに登場するタイプ。
第ニ世代からバランス調整の為に追加されたタイプで、暗色系でスマートな洗練されたデザインが多く、
モチーフはサメ・カラス黒猫等、悪そうなイメージを持たれやすい生物が目立つ。


攻撃面はエスパーゴーストの弱点を突け、格闘・悪・(第5世代まで)・フェアリー(第6世代から)には半減される。

耐性面では・格闘、フェアリーに弱く、ゴースト・悪を半減し、エスパーを無効化する。
(ただし「ミラクルアイ」を受けるとエスパーとのタイプ相性が等倍に変化する)

全体的に攻撃に優れたポケモンが多いが耐久は割と紙なポケモンが多い。

「ふいうち」「おいうち」「どろぼう」「なげつける」「イカサマ」と、トリッキーで変わった効果の技が多い。
反面火力は乏しく、条件付きのものを除けば「かみくだく」や「あくのはどう」の威力80が最高レベル。
はたきおとす」は道具を無力化しつつそれ以上の火力を出せるが、流行のメガシンカZワザとは相性が悪い。
特殊技は基本的に上述の「あくのはどう」と耐久型やダブルバトルで重宝する「バークアウト」の2つ。
力押しは苦手で、読みが重要な玄人向けのタイプと言える。

近年では格闘タイプの優遇、強力な虫タイプ追加やフェアリータイプの躍進など逆風気味だが、それでもトリッキーなエスパーやゴーストを狩れる等まだまだ活躍できる。

もっともそのエスパーやゴーストの新ポケ・要注意ポケモンが最近は少なく、やはり冷遇っちゃ冷遇だが…


なお、虫・格闘・フェアリーに弱いと設定された理由については虫タイプに弱いのは「仮面ライダーに倒される怪人をイメージしたのではないか」、格闘タイプに弱いのは諸説あるが
「正義は悪に勝つ!」というものや「暴力は武力には勝てないというイメージから」という的を射ているものが多数だが
かなり少数派の意見として「ウルトラマンに倒される怪獣や宇宙人をイメージしたのではないか」という説も存在する。
フェアリーに関しては魔法少女からの関連性を示唆する意見があるが、「悪者と戦う○○だから」を挙げるといい加減キリがない。妖精の起源はイギリスのケルト神話にあり、その話においても悪魔はおろか、なんと竜を退治した記録すら無い。このようにフェアリーの場合、神話や伝承の根拠すら持ち合わせていないのが現状であり、強いて理由を挙げるならば公式の単なるこじつけの一言に尽きるだろう。

第一世代に登場せず、かつ鋼・フェアリーと違って既存種に追加されなかったため今まで第一世代初出ポケモンには悪タイプが存在しなかったが、
リージョンフォームの追加によりコラッタ・ラッタニャースペルシアン・ベトベター・ベトベトンの6種のアローラのすがたとして
(いわゆる亜種としての登場だが)存在しうることになった。 

ちなみに唯一このタイプを専門とするジムリーダーが存在しないタイプでもある。
ポケモンに登場する街や地方は実在のものをモデルにしているものが大半のため、イメージに配慮しているという説もある。
一応、アローラ地方には従来のジムリーダーに相当するポジションとしてしまキングのクチナシがいる。


【あくタイプの歴史】



~第二世代~

初登場。
黒い翼ヤミカラス、耐久の月光ブイズブラッキー、悪ノ炎ヘルガー、600族大怪獣バンギラスらが現われる。
ニューラも登場したが、当時は悪技は特攻依存であった為実戦レベルでは…
初代で猛威を奮った対エスパーアンチとしての印象が強いが殿堂入り前に殆ど入手出来ない為攻略ではあまり活躍しない。
まぁ一部のトレーナーが使用する為、敵としてはそこそこに活躍する。

ただ、鋼タイプだけでも十分エスパーアンチになっているような……。
なお、永遠の天敵ヘラクロスもこの世代で登場。

対戦ではブラッキーが一流ポケモンとして活躍した。

初代は「かみつく」のタイプがノーマルだったが、この世代からあくに変わった。
他「かみくだく」や「おいうち」等、何故か見た目が物理系の技ばかりである。


~第三世代~

前作では殆どの悪ポケが殿堂入り後の登場であったせいで非難を受けた為か、最初の草むらで悪犬ポチエナ→グラエナをゲットできたりと入手難度は低くなっている。
他にも鈍足ザリガニシザリガー、特攻鮫サメハダー二刀流案山子草ノクタス、あくタイプのカリスマアブソル、葉緑素大爆発ダーテング等一気に数が増える。
弱点ないぞーすごいだろー(当時)なヤミラミも登場。
ただし微妙な立場はあまり変わっていない。


