アデル(MS)

登録日:2012/04/15(日) 19:52:25
更新日:2024/02/15 Thu 16:38:07
所要時間:約 6 分で読めます






アデル1、マックス・ハートウェイ
アデル2、アリーサ・ガンへイル
発進します。




アデルとは『機動戦士ガンダムAGE』に登場するモビルスーツ(MS)。
第二部「アセム編」で初登場した。


型式番号:RGE-G1100
全高:18.0m
重量:42.4t



アデルとは、ジェノアスに替わる量産機としてガンダムAGE-1(主に2号機)で得られたデータを元に開発された、いわば簡易量産機。
司令官となったフリット・アスノが開発を推進した機体であり、第二部での地球連邦軍の量産型主力MSである。

AGE-1とほぼ同様の機構を持ち、Gウェア換装システムも引き続き搭載。
解析が進まないAGEシステムを持たない以外は「量産型ガンダム」と言って差し支えない性能を誇る。

頭部はバイザー型を採用しているが、内部にはガンダムと同様ツインアイ方式を採用。ソロンシティ戦で損傷した時などに垣間見える。
ジェノアス同様に高い拡張性を持ち、劇中では数多くのバリエーションが登場する。


一般機のカラーリングは薄緑と白のツートン。
ディーヴァ所属機は青と白のツートンであり、識別の為胸部に番号が振ってある。


元々「ノーラ」で始動したガンダム開発計画の根本的な目的は、UEに対抗できる正面装備のアップデートであり、
最終目標は「ガンダムの簡易量産型を開発しジェノアスと替える」というものだった。

AGEシステムそのものが量産出来ないのだから当然なのだが、この開発が困難を極めた。

特にGウェアの制御システムの複雑さ。
ただでさえ換装は機体特性を別物に変えてしまうのに加え、それに使用される技術は殆どがオーバーテクノロジーである。
制御OSをマッドーナが模倣しようとしたが、ゆうにMS数機分のサイズになってしまった。

GウェアのテストパイロットがXラウンダーであり、一般兵向けの調整に手間取ったのも大きい。

結局、正式配備に至るまでにAGE-1の完成してから25年もの月日を必要とした。

それでも管制系統は複雑であり、「訓練段階からアデルに特化したパイロットの方が有効に扱える」という考えから、
主に優秀な成績を挙げた新兵(アリーサやマックスなど)に与えられた。
彼らを通称"アデルドライバー"と呼ぶ。



○武装

  • ドッズライフル
ガンダムAGE-1の物のマイナーチェンジ。バレル部が改良され精密射撃モードへの変形機構が省略された。

両腰部にそれぞれ一本ずづ格納されている。

AGE-1と同様の形状の大型実体シールド。

その他、アデル用に大量生産されたタイタスウェア及びスパローウェアにもが換装可能。
こちらは換装しても腰回りの装甲に変化はなく、ビームサーベルもそのまま使用可能な点が異なる。


◇アデルキャノン
砲撃型ウェア「キャノンウェア」に換装したアデル。
両肩に巨大なドッズキャノンと3連装ミサイルランチャー、腰には予備のエネルギーパックを装備している。
劇中ではその豊富な火力を以て戦果を挙げていた。
ノートラム戦や、第三部のロストロウラン戦等に投入されている。



○劇中の活躍
ディーヴァのウルフ隊にアセム・アスノが着任した際には2機が配備され、
一番機はマックス・ハートウェイ少尉、二番機はアリーサ・ガンヘイル曹長がそれぞれ搭乗。

コロニー出港時にヴェイガンの襲撃を受け、初めての実戦を経験する。
戸惑いながらも、ウルフオブライトのサポートもあり何とか切り抜ける。

その後もビッグリング攻防戦に参戦し損傷しつつも生き残る。

コロニー「ソロンシティ」でディーヴァに乗艦していたフリットの指示により、
二機ともタイタスウェアを装備してウルフらを救出しに出撃するが……(※AGE-1タイタスの項目参照)

また、コロニー「ノートラム」へ向かう最中、デシル・ガレットと倒された仲間の仇討ちに来たマジシャンズ8のメンバー三人の襲撃を受ける。
その時は、アリーサ機がスパローウェア装備で地味に出撃していた。(※AGE-1スパローの項目参照)

ウルフやアセムの活躍もあり何とか退ける。
ぶっちゃけノーマル状態の方が敵を撃墜している気がするが、きっと気のせいであろう。

その後のノートラムの攻防戦にも参加。
その終盤、戦死したウルフの指揮権を引き継いだフリットに従ってヴェイガンの移動要塞ダウネスの推進部の破壊に向かう。

迎撃に現れた直衛部隊を連携で撃破していき、フリットが推進部を破壊するまでの時間を稼ぐ。
上手く行ったかと思いきや、ヴェイガンのMS達が逆襲のシャアのアクシズのように自力で要塞を押して移動させ始めたため失敗。
損傷したガンダムAGE-1フラットは後退したが、目立った損傷がなかった本機は戦闘を継続した。


一方、一般機の方はというと、コロニー「トルディア」に現れたゼハート・ガレットゼダスRと交戦するが、技量差から敗れる。

が、ビッグリング攻防戦では、フリットの指揮によりジェノアスⅡやシャルドール改との連携を駆使してマジシャンズ8を完封。
AGE-1フラットと共にデシルのクロノスをフルボッコにする活躍を見せた。
もちろん撃破された機体も少なくなかったが。

ノートラム攻防戦でも撃破された機体もいれば、逆に敵機を撃墜した機体もいた。


●第三部
デビューから25年以上経ち、可変機構を搭載した新型量産機「クランシェ」の登場もあり旧式と化した本機だが、
オリバーノーツやロストロウランなどでは現役で活躍している姿もみられる。

ロストロウラン配備機の一部の機体はキャノンウェアやタイタスウェア、Gバウンサーのバックパックを装備していた。
また、飛行可能なヴェイガン機に対抗するべく、サブフライトシステムで運用している機体も見られた。
……タイタス装備で湿地帯に飛び降りるなんて自殺行為じゃないかとか禁句。


▼アデルマークⅡ
アデルを陸戦用に改修した機体。第三部に登場する。
全身深緑のミリタリーなカラーリングが特徴。頭部アンテナの増設等細部が異なる他、
脚部にローラー型ダッシュユニットを搭載しているので陸上での機動性が高い。

熟練パイロットが多いのか、ダナジンウロッゾ相手に中々活躍をしている。

本機もアデル同様に作戦に応じて四肢の換装が可能。

同時期に開発されたクランシェに比べると重力下で飛行能力がない事や機動力では劣る。

だが長期にわたって運用されているという信頼性の高さや、ウェア換装による汎用性の高さ、
変形機構が無い事による整備面での手間の少なさと操縦の癖の無さ、地上や地下での運用においてはクランシェよりも適している事もあり、
現場のパイロットの評価も高いためクランシェよりも量産規模が大きい。

後述する宇宙戦用と共にキオ編の時代の連邦軍の主力量産機と言っても良い機体となっている。

脚部を換装した宇宙用も存在している。
この機体は脚部のローラー型ダッシュユニットをスラスターへと換装している。カラーリングも青系統へと変更された。
MOEではキャノンウェアを装備していると思われる機体が登場している。




ガンプラ
まず制式カラーが、続いてディーヴァカラーが発売された。
作中と同じくタイタス&スパローが装備可能である。
またGバウンサーのバックパック"スーパーバーニア"も装備可能。33話では実際に装備している姿も見られた。





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最終更新:2024年02月15日 16:38