ドンキーコング(GB)

登録日:2011/08/12 Fri 21:19:44
更新日:2024/02/23 Fri 12:56:19
所要時間:約 5 分で読めます




◆目次

◆概要


ドンキーコングは、1994年6月14日に任天堂より発売されたゲームボーイ用ゲームソフトである。
ニンテンドー3DSのバーチャルコンソールで配信されている。

アーケードゲームやファミリーコンピュータにて幅広い支持を受けた『ドンキーコング』にアクションパズルの要素を追加して製作された作品である。


今作の目的はドンキーコングにさらわれた「ポリーン」をマリオが追いかけドンキーコングから助けだすのが目的である。
進行方法は従来のマリオと同じくステージごとに面がありその面をクリアしていくのだが、パズル要素があり制限時間内に鍵を扉まで持っていくことで通常ステージクリアとなる。
ステージの最後はドンキーコングとの対決が必ずあり樽などを投げ返してドンキーに当てることでクリアとなる。


◆新アクション


従来のマリオと違うアクションも多い。

以下アクションの例↓
逆立ち
その名の通り逆立ちする。上からの落下物を防いだり、逆立ち状態からジャンプすることで通常より高くジャンプできる。
また素早くジャンプし着地と同時にジャンプすることでより高くジャンプする二段ジャンプが可能。

持ちあげる
スーパーマリオUSAのように敵などを持ちあげる。
敵を倒したり鍵を持って移動するなど非常に重要。

バク宙
走った状態から急ブレーキしジャンプすることでバク宙を行う。
素早く移動するのに役に立ち通常のジャンプより高くジャンプできる。

大車輪
鉄棒等に捕まって凄まじい速度で回転しその勢いを利用して飛んでいく。
稀に失敗して凄まじい勢いで地面に叩きつけられる等がある。


◆アイテム・道具


ゲームを攻略する上で欠かせないもの。

ハンマー
スマブラで知っている人も多いと思われる道具。
触れた敵を倒すことができるが、ジャンプが出来ない・時間制限がある・一部の敵の動きが早くなる・一度使うと無くなるなどのデメリットもある。
本作では持っている間もBボタンを押すと真上に放り投げて手放すことが可能で、手放した後すぐに上段の足場へ乗って持ち直すというテクニックが使える。

スーパーハンマー
上記のハンマーの強化版。
一部のブロックを壊すことが可能となり、何度使用しても元の場所に復活する等の強化を受けている。


このゲームでは最重要な道具。前述のようにステージクリアに必須であるためほとんどのステージにある。
その上鍵を投げつけて敵を倒したり、踏み台にしたり、鍵を持ってる状態で敵に触れてもやられなかったり*1非常に役に立つ。誰が言ったか通称キーブレード
ただし離した状態で一定時間が経過すると元の場所に戻ってしまう。
ステージによっては鍵を手放してから素早く移動して再び持ち上げたりしなければクリアできないステージもあり、持ち上げるのが間に合わず元の場所に戻ってしまうと制限時間もあり非常に焦る。

梯子パネル・ブロックパネル
大抵空中に浮かんでおりマリオが触れることで起動する。
それぞれ梯子とブロックによる橋を作ることができる。
大きさや作る位置も自分で決めることができ、このゲームのパズル要素を高めている。
マリオの?スイッチと同様に一定時間たつと作ったものは消えてしまいスイッチは元の場所に復活する。

1UP
本作のものはおなじみのキノコではなくマリオランドシリーズ同様のハート。

ポリーンの落とし物
帽子・バッグ・傘の3つ
ドンキーステージ以外の全ステージにあり、全て集めてステージをクリアすると残機アップのボーナスステージに挑戦できる。

ジャンプ台
これに乗ってジャンプすることで高くジャンプできる。逆立ちとは併用できない。
↑のパネル同様、自由な位置に設置できるタイプもある。

ゴミ箱
武器。鍵と同様に敵にぶつけることで敵を倒せる。
稀に敵が擬態している場合がある。

毒キノコ
マリオが触れると一定時間小さくなる。
小さくなると逆立ち出来ない・バク宙出来ない・梯子登れない…とアクションが制限されるが狭い所を通ることができるようになるのでデメリットばかりではない。
ステージによってはドンキーコングやjrが投げてくる場合もある。


◆ステージ

原作の工事現場以外にも多彩なロケーションのステージが存在する。
本作では従来のマリオシリーズ同様のレベル・ステージ制を採用。
4の倍数のステージはドンキーとの対決ステージとなっており、ポリーンの所まで辿り着けばクリア。
各レベルの最終ステージはステージ上部にいるドンキーが投げてくるものを持ち上げて当て返すタイプになる。

ドンキーステージ攻略後には4ステージのタイムリザルトと幕間のショートムービーが流れる。
このムービーの内容はそのステージ以降に利用できるヒントになっていることが多いので、ちゃんと見ておくと攻略の一助になるぞ!
ショートムービー終了後は4ステージクリア時の残りタイムに応じて残機がアップ。100カウントで1機プラス、100カウント未満でも1機プラスされる。
例:タイム合計が443なら5UP

ゲームボーイカラーおよびアドバンスで遊んでいる場合は、起動時のGAMEBOYのロゴ表示時に十字キーとABボタンの組み合わせでゲーム画面の配色を変えることができる。以下に推奨カラーを記す。


レベル0:工事現場/全4ステージ
原作のリメイクステージ。
本作の序章とでもいうべきレベルで、全て1画面のステージになっている。
ゲームボーイカラーでプレイする場合の推奨カラーは本体起動時にGAMEBOYのロゴが表示されている間に(以下推奨カラー): 起動時に何もコマンド入力しないデフォルトカラー

