あくタイプ(ポケモン)

登録日 :2010/10/21(木) 01:19:45
更新日 : 2017/07/30 Sun 08:47:09
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ポケットモンスターシリーズに登場するタイプ。
第二世代からバランス調整の為に追加されたタイプで、暗色系でスマートな洗練されたデザインが多く、
モチーフはサメ・カラス・黒猫等、悪そうなイメージを持たれやすい生物が目立つ。


攻撃面はエスパーゴーストの弱点を突け、格闘・悪・(第5世代まで)・フェアリー(第6世代から)には半減される。

耐性面では格闘フェアリーに弱く、ゴースト・悪を半減し、エスパーを無効化する。
(ただし「ミラクルアイ」を受けるとエスパーとのタイプ相性が等倍に変化する)

全体的に攻撃に優れたポケモンが多いが耐久は割と紙なポケモンが多い。

またやや攻撃技は威力に乏しいが「ふいうち」や「おいうち」等のトリッキーで変わった効果を持つ物が多く、技的に読みが重要な玄人向けなタイプと言える。

近年では格闘タイプの優遇、強力な虫タイプ多数登場など逆風気味だが、それでもトリッキーなエスパーやゴーストを狩れる等まだまだ活躍できる。

もっともそのエスパーやゴーストの新ポケ・要注意ポケモンが最近は少なく、やはり冷遇っちゃ冷遇だが…


なお、虫・格闘に弱いと設定された理由については虫タイプに弱いのは「仮面ライダーに倒される怪人をイメージしたのではないか」、格闘タイプに弱いのは諸説あるが
「正義は悪に勝つ!」というものや「暴力は武力には勝てないというイメージから」というものやかなり少数派の意見だが「ウルトラマンに倒される怪獣や宇宙人をイメージしたのではないか」とも言われ、
フェアリーに弱いことについては、プリキュア等魔法少女に倒される敵キャラをイメージしたのではないかとも言われる。

第一世代に登場せず、かつ鋼・フェアリーと違って既存種に追加されなかったため今まで第一世代初出ポケモンには悪タイプが存在しなかったが、
リージョンフォームの追加によりコラッタ・ラッタニャースペルシアン・ベトベター・ベトベトンの6種のアローラのすがたとして
(いわゆる亜種としての登場だが)存在しうることになった。 

ちなみに唯一このタイプを専門とするジムリーダーが存在しないタイプでもある。
ポケモンに登場する街や地方は実在のものをモデルにしているものが大半のため、イメージに配慮しているという説もある。


【あくタイプの歴史】



~第二世代~

初登場。
黒い翼ヤミカラス、耐久の月光ブイズブラッキー、悪ノ炎ヘルガー、600族大怪獣バンギラスらが現われる。
ニューラも登場したが、当時は悪技は特攻依存であった為実戦レベルでは…
初代で猛威を奮った対エスパーアンチとしての印象が強いが殿堂入り前に殆ど入手出来ない為攻略ではあまり活躍しない。
まぁ一部のトレーナーが使用する為、敵としてはそこそこに活躍する。

ただ、鋼タイプだけでも十分エスパーアンチになっているような……。
なお、永遠の天敵ヘラクロスもこの世代で登場。

対戦ではブラッキーが一流ポケモンとして活躍した。

初代は「かみつく」のタイプがノーマルだったが、この世代からあくに変わった。
他「かみくだく」や「おいうち」等、何故か見た目が物理系の技ばかりである。


~第三世代~

前作では殆どの悪ポケが殿堂入り後の登場であったせいで非難を受けた為か、最初の草むらで悪犬ポチエナ→グラエナをゲットできたりと入手難度は低くなっている。
他にも鈍足ザリガニシザリガー、特攻鮫サメハダー二刀流案山子草ノクタス、ケモナーに大人気アブソル、葉緑素大爆発ダーテング等一気に数が増える。
弱点ないぞーすごいだろー(当時)なヤミラミも登場。
ただし微妙な立場はあまり変わっていない。


