シナンジュ・スタイン

登録日:2012/09/15 Sat 23:54:19
更新日:2023/09/01 Fri 03:05:19
所要時間:約 7 分で読めます






赤い彗星の原石

MSN-06S
SINANJU STEIN


シナンジュ・スタインとは、『機動戦士ガンダムUC-MSV』、短編小説『戦後の戦争』などに登場するモビルスーツ(MS)。
デザインはカトキハジメ



緒元


型式番号:MSN-06S
全高:22.6m
本体重量23.1t
全備重量:54.2t
出力:3,240kW
推力:128,600kg
センサー有効半径:23,600m
装甲材質:ガンダリウム合金

武装:60mmバルカン砲×2
ハイ・ビーム・ライフル
ビーム・サーベル×2
シールド
ビーム・キャノン
ミサイル×4

搭乗者:フル・フロンタル
ワークラッハ・バナム(MSV 楔)


機体解説


U.C.90年代半ば。地球連邦軍再編計画「UC計画」に向けたフラッグシップ機「RX-0」の開発が進められる中、データ収集用としていくつもの試作MSが製作された。
シナンジュ・スタインはそういった試作実験機の一つとしてアナハイム・エレクトロニクス社によって開発された機体である。
開発コードは「スタイン01」。

開発目的は「サイコフレームの強度・追従性の検証」とされる。


ガンダムUC』本編に登場したシナンジュの姿は袖付きに強奪された後に改修されたものであり、アナハイムで製造時点でのこの機体は色々な箇所が異なっていた。
まず、本編に登場したシナンジュは目にも鮮やかな赤色のカラーリングが特徴的だったが、こちらは暗灰色であり、頭部にも角がないと、この時点でかなり印象が異なる。
顔も、モノアイのあちらに対してこちらはガンダムタイプを彷彿とさせるツインアイとフェイスカバーになっており、さらには装甲のシルエットも角ばった連邦系MSに近い意匠を与えられていた。
この辺りのデザインは、『ユニコーン完成のために制作された試作機(兄弟機)』というシナンジュの設定を上手く落とし込んでいると言えるだろう。

シナンジュの特徴といえる、背部の大型バインダー・スラスターや脚部の追加バーニアもこちらにはないため細身に見えるが、
その分、機体のシルエット自体もガンダムタイプに近くなっており、白と黒というカラーリングも相まってνガンダムを彷彿とさせる。
事実、シルエットはνガンダムに似ている上、背面にはHi-νガンダムのファンネルラックを思わせるパーツとプロペラントタンクがあり、
更に主武装のハイ・ビームライフルもνガンダムHWSのハイパー・メガライフルに酷似しており、装備しているシールドはνガンダムのそれである。
本機はユニコーンの試作機であると同時にサイコフレームの実験機でもあるため、ガンダムタイプとしては初めてサイコフレームを装備したνガンダムを参考にし、その結果外観も似通った可能性もある。


補足しておくが、元々この機体の名が「シナンジュ」であり、「スタイン」は奪取・改造を施されたあちらと区別するため便宜的に付けられた通称の様なものである。
正式には双方とも「シナンジュ」。
そして「スタイン」はドイツ語で「」。フロンタルが「この機体はまだ磨く前の原石のようなもの」と発言したことに由来する。
また、開発スタッフが「端から別の色に塗られることを前提とした灰色の装甲」を「原石」と揶揄した事に由来するとも言われている。


ちなみに改修後のシナンジュは推力を強化され、デザイン面でも背面のブースターが大型の物に換装されているのだが、文字設定ではスタインとの数値差が無い(どちらも128,600kg)。
この辺の詳細は不明。


機体性能


特徴として、「インテンション・オートマチック・システム」を搭載していることが挙げられる。
これはパイロットの操縦イメージを、サイコフレームを通じて機体に直接反映させるシステムであり、この機体の完成形とも云えるユニコーンガンダムにも搭載された。
本機はこれらのシステムを元にMS単体の機動性、追従性を極限まで追及する方針で開発され、結果恐ろしいレベルの機動性を有することになった。
だが、同時にパイロットの僅かな苛立ちにさえ反応し攻撃体勢を取りかねない過敏なレスポンスと、全力稼働すると並の人間では耐えられないGを発生させる加速性能を持つ機体となってしまい、
強力な機体なのは間違いないが、使いこなせる者がまず現れないという、事実上誰も操縦できない機体になってしまった。
とはいえ、元々ユニコーン開発のための試作機のひとつに過ぎず、そもそも本格的な有人運用を考慮する必要もないため特に問題視はされなかった。
そしてユニコーン開発に必要なデータの収集後に処分され、歴史の表に出ることなく消えていく…