レベル1:大都会(BIG-CITY)/全8ステージ
ドンキー、大都会へ。
鍵とゴールの扉はここから登場。
後半からは梯子パネルとブロックパネルも登場する。
ポリーンが本作のヒロインなので、もしかするとここはニュードンク・シティなのかも…?
推奨カラー: A+←の暗い青系

レベル2:森(FOREST)/全12ステージ
ドンキーは郊外の森林へ逃亡。
テントウムシ型の敵「ドッティ」の上に乗って移動する場面がある。
中盤からは水中を移動したりレバーを操作することで攻略していく。
推奨カラー: A+→の緑系

レベル3:船(SHIP)/全8ステージ
森林を抜けたドンキーは船へ侵入。
真四角状の「ウッスン」を足場にしたり、盾を構えて押し込んでくる「テッカメン」を利用して狭い通路を通る場面も。
ここからダミーの扉が登場。
推奨カラー: ←のみの青系

レベル4:ジャングル(JUNGLE)/全12ステージ
船が着いた先はジャングルだった。
ツタを伝っていく場面が非常に多い。中には長い尻尾のサル「モンキッキ」を利用する場面も。
ここからドンキーコングJr.が初登場。
推奨カラー: A+→の緑系

レベル5:砂漠(DESERT)/全12ステージ
ジャングルを抜けるとそこには砂漠が。
ピラミッドや遺跡の内部といった屋内ステージがメインとなっており、レバーやパネルを利用する場面が多い。
スーパーハンマーが初登場。
A+↓の赤黄色系

レベル6:飛行機(AIRPLAIN)/全8ステージ
砂漠を越えたドンキーは飛行機へ飛び乗った。
ほとんどは屋内ステージだが、屋外のステージは強風で流されるので操作に注意。
推奨カラー: ←のみの青系

レベル7:氷山(ICEBERG)/全12ステージ
飛行機が着陸したのは氷に覆われた地だった。
氷ステージだけあって滑る床が多い。
足の生えた火の玉「ファイアチュー」に氷の上を歩かせて氷を溶かして道を切り開く場面も。
唯一ゴールが扉じゃないステージのあるレベルでもあるので、ステージスタート時のHELP!は見逃さないように!
推奨カラー: ←のみの青系

レベル8:岩山(ROCKY-VALLEY)/全16ステージ
流氷に乗ったドンキー達は岩山へ漂着。
これまでの総ざらい的な、複雑な手順を要するステージが多い。
終盤には落ちると即アウトの溶岩地帯が出現。
推奨カラー: B+↓のセピア系。見辛いならばA+↓の赤黄色系も良いだろう


レベル9:塔(TOWER)/全8+1ステージ
岩山を越えたドンキーは故郷へ戻ってきた。
全ステージがドンキーステージとなっている。
原作やその続編ドンキーコングJr.のアレンジステージも登場する。
推奨カラー: 前半はA+←の暗い青系。中盤は↓のみのパステルピンク。最終決戦前の4面と最終決戦のみ、何もコマンド入力しないデフォルトカラー推奨

幕間のショートムービーは絶対に見逃さないように!下手をすると8-8で詰みます


◆バリエーション豊富なやられモーション


このゲーム最大の特徴(?)はマリオの多彩なやられ方(死に様)である。


以下やられ方↓

○通常のミス
敵や危険な足場に触れるなど、下記以外のミスに当てはまる。グルグルと身体を回転し、仰向けになる。

炎によるミス
オイルなどの炎の敵に触れると、火だるまになりながら大の字になって飛び跳ね、地面に落下後、湯気が出て黒焦げになる。

水中でのミス
水中で敵や危険な足場に触れるなどすると、グルグルと身体を回転して、大の字で沈下していく。
地面に着くと泡を出して仰向けになる。

轢かれてのミス
樽などを横から触れると、身体が潰れて平たくなり、ひらひらと宙を舞って横に倒れる。
盾を持った敵などに壁に押し付けられると、平たくなって横に揺れた後、座り込むように倒れる。

感電によるミス
スパークなどに触れると、骨が見えるまで感電し、黒焦げになって大の字で飛び上がって落下。
グラフィックは炎によるミスと同じ。

転落によるミス
一定以上の高さから飛ぶと地面に頭をめり込ませ、仰向けになって昇天。グラフィックは通常と同じ。
しかし、ジャンプ台の上に落ちた場合はミスにならない。また、高さが中途半端な場合落ちると2段階のパターンがあり、
やや高いところから落ちた場合、全身強打してしばらく動けなくなるがミスにはならない。
低めの場合は強制的に前転受け身をとるため動けなくなるという事はないものの狭い足場では踏み外すリスクが高まる。

激突によるミス
対決ステージなどでドンキーに触れると、頭を捕まれ凄まじい勢いで地面に投げつけられる。
仰向けに倒れた後、頭からたんこぶが出る。小さいマリオのままでドンキーに投げ飛ばされると、着地地点で全身がバラバラになってしまい死亡する。




シンプルかつ多彩なアクション、多才なやられ方で人気がでたのか後にゲームボーイアドバンスでこのゲームのシステムを受け継いだ「マリオvs.ドンキーコング」が発売、以降ニンテンドーDSでシリーズ化される。


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最終更新:2024年02月23日 12:56

*1 鍵に限らず敵や物を持ち上げている状態では敵に触れてもミスにならない。