テストパイロット

登録日 :2012/01/02(月) 20:39:25
更新日 : 2016/11/07 Mon 19:40:50
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テストパイロットとは、主に試作航空機の試験運用をし、そのデータを提供するパイロットの事。
要求されるスキルは

◆テスト計画を理解出来る事。
◆非常に特殊な飛行をやり遂げる程の技量を持っている事。
◆テスト結果をきちんとまとめられる文章力を持っている事。
◆卓越した感覚を持ち、不審な挙動に敏感な事。
◆不意のトラブルにも即時対応出来る事。

等が挙げられる。戦線に出なくて済むから楽だと思っている人もいるが、勿論そんな事は無い。
むしろ、航空機の技術が発展途上だった時代には、1週間に1人の割合でテストパイロットが死亡していた。
地上から遠く離れた上空で、欠陥があるかもしれない飛行機に乗って無茶な飛行をさせられるんだから当然である。
だが、新型機を任されるとは非常にロマンある仕事であり、意外にも志望者は多かったらしい。
そして、彼ら彼女ら(女性も結構いた)の努力(と、犠牲)により、現代の航空機の発展に繋がったのだ。
中には、スピン状態からの最適な回復方法を模索し、何度も錐揉み飛行を試したと言う命懸けの大仕事をした方もいる。

そして現代、危機予測コンピューターの発達により、テストパイロットの負担はかなり減っているとされるが、それでも危険な仕事には変わりない。
エース中のエースであることが前提で、それ以上に前述の「テストの目的を適切に理解し結果を正確に伝える」というコミュニケーション能力が求められる。
そのため軍なら大尉前後、中堅のパイロットがこの職につく。

だが、今は、試作機の飛行は無人機で行う事も多いようである。



■創作におけるテストパイロット
主に、SF等の人型機動兵器のテストパイロット等が登場する。
現実と同じく、未知の動力源やシステム等を積んだ試作機を任されるので、やはりかなり操縦技量のあるキャラクターが出てくるようだ。

ただし名無しのモブテストパイロットは、
「ああ、あの機体は、テスト中にテストパイロットを殺しちまってな……。たく、とんだ疫病神だぜ」
とか言う感じで、機体の引き立て役にされたりする。哀れ。



■主なテストパイロット

ご存知、口は災いの元な男。
これでも一応ガンダムMk-Ⅱのテストパイロット。


ガンダムNT-1のテストパイロット。
正確にはテストパイロットではなくシューフィッターという、機体の調整をする人間である。
アムロ・レイ用に開発された機体は荷が勝ちすぎていたらしく、振り回される描写が多い。


歴代マクロスシリーズ屈指のバカにして天才。
多くの死傷者を出したYF-19を初飛行で完璧に乗りこなした上、単独でSDF-1 マクロスを攻略した。


ライトニング・カウント、ゼクス・マーキスの直属の部下。
ゼクスを敬愛しており、彼の為に非常識な性能を持つトールギスのテストパイロットを行うが……


借金まみれのスパロボ主人公。借金を肩代わりしてもらった代わりにトライア・スコートによって、ブラスタのテストパイロットに。
今日も肩代わりしてもらった借金返済の為に戦い、そしてまた借金を増やす。


ご存知アルトアイゼンのパイロットだが、OGではアルトアイゼンは元々軍の次期主力機トライアルに提出するつもりの試作機だったので、
その意味ではアルトのテストパイロットと言える(他にまともに乗れる奴がいなかったが)。
だがそれ以上に印象的なのは、変形機構のテスト中大破、墜落したビルトラプターに乗っていて、たいした怪我もなかったことだろう。


同作品の主人公、アスカ・シンの父。
光速での航行を可能とするゼロドライブ計画のテストパイロットとして選ばれ、プラズマ百式に搭乗する。
が、テスト航行中に謎の光に遭遇。
「あの光は俺を呼んでいるようだ…」の言葉を残し、ミシナの呼び掛けも振り切り光の中へと消えていった。

以降は行方も生死も不明であるが…


ユニオンのトップガンである乙女座の男。
ユニオンフラッグ制式採用の立役者であり、その後もマスラオブレイヴなどのテストパイロットを務めている。


人呼んでスパロボ界のジョーカー。
凶悪兵器グランゾンの開発スタッフであり、テストパイロットも務めるスーパー科学者。




追記・修正は、欠陥機の起動実験で機体が爆発炎上して生き延びた方がお願いします

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