サンドパン

登録日:2011/05/22 Sun 01:33:25
更新日:2023/09/15 Fri 01:21:46
所要時間:約 5 分で読めます





■データ


全国図鑑No.28
分類:ねずみポケモン
英名:Sandslash
高さ:1.0m
重さ:29.5kg
タマゴグループ:陸上
性別比率:♂50♀50

タイプ:じめん
特性:すながくれ(天候が砂嵐の時に回避率が1.25倍になり、タイプによらず砂嵐のダメージを受けなくなる)
隠れ特性:すなかき(天候が砂嵐の時に素早さが2倍。タイプによらず砂嵐のダメージを受けなくなる)

HP:75
攻撃:100
防御:110
特攻:45(初代のみ55)
特防:55
素早さ:65
合計:450


努力値:防御+2

サンドがレベル22でサンドパンに進化

リージョンフォーム(アローラのすがた)


アローラ図鑑No:252/ウラウラ図鑑No.124
高さ:1.2m
重さ:55.0kg
タイプ:こおりはがね
特性:ゆきがくれ(天候が霰状態の時に回避率が1.25倍になり、タイプに関係なく霰のダメージを受けない)
隠れ特性:ゆきかき(天候が霰の時に素早さが2倍となり、タイプに関係なく霰のダメージを受けない)

  • 種族値
HP:75
攻撃:100
防御:120
特攻:25
特防:65
素早さ:65
合計:450

4倍:ほのお/かくとう
2倍:じめん
1/2:ノーマル/くさ/むし/ひこう/エスパー/ドラゴン/フェアリー
1/4:こおり
無効:どく

アローラサンドに「こおりのいし」を使うことで進化。

■概要


黄土色の体色を持つハリネズミやヤマアラシ、センザンコウ等の特徴を合わせたような姿をしたポケモン。
モデルとなった生物は諸説あるが、名前がsand(砂)+パンゴリン(センザンコウの英名)と考えられることから、おそらくセンザンコウだと思われる。

鋭い爪や背中の棘を使った攻撃が得意で、丸まってボールのようになり相手に突撃したり逃亡したりする。
また穴を掘ったり木登りをする事も得意で、背中の棘は直射日光から身を守る役割も持つ。

その爪は折れても1日で生え変わり、背中の棘も1年に一回生え変わる。

動きも素早く、全力で走り回って砂ぼこりを上げて身を隠す(その割に種族値は鈍足だが)。

格好良いとも、可愛いとも取れるその姿や、初代から登場することから地味に人気が高いポケモンである。

SMではアローラ地方の環境に適応した新形態が登場。
火山の噴火から逃れるために雪山に住み付き、背中の棘は氷柱のようになった。

■ゲームでのサンドパン


アーボック系と対の扱いとなっていることが多い。
進化前のサンドは初代だと緑バージョンでのみ4番道路等、第ニ世代金バージョンでは繋がりの洞窟やお月見山に登場する。
ルビー・サファイアでは113番道路にも登場する。
アニメでアーボがピカチュウであった関係でLEPEでは赤版相当のピカチュウ版に登場する。

登場時期や進化が早く、能力値もそこそこだがストーリーで使う場合自力で強力なタイプ一致技を覚えてくれないのがネック(初代だと「きりさく」があるが)。
使っていくなら「あなをほる」や「じしん」等の技マシンで補強したいところ。
主要のトレーナーではピカチュウ版のライバルが先発で使用する。ピカチュウばかり育てていた人は地味に苦戦したとか。

BW2からは自力で「じしん」を覚えられるようになった。

あまり知られていないが、全シリーズ皆勤ポケモンの一種。DPBWでは図鑑にこそ入らないものの、クリア後に野生で出現する。

アローラ版は種族値は無駄な特攻が20削られ防御と特防が10ずつアップと純粋に強化された。
それぞれ重要な攻撃と素早さを下げられたラッタダグトリオが恨めしそうに見ている。
ただしあまりに無駄を削った結果、特攻は進化形とは思えないほどの低さとなっており、なんとあのヒヒダルマにも負けている。
しかし、そのネタは過去に例のアレが更に強烈な形でやっていたのであまり言及されない。
そしてタイプ一致の特殊技が「こなゆき」「こおりのいぶき」「ふぶき」「こごえるかぜ」(USM)しかないのでネタにすら走れない。
何気に「れいとうビーム」を覚えられない珍しいポケモンだったりする。

