アンチスパイラル

登録日 :2009/06/30(火) 03:36:40
更新日 : 2017/07/23 Sun 23:45:55
所要時間 :約 6 分で読めます




天元突破グレンラガン』のラスボス。
CV:上川隆也


反螺旋族の思念体。
螺旋力がもたらす宇宙崩壊「スパイラルネメシス」を防ぐ為、螺旋族の根絶を企む。
螺旋族の住む星に人類殲滅システムを設置し、一定数に達した螺旋族を殺戮している(劇場版では月に向かうと発動)。
その力は宇宙そのものであり人間には視認できない。
螺旋族の前に現れる時は光、または黒い人型のシルエット(原型体)で現れる。

そこ、手抜きとか言うな。その醜悪な姿にも意味があるんだから(後述)


●戦力

○メッセンジャー
各星の螺旋生命体の遺伝子にランダムで仕込まれる仮想生命。
人類の数が100万人を越えた時に発動。人類殲滅システムの作動を伝える。
ムガンを自由に使役することができ基本的にはアンチスパイラルに次ぐ権限を与えられている。
アンチスパイラルの死と共に消滅する。
膨大な螺旋力によりエラーが起きる事もある(例:ニア)。


○ムガンシリーズ

人類殲滅システムの1つ。
鋭角的な体に左回りの円盤が付いている。
人類殲滅システムの作動と共に現れ、ワープと強力なビームで人類を抹殺して行く。
名前の由来は顔が無いことから「無顔」。
また、その体は非常に不安定な分子構造をしており、破壊すると大量の破片と化し、大爆発を起こす。

他に上級兵型ムガンやアークグレンと同じぐらいの大きさの超弩級ムガン、キョムガン・クウムガンがいる。
さらにキョムガン・クウムガンは合体してクウキョムガンになる。


○人類殲滅システム

偽りの月の正体。
アンチスパイラルが螺旋族を監視するために設置した完全自動システム。地上を監視し、螺旋生命体が100万を越えると発動する。
無数のムガンを螺旋力の強い場所へと放ち、圧倒的な力で螺旋生命体を殺戮。最終的には人類殲滅システムごと地上へ落下し、惑星ごと螺旋生命体を壊滅させる。


○隔絶宇宙

螺旋界認識転移システムを使ってニアの所へ行こうとした大グレン団を誘き寄せる為に宇宙を1つ作り、巨大なニアのフェイクで強制的に干渉しここに呼び寄せ、アンチスパイラル艦隊で迎撃した。


○アンチスパイラル艦隊

その名の通りアンチスパイラルが保有する艦隊。
その数は無量大数。
最初は大グレン団を油断させるためにわざと手を抜いていたが、本来の性能はスペースガンメンをも上回る。

  • アシュタンガ級

アンチスパイラル艦隊の旗艦(?)。
幾つもの顔と手足が折り重なった不気味極まりない造形。

大きさは超銀河ダイグレンの十倍はある。劇場版のアバンで地球より大きいことが分かった。
平常時は額からミサイルを射出するが自らが危機を感じると怒りの形相となり手足を展開、惑星を投げつけたり口から確率変動弾を発射して攻撃する。
ちなみにアシュタンガとはサンスクリット語で「八つの枝」という意味。


  • ハスタグライ級

通称:仏像ハンド
アンチスパイラル艦隊のスピード担当。人の手首から先に付いた沢山の顔と手のひらにあるビーム発射口が特徴。
ハスタグライとはサンスクリット語で「掌」という意味。

  • パダ級

通称:仏像フット
アンチスパイラルのパワー担当。
ハスタグライ級の足版。ビーム発射口がハスタグライ級より多い。
パダとはサンスクリット語で「道」「足」の意味。


○デススパイラルマシーン

隔絶宇宙に備えられた罠。
螺旋力を質量へと変換し宇宙の海を作り出すシールドに守られている。
螺旋力を使う螺旋族にはかなり厄介な存在でありこのマシーンの前に多くの螺旋の戦士が倒れた。


○多元宇宙

認識した瞬間に生まれる宇宙の連鎖。
自分が認識した「可能性」を実現した宇宙に意識が捕らえられ、二度と本来の宇宙に帰って来られないというアンチスパイラル最大の罠。
知的生命体が脱出することは不可能とされている。
今まで上記の艦隊やデススパイラルマシーンを突破した螺旋族は存在したが、全てこの罠の前に膝を屈してきた。
ある意味理想の世界を振り切って前に進む大グレン団(特にシモンとヴィラル)には漢泣き必至。


●グランゼボーマ

アンチスパイラルが多元宇宙を打ち破った大グレン団と同じ力で同じ地平に立って、人類に絶対の絶望を与えて完膚無きままに殲滅するために顕現した最終形態。
天元突破グレンラガンを髑髏のようにアレンジした姿と背中から吹き上がる紫色の反螺旋の炎、肩から伸びる長大な腕が特徴。
名前は「グレンラガンを絶対的絶望で滅亡させようとする究極的宇宙魔人」の略。
命名:ロシウ
天元突破グレンラガンに対する死の象徴。

▼技:

  • 銀河手裏剣

銀河を掴んで投げつける。小説では「超銀河八つ裂き光輪」。
ちなみに八つ裂き光輪はアンチスパイラルのデザインの元となったウルトラマンの必殺技にも存在する。

  • インフィニティ・ビッグバン・ストーム

永劫に続く宇宙創成の劫火。
2つの銀河を混ぜ合わせて発動。
ビッグバンのエネルギーを直接相手にぶつける。
その威力はあらゆる物を瞬時に量子分解する。

●超グランゼボーマ

「螺巌篇」で超天元突破グレンラガンに対抗すべく、その体を更に巨大化させたグランゼボーマ。
構造は超天元突破グレンラガンと同じく、グランゼボーマが頭部に位置する。グランゼボーマよりも人間に近い姿をしており、紫の骨で形作られた角のある魔神、といった外見。
禍々しい外見とは裏腹に顕現時には無数の鳩が周囲を飛んでおり、これはどんな形にせよ宇宙の平和をアンチスパイラルが守ってきたことの証であるとされている。

