ムーランド

登録日:2011/11/23 Wed 16:00:24
更新日:2024/01/12 Fri 14:37:56
所要時間:約 4 分で読めます





◆データ


全国図鑑No.508
分類:かんだいポケモン
英語名:Stoutland
高さ:1.2m
重さ:61.0kg
タマゴグループ:陸上
性別比率:♂50♀50

タイプ:ノーマル
特性:いかく(場に出た時に相手の攻撃を1段階下げる。先頭にすると自分よりレベルが5以上低いポケモンの出現率が半分になる)
  /すなかき(すなあらしのとき素早さ2倍、すなあらしによるダメージも無効)
隠れ特性:きもったま(ゴーストタイプの相手にノーマル・かくとうタイプの技が当たる。いかくを受けない)

HP:85
攻撃:100→110 ※XY以降
防御:90
特攻:45
特防:90
素早さ:80
合計:500

ヨーテリーがレベル16でハーデリアに進化
ハーデリアがレベル32でムーランドに進化する。


◆概要


老人のような髭が特徴的な犬型のポケモン。
分厚い毛皮のおかげで吹雪に強く、雪山で遭難した人を救出することが得意という優しいポケモン。
そのため、レスキュー隊が相棒として連れていることもある。

ヨーテリーの顔に生えている毛は敏感なレーダーで、周囲の気配を瞬時に察知する。
自分より強い相手にも臆することなく立ち向かうが、明らかに不利な場合は戦いを避ける賢さを持つ。
やたらと吠えないのでマンションで暮らすトレーナーにはありがたい存在。

ハーデリアは大昔、ポケモンを育てるトレーナーの手伝いをしてきたほど忠実なポケモン。
普段から見下している人間の指示は一切聞かない。
マントのように覆われている毛は非常に硬く、受けたダメージを減らしてくれる。
だが、日に日にどんどん伸びていくのでトリミング代が馬鹿にならない欠点がある。
どう考えてもトリミアンの方が費用がかかる気がするが。


◆ゲームでのムーランド


BW1

進化前のヨーテリーは1番道路など、ハーデリアは冷凍コンテナに出現。
ムーランド自身も10番道路やP2ラボなどの揺れる草むらに低確率で出現。

トレーナーではベル御三家に次ぐ戦力として序盤から使用する。
最終的に全員が「おんがえし」を覚えるのが特徴の彼女のパーティの中でも高い攻撃かつタイプ一致で使ってくるので特に痛い。

BW2

ジムリーダーとなったチェレンがヨーテリーを切り札として使用、PWTではムーランドを切り札として使用する。

SM/USM

オハナ牧場にてマオから登録してもらった後、ライドポケモンの1匹として使用可能。
ケンタロスより平時の移動が早い上、ダウンジングマシンの能力を使える等便利。


◆対戦でのムーランド


ミルホッグと並ぶ第五世代序盤ノーマル
が、錯乱戦法がメインなミルホッグと違い、こちらは直接戦闘に於いてなかなか高いポテンシャルを持っている。
合計種族値こそそれ程高くないが、無駄が無さすぎる種族値配分に特性はどちらも優秀と、ステータス上のスペックは序盤ノーマル随一。
秘伝要員としても優秀で、特に100と高めな攻撃+タイプ一致のおかげで「かいりき」が実用レベルなのがオイシイ。

じしん」こそ覚えないが、ノーマルタイプらしくサブウェポンが豊富で攻撃範囲は極めて広い。
いわはがね対策の「ばかぢから」やゴースト対策の「かみくだく」、かくとうドラゴン対策の「じゃれつく」、
ギャラドスエアームドテッカグヤ対策の「ワイルドボルト」、汎用性の高い等を使用できる。

序盤ノーマルだけあって、じじいな見た目からは想像できないほど進化も早い。
(ローブシンもだが)

ただやはり序盤ノーマルなのか限界はあり、欠点もちらほら。
前述の通り種族値は非常にバランスが良いが、逆に言えば際立った長所が無いということでもある。
ヒヒダルマやらシャンデラやら極端な能力の持ち主が氾濫するイッシュ的に言えば地味な立ち位置であることは否めない。
加えて耐久種族値は平均以上でも中途半端な素早さと単ノーマル故の耐性から体感的にはあまり打たれ強くはない。
つまり全体的に器用貧乏なのだ…

しかし(これまたある意味で極端といえるほど)全体的にムダなくバランスよく高い種族値であることには変わりはなく、
最後まで連れていく価値は十二分にあるのでパーティ編成に迷ったらコイツのことも考えてみてはいかがだろうか。

前述の通り特性はどちらも優秀でどちらを選ぶかによって使用感が大きく変わるのが特徴。

「すなかき」なら砂嵐時に圧倒的な素早さを得られ、砂パのアタッカーとして期待出きる。
ただしタイプや種族値の関係上、単純なアタッカーとしては同じく無駄が少なく、
かつ攻撃力インフレ組であるドリュウズに劣りがち。優秀な変化技等で差別化を図ろう。

「いかく」は単純に物理耐久が上がり後続のサポートにもなる。
単純に場に出るだけでアドバンテージが取れるので砂パに投入しないならこちらが安定。
第六世代以降は先制で相手の攻撃を下げる「つぶらなひとみ」を覚えたので、「いかく」と合わせればかなり硬くなれる。
ただし前述の通り耐性は不遇なので過信は禁物。特にかくとうタイプの相手はいかくがあっても無謀なので逃げましょう。
また同じく「いかく」持ちノーマルタイプのケンタロスや、すばやさで勝り「はやおき」なガルーラあたりが強烈なライバルになるので注意。
ドリュウズ同様、豊富な技で差別化を図りたい。

隠れ特性の「きもったま」は一致技が無効化されなくなり有効範囲が広がるが、耐久や素早さといった重要な能力を上げる他の特性に比べると若干地味か。
ミミッキュギルガルドに対してはあまり有利にならないのも難点。

SMではタマゴ技で「サイコファング」を習得した。
ノーマル技に耐性を持つゲンガーウツロイド等に有効である。


◆アニメでのムーランド


ベストウイッシュ

ドンバトル一戦目で、サトシの相手になったカベルネが繰り出した。

サン&ムーン

21話までに老齢の個体が何度か登場。
ニャビーは彼に木の実などを届けて世話をしていたが…
詳しくはこちらを参照。


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最終更新:2024年01月12日 14:37