…と思われた。


実はアナハイムは裏取引によって、この機体は袖付きへの譲渡が約束されていた。
そもそもシナンジュ・スタインの製造自体がUC計画を隠れ蓑にしたこの取引に基づくものであり、
上記の常人では扱えない性能も、最初から「常人ではないパイロット」の搭乗を前提としていたからこそのものだった。

こうして完成したシナンジュ・スタインを巡りアナハイムと袖付き、更に連邦軍までもを巻き込んだ「出来レース」が敢行されることになるのだが…。



武装


  • 60mmバルカン砲
頭部に内蔵。ユニコーンの試作機ということからか装備位置も近い。

  • ハイ・ビーム・ライフル
専用の大型ライフル。前述の通りνガンダムHWSのライフルに酷似している。
インテンション・オートマチック・システムに連動して照準などを行えるが、奪取後にはオミットされ通常のライフルに代えられた。
一説にはシステムの操作性がフロンタルに合わなかったためとも言われている。

  • ビーム・サーベル
両腕の籠手部分に搭載されており、抜刀時にはカバーを開いてサーベルグリップが飛び出す。
籠手部分に接続したまま「ビームトンファー」としても使用可能。
この機能は改修後のシナンジュにも残されている。

  • シールド
サイズは片腕を覆う程度と比較的小ぶり。
νガンダムの物に似ており、裏面にはミサイルとビームキャノンを内蔵。



劇中での活躍


戦後の戦争

実質的な主役機として登場。
本来は戦闘をすることなく本機と関係機材が譲渡される手筈だったが、「出来レース」であることに気付いた連邦兵により戦闘状態に陥る。
そのような中でフル・フロンタルはシナンジュ・スタインの搭乗に成功。まだ初乗りの段階でありながら乗りこなしほぼ単独で連邦の部隊を壊滅。さらに後始末としてクラップ級2隻を撃沈した。
フロンタルの能力と冷酷さにアルベルトが戦慄する。

そして純白の機体は、撤退の為の信号弾の閃光で

真っ赤に煌いていた…

なお、前述したように元々「誰にも使えない機体」であるはずがフロンタルは乗りこなした上に「反応がまだ硬い」の一言で済ましており、彼のチートっぷりを物語っている。
しかも改修後に大型バーニアをいくつも追加しているのだから尚更である。


『機動戦士ガンダムUC バンデシネ Episode:0 』でもこの事件が描かれている。

そして、この事件で袖付きが奪ったシナンジュ・スタインは実は2ユニット存在しており……




シナンジュ・スタイン(ナラティブVer.)



同胞たるスペースノイドを傷付ける愚は犯すまい…可能な限りな!

ゾルタン・アッカネン、シナンジュ・スタイン出るぞ!!

緒元

型式番号:MSN-06S-02
全高:22.6m
本体重量:23.1t
全備重量:54.2t
装甲材質:ガンダリウム合金
出力:3,240kW
推力:128,600kg
センサー有効半径:23,600m

武装:60mmバルカン砲×2
ハイ・ビーム・ライフル
ビーム・サーベル×2
グレネード・ランチャー
シールド



機体解説

機動戦士ガンダムNT』に登場するシナンジュ・スタイン。
先述の強奪事件の折に、後のフロンタル機と共に袖付きが奪った片割れである。
区別のため型番の末尾に「02」が付けられているが、作中での呼び名は「シナンジュ・スタイン」のまま。
別名「第二種仕様」

フロンタル機とは異なり装甲やセンサー系などの改修はされておらず、頭部はガンダムタイプに近いツインアイのフェイス。
機体色も強奪時と同じ暗灰色のまま。
ただし袖付き所属機としてのアピールのため胸部と両手首部分には「袖」の装飾が施されている。
これは非公式な戦力、それも連邦とジオン共和国との間で交わされたサイコフレーム使用禁止条約に抵触するこの機体を「あくまでテロリストの物」と認識させる等の意味もある。

武装は微妙に変更されており、特にハイ・ビーム・ライフルはフロンタル機のライフルにジャケットを被せたもので、従来のスタインが装備しているものとは似て非なるもの。
ちなみにライフルやサーベルのビームの色は黄色。
そして最大の問題点であるインテンション・オートマチック・システムによるレスポンスなどもそのままだが、失敗作とはいえ「シャアの再来計画」の強化人間であるゾルタンはこの機体を難なく乗りこなしている。

また推力やジェネレーター出力などはフロンタル機と同等ながら重量はこちらの方が軽いため、カタログスペックだけ見れば実はゾルタン機の方が上だったりする。
反面、武装や装甲面ではフロンタル機に劣るためそこは一長一短といったところ。
更にオプションとしてとある装備が用意されており……


武装(ナラティブVer.)