▼技:

  • 反螺旋ギガ・ドリルブレイク

超天元突破グレンラガンの放った超天元突破ギガ・ドリルブレイクに対し超グランゼボーマが放つ。本家のドリルよりもシルエットが鋭角的で回転方向が逆。
ぶつかり合った際は多元宇宙の全てが一度消滅、誕生する程でそのエネルギーは計り知れない。
アンチスパイラルなのに螺旋を象徴するドリルを使うの?と思われるかもしれないが、よく見るとドリルに必要な螺旋形の溝がただの直線の溝になっており、物体を粉砕することは出来ても、貫通(つまりは掘り進む)ことは出来ないことを表している。


最期はシモン達大グレン団の未来へ進む意志の力の前に敗北。
ラガンインパクトで貫かれ(劇場版はシモンのドリル)、「ならば、この宇宙、必ず守れよ」と宇宙の未来を託して爆発した。

この時の
超天元突破グレンラガン→天元突破グレンラガン→超銀河グレンラガン→アークグレンラガン→グレンラガン→ラガン→ラガンインパクト(劇場版ではリアルファイト)
の流れは最高に燃える。
ちなみに劇場版でのリアルファイトはシモンとロージェノムの対決と同じ構図で互いの信念のぶつかり合いと支配からの解放を意味している。

余談だがこの時の色が付いたアンチスパイラルがスタッフ曰く「宇宙マン」らしい。



以下ネタバレ



「母星に肉体と進化の可能性を封印した、この醜き姿こそ我々の決意の印」

実は彼ら自身も元は螺旋の戦士だったが、自分達の進化の果てが宇宙の崩壊“スパイラルネメシス”に繋がると考え、進化を止めて自らの肉体を母星で半永久的に眠らせた。
そしてその後、自らと同じ過ちを冒そうとする同士(螺旋族)を排除していくようになる。

全ては宇宙を守るための苦渋の決断であり、シリーズ構成の中島かずきも「正しいのはシモン達じゃなくアンチスパイラルの方」と発言している。


余談だが、劇場版螺巌編DVDに付属するドラマCDに、ゲストとして登場。
このとき、あんかけスパゲティーを食べていたことから、カミナに「あんスパ野郎」と呼ばれていた。
ちなみに、このドラマ内での彼の役回りはカミナ達の陰の支援者であり、シモンの父親。


【スパロボシリーズ】

第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』に登場。勿論声は上川隆也氏である。
原作における月落下阻止の時に、顔のないグレンラガン『アンチ・グレンラガン』に乗って登場、原作よりも一足早く螺旋の戦士達との対面を果たした。
アンチグレンラガンは破壊されるものの、あくまで様子見程度だったようで余裕の態度で退却している。
味方の気力が上がりきったところに気力100で出てくる↑アンチ・グレンラガンもボスクラスにしてはそれほど性能が高くないので、多くの場合出てきた瞬間ボコられてあっという間にやられてしまうのは内緒。まあ全然本気じゃないから!

第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』にも続投。上川隆也氏も無論続投である。
またも前後編式なので、後編まで登場しないかに思われたが、前編で天元突破グレンラガン・超天元突破グレンラガン共々登場というおっそろしいことになった。
そして何とCOMPACTのドン・ザウサー(隠しボスも含めるとIMPACTのシャア)以来となる版権作品のラスボスとして最終ステージに立ち塞がる(正確にはこの後もう一戦あるが、エピローグ扱いのほとんどイベントバトルのようなものなので名実共にラストはこちらである)。

ちなみにムガンを天元突破させたがために意思の力で天元突破できることを知られてしまうというミスを犯してしまい、ユニコーンガンダム、真ゲッター1、ダブルオークアンタ、ガンバスター、ボン太くん、くろがね5人衆、キリコなども天元突破して登場している(何か変なのが混じってるが気にしてはいけない)。宇宙こわれちゃ~う。

最後は原作同様、「ならば、この宇宙・・・必ず守れよ・・・」とシモン達Z-BLUEに宇宙の命運を託し消えていったあん
このように宇宙を守る想いは認められており、そのため不動ZENはアンチスパイラルを『悲しき宇宙の守護者』と呼んでいた。

その後、天獄篇でZ-BLUEは彼の言う根源的災厄を打ち倒し、アンチスパイラルとの約束を果たすのだった。

【余談】

声を演じた上川隆也氏は声優ではなくドラマや舞台を中心に活動する俳優であるが、子供の頃から大のアニメ好きで、特にグレンラガンの制作元であるガイナックスのファンであることを公言している。
アニメ放映当時にアンチスパイラルの声を担当することが決まった際にはもちろん喜んでいたが、同時にファンとしての毎週の楽しみが無くなってしまうことを本気で嘆いていた。

黒い不定形のキャラクターという不気味な外見ながら、平時の威厳を感じさせる落ち着いた声、そして必殺技を繰り出す際の熱いシャウトは、今作に出演している小西克幸氏(カミナ役)に「俺達の仕事がなくなるなぁ」と言わしめた。
アニメ版→劇場版を経て『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』では、さらにパワーアップした上川氏のアンチスパイラルの声が聴ける。
特に反螺旋ギガ・ドリルブレイクのシャウトは圧巻。ファンならば要チェック。





アンチスパイラル「永劫に続く追記・修正の劫火に焼かれ、DNAの一片まで完☆全☆消☆滅するが良い!!!!」

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