サンドに「こおりのいし」を使うことでのみ進化。
また、サンド自体はムーンバージョンにしか登場しない点に注意。
出現場所は4つ目の島である「ウラウラ島」にある「カプの村」「ラナキラマウンテン」と後半。
特性が霰前提であり、格闘が4倍、一致技が両方炎で半減と本編攻略にはやや使いづらいか。

■対戦でのサンドパン


高い防御力と攻撃力を持つが特殊面や素早さは低い典型的な地面タイプらしい能力を持つ。
特性は原種・リージョンフォーム時ともに天候変化時に効果を発揮するものばかりで、天候パでの採用が前提となる。

初代ではタイプ一致で「じしん」が使える点や当時鬼畜性能だった「きりさく」が使える事から地面タイプではダグトリオに次ぐ人気を誇る。
また地面タイプで「つるぎのまい」が使えるのはコイツのみ、ラッキーより素早い「じわれ」使いという長所もある。
ダグトリオの使用が制限されたニンテンドウカップ99では電気タイプエレブーライチュウに対処するための地面枠をニドキングサイドンと争う人気ポケだった。

…しかし以降の世代では他の強力な地面タイプ達の影に隠れて凄まじい勢いで地味化…

単純な重アタッカーとしてはガラガラドンファンカバルドンドサイドン等の劣化扱いされ…
特性「すながくれ」を利用した型はガブリアスの影がちらつき…
BWで強力な隠れ特性「すなかき」を得るも、これも同世代で登場したドリュウズの存在に埋もれがち。

一応VC版第二世代環境では、「つるぎのまい」で火力を底上げできてナッシーを抜ける素早さのじめんであることからわずかに再評価されているのだが。実機版当時と異なりくさウエポンがギガドレイン程度しか使われないのもある。

なんというか典型的な劣化・不遇ポケ街道まっしぐらな可哀想なポケモンである…
何気に地面タイプは層が厚い…

サブウェポンは「ストーンエッジ」「がんせきふうじ」「きゅうけつ」「シザークロス」「ジャイロボール」等を備える。
ドリュウズが覚えない有用な技としては威力・追加効果共に優秀な「はたきおとす」、耐久型に強い「いかりのまえば」、反射技「カウンター」等を使用できる。
補助技も「つるぎのまい」による積み、「ちょうはつ」による妨害、「ステルスロック」「こうそくスピン」によるサポート等が可能。

単に地味なだけであり、普通に活躍するには十分なスペックを備えていたりするので、何気に油断ならない子である。
これらの特徴や単タイプ故に弱点が少ない事等により上手く差別化したいところ。

アローラ産は言うまでもなく霰パでの運用が前提となる。
「こおりのつぶて」「バレットパンチ」等のタイプ一致先制技こそないが、強力な「オーロラベール」を使える。
「ゆきかき」で素早さ、「つるぎのまい」「いのちのたま」「こだわりハチマキ」等で火力を強化して殴りたい。
耐久力が上がったとは言え、弱点がメジャーすぎるので基本は殺られる前に殺ることが前提。
サイコフィールド」でケアできるといえど「マッハパンチ」「しんくうは」には特に注意。

鋼技は「アイアンヘッド」が主流。「つめとぎ」と組むなら「アイアンテール」も一考か。
氷技は3割の効果で怯ませる「つららおとし」やガブリアスやマルスケカイリューに強い「つららばり」。
サブウェポンのレパートリーは原種と変わらず、以前は一致技であった「じしん」が現在の一致技と好相性。
弱点を突かれやすい分、襷「カウンター」が以前よりも狙いやすくなったとも言える。

ポケットモンスターSPECIALでの活躍


進化前のサンドがレッド手持ちとして登場。
捕まえたばかりで低レベルながらも野生の狂暴なブーバーを「すなかけ」で足止めする。
しかしニョロが戦闘不能状態のため倒すまでには至らない、そこでレッドはサンドに足場を崩す戦法を命じ見事ブーバーを倒す。
直後にサカキによってブーバー絶命。

サンドパンは金銀クリスタル編のゴールド&シルバー復活の際に最初の相手として群れで登場。
丸まった状態で登場したためゴールドは最初何かわからなかった。


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最終更新:2023年09月15日 01:21