ファーデーン(ガンダムAGE)

登録日:2012/03/01(木) 17:21:43
更新日:2024/01/10 Wed 17:28:16
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機動戦士ガンダムAGE』に登場するスペースコロニー。
初登場は第5話。ディーヴァの補給、並びにファーデーンの名士「ドン・ボヤージ」と個人的に交渉をするためにグルーデックが入港させた。

【概要】

L5宙域に建造されており、地球、月の裏側のL2宙域に向かう船の中継点となっている。
そのため他のコロニーに比べ発展が目覚ましく、その直径は通常のコロニーの2倍、全長は25キロメートルにも及ぶ巨大宇宙都市である。
また、周辺宙域にはチートでお馴染みマッドーナ工房が駐留していたりするガンダムAGEでは欠かすことのできないコロニー

内部の街もフリットたちが住んでいた「ノーラ」とは比べものにならないほど賑やかで、港口から様々な広告が浮かび、多くの免税店が並び、大道芸人が思い思いのパフォーマンスを披露する。
フリットとエミリーが立ち寄った喫茶店もあった。

さながら夢の国のようであり、いるだけで人類とUE戦争が行われていることを忘れさせてくれるだろう。





上の奴らは裕福な生活を送りながら、
下らない思想をぶつけ合って戦闘に明け暮れている。

俺達はそのしわ寄せで、こんな生活を……

強いられているんだ!





【ファーデーンの光と影】

最大級の規模を誇り、農業・商業いずれも繁栄した理想的なコロニーとされるファーデーンだが、そこにも当然のように“影”がある。

地上部が繁栄する一方、地下では貧民たちがボロ小屋のような家に住み、ジャンク屋紛いの仕事をする貧しい生活を強いられているのだ。
かのイワーク・ブライアもその一人。

地下街の住人は皆、ファーデーンならば仕事があると流れ着いてきたコロニー難民である。
コロニー国家戦争の終結に伴い、どのコロニーも人口が飽和、失業率も高い。
ファーデーンは、厄介者扱いされた彼らの最後の居場所なのだ。

またこのコロニーでは、コロニー国家戦争で争った二つの派閥「ザラムとエウバ」のいさかいが100年近く続いている。
イワークのような難民が政府に頼るということは、ザラムかエウバに身を寄せるということを意味する。
だが、そうした者は権力争いの駒として利用され惨めな最期を遂げてしまう。

それでもイワークたちは何とか暮らしていたのだが、ここ最近ザラムとエウバがMSを抗争に持ち出すようになって状況が変わった。
上の街は戦場と化し、争いが発生する度に市民はシェルターの中に避難する生活を強いられている。
イワークによれば、これも貧しい生活を強いられる大きな要因らしい。

それに地下街は元々コロニーの補修用シャフトや、コロニー建設期の資材置き場を利用したスペースであり、戦闘などの影響をモロに受けるため非常に危険。
小説版ではザラムのMSジラにより天井が崩落し、再開発を行っていた作業員や、その手伝いをしていたイワークの娘リリアを巻き込んでいる。

ザラム・エウバ両者の対立の激化により住民が困惑する中、ファーデーンはUEの次の標的となってしまう。
(ファーデーンにいるガンダムを狙ったとも取れる)

共通の敵が現れたにもかかわらず未だにいがみ合っていた両者だったが、フリットの説得によりUEを倒すために停戦・共闘、ディーヴァとも協力してUEの撃退に成功。
ザラム・エウバ間の争いも一先ずは鎮静化し、未だ解決すべき問題は残っているが、ファーデーンは一時の平穏を得たのだった。

イワークたちの貧しい生活が終わる日も近い……かもしれない。

【余談】

  • 実はこのファーデーン編だけで、第1部の3分の1を消費してしまっている。個性的な住人たちと共に、良くも悪くも第1部を象徴する場所とも言える。
  • 第1部完結後の登場は一切無く、第3部・キオ編に出ることも期待されたが出番は無し。
    • 実は名前だけなら第28話で登場している。気になる人は探してみよう。


追記・修正を……強いられているんだ!

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最終更新:2024年01月10日 17:28