ガンダムMk-Ⅳ

登録日:2012/09/07(金) 11:10:50
更新日:2023/07/06 Thu 20:08:18
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ガンダムシリーズに登場するMS。

前提としてこのガンダムMk-Ⅳだが、「Ζ-MSV」や「ガンダム・センチネル」などの企画でガンダムは「Mk-Ⅴ」まで確認されたものの「Mk-Ⅲ」と「Mk-Ⅴ」の間が空いてしまうことになり、「Mk-Ⅳ」はあるのかという疑問が生じることになった。そのため、ファンの間では「ΖがガンダムMk-Ⅳなのでは」「いやいや連邦軍開発のサイコガンダムがMk-Ⅳだ」などという推論が生じたり、また色々なデザイナーがいわゆる「俺設定」で独自のガンダムMk-Ⅳを描いたりしたため混乱を極めていた。

…だが、1999年に発売されたゲーム「GジェネZERO」で前作の無印では参戦ならなかったガンダムMk-Ⅴが登場するセンチネルが満を持して参戦することに伴い、上記のミッシングリンクを埋めるべくゲームオリジナルの機体として「ガンダムMk-Ⅳ」が登場。これにより、現在ではこの機体が正式な物として扱われている。

因みにガンダムMk-Ⅴの項目を読んでいただければわかるがガンダムMk-Ⅴは当時からサイコガンダムに連なる機体でありガンダムMk-IIとは無関係と設定されていたのでMk-Ⅳなんてそもそも存在しない、というのが前提としてあったのでGジェネオリジナルという事を含めてかなり微妙な立ち位置にある機体だったりする。

デザインに関しては当時の公募で選ばれた2通のイラストが採用され、それらが合併されたようなものとなっている。
当事者に関してはGジェネZEROスタッフロールにて名前が確認できる。

概要

■ガンダムMk-Ⅳ
型番:ORX-012/MSF-008

エゥーゴやカラバに対抗するためにティターンズは様々な新兵器を開発しており、その内のひとつとして開発された。

本機の開発にあたってティターンズはまずアナハイムと裏取引を行っており、その過程でアナハイムがMk-Ⅱ後継機として開発していたガンダムMk-Ⅲの設計データを入手(見返りは準サイコミュシステムか?)。これを元に上位版としてガンダムMk-Ⅳの開発がスタートした。

開発はアナハイムから出向したフジタ技師長を中心としてオーガスタ研究所で行われた。
最大の特徴は当時研究されていた準サイコミュシステムを応用した遠隔誘導兵器「インコム」を搭載していることである。

本機はバックパックの左肩部分に1基のみ搭載されており、まだ試験機としての運用だったことが窺える(後のガンダムMk-Ⅴでは2基になっており、本機の試験データから発展したと思われる)。
他にもビームサーベルや専用ビームライフルなど標準的な武装もあり、インコムの試験機に留まらない通常のMSとしても高い性能を持っている。

ちなみに本機はティターンズ製だが、機体色は所謂濃紺色のティターンズカラーではなく初代ガンダム等のトリコロールカラーで塗られている。ヘイズル等も試作段階では白色だったことを考えると、試験機ということを表すためだろうか。

Mk-Ⅳの開発はオーガスタ研に貴重なデータをもたらし、特に準サイコミュ兵器の試験機が造れたのは大きかった。そしてこれにサイコガンダム等のデータを導入して強化改造し、多大な戦果を挙げたガンダムMk-Ⅴ、アクシズに準サイコミュをもたらしたドーベン・ウルフに繋がっていくことになる。

なお、本機にアナハイム製の型番があるのは、前述したアナハイムからの出向であるフジタ技師長らのチームが中心となって開発したためと考えられる。

頭部やバックパックの形状、下半身など後のガンダムMk-Ⅴに繋がるラインが見て取れる。だがシールドはブースターにはならないようだ。


ゲームでの活躍

ゲームオリジナル機として『ZERO』から登場。
インコムのおかげで射程7までカバーできるため使い易いが、Mk-Ⅴが上位互換であるためため、拘りがなければ開発素材として使った方が良い。
ただ、『WARS』『WORLD』『OVERWORLD』ではアビリティ「歴戦の勇士」「戦場の女神」持ちを乗せるなら戦力として使い続けるのも手。
オリジナル機としての特権なのか、戦闘アニメはやけにカットインが多い。

  • 機動戦士ガンダム バトルオペレーション2
割と珍しい立体等身での参戦。汎用カテゴリで、コストは600とMk-ⅢとMk-Ⅴの間のコストになっている。
また、設定の少なさを逆に活かして独自のアレンジがされている。
ビーム・サーベルがハイパー・ビーム・サーベルとなり、バックパック搭載時にはビーム・カノンとして使える。
「重要拠点への潜入や偵察が得意な超高機動のMSだ。」と発表時に書かれていたの活かしてステルス・レーダー偽装・ジャミング・観測効果のスキルを持つ。
またステルスと偽装を切り替えできるスキルを持つ。ステルスで裏回りしてから偽装にスイッチして誤認させて翻弄出来る。
と、いままでの登場作品ではインコム持ち程度だったのが、様々な特徴を持つ機体として実装されている。

立体化

ガンプラ関連ではB-CLUB等で販売されたフルスクラッチ製品に限られ、それ以外ではSDのプラモが発売したくらい。
とはいえ2024年現在、HGUC及びRe/100でガンダムMk-Ⅲが、MGでガンダムMk-Ⅴが発売している。大半はプレミアムバンダイ限定品ではあるが、それでも立体化の機運は徐々に向いてきていると考えて差し支えなく、初登場時よりも可能性は大幅に上がりつつある。

ガンプラを除く商品ではそこそこに立体化の機会はあり、SDサイズのガチャ景品などで稀に出る。


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最終更新:2023年07月06日 20:08