飛天御剣流

登録日 :2011/11/04(金) 06:12:24
更新日 : 2017/10/14 Sat 23:10:05
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剣は凶器。剣術は殺人術。どんな綺麗事やお題目を口にしてもそれが真実。


るろうに剣心に登場する、架空の古流剣術。

主人公である緋村剣心と、その師である比古清十郎が使用する。
アニメオリジナルキャラの天草翔伍も奥義「天翔龍閃」を含めた全ての技をマスターし、オリジナル技の開発までやっている。
また、見よう見まねではあるものの、明神弥彦も一部の技を使用した。

戦国時代に発祥した、一対多の戦いを得意とする殺人剣で、
「剣」「身のこなし」「相手の動きの先読み」の3つの速さを最大限に生かす事で最小の動きで複数の相手を仕留める。

比古清十郎は本来開祖の名前で、その後代々流儀の全てを会得したもの、つまり伝承者が白外套と共に受け継いでいる。剣心の師は13代目。
しかし剣心は理は受け継ぐものの「比古清十郎」を襲名して飛天御剣流を受け継ぐつもりはないとの事。
決して白外套が似合わないからではないはず…?
飛天御剣流伝承者の証である白外套は伝承者の力を平時押さえる為重さ10貫の肩当てと逆さに反るバネが仕込まれている。

飛天御剣流の理とは時代の苦難から人々を守る事だが、それはあくまでもどの権力、どの派閥にも属さない自由の剣としてである。
(その強さから「陸の黒船」とも例えられる)
そうでなくばその強さ故に必ず「歪み」を産み出してしまいかねず、代々の継承者が江戸300年間「比古清十郎」を隠し名としてきたのも権力に利用されない為。
剣心は当初その事を理解出来ず維新志士側についてしまった結果、志々雄真実という「歪み」を生み出してしまい、
流浪人になって人助けをしながら放浪する事でようやく御剣流の理を理解するに至った。
因みに習得者である剣心は28歳比古清十郎は43歳だが、どう見ても十代後半から二十代にしか見えない。
飛天御剣流には不老の秘術があるという説があるとかないとか…。

超人的な強さを誇る一方、体にかかる負担もまた大きく、高荷恵の見立てでは、恵まれた体格をさらに鍛え上げてようやく使いこなせる剣術とのこと。
小柄な剣心にはこの負担はことのほか大きかったようで、三十代半ばで御剣流の技が撃てなくなったことが語られている。
実際は龍翔閃くらいならこの時代でもブッパできるようだが

奥義の伝授=免許皆伝の条件は、師匠が放つある技を、奥義で迎撃して破ること。
その性質と威力ゆえ、食らった師匠は必ず死に至るため、師匠殺しをしなければ伝承できないという業深き剣術。
まるでどこぞの南斗鳳凰拳のようである…

なお、『るろうに剣心~明治剣客浪漫譚~』のパイロット版である『るろうに~明治剣客浪漫譚~』では『飛天剣流』となっており、
一振りで3人斬ると言われている。
しかし一方で戦国の昔話に出てくるだけの剣術とも言われている。


◆飛天御剣流の技
原作とキネマ版で表記或いは読み方が異なっている(作者曰く「お遊び」)。

  • 龍槌閃(りゅうついせん)
高く飛翔し、落下しながら脳天に斬撃を食らわせる。
連載初期の頃に頻繁に使用しており、薫には「剣心の十八番」と言われたことも。
派生技として、斬撃の代わりに脳天から垂直に刀を突き刺す「龍槌閃・惨」(-・ざん)もある。
キネマ版では「龍墜閃」表記。
実写映画版では名称こそ出ないものの、表現しやすいということもあってか割と多用されている技である。

  • 龍翔閃(りゅうしょうせん)
峰を手で支え、ジャンプしながら斬り上げる。
逆刃刀を扱う剣心はそのまま使うと刃に手を当てて大惨事になる為、刀の腹で打ち上げている。
京都編から龍槌閃に替わりよく好んで使っている。
キネマ版では「龍昇閃」表記。