~第四世代~

フルアタ型に有効な新技「ふいうち」追加。
技ごとに物理特殊が分かれ、さらに新進化を得たマニューラが、一気に厨ポケキラーとして頭角を現す。
ちなみに第三世代以前の悪技はすべて物理技になった。さすがに「ふくろだたき」や「だましうち」を特殊技と言い張るのは無理があったか。
当時の悪タイプの特殊技は「あくのはどう」のみ。
砂嵐時に岩タイプが特防1.5倍の効果を得て砂パの実用性が上がり、さらに弱点半減の実の登場でバンギラスが強化。
第四世代後半でのバンギラスは対戦トップメタと呼ばれるほどの活躍を見せた。
一方でメジャーどころのエスパーやゴーストが高威力の特殊格闘技きあいだまをわざマシンで覚えるようになり、手軽に出せなくなった。
新ポケは化け蠍ドラピオン、毒ガス誘爆大爆発スカタンク、オンミョーンミカルゲ。禁止級の配布ポケダークライ
新進化形は首領ドンカラス


~第五世代~

初の4倍弱点なしの600族の悪竜サザンドラや、モヒカン不良ズルズキン、特撮怪人キリキザン、またもケモナー萌えの黒猫レパルダス、砂鰐ワルビアル
耐久鷲バルジーナ、映画主役の化け狐ゾロアーク追加。
ただし虫タイプや格闘タイプに強力な物が増えた為相対的に冷遇気味かもしれない……。

「あくのはどう」に続く汎用特殊技として「バークアウト」も登場。
グラエナやレントラー等「いかく」と併用できるポケモンも多いため、ダブルの基本戦術の一つとなった。


~第六世代~

初めてあくタイプが登場した金銀時代からはや14年、ついに新たなタイプが追加された。その名はフェアリータイプ
だが、その相性が発表された時、多くのあくタイプファンは落胆した。フェアリー弱点追加&フェアリーにあく技半減だったのだ。
「ただでさえ弱点メジャーだったのにこの仕打ちか……」「イメージ的にはむしろあく抜群だろ」と、ため息が漏れた……



が、事態は思ってもみない方向に推移した。

第五世代のメジャータイプであり、あくタイプの肩身を狭くしていたかくとうタイプが、フェアリータイプ流行により大きな被害を受けたのである

さらに、同期でありながら豊富な耐性で強タイプだったはがねタイプ等倍がとれるようになった
鋼は格闘に弱くフェアリーに強いため、第六世代の環境では当然のように増加。
その鋼に等倍を取れるようになったのは非常に大きい。

さらにさらに、主力級の特殊技が軒並み弱体化していく中で、あくタイプの技は

  • どろぼう…40→60

  • はたきおとす…20→65

  • ダメおし…50→60


……と、多くの技が威力アップを果たしたのであった。
特にはたきおとすは、相手が道具を持っていると威力が1.5倍(97)になるという効果まで追加された。

またバークアウトが「音技」というカテゴリに分類され「みがわり」を貫通するようになった一方特性「ぼうおん」で無効化されるようになった。

新規かつ流行タイプであるフェアリーに弱いと言う点についてはあくタイプではどうしようもない。
しかし、あくタイプのポケモンはフェアリーをはじめ相性補完が優秀な組み合わせが非常に多いため、得意な仲間に交代して補いたい。
悪統一ならドラピオンやスカタンク等で何とか頑張ろう。

また、ゴースト技もはがねタイプに対して等倍になったため、ゴーストを唯一半減できるタイプという、
さながらドラゴンに対するはがねのような役割を持てるようになった。
このように攻撃だけでなく、耐性の重要度も大幅に増したといえるだろう。

これらの環境の変化とタイプ自体の強化により、弱いタイプが増えたら有利になったと言う、意外な結果を生み出したのである。


新ポケモンは御三家の一角の忍者蛙ゲッコウガ、番長熊猫ゴロンダ、天邪鬼な烏賊カラマネロ、パッケージを飾った破壊をつかさどる伝説鳥イベルタル

そのイベルタルの専用技は「デスウイング」。発売前はそのエフェクトから強力なあく技になるだろうと期待されていた。
……が、この技はひこうタイプで、あくタイプの技ですらなかった
もっともデスウイング自体は威力が控えめな割に性能が高く、
あくタイプだとタイプ一致補正と「ダークオーラ」補正で壊れ技になるためひこうタイプになるのも仕方ない部分がある。


ORASにて新幻ポケモンフーパがフォルムチェンジした姿「ときはなたれしフーパ」が登場した。
FCすることでタイプが超・霊から超・悪に変更され、見た目もかなり凶悪なものへと変化する。

このフーパの専用技「いじげんラッシュ」は悪技にして初の高火力技。その威力はなんと100。
さらに必中でかつ相手の「まもる」などを無視するというおまけ付き。能力低下のデメリットを差し引いても悪技ではトップクラスの性能である。