  • 60mmバルカン砲
  • ビーム・サーベル
性能・特性は上記のまま変わっていない。シンプル故に変える必要もなかったと考えられる。

  • ハイ・ビーム・ライフル
専用の大型ライフル。
ただし上記のハイ・ビーム・ライフルとは全くの別物で、フロンタル機のビーム・ライフルに追加装甲を取り付けた代物。
フロンタル機と同じく高い拡張性は健在で、銃身下部にシナンジュ用のグレネード・ランチャーやロケット・バズーカを接続可能。

  • シールド
フロンタル機に類似した構造及び形状に改造。
裏面のミサイルとビームキャノンが廃され、グレネード・ランチャーやロケット・バズーカといったオプション装備の取り付けが可能になり拡張性が増した。
鋭利な形状を利用した打突武器にも転用できるが、ビーム・アックスの取り付けはできなくなった。


立体化


ガンプラ

PS3版ゲームのガンダムUC発売に合わせて、オリジナルデザインのVer.KaがMG発売。

その後『NT』公開に合わせナラティブVer.がHGUC、MGでそれぞれ発売中。
HGUCは関節部分を中心に新規造形でアップデートされており、シナンジュと比べて可動域の柔軟さが段違いに優れている。武装でもバズーカが付いているなどボリュームも多い。
MGはVer.kaからの流用パーツが多く、ライフルやプロペラントタンクなどはそのまま複数作れてしまう。ただし新規パーツは袖付き部分の内側パーツなどがメインなので、HGUCほど差別化できてはおらず地味。
Ver.kaの方が再販がかかりやすいのもあって、見た事がないという人も多いのではないだろうか。

主人公機が一部プレバンなのに対してこちらは全て一般発売しているため、購入のしやすさは全体的に見れば簡単な部類。

RGではシナンジュが発売したが、スタインの方はお呼びがかかっていない。


ゲームでの活躍


Gジェネシリーズ

「OVERWORLD」で初登場。
流石にPS3の「ガンダムUC」のようにはならず、シナンジュの下位互換で落ち着いている。基本性能は元より武装も少なく、ハイ・ビームライフルも通常BEAM扱い。
ただ、ギラ・ズール辺りからユニコーンガンダムを作ろうと思ったら必ずスタインからにしなければならない(裏を返せば開発先は優秀)。
しかし戦闘アニメの内、特にビームサーベルは本機の変態機動を表現しているので必見。
「GENESIS」ではハイ・ビームライフルが貫通属性になり、格闘向きのシナンジュと射撃向きのスタインという差別化が図られた。

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2

2020年8月20日のアップデートで参戦。
「撃っちゃうんだなぁ、コレが!!」という有名なセリフで参戦PVの開幕を飾る。
2000コストの格闘寄り万能機。
3000格闘機顔負けの格闘を持っているのが特徴で格闘だけ見れば一級品。本職であるマスターゴッドとも(格闘だけならば)渡り合えるレベル。
しかし580という低コストにしては低めの耐久と足回りの悪さがネック。
格闘を狙いたいのにそもそも近づけないという事態が多発し、もし詰められても大体はブースト負けしているので反撃のリスクが高い。
一方で射撃はというと射撃CSと特殊射撃で爆風を発生させることが特徴。
原作のように建物や地面に着弾することでやや大きめの爆風を発生させるため遠距離からでも嫌がらせができる。
特殊射撃は足を止めてハイ・ビーム・ライフルを3連射する。ちょうど原作で「撃っちゃうんだなぁ!」をやってたシーンの再現。ガッツリ足を止めるためリスクが高いものの、強力な弾速と銃口補正が売り。しかも緑ロックでも銃口補正がかかるという稀有な性質を持つ。爆風のおかげで若干遅れたタイミングでも着地狩りが成立しやすく総じてかなり高性能な射撃。ただダメージが100と安い。
特殊格闘ではギラ・ズールが援護してくれる。Nではエリク機が鈍足効果付きの薙刀刺し、レバー入れで2機のギラ・ズールが突撃してくれる。コロニー内での戦闘ということで珍しい格闘限定のアシスト。
レバーNは性能が低いが鈍足効果を持つためコンボパーツとして有用。レバー入れはかなり誘導が強く時には90°以上曲がって追っかけてくれることも。
両方とも敵機への向き直りはないがメインキャンセルがついており降りテクとなる。