  • 龍槌翔閃(りゅうついしょうせん)
龍槌閃と龍翔閃を連続で放つ。
れっきとした技なのか、自然に出来た即興技なのかは不明。

  • 龍巣閃(りゅうそうせん)
無数の斬撃を浴びせる技。
打たれ強い左之助に対して使われた。
一カ所に集中して浴びせる派生技「龍巣閃・咬」(-・がらみ)もある。

  • 双龍閃(そうりゅうせん)
居合切りを放った後、刀の鞘で追撃を仕掛ける2連撃。
「飛天御剣流の抜刀術は全て隙を生じぬ二段構え」の代名詞ともいえる。
かつて抜刀斎と呼ばれていただけあり、剣心が最も得意とする技とされている……が、作中通して2回しか使われていない(うち1回は対人戦ですらない)。
派生技「双龍閃・雷」(-・いかづち)は、先に鞘で殴り、本命の斬撃を後に放つ。
キネマ版では「相龍閃」表記。

  • 龍巻閃(りゅうかんせん)
水平に回転しながら相手に突っ込み、すれ違いざまに斬撃を放つ。
回転の遠心力により威力を上げ、相手の攻撃の勢いを利用したカウンター技でその威力はぶっ飛ばした相手が道場の壁を貫通するくらい。
ドラゴンボールレベルの破壊力。
斎藤戦以降、龍翔閃と並んでよく使われるが 何故か失敗することが多い (斎藤曰くカウンター技として使ってこそ真価を発揮するらしい)。
派生技に「龍巻閃・凩、旋、嵐」(-・こがらし、つむじ、あらし)があり、旋は錐揉み状態で突進し、嵐は縦回転になっている。凩は詳細不明。どれもあまり大差ない。
キネマ版では「龍環閃」表記。

  • 土龍閃(どりゅうせん)
刀で地面を抉り、相手に土石をぶつける。
割と痛そうだが、もはや剣術ではない。

  • 飛龍閃(ひりゅうせん)
全身を回転させながら納刀した刀を、親指で鍔を弾いて刀を矢のように弾き飛ばす飛刀術。
要するに刀の柄尻をぶつける攻撃。
HITした部分から噴水の様に出血し、オマケに吐血もする。
目や鼻に当てれば死ねる程度の威力。
雷十太戦では眉間にクリーンヒットさせ、ホウキ頭戦では変幻自在の薄刃之太刀の切っ先に当てる等、命中精度の高さが伺える。
というか、万が一回避でもされた場合、当たり前ではあるが 丸腰になる
某空想科学本で検証されたが結果は…。

  • 龍鳴閃(りゅうめいせん)
神速の抜刀術の逆を行く「神速の納刀術」。
すれ違いざまに神速で刀を鞘に納めることによって、相手の聴覚にダメージを与える。
通常なら聴覚が一時的にマヒする程度だが、狂経脈によって全神経を強化していた雪代縁には、平衡感覚を失わせるほどのダメージを与えた。
狂経脈へのピンポイントメタにしか見えないとか、自分にもダメージが来るんじゃねえの?いう突っ込みは野暮。
聴覚へのダメージという性質上、おそらく魚沼宇水に対しても有効であったと思われる。

  • 九頭龍閃(くずりゅうせん)
奥義「天翔龍閃」を伝授する過程で生まれた突進技。
神速で九方向からの斬撃と刺突を同時に繰り出す、防御も回避も不能というチート技。
だが、逆に言えば「神速を見切ったり神速~それ以上の速さで動けるならば防御も回避も可能」ということであり、瀬田宗次郎には完全に見切られ、雪代縁には全撃を相殺されたり発動前に潰されている。
「壱、弐、参、肆、伍、陸、漆、捌、玖」の漢数字が浮かび上がり、厨二心をくすぐる。
体格と腕力が重要になる技のため比古清十郎の得意技で、彼の九頭龍閃を前に、剣心は「死」の文字を思い浮かべた。
逆に体格に恵まれない剣心が使用すると、技自体は完璧でも威力では大きく劣ってしまう…あくまで「作者公認の規格外キャラである比古と比べれば」で、作中登場する人外クラスの強者にも十分通じる威力はあるが。また、突きは逆刃刀でも致死の攻撃になり得るため最後の突きは柄で行っている。わざわざ柄で突くくらいなら八頭龍閃でいいんじゃね?
作者の予定では本来はこの技が奥義だったらしく、キネマ版では奥義に設定変更されている。
また、読み方が「ここのつがしらのりゅうのひらめき」になっている。
実写映画版でも使用されたが、さすがにCGを使わずアクションで表現するのは無理があったからか、九連撃を叩き込む技になっていた。それって龍巣閃じゃね?と言ってはいけない。また突きは普通に刃先で行っていた。
ニコニコ動画では「オトリヨセー!」の愛称(?)で親しまれている。

