Gバウンサー

登録日 :2012/04/08(日) 18:50:34
更新日 : 2016/09/25 Sun 18:25:09
所要時間 :約 6 分で読めます






先読み能力だかなんだか知らないが…
これがオレ様の『技量』って奴だ




Gバウンサーとは、『機動戦士ガンダムAGE』に登場するMS。


型式番号: WMS-GB5
全高:18.6m
重量:33.9t

武装
ドッズライフル
ビームサーベル×2
シールド
シグルブレイド



A.G.140年時、つまり第二部におけるウルフの搭乗機。
マッドーナ工房シャルドールをベースに改造されたGエグゼスとは異なり、
こちらはガンダムAGE-1のデータをベースに新開発された機体である。

そのため、同じくAGE-1をベースとした第二部における主力量産機「アデル」とは一定の互換性を持っているが、
あちらがタイタススパローなどのウェアに換装できるのに対して、
こちらはスパローをベースにしたスピード重視の設計で固定されているため換装することができない。

小説版の記述によれば、本機はアデルとのコンペで落ちた機体の改修機であり、それも頷ける。

同型機をベースにした機体は本機以外にも存在しており、
主にエースパイロットや指揮官向けにパーソナルカスタムを施され配備されている。
さすがにGエグゼスよりは使い勝手が良くなっていると信じたい。

本機の機体特性はスパローのデータを基とした高速機動戦能力であり、
原型機がシグルブレイド(とニードルガン)による超至近距離格闘戦を得意とするのに対して、
こちらは機動性を損なうことなく一定以上の装甲や専用ドッズライフルの装備などで中・遠距離戦を実現している。

その優秀な機動性能はGエグゼスですら捕捉が困難であったゼダスに追従していることからもわかるだろう。

小説版の説明でも、一般兵向けにリミッターがかけられているアデルスパローと違い、凄まじい機動力を発揮する。
その様はまさに白い流星そのもの、と記述される。

だが、この機体の最大の特徴はパイロットが第一部よりさらに経験を積み、
Xラウンダーでこそないが、操縦・指揮共に破格の能力を持つスーパーパイロット


白い狼 』こと、


ウルフ・エニアクルであることである。



因みにGバウンサーの「バウンサー」とは用心棒の意を差す。



●武装・装備

  • ドッズライフル
AGE-1ノーマルのものを改良した専用ライフル。
センサー系の強化と反動軽減でよりスマートな外見になった。
第二部に登場するヴェイガン製MSに対しても相応の威力を発揮し、その性能に衰えは見えない。
余談だが劇中でゼダスMを撃破した際に使用したのは全てコレである。

  • ビームサーベル
Gエグゼスでも装備された近接武装。
二刀流での運用、通称「ウルフファング」前提に装備されていると思われるが、作中では後述のシグルブレイドの存在があるため使用されなかった。
アセムのスタイルとカブるという理由もあるのだろうが。

  • シールド
ウルフのパーソナルマークを模した防御用兵装。本機は機動性があるために小回りの効くサイズになったと思われる。
また、シールド先端部にはシグルブレイドを搭載し、攻防一体の装備となっている。

  • シグルブレイド
シールド先端部に装備された鉤爪状実体剣。
AGE-1スパローが装備していた「あらゆる装甲を切断可能」なプラズマ放電式重金属製高周波振動剣であり、
シールドに装備されているため持ち変えるタイムラグなしに使用可能である。
だが、作中では隊長として射撃戦を行いつつ味方にフォローを入れる活躍が多かったせいかあまり使用されていない。

  • 背部テールバインダー
背部メインスラスターの左右に装備されたバインダーユニット。

優れた耐弾製を持ったスラスターユニットであり、
更に内部に展開式バーニアが二機搭載され使用時には合計七機ものバーニアが展開し、Gエグゼスを超える推力を生む。

モチーフはトールギスのスーパーバーニアであろうが、小説版では実際にそう呼称されている。
また、対クロノス戦でアリーサのアデルタイタスがこれを装備している。



●劇中での活躍
コロニー「トルディア」におけるAGE-1のアセムとゼダスRを駆るゼハートの戦いの際にゼダスを射撃し、撤退させる。

その後はアセム達の所属するディーヴァのMS部隊の隊長機として常に最前線で戦い続けた。
しかし経験の浅い新入り達(特にアデルに乗る二人)への援護の必要性などもあり、得意とする接近戦よりは射撃戦を多く行なっていた。

Xラウンダーが搭乗し、さらにはスペックも上を行くゼイドラクロノスとの戦闘においては苦戦を強いられるが、
ウルフの技量もあって目立った損傷を受けず、さらにXラウンダー部隊であるマジシャンズ8のゼダスMとの戦闘においては、
先読みされながらも経験からくる予測射撃や、驚くべき反射神経による機動(振るったシグルブレイドを回避されて背面を取られ、発射されたビームを回避しつつ敵コクピットにライフルを突きつける)により敵機を撃破、文字通りのスーパーパイロットっぷりを見せた。