とこのように文で説明してみると悪くない性能をしているが、射撃能力の低さと機動力の低さ、そして何より耐久の低さが足を引っ張り実際には弱機体扱いされてしまう。
格闘寄りなのに敵機に詰めれない。かといって射撃戦をしても空気になりがち。せっかく狙って当てた特殊射撃も100ダメージと一般的なBRメイン2発以下のダメージ…とかなりの不遇っぷり。頼みの綱である格闘も横以外は良好レベルで横は致命的にダメージが低い。高火力派生がカット耐性の良いものはあるが、せっかく噛み付いたのに安く済ませてしまいがち。
扱いにくさとパワーの低さが悪い意味で噛み合っておりかなりの弱機体として仕上がってしまった。

中間アップデートで多少強化を受けたもののいいとこ中堅下位で環境入りとはならなかった。
ちなみに誤射してもゾルタンは全く悪びれないのでプレイヤー自身が素直に謝罪メッセージを通信で送ろう。

余談だがシナンジュ・スタインを機に公式の参戦紹介動画は字幕で解説文が挿入される形式に改められた。
更なる余談だが攻略Wikiのコメント欄および掲示板はゾルタンの特徴的な口調で会話するカオスな空間となっている。


機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOST

サブ射撃の弾数を1発増やしたという無きに等しい調整のみで続投。他機体が全体調整で耐久が+されているのに本機は据え置きの580。機動力も全くいじられておらず不遇っぷりは改善されなかった。
…しかし2021年10月に中間アップデートで強化を受ける。
まずメイン射撃たるハイ・ビーム・ライフルの威力上昇。元々70という名前負けした威力だったが、標準の75へ格上げされた。素直に嬉しい調整。
サブ射撃とレバー入れ射撃CSは誘導強化が入り、後者は更にダメージ上昇と再誘導まで与えられた。弾数を気にせず撃てる弾幕要員なだけに、これはかなり貴重な強化点ともいえる。ただレバー入れ射撃CSは1発目がヒットしても2発目がスカル現象が多発するためやや扱いにくい。
射撃CSと特殊射撃は爆風部分の拡大と補正率減少という調整を貰い、奪ダウンや引っ掛け性能に特化する方面に移行。
特殊射撃は前作で威力が120に上昇していることや、元々高性能であったためかなりの高性能武装となった。
特殊格闘は発動時に正面へ向き直るようになりアメキャンが簡単になった。
各格闘には射撃派生が出せるようになり、そこから出せる格闘派生も出し切ると接地判定が付くように変更。
純粋な機動力の上昇も合わさって、詰め寄るのも良し、下がって爆風射撃を垂れ流すのも良しというまさに「万能機」と呼べる機体になりつつある。
ゾルタンの狂気さとは裏腹に意外と堅実に戦う機体。
各種射撃武装の強化により射撃戦も問題なくできるようになったため、格闘の強みも相対的に強化。今では射撃戦ができる機体が強格闘を持っているという認識が正しいか。

ちなみに今作より新ステージ『学園都市メーティス』が追加。さんざん暴れまわった後の再現なのか、コロニー内ステージの割に荒廃とした市街地で戦う事となる。背景にはⅡネオ・ジオングが鎮座しているが、勿論シナンジュ・スタインがどうこうして操作する事はできない。これも原作再現か。
更に新機体としてフェネクスが2500コストとして参戦。Ⅱネオ・ジオングで無ければ手も足も出なかった相手なので下位コストに甘んじるのはやむを得ない所ではあるが、僚機として組むのは悪手ではない。

機動戦士ガンダム バトルオペレーション2

コスト700(フェネクス含むユニコーン系列機、シナンジュと同コスト)の強襲機として『NT』版が参戦。あちらとの差別化なのか*1シールドは非所持。
兵装は専用ハイ・ビーム・ライフル、専用ビーム・サーベル、60mmバルカン砲、シナンジュ用バズーカの4つのみとシンプルだが、8連射可能なハイ・ビーム・ライフル、ヘビーアタックが可能なビーム・サーベルとどれも優秀な兵装が揃っている。
更にスキル扱いだが実質もう一つの兵装として背面のタンクを切り離して相手に叩き付ける「アクティブパージ」が可能。使用した瞬間はスラスター残量にかかわらず無敵状態となり、以降スラスター消費量が増加する代わりに緊急回避が解禁される。
実装当初こそ700コストでユニコーンとバンシィが暴れ回っていたため微妙な立ち位置だったが、あちらが弱体化されて以降は劇中さながらにやりたい放題している。




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最終更新:2023年09月01日 03:05

*1 バトオペ2は機体の色を好きに変更できるので赤く塗られると遠目に見分けがつかなくなる恐れがある。