高徳線

登録日:2013/04/23(日) 20:28:49
更新日:2023/08/14 Mon 00:36:10
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高徳線(こうとくせん)は、高松から徳島を結ぶJR四国の鉄道路線である。
*1

概要

四国の東部2大主要都市である高松と徳島を結んでいる。
その為、距離が離れ過ぎていて高速バスに負けている予讃線土讃線といった路線を差し置いて、新型車両が最優先で導入されてきた路線である。
しかし、JR化後は上述の2路線にも力を入れるようになったため、現在は3大主要幹線の一角と言ったほうが正しい。
現在は非電化・単線だが、JR四国における本四備讃線と並ぶ重要路線である為、電化計画が持ち上がっている。
ついに徳島県で電車を見れる日が来るのだろうか?

使用車両

◆2600系
2017年から運用を開始した車体傾斜式の特急気動車。
が、土讃線区間などカーブの多い区間では運用に難があり、現在は2000系に代わり「うずしお」で使用されている。

◆2700系
前述の経緯から振り子式で導入された「2600系の完全版」。
N2000系を追い出し、高徳線特急の主力として奮闘している。
2020年鉄道友の会ローレル賞受賞。

◆キハ185系
「剣山」として佐古~徳島間で運用される他、「うずしお」の1往復で使用される。これは高松の車両基地から徳島への送り込みを兼ねている。
かつては普通列車として運用に入ることもあった。

◆1000形・1200形
一般形気動車で、1200形は1500形と併結可能な工事を実施しており、カラーリングも1500形に合わせている。板野~徳島間のみで使用。

◆1500形
キハ58系置き換えのために導入された一般形気動車。
1000形と同じ3つドアであるが真ん中の扉は片開きで、側面は2段窓という今時の新車にしてはクラシックな外観。
近畿車輛製の7次車は内外装が大きく異なっている。

◆キハ40形・キハ47形
かつては主力だったが、1000形・1500形の導入でその座を降りつつある。
何気に首都圏色のリバイバルカラーが存在する。


駅一覧

T 28高松
予讃線瀬戸大橋線高松琴平電気鉄道琴平線(高松築港駅)乗り換え。
香川県の中心都市高松の中心駅で、四国地方の全県庁所在地を結ぶ特急列車が発着する駅でもある。
高徳線のホームは一番左の1~3番線。
高松駅は終着駅構造の為、半円を描く形で回転する。

T 27昭和町
高松駅から一駅だが線路自体が大きく迂回しているためか、市街地からは少々離れた場所に位置する。
お隣にはファミマを挟んで高松市図書館(通称サンクリスタル)があったり、
香川大学のメインキャンパスも近く、ここから自転車に乗り換えて通学する学生とその需要も大きそうだが、
屋島駅までの高徳線ICOCAエリア拡大の際には対応が飛ばされた、ちょっぴり不遇なICOCA利用不可駅。

T 26栗林公園北口
香川県が世界に誇る栗林公園の最寄駅。ICOCA利用可。
もっとも駅名でもある栗林公園の北口が裏門扱いでひっそりとしてたり、そもそも運転本数そのものが少ないのもあり
ことでんの栗林公園駅の方が利用客は多く、正門側に辿り着けるからか観光客もそちらに流れ気味。
ただし駅を出て右手に行けば栗林公園、左手に進めば香川県庁や市役所を始めとした高松市中心部にも近いので、
特に徳島方面から通勤通学する人にとってはこの駅が最寄りとなっている。

T 25栗林
全列車が停車する駅。ICOCA利用可。なんと駅前に四国初のセブン・イレブンがある!
高架化した時期が1976年と非常に古いためかエレベーターが今も設置されず、ホームにたどり着くにはビル2・3階相当の階段を上る必要がある。
特急利用者も一定数存在する割には、バリアフリー的に優しくない駅(一応エスカレーターはあるが、上り専用で駅員不在の早朝夜間の時間帯は停止)
足腰に自信がない人は、やはり徒歩10分ほどの所にあることでん栗林公園駅を利用することも多い。

