将棋

登録日 :2012/06/18(月) 19:38:25
更新日 : 2017/08/01 Tue 21:21:15
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将棋とは、駒40個と9×9の将棋盤を使って繰り広げるゲームである。

将棋の起源は紀元前200年~紀元前300年の時期に古代インドにおいて遊ばれたチャトランガという四人制のさいころ将棋であるようだ。
このチャトランガが西流してチェスに、東流して象棋(中国将棋)に姿を変えつつ世界各国に広まったと考えられている。
日本の将棋はタイのマークルックに近く、東南アジア経由で伝わったものに中国将棋の駒の形などの要素が加わった説が有力。
平安時代の11世紀初めには貴族の間で将棋が遊ばれていたが、今の形(本将棋という)になったのは16世紀後半以降とされる。
最終的に現在のルールが成文化され、確定したのは17世紀中期である。

※いきなり公式ルールだと「こまけぇことはいいんだよ挟み将棋しようぜ!」と言いたくなるので、
この項目では、そこら辺の店で売っている将棋セット(マグネットタイプ)に入っている説明書程度のお手軽ルールで説明していく。

勘違いされがちだが、これは 戦争ではない
玉、金、銀、(月)桂(樹)、香(木)といった宝物の取り合いである。
血を流さない平和(?)な物の奪い合いなのだ。
取られた駒を使われるのは、捕虜でも裏切りでも無いのだ。

なお、将棋をプレイすることは 「指す」 という。
「将棋を打つ」と言ったらニワカ乙となるので注意しよう。
打つのは囲碁である。


<基礎>

駒40個と9×9の将棋盤を使う。
互いに一手ずつ駒を動かし、駒を奪い合い、相手の王将(下手は玉将)を取ったら勝ち。
駒は、自駒を移動範囲内にいる相手の駒に重ねることで取れる。
取った駒は、自分の番に自駒として、駒が置いてない場所に好きに置くことができる。(自ターンでできるのは駒を動かすor駒を置くのどちらか)
取った駒を置くのを「打つ」と言うが、将棋をプレイするのは「指す」である。大事なことなのでry
「打つ」と「指す」の使い分けは、他の所にあるものを盤の上に置くことを「打つ」、盤上のものを移動させることを「指す」という。

また、駒は種類により移動範囲が決まっている。

さらに、相手の陣地(初期配置の横三列分)に侵入した手持ちの駒は、移動範囲が変化する。
これを『(駒が)成る』と呼び、駒を裏返し区別する。
こちらは 赤字 で表記し、歩兵・香車・桂馬・銀は行動範囲が金と一緒に、飛車と角行は王将の行動範囲が追加される。
なお、金・王将は成ることができない。


<駒の種類>

※読みは特殊な駒のみ
※↑に向かって攻めるとし、□を移動可能範囲とする
※罫線で表されるのは、その方向に他の駒がない限り進めるものとする

  • 歩兵(枚数:9 ふ、ふへい)

   
   
     

移動範囲はぶっちぎりの最下位。
成る前の歩を縦に2枚配置すると二歩という反則になる。
裏面は 。金という字を崩しに崩すと平仮名の「と」になるのだ。


  • 香車(枚数:2 きょう、きょうしゃ、きょうす)


   
   
   
     

縦方向の攻め担当。
裏面は 成香(なりきょう)


  • 桂馬(枚数:2 けい、けいま)


     
   
     

トリッキーな動きが特徴。
この駒のみ、途中に駒がいても飛び越して進める。美濃囲いの天敵。さくさく進むが調子こいて単騎駆けすると…。
裏面は 成桂(なりけい)。


  • 銀将(枚数:2)


   
 

左右と下方向に弱い。
裏面は 成銀
が、成らないことの方が多いかも。

  • 金将(枚数:2)


   

前方には強いが後方の左右斜めに弱い。別の駒で死角を補おう。
進化なし。


  • 角行(枚数:1 かく、かくぎょう)


     
   
       
     
     

裏面は 馬(龍馬)
相手の一瞬の隙をついたり、攻めから一転して受けに回ったりと大忙し。

ちなみに本来の読み方は「 かくゆき 」。しかし「かくぎょう」が広まり過ぎたためトリビア程度の豆知識に。


  • 飛車(枚数:1)


       
       
       
       

裏面は 龍(龍王)
安定感のある攻防が期待できる。

  • 王将/玉将(枚数:1)



全包囲砲撃台。
しかしこれを取られたら終わりなので、必ず護衛役をつけよう。
王将「ほーら隣接してこいよ返り討ちだヒャーハハハハh」
飛車「左右前後チースw」
角行「斜めチースw」
桂馬「V字進撃チースw」
香車「3マス前進チースw」

……みたいなことになりかねない。
進化はなし。

<初期配置>

※数字および漢数字のある部分は表組上の便宜的なものであり、盤面ではない
※横升は筋、縦升は段で数える



<その他>
次の手で王将を取れる状態にする一手を「王手」と言い、これを行う際には「王手」と宣告する事が多い。
だが将棋のルールには 「王手」と言わなければならないというルールは存在しない。
アマチュアの中には、「王手」と言わなかった事を反則と抗議する者が多く見受けられるが、これは 全くの筋違いである。

一般的には将棋は玉を取れば勝ちと説明さが、実は将棋連盟の定める規定ではそんな勝利条件は定められていない。
実は将棋には勝利条件はなく、劣勢側が負けを認める(投了)か、反則負けしかない。
ちなみに詰みまで投了せずに指し続けると、自分の手番の終了時に王手がかかっていてはならないという規則(王手放置の禁止)に抵触し、反則負けになる。

余談だが、12×12マス 21種類の中将棋や15×15マス 29種類の大将棋、19×19マス 50種類の摩訶大大将棋、36×36マス 209種類の大局将棋とか言うのもある。
現在の一般的な将棋は、小将棋と呼ばれるものに様々なルール改変(持ち駒再使用ルール等)を加えたものである。


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