ニャンちゅう

登録日:2011/01/13Thu 00:04:46
更新日:2023/10/14 Sat 22:43:37
所要時間:約 4 分で読めるのニャ




それはいっぴきの
とってもやさしいねこ



\どぉもぉ、に"ゃぁんち"ゅぅうでぇす/




ニャンちゅうは、NHK教育にレギュラーを持っている「ネズミの着ぐるみを着たネコ」である。
黄色い体に青色のネズミの着ぐるみがとても可愛い。
ネズミの着ぐるみは「ネズミの気持ちを理解したい」という心意気から着ているもの。
ネコとは本来ネズミを捕食する生き物なのだが、ニャンちゅうはとても優しいのである。
ちなみにフードを外すとなぜか必ずくしゃみが止まらなくなる。そのため、稀に誰かに外されたときを除いて絶対に外すことは無い。


声はストレイト・クーガー(津久井教生)。
年齢は5歳。
1992年からずっと5歳。声と年齢のギャップが魅力的。
だが、猫の5歳を人間に換算すると36歳前後。結構おっさんである。
好物はお饅頭。
一人称は「ミー(me)」

言葉の最後にはよく「ニャ」がつき、時々「な行」が「にゃ行」になる。

番組経歴
◆1992年
「母と子のテレビタイム(土曜版)」

◆1993年~1999年
「母と子のテレビタイム(日曜版)」

◆2000年~2002年
「あつまれ!わんパーク」

◆2003年~2004年
「ニャンちゅうといっしょ」

◆2005年~2017年
「ニャンちゅうワールド放送局」

◆2018年~現在
「ニャンちゅう!・宇宙!・放送チュー!」



放送時間は大体夕方(2007年頃は朝放送だった)。
番組では必ずお姉さんと共に司会進行している。

基本的にニャンちゅうは様々なお姉さんの部屋を転々としながら、お姉さんとまったり暮らしたり、いたずらしてしまったりなど、ほのぼのと過ごす。
その途中にブルーナの絵本こと「ミッフィー」の再放送が挟まったり、クラシックとCGを何分か放送したり、
イラスト紹介や歌が挟まるようなエンターテイメント構成となっている。


ニャンちゅうを語るに欠かせないのは、卵かけご飯事件であろう。

笹峯あいお姉さんと共に番組をしていた頃、お姉さんが料理の上手いところをニャンちゅうに見せる、という流れでコーナーが進んでいた。
実はこの回、そのオチとして『作っていた料理が簡単な卵かけご飯』になるという内容の回だったのだが……。


……お姉さんはこともあろうに茶碗からをこぼしてしまい、その卵かけご飯さえも失敗に終わるというハプニングが起こった。


『簡単な卵かけご飯』だったはずなのに……。



なお、お姉さんが卵をこぼした際ニャンちゅうは



「 こ れ は ひ ど い 」


と発言。流石に10年以上レギュラー番組をやっているニャンちゅうは格が違った。

このあとお姉さんが失笑しつつ後始末していることに対して突っ込みを入れたり、完成した卵かけご飯に異様なコメントを残したりした。
このときさらに笑いを誘うBGMが流れたことによって、珍妙なやり取りに拍車がかかった。
ニャンちゅうすげえ。


◆逸話
番組開始当初の1992年には『にこにこぷん』のじゃじゃ丸、ピッコロ、ポロリと共演した。
他にも様々な人と共演している。
漫画「みどりのマキバオー」にベアナックルの子分として登場したこともある。


◆声優交代
2022年11月18日、津久井氏が所属する81プロデュースより、 声優交代が正式発表された
個人項目にもある通り、津久井氏は2019年から難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)を抱えながらニャンちゅうの声を続けてきたが、「母と子のテレビタイム土曜版」から数えて30年の節目を迎えた事と病状の進行などが重なりこのタイミングでの交代となった*1
後任に選ばれたのは津久井氏と同事務所に所属する羽多野渉氏。
羽多野氏が担当するのは2023年1月以降の新作回及び同年4月以降の放送分で、年度が変わる2023年3月までは交代前に津久井氏が参加していた収録回の再放送も並行して行う形で新旧声優の移行が行われた。
声優交代と聞き雰囲気が変わることに危機感を覚えたファンもいただろうが、羽多野氏は元々ニャンちゅうの物真似を得意としていたこともあり、いざ交代してみれば違和感が少なく新体制に好意的な声が目立った。
なお、津久井氏も完全に退くわけではなく、アドバイザーとして番組に参加することも発表されている。



イラストコーナーの「次はミーの番だぞーぅ。ジャンジャジャーン」「どうもありがとーぅ」は幼い頃にニャンちゅうを楽しみにしていた諸氏ならわかると思う。

ニャンちゅうはこれからも、こどもたちと仲のいい友達でいてくれることだろう。


つぅぅいぎじゅうぜぇい、おぬぇがいじむぁぁずニ"ァァァ!

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最終更新:2023年10月14日 22:43

*1 ALSは最終的に呼吸器官にも影響を及ぼす為、将来的には気管切開と人工呼吸器の装着無しでの呼吸が不能となる事が避けられない。津久井氏の場合、交代発表翌月の2022年12月に呼吸困難を発症して一時意識不明に陥った為、この気管切開手術に踏み切っており、声優活動が可能なギリギリの時期までニャンちゅう役を務めていた事が分かる。