No.10 白輝士イルミネーター

登録日:2011/09/12(月) 22:19:03
更新日:2024/02/17 Sat 21:40:50
所要時間:約 3 分で読めます




概要

No.10 白輝士イルミネーター
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2400/守2400
レベル4モンスター×3
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
手札を1枚選んで墓地へ送り、自分はデッキから1枚ドローする。

遊戯王ZEXAL』に登場しアストラルの記憶のピース「No.」の1枚。
ナンバーズ・ハンターである天城カイトが所持しているが、どこで入手したかは不明。
このカードが収録されている「PHOTON SHOCKWAVE」でアニメより早く登場したが、初登場は遊馬vsカイトの決闘。
先攻1ターン目からレベル4モンスター《デイブレーカー》3体を素材にエクシーズ召喚された。
その効果により《No.20 蟻岩土ブリリアント》を召喚するための素材を揃えたりなど活躍。
その後戦闘で《ゴゴゴゴーレム》を破壊した後に、《銀河眼の光子龍》のリリース要員となった。
「エースを出すまでの戦線維持とエース召喚の補助」という自らの役目を果たしたと言えるだろう。

その後はWDCでカイトがトロンに敗れたことで、このカードはトロンに奪われる。

そして決勝戦のトロンVS遊馬で再登場。
《スフィア・フィールド》の効果により特殊召喚。効果によって《紋章獣アバコーンウェイ》を墓地へ送って効果を使用。手札を整えつつ、墓地へ送った《紋章獣アバコーンウェイ》の効果に繋いだ。
その後、《No.12 機甲忍者クリムゾン・シャドー》に攻撃。相手の効果により戦闘破壊はできなかったものの、エクシーズ素材を使わせた。
最終的に、自身の効果で攻撃力の上がった《No.17 リバイス・ドラゴン》に戦闘破壊されたが、
《紋章獣ユニコーン》の効果で復活し、《紋章獣ベルナーズ・ファルコン》の効果でレベル4となって《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》のエクシーズ素材となった。

ちなみに海外でのみ「シマーリング・ソード・スラッシュ」なる攻撃名が存在する。なかなかかっこいい。*1

ややこしいが名前は


白騎士ではない。
人気投票のエントリー枠で見事に「白騎士」と誤植を貰ったが「白輝士」である。
『オーバーレイガイド2』でも、「白」が落ちて「No.10 輝士イルミネーター」と表記されているが「白輝士」である。
馬に乗っているが、骸骨騎士でもない。

OCGでの活躍

戦闘破壊耐性が無くなった以外は全て再現された。

だが、素材を3体も要求するのに攻撃力は平凡な上級モンスターと同じな上に、効果も弱くアドバンテージを取れない。
攻撃力2500を越えてないのがきついと発売前から言われていた。

当時は攻撃力2500ラインは基準の一つになっていた。これは《ブラック・マジシャン》等の主人公カードの伝統的攻撃力であるが、実際の環境でも強力なモンスターはこの数値の前後にいることが多かったため。
2400ライン(ライン)ととでたかだか100程度の違いに見えるが、その100の差が大きいのだ*2
効果を持たないが攻撃力2600を誇る《ジェムナイト・パール》は当時のランク4の中で筆頭のエースであったのだ*3
もちろん2400ラインでも同じラインの帝のような強力な効果を持つのであればそのデメリットも目を潰れるのだが、実際にはただの手札入れ替えであり手札の数が増えるわけでもない。

ちなみに2800ライン(ゴヨウライン)を越えていたなら《ジェムナイト・パール》さんの如く、
インフレによる相対的弱体化が起きるまでランク4の代表とするアタッカーの一枚になれたかもしれないという意見もあるが、そもそも素材を3体要求する時点で相当強くない限り採用されないので意味のない仮定だろう。
《ゴヨウ・ガーディアン》自体、エクシーズ登場の直前に禁止カードになっていた時期もあったし。

