萎え

登録日:2012/03/22 Thu 10:04:43
更新日:2023/02/23 Thu 16:49:40
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萎えとは、日本語の言葉の一つ。

なえ。

【字源】

「くさかんむり」を使うので植物に関する文字だということはわかるだろう。
本題はその下の「委」の方だが、こちらはさらに「禾」と「女」に分けられる。

「禾」とは稲穂で作った被り物を意味し、
これを被った女性が豊作祈願の踊りを踊る様子がしなやかなことから「なよなよした」「しなやかな」意を表す文字となったとされる。
甲骨文字にすでに登場する由緒ある文字で、豊作祈願という生活に直結する意味を持つために早くから成立した文字なのであろう。

訓読みの「なえる」は古くは「なゆる」であり、「菜」のようにやわらかくなる様子を指すとか、「直放(なゆる)」から転じたもの等諸説ある。

転じて、現代では一般に、気力が抜け落ちてしまった時や、植物がしおれてしまった状態に対してつかう。



女の子の上に草が絡みついている状態でしぼむと読ませるとは昔の人の性癖には触手関連が無かったのだろうか…。
最近はモンスター娘やらなんやらでアルラウネの擬人化エロゲ等様々な形のものが現れているため、
性的な意味でこの言葉を使うのであれば形が変わる可能性も…まぁ無いか。

しかしながら多くの雑草を前にした女の子が萎えてしまっているのであればそれはむしろ助けてあげたい。

そしてお礼で萎んだ息子を(ry
さて、本題に入ろう。
アニヲタ的に使われる「萎え」とは、「萌え」の対義語であり、対象の魅力を損ねてしまう部分を指す。

萌えと同様、個人の主観・好みに依る部分が大きく何が「萎え」ポイントかは人によって千差万別である。

多くの場合は個人が「生理的に受け付けない」ものや、ブームに便乗し「過剰に萌えを狙った」もの等がそれに該当する。……が、ちょっと待って欲しい。
「萌え」と「萎え」は表裏一体なのである。
「萌え」と「萎え」は表裏一体なのである。
大事な事なので2回言いました。

捨てる神あれば拾う神あり、萎えるオタあれば萌えるオタあり。

世界は広く、いくら自分が受け入れられなかろうが、それを好む紳士淑女達は確実に存在するのである。
また、股間の御子息に対しても「萎む」という形で使われ、「萎える」という形でも使われていた。
「萌え」の対議語として使われるのはある種当然とも言えるだろう。
「萎え」たらそれを感想として言うのは良い、「萌え」たらもえぇぇぇっ!と叫ぶのも良い。

しかしそこからけなしあいになれば皆の嫁も悲しむ。
その辺りの自重は個人で行えるようにしたいものである。

昔から人々は萌える花を見て心を震わせ、萎む花を見ては無常感に悲しみ、しかし種は作られ、いつか人が作った苗は他の地でも花を咲かせたのだ。


追記・修正は二次元を愛する紳士淑女の方々にお願いします。

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最終更新:2023年02月23日 16:49