祢々切丸(刀)

登録日 :2012/03/18(日) 17:28:41
更新日 : 2017/01/06 Fri 20:32:46
所要時間 :約 4 分で読めます




それは 刀と言うには
あまりにも長すぎた──




│祢々切丸(ねねきりまる)とは、実
│在する日本刀である。


│【基本スペック】
│名称:山金造波文蛭巻大太刀(やま
│がねつくりはもんひるまきのおお
│だち)
│全長:2.18hyde(340cm)
│刃長:1.38hyde(215.15cm)
│重量:22.5kg
│造込み:鵜首造り
│樋:棒樋


│銘が刻まれていないため作者は不
│明だが、室町時代に鍛えられたと
│いう説が有力なのだとか。

│大太刀(一般に刃長100cm以上の
│ものを指す)の中でも群を抜いて
│長大な逸品である。


│【匠の技あれこれ】
│さてこの刀、長さもさることなが
│ら重さも尋常ではない。
│一般的な太刀がおおよそ1kg前後
│の重量であることを鑑みれば、祢
│々切丸の規格外っぷりが分かるだ
│ろう。

│だが以下に記すように、実はこれ
│でも軽量化のための加工が施され
│ている。

│●鵜首造り(うのくびつくり)
│刀身の鎬地(しのぎじ:峰の黒い
│部分)を薄く削り込む造り。
│特に脇差しや短刀に多く見られる
│造りで、祢々切丸の異質さを際立
│たせている…かも。

│●棒樋(ぼうび)
│樋(ひ:刀身に刻まれた溝)の一種
│で、鎬地に太く大きく刻まれてい
│るのが特徴。
│先端が刀のように鋭いものは「刀
│樋」と呼ばれる。

│ちなみに、刀工は樋をつくること
│を「樋を掻く」と言う。刻むとか
│削るとは言わないのだとか。


│【名前の由来(伝承)】
│むかしむかし、ある山に妖怪がお
│ったそうな。
│この妖怪、「ネーネー」と鳴くこ
│とから「祢々(ねね)」と呼ばれてい
│ました。

│妖怪がおってはおちおちあんなこ
│とやこんなことも出来やせん、と
│近隣の村人たちは怯えてくらすこ
│とを強いられていました。

│が、そんなある日
│神社に祀られていた大太刀がひと
│りでに鞘から抜け出し、祢々を
自動追尾 し始めました。

│沢を越え、森を抜け──
│激しいデットヒートの末、大太刀
│はついに祢々を追い詰めました。


「わははは、祢々!」

│''「もはや、のがれることはできん
│ぞ」''

「ネ゙ェーッ」

│8月号につづく


│【で、結局祢々って何なのよ】
│なんやかんやあって成敗された祢
│々さんだが、その正体に関しては
│諸説ある。
│分かっているだけでも

│●栃木の方言で「河童」の意であ
│る説

│●ジャパニーズキメラ「鵺(ぬえ)」
│が訛ったもの説

│●山津波や土石流を形容した言葉
│である説

│●なんかよくわからんけど虫っぽ
│い説

│と多岐に渡る。


│…ひょっとしたら、「ねぇねぇ」
│とか言っておなごを誑かすDQN
│的な輩だったかもしれない。
│我々から見れば妖怪みたいなもん
│だし。


│【ドラゴン斬れる?】
ドラゴンてェのがいりゃあな


│【その他】
│●現在は栃木県日光市、二荒山神
│社に御神刀として祀られている。
│この神社には、祢々切丸をはじめ
│130本以上の国宝や重要文化財ク
│ラスの刀剣が保管されている。

│●『ぬらりひょんの孫』にも同名の刀
│が登場する。
│だが作中では実物とは違い長ドス
│の形状をしている。
│本当の名は「鵺切丸」

│●現代は勿論、過去を遡ってもこ
│の刀を戦闘に使用した記録は残さ
│れていない。

│●日本刀の切れ味と西洋剣以上の
│重量を兼ね備え最強に見えるが、
│冷静に考えずともこんなもんブン
│回したら腕まわりの関節が爆発す
│る。

│●というか、コレに限らず大太刀
│は元来「儀杖(ぎじょう)」と呼ば
│れる儀式用のアイテムとして用い
│られていた。



│追記・修正は祢々切丸で居合を叩
│き込んでからお願いします。
















┼  λ<凄ェ長ェ!

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