~第四世代~

フルアタ型に有効な新技「ふいうち」追加。
技ごとに物理特殊が分かれ、さらに新進化を得たマニューラが、一気に厨ポケキラーとして頭角を現す。
ちなみに第三世代以前の悪技はすべて物理技になった。さすがに「ふくろだたき」や「だましうち」を特殊技と言い張るのは無理があったか。
当時の悪タイプの特殊技は「あくのはどう」のみ。
砂嵐時に岩タイプが特防1.5倍の効果を得て砂パの実用性が上がり、さらに弱点半減の実の登場でバンギラスが強化。
第四世代後半でのバンギラスは対戦トップメタと呼ばれるほどの活躍を見せた。
一方でメジャーどころのエスパーやゴーストが高威力の特殊格闘技きあいだまをわざマシンで覚えるようになり、手軽に出せなくなった。
新ポケは化け蠍ドラピオン、毒ガス誘爆大爆発スカタンク、オンミョーンミカルゲ。禁止級の配布ポケダークライ
新進化形は首領ドンカラス


~第五世代~

初の4倍弱点なしの600族の悪竜サザンドラや、モヒカン不良ズルズキン、特撮怪人キリキザン、またもケモナー萌えの黒猫レパルダス、砂鰐ワルビアル
耐久鷲バルジーナ、映画主役の化け狐ゾロアーク追加。
ただし虫タイプや格闘タイプに強力な物が増えた為相対的に冷遇気味かもしれない……。


~第六世代~

初めてあくタイプが登場した金銀時代からはや14年、ついに新たなタイプが追加された。その名は フェアリータイプ
だが、その相性が発表された時、多くのあくタイプファンは落胆した。 フェアリー弱点追加&フェアリーにあく技半減 だったのだ。
「ただでさえ弱点メジャーだったのにこの仕打ちか……」「イメージ的にはむしろあく抜群だろ」と、ため息が漏れた……



が、事態は思ってもみない方向に推移した。

第五世代のメジャータイプであり、あくタイプの肩身を狭くしていた かくとうタイプ が、フェアリータイプ流行により 大きな被害を受けたのである

さらに、同期でありながら豊富な耐性で強タイプだった はがねタイプ等倍がとれるようになった
鋼は格闘に弱くフェアリーに強いため、第六世代の環境では当然のように増加。
その鋼に等倍を取れるようになったのは非常に大きい。

さらにさらに、主力級の特殊技が軒並み弱体化していく中で、あくタイプの技は

  • どろぼう…40→60


  • ダメおし…50→60


……と、多くの技が 威力アップ を果たしたのであった。
特にはたきおとすは、相手が道具を持っていると威力が上がるという効果まで追加された。

もちろん、新規かつ流行タイプであるフェアリーに弱いと言う点についてはあくタイプではどうしようもない。
しかし、あくタイプのポケモンはフェアリーをはじめ相性補完が優秀な組み合わせが非常に多いため、得意な仲間に交代して補いたい。
悪統一ならドラピオンやスカタンク等で何とか頑張ろう。

また、ゴースト技もはがねタイプに対して等倍になったため、ゴーストを唯一半減できるタイプという、
さながらドラゴンに対するはがねのような役割を持てるようになった。
このように攻撃だけでなく、耐性の重要度も大幅に増したといえるだろう。

これらの環境の変化とタイプ自体の強化により、 弱いタイプが増えたら有利になった と言う、意外な結果を生み出したのである。


新ポケモンは御三家の一角の忍者蛙ゲッコウガ、番長熊猫ゴロンダ、天邪鬼な烏賊カラマネロ、パッケージを飾った破壊をつかさどる伝説鳥イベルタル

そのイベルタルの専用技は「デスウイング」。発売前はそのエフェクトから強力なあく技になるだろうと期待されていた。
……が、この技はひこうタイプで、 あくタイプの技ですらなかった
もっともデスウイング自体は威力が控えめな割に性能が高く、
あくタイプだとタイプ一致補正と「ダークオーラ」補正で壊れ技になるためひこうタイプになるのも仕方ない部分がある。


ORASにて新幻ポケモンフーパがフォルムチェンジした姿「ときはなたれしフーパ」が登場した。
FCすることでタイプが超・霊から超・悪に変更され、見た目もかなり凶悪なものへと変化する。