この技の登場により、あくタイプの高火力安定技という悲願は達成されたのであった。専用技より汎用技くれよ。

ヘルガー、バンギラス、ヤミラミ、サメハダー、アブソルがメガシンカを獲得している。
また、メガシンカにより新たにみず・あくタイプとなったギャラドスがいる。


~第七世代~

上述の通りコラッタ・ベトベター系がリージョンフォームで悪追加、ニャース系はノーマルから悪タイプに変更となった。
特にベトベトンRFは、どくの弱点だったエスパーを悪で無効化できる上、今回初登場した準伝の一体カプ・テテフに滅法強いので注目を浴びていた。
御三家の一体ニャビーの最終形態ガオガエンはヘルガー以来の炎・悪となり、悪タイプとしてはそこそこの耐久がある上、火傷にならない物理ATとピーキーな調整が多かった悪タイプとしては珍しく万能寄りのポケモンである。
ウルトラビーストの一体アクジキングは悪・龍とサザンドラと同じ組み合わせ。能力的には耐久寄りになったサザンドラだが、浮遊が無く素早さが遅めなので使用感は大幅に異なる。現状他のUBに比べると型が確立されておらず今後に期待と言ったところか。

さりげなくあくタイプに全員にいたずらごころによって優先度+1になった技を無効にするというメリットが追加された*1
これによりエルフーンクレッフィのようないばみが戦術やおっさんのとりあえず電磁波を防げるようになりこれらの害悪キラーとしての側面も備えるようになった。そもそもいばるや電磁波が大幅弱体化したが
しかしヤミラミやレパルダスと言ったいたずらごころ持ちの悪タイプには痛い変更点であるし、特性がマジックミラーとなるメガアブソルは採用価値が減る等
タイプ全体として見ればいい面もあるが個々のポケモンからするとマイナス面になったポケモンもいる。

しかし環境的には絶滅寸前と言わざるを得ない。第6世代のむしタイプと立場逆転。
カプシリーズをはじめとしたフェアリーの大量増加は元より、ファイアローの弱体化による大幅減少の影響でキノガッサ・ウルガモスといった強力な格闘・虫が復権。
そしてあくタイプが減る=貴重なあく耐性が要らなくなると言う事もあり、相乗効果でさらにあくタイプが減ると言う困った結果に。
おまけにゴーストの代名詞であるゲンガーが浮遊を捨てた為、無理にあくタイプで対策する必要までなくなってしまう…。第6世代で暴れ回った罰が当たったな……まさに正義の鉄槌

そのせいでシングルでは30位以内にいるのはゲッコウガただ一匹(そのゲッコウガも大半がへんげんじざいのため実質あくタイプは全滅)と言うとことんあくタイプに冷たい状況が出来上がる事に。マニューラに至っては最早一時代を作ったとは思えない程落ちぶれてしまった。
サザンドラやバンギラスまで消えると言う今までは考えられなかった異常事態まで引き起こしていた時期も……。
一方、ダブルバトルでは相方でフォローが利くのか、サザンドラもバンギラスも30位圏内にいたりする。

USMではこの状況は改善の兆しが。
バンギラスがメガストーン完全解禁により復権。アローラベトベトンもリサイクルを教え技で習得しくいしんぼう型が強化された。
サザンドラも新たにゲップを習得したものの、耐性が違うとはいえアーゴヨンが立ち塞がってしまいスカーフ所有を余儀なくされている。

一応あくタイプとしての頼れる相棒自体は増えたのだが、それでも「あくタイプを有しているだけで選出すらままならない」状況。
USMでは多少脱却できたものの、依然フェアリーが幅を利かせる環境。油断はできない。
実際現環境に残るあくタイプも 水準以上の耐久があるから生き残っている わけであり……。カエルは知らん
せめて現在未発見のノーマル/ゴースト複合の強ポケがいれば……

技の面では「かみくだく」と同威力で相手の音技を封じる「じごくづき」が登場。
教え技にも登録されており、主に格闘タイプ等のサブウェポンとして重宝されている。
他には悪物理版アシストパワー「つけあがる」や味方も巻き込み周りを攻撃する「ぶんまわす」が新登場。


【あくタイプの主な使い手】



・一般トレーナー

スキンヘッズ
バッドチーム
バッドガイ
バッドガール
ふりょうアベック
こわいおじさん
こわいおねえさん
バッドカップル

・しまキング

クチナシ

・四天王


上述の通り、あく専門のジムリーダーはいない。

また、ギンガ団ボスアカギの手持ちはあくタイプに偏っており、そうでなくとも悪の組織のボスはあくタイプのポケモンを所持している場合が多い。





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