だが、ゼハートが指揮するヴェイガンとの決戦となったノートラム攻防戦において、
デシルの駆るクロノスにより窮地に陥ったアセムのガンダムAGE-2を救うため、
AGE-2を羽交い締めにしていた2機のゼダスMを撃ち抜いてXラウンダー撃墜スコアを伸ばすも、
直後にクロノスのビームサーベルをコクピットに受け半壊。




直後アセムの叫びも虚しく爆発を起こし、ウルフと共に宇宙に散った……。







【バリエーション】


Gサイフォス

型式番号: BMS-005
搭乗者:ウィービック・ランブロ

アセム編の外伝作品である「追憶のシド」の主人公ウィービックが乗る機体。「UNKNOWN SOLDIORS」にも登場。
Gバウンサーの原型機を宇宙海賊ビシディアン専用にカスタムしたモビルスーツであり、
組織の若頭が搭乗することを前提としたエース機として発注された。

右手には高出力ヒートソード、左手にはカギ爪付きのドッズバスターH、もしくはクロー付きの蛇腹剣を装備している。

海賊仲間からは「つば付き」と呼称される。
他の海賊機と同じく黒と濃紺のツートンで塗装されている。



ティエルヴァ
THIELVA

型式番号: XMS-005
搭乗者:ジラード・スプリガン

ヴェイガンに寝返った連邦軍大佐の女性ジラード・スプリガンの搭乗機。
連邦が開発を進めていたXラウンダー対応機種から派生したマッドーナ工房製のカスタム機でもある。
黄緑色のカラーリングとツインアイを覆うバイザーが特徴。
バックパックのバインダーは遠隔捜査端末「Tビット」としての機能を持ち、分離して多角的な攻撃を展開する事ができる。射撃だけではなく、先端部に備えた4枚のブレードを高速回転させて吶喊攻撃を仕掛けることも可能。
パイロットが高レベルのXラウンダーなこともあり、ガンダムAGE-FXとも互角に渡り合えるポテンシャルを持つ。

ゲームでは赤基調にカラーを変更した「ティエルヴァ・ドミナ」がパスワード入力で登場する。



パイオニアα

型式番号:RGE-2300XR
搭乗者:地球連邦軍Xラウンダー兵

小説版に登場。後述のテスト機をベースに少数生産されたXラウンダー専用機。読みは「パイオニア・アルパ」。
第3部にて地球に再侵攻してきたゼハート・ガレットの部隊と6機が交戦するが、ギラーガによって全機撃墜された。



この他テスト用のミントグリーンのGバウンサータイプも登場。ビジュアルはあるのに機体名が設定されていない珍しい機体である。
ティエルヴァやパイオニアαの原型機であり、側頭部の形状が似ている。
劇中の回想ではレイナ・スプリガンとジラード・フォーネルが搭乗したがXラウンダー能力増幅装置の暴走で試験中に大破している。

ゲームではテスト機と同カラーの「Gバウンサー・デオス」が登場しており、この2機は多くの非公式媒体で混同されている。



ガンプラ
AGとHGが発売中。相変わらずのいい出来。
一見一部のパーツがスパローの流用に見えるが細部のデザインが異なっており、地味に完全新規造形キットである。

脚部にはスパローと同じくニードルガンらしきパーツと展開ギミックがあるのだが、なぜか説明書だと完全スルーされている。
シールドにはGエグゼスで余ったパーソナルマークを貼るのもいいかもしれない。

また、バックパックの構造がHGアデルと互換性があるためGバウンサーのバックパックをアデルに装着可能。
ちなみにそのタイプのアデルは海老川氏がツイッターでその写真をUPした事で広まり、本編にも第三部でしれっと登場した。

劇中で美味しい活躍と散り際を見せたためか売れ行き良好だったようで、2016年まで再販がなかったのもあって微妙に入手困難となっていた。

また、設定通りHGのリデコキットでGサイフォスも発売。
シールドとライフル以外のGバウンサーの本体パーツは全て付属するので、黒いGバウンサーを組むことも可能。
付属武器はヒートソードとドッズバスターH。更にヒートソードを突き出して構えることのできる、角度の付いた右手が付属する。
出来はGバウンサー譲りで良好。

アニメ終了後の発売+外伝機体ということで生産数が相当絞られたようで、Gバウンサーと同時に再販がかかるまでHGAGEの中では屈指のレアキットであり、ネットショップでは異常なプレ値が付いていた。

ティエルヴァは流石にガンプラ化されなかった。





追記・修正はスーパーパイロットの方にお願いします。

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