  • 天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)
飛天御剣流の奥義。この技だけ訓読みになっているのがプレミアム感をそそる。
左足を前に出すことで、左足を斬る危険を持ちながらも、その刹那のタイミングを見切って更に一歩踏み出し、居合切りを放つ技。
御剣流の「神速」を更に高めた「超神速の抜刀術」とされ、理屈の上では九頭龍閃による相殺と競り勝ち以外で唯一九頭龍閃を破ることが出来る(神速の九撃よりも速く一撃を叩き込めるため)。
奥義とはいえあくまで単発の斬撃であり、発動の起点となる左足の踏込みを見切れば受け止めることは可能。
しかし、その際に生じた衝撃によって真空空間が発生。そこに流れ込む空気で敵は動きを封じられた処へ更に加速しもう一回転分の踏み込みを加え強力になった二撃目の直撃を受けることになる。
本来は師の命と引き換えに会得する事が要求されるが、剣心の場合は刀の目釘が外れかかっていた為に威力が弱まり、比古は命を落とさずに済んだ。
といってもこの時の一撃目ですら屈強な比古の鋼のような肉体を抉り昏倒させるほどであり、その後の戦闘でも強敵を吹き飛ばしている。
「倭刀術絶技・虎伏絶刀勢」とは相性が悪いようで初戦で破られているが、二戦目では剣心がより強い決意を以て左足を踏み出したことで勝利しており、やはり作中では最強の位置にある技と言える。
キネマ版では奥義ではなく飛天御剣流の最速抜刀術に設定変更されており、読み方が「てんしょうりゅうせん」になった。
これには「名前が間違っている」と指摘したバカな読者もいたらしく、作者も単行本で「混乱させてすみません」と謝罪している。
なお、九頭龍閃にも言えるのだが、キネマ版の剣心は抜刀斎時代にこの技を習得済の状態である。
そのため、 天翔龍閃対牙突零式 という原作では出来なかった夢の対決が斎藤の回想場面で実現している。
ちなみに結果はお互い刀を粉砕してしまい、全くの互角だった事が伺える。
実写映画版では原作通り、御剣流奥義というポジション。志々雄との最終決戦では初撃による一閃しか使用されず、本命の二撃目がある設定なのかは不明。
ちなみに劇中、名称が披露されたのは双龍閃とコレだけである。

  • 雷龍閃(らいりゅうせん)
天草翔伍の編み出したオリジナルの技。
翔伍自身は「飛天御剣流を超える真の御剣流」と称し、仁志田兵衛によれば「飛天御剣流開祖以来初めて付け加えられた技」とのこと。
雷光や月光を刀で反射させ、剣気と同時に叩き込むことで相手の視覚を奪う。
ただの閃光ではなく剣気も加わっているため、失った視覚は時間経過では戻らず使用者を上回ることでしか取り戻せない。
…ツッコミどころはあるだろうが、まぁ、本家も龍鳴閃とかあるし心の一方っていうのもあったし…。
(実際翔伍は操に剣気をブチ当てて心の一方と同じような効果を発揮したことがある)
でもこれで九頭龍閃を破った事もある。

  • 飛天無限斬(ひてんむげんざん)
厳密には「飛天御剣流」ではなく、「飛天三剣流」の技。
和月氏のデビュー作『戦国の三日月』(コミックス6巻に収録)にのみ登場する秘刃で、主人公・比古清十郎(剣心の師とは別人)が
仇敵・岩野宏先を討ち果たす際放った必殺の剣。天高く跳躍し、刀を持ち振り下ろす腕に対しもう片手は手刀を水平に構えるという
ウルトラマン八つ裂き光輪(ウルトラスラッシュ)発射フォームみたいな構えから繰り出す一閃。
「秘刃は一太刀で百人斬る」という劇中の風聞に違わず、見た目は一太刀だが喰らった側は南斗聖拳の犠牲者めいて膾切りになる。グロッ!?
…ぶっちゃけバトル漫画(かつ読み切り作品)のお約束にしたがって戦闘パートのシメとして
1ページ見開きでババーン!とぶち込まれる必殺剣=相手は死ぬという流れで放たれた技なので、
るろ剣にあるような術理や技の特性に関する詳細は一切ない。


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