No One is Alone(ペルソナ4)

登録日 :2012/09/15(土) 23:52:15
更新日 : 2017/07/16 Sun 10:25:49
所要時間 :約 6 分で読めます




以下、ネタバレ注意








「こんなことになってしまい、誠に残念です」

「――さようなら」


【概要】

『No One is Alone』とは、Persona4 the ANIMATIONのDVD&BDの10巻に収録された、テレビ未放映の26話。
(先行公開として、一部テレビ版の総集編映像を組み込んだ劇場版『PERSONA4 the Animation -the Factor of Hope-』も上映されている)

内容は原作のTrue.Endにあたるストーリーで、アニメとしては25話の最終決戦からエンディングまでの狭間にあった物語。

鳴上悠達と八十稲羽連続殺人事件、その真の黒幕との対峙が描かれる。


【ストーリー】

都会へと帰る悠の送別会の為、堂島宅に集まった自称特別捜査隊の面々。

「あれ……?」

何故かその光景にデジャヴを覚える悠のもとに、足立透からの手紙が届く。

それは マヨナカテレビの噂の発端、自分達の得た力 について疑問を呈するものだった。

最初からペルソナが使えた自分が、その力を得たキッカケとは?

その謎を考える内、悠はある出来事を思い出す。

「菜々子!俺がこの街に来た日のこと…あの日、家に帰る前にどこかに寄ったよな!?」
「ガソリンスタンド…お兄ちゃん、変な店員さんとお話してた…」

全ての謎が繋がった悠は、全ての始まりとなったガソリンスタンドに赴く。
そこに待ち受けていたのは――――――



「お前は…お前は誰だ!」

「私はイザナミ…雨を統べたるアメノサギリは、私が産み落とせし仮の姿の一つ」


店員の正体であるイザナミは、自らが与えたマヨナカテレビを通じ、人が真に望むモノの観察をしていたことを話す。

永久に閉ざされた霧の世界で、自分が見たいものだけを見ることこそ、人の総意とするイザナミに反発する悠。

だが……

「そんなはずない!!霧の中の世界なんかが、幸福なものか!!」

「今のキミが、それを言えるのかな?」






キミは見たいのか?本当に。
思い出したいのかな?残酷な現実を。







次の瞬間、悠の眼前に広がっていたのは、イザナミの『幾千の呪言』によって、次々と消えていく仲間達の姿だった。
そう、今まで感じていたデジャヴは、イザナミによって仲間を失いかけた悠が『都合のいい現実』を見させられていた結果だったのだ。
つまり、イザナミ本人によるイザナミだ

「真実など追い求めても、待っているのは地獄のような苦しみだけ」
「だったら、望んだままの世界で永遠の時を過ごせばいい」

抵抗も虚しく、仲間達を失ってしまった悠。
イザナミの見せる現実に溺れ、悠は虚しい笑みを浮かべながら、繰り返される3月20日を過ごす。



「失礼致します」



気が付くと、悠の目の前にはマーガレットが立っていた。


悠に平手打ちを食らわせ、ルシフェルを呼び出すマーガレット。
イザナミに敗れ、真実から目をそむけた悠に失望した彼女は、悠を殺すほどの勢いで襲いかかってくる。

戦意を失っていた悠を救ったのはペルソナ――今まで様々な人々と築き上げてきた絆だった。

  • スラオシャ
  • ラクシャーサ
  • ヤマタノオロチ
  • マカミ
  • アバドン
  • ゲンブ
  • モト
  • ベルゼブブ
  • スパルナ
  • アラハバキ
  • コウリュウ

絆を築いた人々の声を聞き、悠は戦意を取り戻していく。
そんな中、背後に積み上げられたテレビに映し出されたのは――


「みんながいない明日が不安だった…仲間を失っても一人きりで前に進むのが怖かった…」

「誰とも繋がりのない人生になんてもう、戻りたくない…みんなと一緒なら、それでいい…」


映し出された己の“影”と向き合い、自分が一人ではないと思い出した悠。
再び手に入れたイザナギでルシフェルを撃破した悠をマーガレットは讃え、励まして現実に送り返す。
イゴールとマーガレットから託された宝珠を携え、再びイザナミと対峙する悠。

イザナミの『幾千の呪言』も、もはや悠を捉えることはできなかった。


「そんな玩具を使わねば、霧の中を見通すこともできない人間が真実などと…!」
「なら見せてやる…… 人間の可能性を!


眼鏡を破壊されようとも、悠は立ち止まらない。

「目を開き、前を向けば誰にだって見える筈なんだ…真実が!」
「それを邪魔する霧は、俺が全て晴らしてやる!」

「その先にある… 幾万の真言 を信じて!」

悠は転生した伊邪那岐大神の『幾万の真言』を用い、遂にイザナミを撃破。

霧を晴らした悠を讃えながらイザナミは消え、テレビの世界には、世にも美しい景色が広がっていた。

仲間も全員生還し、悠達が繰り広げた節目の年の旅はようやく終わりを迎えた。


【余談】

  • 原作におけるTrue.Endのストーリーではあるが、アニメ本編の『It's Not Empty At All』と同じく、
    アニメ化にあたって一つのキャラクターを与えられた鳴上悠の内面に迫るものとなっている。
    オリジナル要素である 鳴上悠の影 はその最たる例で、まさに原作ではできない演出となった。

  • マーガレットの使用ペルソナは、ルシフェル、ロキ、クーフーリンが使われ、更には作中屈指のチートペルソナ、ヨシツネも使用。
    因みにヨシツネが誇るチートスキル、八艘跳びはラクシャーサが受け止めた。
    レベル差ェ……

  • 数時間分を30分にまとめた結果、話が唐突すぎて未プレイの人には優しくない仕様である。

  • エンディングに流れたのはもちろんあの名曲、Never More


追記・修正は真実と向き合ってからよろしくお願いします。








――そして時は遡り――









2009年4月














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