ヒンバ族

登録日 :2012/03/28(水) 21:57:38
更新日 : 2015/08/08 Sat 14:44:44
所要時間 :約 4 分で読めます




ヒンバ族とは、アフリカ南西部・ナミビア共和国のクネネ州に住む少数民族。
人口ははっきりしていないが、2~5万人程度が居住していると言われている。

【文化】
ヒンバ族の外見を端的に表すと、首輪やブレスレット、ベルト以外は殆どつけず、
ほぼ 全裸 (流石に股間はスカートをつけているが当然 ノーパン )という日本人から見たら中々にショッキングな格好である。
ヒンバ族の女性からしてみれば、「胸は赤ちゃんの為にあるから丸出しでも恥ずかしくない。 むしろ足首を見られた方が恥ずかしい 」との事。

つまり、もしヒンバ族がエロゲーを作ったら…

「うはwwwww足首モザイク薄wwww」
「○○タンの足首可愛いぉ」

とかになるという事だ…文化の違いってスゲぇ!

また女性がつけているアクセサリーの数や種類で既婚か未婚か、子どもは何人居るかが分かる。
つまり、可愛いあの娘に声を掛けたら人妻で修羅場に…という事はヒンバ族では無い。

ヒンバ族の住むナミビアは年間降水量が少なく、水はかなり貴重品。だが、体を清潔にしなくては汚いし病気にもなる…ではどうするのか?

そこで登場するのが「オカ」。これを身体に塗れば日焼けやひび割れ、夜の寒さや虫から身を守ってくれるという、まさにヒンバ族の生活に欠かせない必需品。

材料は赤い泥粉と牛脂。このため、ヒンバ族の体は遠くから見ると 赤っぽく見える
また、女性は股間に香木を燻した煙を当てる。


【歴史】
約450年前に北部から移住を始めたのが今のヒンバ族の始まりと言われている。
1900年代に入り、ドイツが入植を開始。
この時迄に、西洋の文化を取り入れた種族がヘレロ族、かつての文化を守り続けた種族がヒンバ族と呼称されるようになった。
1904年から1907年にかけて軍人のロタール・フォン・トロータ将軍が反乱を起こしたヘレロ族(含むヒンバ族)を虐殺。全人口の80%とも言える60000人が死亡した。
虐殺と言っても、殆どが戦闘で殺害された訳ではなく砂漠に追い込まれて餓死する者や井戸に毒を入れられ中毒死する者、
捕らえられて強制労働で死ぬ者や強制収容場で命を落とす者が多かった。

このおぞましい仕打ちは20世紀初のジェノサイドと言われ、後に行われたナチス・ドイツのホロコーストとの類似性を指摘する研究家もいる。

第二次大戦後もナミビアそのものが白人政権の南アフリカに強引に併合され、
80年代には大干魃が発生した為に多くのヒンバ族が家畜を失い、都市部のスラムで生活をする羽目になった。
生活保証?アパルトヘイト時代の南アフリカが黒人に保護をするとでも?

90年になるとナミビアが独立。政府がヒンバ族への保護対策に乗り出した為に元の遊牧生活を取り戻す事が出来た。
現在は政府からの補助金の他、観光や野生生物の保護で生計を立てている。


【その他】
  • ナミビアに住む唯一の日本人ガイドがヒンバ族の村に泊まるツアーを行なっている。
  • ヒンバ族の村に入る際には、村の入口で「誰か居ますか?」「失礼します」と挨拶する事。許可なく入るのは、こちらで言うといきなり部屋まで入るレベルだとか。
  • ヒンバ族にとっての聖なるシンボルは村の中心に立てられた炎とアンゴラ国境にあるエプバの滝で、巡礼の為に徒歩で向かう人が殆ど。
  • 最近は若い世代を中心に学校に行ったり服を着たりしている人も増えて来ている。
  • ヒンバ族はお客さんが来たら家畜を屠殺して出すのがマナー。残さず食べよう。
  • 家畜は皮や肉、骨の加工は勿論内臓を見て占いをするという独特の文化がある。


追記・修正は多数の家畜を連れた人にお願いします。

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