守備力も2400で表示形式変更には強いが、そもそもよく見かける表示形式変更カードの《月の書》はエクシーズ召喚をする前に発動してエクシーズ自体を妨害するのが定石なので意味が薄い。
いっそ3000ライン(青眼ライン)だったら手軽に呼べる壁+デッキ回転補助としてニッチな役割を得られたかもしれないが…。

肝心の手札交換効果は「墓地へ送り」なので「墓地へ捨てられた」が条件のカードのサポートには使えない。
無論「墓地へ送り」で効果を発動するモンスターや、墓地にいることで価値を発揮するモンスターもいるので、アド損なしに墓地肥やし&ドローできる効果自体は決して弱くない。
が、素材を3体も使って出すのならば求められるのはゲームを終わらせるフィニッシャーであり、潤滑油的な能力は求められていない*4

一応、「ガジェット」と《血の代償》を合わせたいわゆる【代償ガジェット】なら比較的出しやすく、手札でダブったガジェットを他のカードに変換する活用もできる。
エクシーズ黎明期のレシピにはイルミネーターが採用されたガジェット系ガチデッキレシピも結構存在し、実際に使用を想定されていた事が分かる。
だが同じランク4素材3体のエクシーズには、後に禁止になった《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》が存在する*5
効果で相手を封じ込めてそのまま勝利することができる以上、こちらを採用する意義は薄いと言わざるを得ない。


イルミネーターの明日はどっちだ……


と言っていたら夏休みの中盤に入り、制限改定前の時期に胸を高鳴らせていた決闘者たちにジャンプ合併号の付録、《No.56 ゴールドラット》が登場する。
パッと見似たような効果だが実際はその効果を含め、あらゆる面において比べるのもおこがましい程のあまりの酷さ(詳しくは項目で)に

「ひょっとしてイルミネーター強くね?」

と言われる事態が一時期起こった。五十歩百歩である。

その後価格はあまり変わらなかったが、相方の蟻が代行者やインゼクターでの採用を見つけられたのに対して、
「ゴールドラットより強いくらい」とご祝儀価格が続いたが、DT第14段にて再録され、今では1コインにまでなってしまった。
向かい風は止まらず、DPカイト編にてノーマルカードで再録されてしまう
数少ない利点のキラキラ光っていた部分が失われてしまったが、ウルトラやスーパーの枠つぶしにならなくて寧ろ良かったと言われることも

そして今では1コイン以下まで下落してしまった。

しかしアニメではその後彼に関するあるカードが・・・

No.10 黒輝士イルミネーター

122話にてドン・サウザンドによって複製された偽りのカード。
名前が「No.10 黒輝士イルミネーター」となりイラストも金色の馬を駆る黒いイルミネーターとなり、属性も闇属性になっている。
ただし、それ以外はテキストも寸分違わず、オリジナルと同じ能力である。
わずかな違いとして、本物はカード名が金色に対して偽物は銀色。
闇属性でも輝けることを証明したいらしい。

徳之助は、(一応)強くなって遊馬の役に立ちたいとの思いからこのカードを拾ったのだが、
結果としてはドン・サウザンドの思惑通りに動くことになってしまい、さらにはMr.ハートランドに居場所を知らせることにもなってしまい、完全に裏目に出てしまった。

ちなみに、このカードもOCG化された場合、このカードをもってアニメ・漫画出身のナンバーズがコンプリートする事になる


追記・修正は、光や闇属性以外のイルミネーターが登場してからお願いします。


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最終更新:2024年02月17日 21:40

*1 のちに『デュエルリンクス』でも、日本語版でも正式に攻撃名として採用されている。

*2 2450の《冥界の魔王 ハ・デス》が2400ラインを超えているだけで一定の評価がされていたほど

*3 あちらは素材が2体なのでそういう意味でも負けている

*4 そもそも素材を3体並べることにこそ潤滑油が求められる

*5 イルミネーターの1ヶ月後に登場