このフーパの専用技「いじげんラッシュ」は悪技にして初の高火力技。その威力はなんと100。
さらに必中でかつ相手の「まもる」などを無視するというおまけ付き。能力低下のデメリットを差し引いても悪技ではトップクラスの性能である。

この技の登場により、あくタイプの高火力安定技という悲願は達成されたのであった。 専用技より汎用技くれよ。

ヘルガーバンギラスヤミラミサメハダーアブソルがメガシンカを獲得している。
また、メガシンカにより新たにみず・あくタイプとなったギャラドスがいる。


~第七世代~

上述の通りコラッタ・ベトベター系がリージョンフォームで悪追加、ニャース系はノーマルから悪タイプに変更となった。
特にベトベトンRFは、どくの弱点だったエスパーを悪で無効化できる上、今回初登場した準伝の一体カプ・テテフに滅法強いので注目を浴びていた。
御三家の一体ニャビーの最終形態ガオガエンはヘルガー以来の炎・悪となり、悪タイプとしてはそこそこの耐久がある上、火傷にならない物理ATとピーキーな調整が多かった悪タイプとしては珍しく万能寄りのポケモンである。
ウルトラビーストの一体アクジキングは悪・龍とサザンドラと同じ組み合わせ。能力的には耐久寄りになったサザンドラだが、浮遊が無く素早さが遅めなので使用感は大幅に異なる。現状他のUBに比べると型が確立されておらず今後に期待と言ったところか。

さりげなくあくタイプに全員に いたずらごころによって優先度+1になった技を無効にする という特性が追加された。
(優先度の上がった技を直接受けた場合に限り無効。積み技、壁貼り、トリルなど使用者や場を対象とする技は無効化の対象外。高い素早さから繰り出される補助技もいたずらごころではないため当然対象外。)
これによりエルフーンやクレッフィのようないばみが戦術やおっさんのとりあえず電磁波を防げるようになりこれらの害悪キラーとしての側面も備えるようになった。そもそもいばるや電磁波が大幅弱体化したが
しかしヤミラミやレパルダスと言ったいたずらごころ持ちの悪タイプには痛い変更点であるし、特性がマジックミラーとなるメガアブソルは採用価値が減る等
タイプ全体として見ればいい面もあるが個々のポケモンからするとマイナス面になったポケモンもいる。

しかし環境的には 歴代最悪 と言わざるを得ない。第6世代のむしタイプと立場逆転。
カプシリーズをはじめとしたフェアリーの大量増加は元より、ファイアローの弱体化による大幅減少の影響でキノガッサ・ウルガモスといった強力な格闘・虫が復権する…などなど。
そのせいでシングルでは 30位以内にいるのはゲッコウガただ一匹(そのゲッコウガも大半がへんげんじざいのため実質あくタイプは全滅) と言うとことんあくタイプに冷たい状況が出来上がる事に…。
サザンやバンギまで消えるとかもはや異常事態である。
一方でダブルではフォローが効く為かサザンもバンギも30位以内に存在している。

一応あくタイプとしての頼れる相棒は増えたのだが、それでも「あくタイプを有しているだけで選出すらままならない」といった現状ではある。 せめて現在未発見のノーマル/ゴースト複合の強ポケがいれば……


【あくタイプの主な使い手】



・一般トレーナー

スキンヘッズ
バッドチーム
バッドガイ
バッドガール
ふりょうアベック
こわいおじさん
こわいおねえさん
バッドカップル

・しまキング

クチナシ

・四天王


現在のところ、あく専門のジムリーダーはいない。

また、ギンガ団ボスアカギの手持ちはあくタイプに偏っており、そうでなくとも悪の組織のボスはあくタイプのポケモンを所持している場合が多い。


ヘラクロス「一致メガホーンがある限り!」
ペンドラー「対戦にあくは栄えない!」
シュバルゴ「勝利のポーズ、決め!」

レパルダス「またやられちゃったじゃないか!」
グラエナ・サメハダー「お、お許しを!」
アブソル「このアカポンタン!ママより怖い『おしおき』だべー!今回のおしおきはこちら!」

カイリキー「や ら な い か」
チャーレム「邪魔しないでください!悪ポケが俺のヨガパワーを待っているんです!」
ズルズキン「ふん、竜舞を積むとすぐ勃ちやがる…」

「「アッー!」」





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