コピーガード(SFC)

登録日:2011/08/30 Tue 22:44:12
更新日:2023/10/07 Sat 11:35:15
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-----警告-----
ビデオゲームのコピーは法律で
禁じられています。詳しくは取
扱説明書を参照してください。
-----WARNING-----
It is a serius crime to copy
video games according to
Copyright Law.
Please refer to your Aniwotawiki
game instruction booklet for
further information.

追記・修正お願いします。




















































『コピーガード (SFC)』とは、文字通りコピーソフトなどの起動を制限させる機能である。

デジタルゲームが普及すると同時に違法コピー、いわゆる「割れ」も問題になっているのは周知の事実。
DSのマジコンやPSPの時代に社会問題化したため、以降の世代では著作権に関する警告が表示されるようになった。諸賢も目にしたことはあるだろう。


え? じゃあなんでタイトルに (SFC) があるのかって?
それでは説明させていただこう。

まず、1990年頃にはこの手のコピーガードはPCゲームには既にあり、今となってはユニークな内容だったりすることもあったが、
肝心のスーパーファミコンではコピー対策が全く無かった。

次に、マジコンと聞くと、DSのマジコンを思い浮かべる方が多いと思われるが、実はスーパーファミコンがまだ現役だった頃には、すでにマジコンは存在していたのである。
実際、マジコンの使用を前提としたSFC用アングラゲームがあったりする。
マジコン云々が些事に思えるドブラックゲームだが


そのマジコンで有名なのは『UFO』というもの。

『UFO』はいくつかバージョンアップを繰り返してさまざまな種類が売られていたらしく、普通の玩具店では購入できないので、
ゲーム雑誌に掲載されている広告から通販で注文するか、秋葉原のディープなゲームショップでしか購入するしかなかったらしい。

そして、そのマジコンとフロッピーディスク等にゲームデータを焼き付けた物で、プレイした者もいたそうな。



そこで、スーパーファミコンとソフトにもコピーガード機能が搭載された。
コピーソフトが起動(もしくはコピーソフトと判断)されると背景一色に、
日本語と英語で「コピーは法律で禁止〜」などと書かれた警告画面が表示され、ゲームが起動(続行)不可となる。

この対策が効いたかどうかは分からないが、スーパーファミコンのマジコンにとっては大きな痛手となったに違いないだろう。



…………が

実はこの警告画面。たま〜にソフトの端子との接触が悪かったり、ソフトが極端に古いと極稀に誤作動する事がある。

電源をつけると、いきなり不気味なコピー禁止の警告画面が画面一杯に表示されるため、トラウマになること必至。
しかも、この現象はなかなか他人には理解してもらえない。
このコピー禁止警告画面を見てしまったために、ソフトを起動出来なくなった人もいたのでは?


小さい頃にはまった"スーパードンキーコング2"をやろうとしたが、接触が上手くいかず、ようやくソフトが作動したと思ったら、
青一色の背景に、ゲームオーバーのBGMが流れているなか、白文字で日本語と英語で「コピーは法律で禁止〜」等と書かれた警告画面が表示され、
今もソフトがつけられないというトラウマを抱えている人もいる。

マリオのスーパーピクロスに至っては再現性は極めて低いようだがゲームプレイ中に警告画面が表示されることがある。どういうことなの……。

どうやら任天堂のソフトなどに多くコピーガードが搭載されている模様。

具体例

スーファミ以外については割れ対策も参照。

スラムダンク・四強激突!!:1994

起動しても黒一色だが、しばらくすると右上にドットの粗いビデオが表示される。
このブラウン管テレビがブラックアウトしたような画面は当然偽物。まさかのヒデオのご先祖様である。
出てきた後は、なんとスーパーFXチップの機能を使って
オデビ(ひっくり返ったり)ビデオ(でかくなったり)

動いてみたり ビデオ
と、不正プレイヤーをとことんおちょくって来る。

EarthBound(海外版MOTHER2 ギーグの逆襲):1995

正規版に比べて敵の量が大幅に増えたり、本来そこには出てこないはずの敵が出てくると言った症状が発生する。
例を挙げると、画面上に7~10体もの敵オブジェクトが配置される、後半のピラミッドに最序盤のオネットの敵である「にくいカラス」が出現するなど。
これ自体は根性さえあれば乗り越えることは可能だが、ラスボスであるギーグ戦の直前まで来ると確定でフリーズ、もう一度起動するとセーブデータが全消去される。
すなわち「通常より遥かに多くの労力をかけさせ、かつ最後の最後で全てを無に帰する」というえげつない二段構えのトラップが仕込まれている。


余談

SFCに限らず、古いゲーム機のコピープロテクトは割と些細なことで誤作動する。
例えば初代プレステの「レッドハンドプロテクト(RHP)」なんかが誤爆してトラウマになった子供もそれなりにいたり。
個別ソフト単位でも誤爆はそこそこあったのだが、そちらについては割れ対策を参照。



追記・修正は接触不良でコピーガードに出くわした人がお願いします。

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最終更新:2023年10月07日 11:35