T 24木太町
住宅街に佇む無人駅。ICOCA導入で昭和町共々対応が飛ばされたが、こちらは利用者も少なく妥当か。

T 23屋島
住民の手で町おこしが行われている駅。源平合戦で有名な屋島の最寄駅。ICOCA利用可。

T 22古高松南
宮内庁管理の平田池が道路を挟んですぐ北側にある。

T 21八栗口
ことでんに八栗駅があるがそちらは遠く、六万寺駅か大町駅の方が近い。

T 20讃岐牟礼
高松琴平電気鉄道志度線の八栗新道駅が国道を挟んで北向かいにある。
ここまでが高松市内の駅。

T 19志度
高松琴平電鉄志度線(琴電志度駅)乗り換え。特急停車駅で、さぬき市の中心駅となっている。

T 18オレンジタウン
全国でも珍しいカタカナ駅。2002年駅構内の分岐器にが挟まり電車が止まったというユーモラス溢れる事件が起きる。
元々はJR四国が周辺の宅地開発事業に伴って設置した駅で、駅名にもなんとなくその期待が込められていたが、肝心の土地や住宅の売れ行きは…お察しください。
そうした経緯もあってか、高松発の最終普通列車は志度止まりでなく、1駅先のこの閑散とした無人駅まで運んでくれたりする。特急も一部停車。

T 17造田
保線車両の留置線あり。

T 16神前
さぬき市役所や市民病院に一番近い駅はここ。

T 15讃岐津田
特急が一部停車。津田の松原の最寄り駅。

T 14鶴羽
一応、日本ドルフィンセンターに一番近い駅。

T 13丹生
交換可能だが、ホーム幅は狭め。

T 12三本松
国内シェア9割を誇る日本最大の手袋生産地である東かがわ市の中心駅で全列車停車。

T 11讃岐白鳥
東かがわ市役所や県立病院はこちらが近く、いわば代表駅ボジションだが無人駅。特急は一部停車。
隣の三本松駅が有人駅なので駅の機能はそこで行っている。

T 10引田
周辺は風待ちの港や醤油醸造で栄えた旧くからの街並みが広がる。特急も大半が停車。
普通列車は大半が高松方面に折り返し、これより先は特急以外だと6.5往復に減る。

T 09讃岐相生
香川県最東端の駅。

T 08阿波大宮
ここから徳島県に入る。牛山氏の全国秘境駅ランキング138位。

T 07板野
全列車が停車する板野町の代表駅。普通列車はここからまた本数が増える。
国鉄時代は鍛冶屋原線が分岐していた。

T 06阿波川端
四国八十八ヶ所第2番札所極楽寺に一番近い駅。

T 05板東
四国八十八ヶ所第1番札所霊山寺の他、阿波国一宮である大麻比古神社の最寄り駅で年始には特急の臨時停車がある。

T 04池谷
鳴門線乗り換え。一部特急停車。Y字形に分岐している為、高徳線・鳴門線共にカーブ途中にホームがあって結構狭い。

T 03勝瑞
藍住町唯一の駅で一部の特急が停車。隣の池谷を通過する特急と鳴門線の列車の一部はこの駅で接続する。この場合、運賃の特例が設けられている。

T 02吉成
周辺は工場が多い。

T 01佐古
徳島線乗り換え。ここから徳島駅までの間、一駅だけだが線路が2本並ぶ。ただし複線ではなく単線並列。
立地といい高架化の経緯といい栗林駅と似たような立場だが、1993年完成と比較的新しかったのが幸い(?)し、ホームまでのエレベーターは完備されている。

T 00徳島
牟岐線乗り換え。言うまでもなく徳島県の中心地である徳島市の中心駅。終着駅。
そしてFateで稼いだ金を脱税した某UFO本社の最寄り駅(鬼滅の分はちゃんと納めろよ?)


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最終更新:2023年08月14日 00:36
添付ファイル

*1 出典:日本の旅・鉄道見聞録 URL: http://www.uraken.net/rail/alltrain/kiha/kiha1500.jpg 日時:2016/01/01