魚沼宇水(るろうに剣心)

登録日 :2010/02/11(木) 00:30:18
更新日 : 2017/10/14 Sat 22:33:42
所要時間 :約 14 分で読めます




いらっしゃ~い


魚沼(うおぬま)宇水(うすい)とは、るろうに剣心に登場する架空の人物。

CV:流山児祥 演:村田充

十本刀の一人で、『“盲剣”の宇水』とも呼ばれる。
1842年3月生まれ。年齢は初登場時、数え37歳(満36歳)。琉球王国出身。

全身に目玉模様が描かれた奇妙な服と「心眼」と書かれた目隠しを身に着けた異様な風体の男。
琉球王家秘伝の武術の使い手で、維新前は幕府側に対人斬り用として雇われていた凄腕の剣客だったが、
ある日、志々雄真実と闘った時に両目を斬り裂かれ、失明する。

その後は幕府側にあっさりと捨てられ、路頭にさ迷うことになる。
しかし、そんな中、とある山中にさ迷った時に自分の異常聴覚に気づき、目覚め、剣術の一つの究極の型「心眼」を開く。

その後は自身の目を奪った志々雄真実の下に「隙あらば何時、いかなる時でも斬りかかって構わない」という条件で十本刀に加わる。

十本刀の中でもかなり凶悪で、アジトに侵入する際に味方兵や、アジトに来る前に斎藤一が軍と警察から選りすぐり設立した志々雄討伐隊を殺害したり、
京都大火を全力で阻止していた操を容赦なく殺そうとした。(しかし、これはすんでの所で安慈によって止められる)
その振る舞いから方治や由美などからは煙たがられている。


■戦闘力
上記の通り剣術における一つの究極の型とされる「心眼」を会得している。
宇水さんの場合は天性の異常聴覚によって相手の心臓の鼓動や筋肉の収縮を感知し相手の動きや心理状態を察知する。

武器は背中に背負った亀の甲羅でできた盾「ティンベー」と、石突に鉄球がついた短槍「ローチン」。
ティンベーの丸みで相手の攻撃を捌き、ローチンによる刺突でダメージを与えるのが基本戦法。一応これは実在する琉球武術である。
地味だが堅実な戦法に、心眼による見切りが加わり、強力無比。
この他ローチンを操り刃と鉄球による無数の突きを放つ「宝剣宝玉百花繚乱」という技を有する。

ちなみに失明以前は普通の刀を使っていた模様。
また、隠形術にも長けており上記のアジト侵入時には警備の兵に悟られることなく最奥にある志々雄の部屋の天井にまで到達している。
実力は十本刀の中でも宗次郎、安慈に並ぶ三強。


以下ネタバレ















決戦の日に志々雄のアジトで十本刀の二番手として現れ、斎藤一と対峙する。 盲目なのに明るい部屋で闘う騎士道精神溢れる宇水さん。
アニメでは暗い部屋で戦う卑怯な宇水さん。 というより、宇水の強みを考えればこれが一番効果的なのだが。
他の十本刀が必殺技のような、固有技を発揮しているのに対し、基本戦術のみで戦う真面目な宇水さん。

しかし、この時斎藤に『復讐の為再会したはいいものの当の志々雄は死線を潜り抜け自分以上に強くなっていたため、既に復讐を諦めていること』
そして『周囲にそれを悟られまいとする自尊心から今でも志々雄を殺すと嘯いていること』を見透かされ、怒りを露わにする。

なにが可笑しい!!

怒りながらも基本戦術を駆使して斎藤の両足に傷を負わせるが、斎藤から「志々雄もきっと気付いた上で、体よくお前を利用してるんだよ」と更に痛い処を突かれてしまう。
そして逆上しトドメを刺そうとしたところを牙突・零式を喰らい、ティンベーを貫通した一撃で身体が腰から上下に引きちぎれる。
そのまま上半身は壁面に磔となり、絶命。
グロ過ぎるためかアニメでは千切れずにそのまま磔に…まぁそれでも充分グロいが。

絶命する間際の斎藤とのやり取りは斎藤が最高にかっこよく、るろ剣屈指の名シーンと言える。

ちなみに志々雄は「宇水は斎藤に負けるだろうが、それなりの傷ぐらいは負わせるはず」と完全に捨て駒扱いしていた。宇水さんは泣いていいと思うよ。

由美の話から、彼も地獄に堕ちたと思われるが「今度はホントに仲間にしてあげましょうよ」と言われていた。
由美さん優しい…

テーマソングはその名もズバリ「心眼」。短いながらも彼の能力を余すことなく再現している。



しかし新京都編では復讐を諦めたどころか、一働きした報酬として 真っ向勝負 を要求。
騙し討ちではなく、一人の剣客として正々堂々と挑んで死闘の末に肩を切り裂かれ、胸を貫かれて死亡したような描写となっている。

この時は互いに全力を尽くした上での結末となっており、互いにたぎったらしい。
やだ…宇水さん素敵過ぎる。


実写映画版では村田充氏が演じたが、それもあってか原作以上に若々しくも不気味な雰囲気となっている。
京都大火編から登場。煉獄に単身乗り込んできた剣心を他の十本刀と挟撃した。
伝説の最期編では政府の役人を殺害したりと割と出番に恵まれており、終盤剣心たちの罠で演出された抜刀斎の処刑場にも登場。
原作通り、斎藤と対戦する………のだが、なんと大して剣を交えずに牙突の一撃で瞬☆殺されてしまった。不遇である。
しかも煉獄戦後も浜辺で倒れたまま画面に映り込み続け、シュールな笑いを誘った。

ちなみにデザインのモチーフはドラゴンボール桃白白


■余談
「当初は復讐を目指していたが、志々雄がさらに強くなったのを見て復讐を諦めた」「しかし周囲には復讐を諦めていないように嘯いている」というのは、
主人公と共闘するツンデレライバルキャラを痛烈に皮肉っている と言えなくもない。
ちなみに、和月作品のライバルキャラは「目的の一致で共闘していたが、本心では決着を望んでいた剣心と斎藤」「あくまで決着をつけること最優先、読者から蒼紫はデレるんだろ?と言われながらも決着つけるまで共闘しなかった剣心と蒼紫」
「目的の一致で共闘し、それを果たした後に決着をつけたカズキとパピヨン」とどいつもこいつもそう簡単には デレたり 決着を諦めたりしない。 *1

連載当時、夷腕坊の正体である外印が姿を現すと同時に「もしかして宇水は外印の事を知っていたんじゃないか?」という疑惑が読者の間で流れた。
上述した通りに常人離れした異常聴覚を持つ宇水ならば、夷腕坊の中身を察せていた……寧ろ、察していなければおかしい事になるからである。
既に外印の登場時には宇水も死亡した後だった為、真相は闇の中ではあるのだが……
後年になって志々雄が外印の存在に気付いていたことが発覚したため、宇水も志々雄同様に、存在を分かっていながらも体よく利用するために黙っていたのかもしれない。
そもそも宇水側としては夷腕坊の正体をバラす理由は全くない(むしろ、 バラさない方が宇水としては「俺は気付いてるのに志々雄は気付いていない」と自分の自尊心を満たせる )んだから黙っているのは当然ともいえる。


(追記・修正することの)なにが可笑しい!!

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