ユニコーンガンダム

登録日:2010/02/15(月) 21:41:17
更新日:2024/02/24 Sat 10:27:57
所要時間:約 27 分で読めます






それは、可能性の獣……

RX-0
UNICORN GUNDAM





人の心を、
哀しさを感じる心を知るものなら!

ガンダム!俺に力を貸せ!!





画像出典:機動戦士ガンダムUC OVA第一巻「ユニコーンの日」2010年2月20日公開より
©サンライズ



ユニコーンガンダムとは、小説『機動戦士ガンダムUC』、それを原作とするOVA作品に登場するモビルスーツ(MS)。
同作における主役機を務める。
デザインはカトキハジメ


目次




基礎データ


型式番号:RX-0
全高:19.7m(ユニコーン・モード)
   21.7m(デストロイ・モード)
本体重量:23.7t
全備重量:不明
出力:3,480kW(ユニコーン・モード)
推力:142,600kg(ユニコーン・モード)
装甲材質:ガンダリウム合金

武装:60mmバルカン砲 ×2
ビームマグナム
ハイパーバズーカ
ビームサーベル ×4
シールド
ビームガトリングガン ×2
ハイパー・ビーム・ジャベリン(OVA)
アームドアーマーDE(『バンデシネ』・OVA)



バリエーション


RX-0は、試作マシンには珍しくない事だが、複数の機体が存在する。



それぞれが固有のエピソードを固めた現在、バナージが駆り奇跡を起こしたユニコーン1号機は、
初代の表記に揃えるならRX-0-1とでもなる所だろう。



機体解説


連邦宇宙軍再編計画の一環『UC計画』のフラッグシップとなる実験機で、U.C.0096にアナハイム・エレクトロニクス社にて製造された。
極めて特殊な環境下で開発され、開発部ごとに高い情報統制がなされたため、スタッフでも機体の全容を知る者はいない。

ガンダムと呼ばれてはいるが、正式名称に「ガンダム」は付かない。
エンジニア達がデストロイモード時の姿を見て「ガンダム」と呼んでいたのが定着した様子。


フル・サイコフレーム モビルスーツ

ユニコーンは今まで駆動部やコクピット周辺などごく一部のみにしか使用されていなかった『サイコフレーム』を全ムーバブルフレームに使用した史上初の機体であり、
その影響もあって、従来機とは比較にならない機体操縦性やレスポンスを誇る。

ユニコーンモードとデストロイモードという二つの形態を持ち、平時はユニコーンモードで運用される。

ユニコーンモードは、『ユニコーン(一角獣)』の名の通り純白の装甲と一本角のアンテナが特徴的な形態。
この形態では、ツインアイと「へ」の字型のスリットやアゴが隠され、あたかも仮面を被っているようなのっぺりした顔になるため、ガンダムというよりジムめいた印象を受ける。
ビームマグナムや装甲内に格納されたビームサーベルといった武装の他、クシャトリヤの膂力を上回るほどの性能を有し、この形態でもそれなりに戦えるが、
本来このユニコーンモードは、後述のデストロイモードの殺人的な性能にリミッターを掛けた状態であり、これほどの性能でもフルパワーではない。


デストロイモードに移行すると、装甲が展開して露出したサイコフレームが『紅』い燐光を放つ。
バナージがニュータイプに覚醒した後、バナージ本人のニュータイプ能力を感知した時に燐光はかつてアクシズ・ショックで見られたような『緑』の光を放つようになった。

色が変わる原因は不明。
そもそもサイコフレームは、本来なら発光するはずのない素材であり、機体建造に携わったメンバーすらその原因が分かっていないので、
ましてやその発光色がパイロットのニュータイプ能力を感知して変化する理由なぞ分かるはずもないだろう。
変形に関してはサイコフレームは状況によって体積が変化するから……とされている。

ちなみにサイコフレームの発光や体積の変化、尋常でない硬度等は『UC』で設定されたものであり、それ以前の宇宙世紀シリーズでは登場していないものである*1

また、度々バナージが機体外から直接操作せずとも動く事があったが、これは恐らくサイコガンダムキュベレイMk-Ⅱに見られた技術の転用だろう。


NT-D

本機に搭載された特殊システム。
アンテナが『ニュータイプ』及びそれに近い『強化人間』の存在を関知する事で、機体のリミッターが全解除され、デストロイモードに移行する。
この際、リミッター解除をパイロットに知らせるためか、赤く縁どられた字で『NT-D』と表示された後でモニターが格納される。

発動時には全身の装甲が展開し、内蔵されたサイコフレームが露出して赤い燐光を放つようになる。
さらに一本角だったアンテナもV字型に割れてガンダムタイプの顔が現れ、ランドセル部に収納されていたビームサーベルの取っ手もせり出すため、
「ユニコーンガンダム」の異名に相応しい、ガンダムめいたシルエットに変化する。
この形態は、通常時の『ユニコーンモード』に対して『デストロイモード』と呼称される。

また、デストロイモードに移行すると本機の『インテンション・オートマチック・システム』がフル稼働。
この時、操縦桿が格納され、パイロットシートが変形。パイロットをシートに固定する。

これはパイロットの脳波を駆動系にダイレクトに送り込み、機体をコントロールするシステムで、パイロットはまるで機体を自らの体のように動かせるようになる。
脳波を利用する性質上、使用者をニュータイプ・強化人間のみに限定するシステムである(もっとも、この機体自体がNTや強化人間の搭乗を想定しているので当然だが)。
同様のシステムに『EXAMシステム』や『妖刀システム』、『ネオ・サイコミュ』がある。

なお、「脳波をマシンへと伝達する」という性質自体はサイコフレームを始めとしたサイコミュ系システムが持つ特長であるが、
このインテンション・オートマチック・システムはそれをより踏み込みサイコフレームの伝達性質を機体の管制制御の大部分にまで合わせる形に作り上げたものであることが窺える。
因みにインテンション・オートマチック・システム自体は通常時から操縦をアシストする形で起動していると思われる描写がある*2


デストロイモードではユニコーンモード時と比べると別機体と言えるほど機体性能が飛躍的に上昇。
ユニコーンモード時では脚とバックパックに収納されていたブースターも解放されるため、ニュータイプの知覚速度すら上回るスピードでの駆動も可能*3
だが専用特殊スーツや衝撃緩和装置を使ってもパイロットにかかる肉体的負荷は激しく、サイコミュによる精神的負荷も考慮すると約5分程度の使用が限界である。

機体性能がユニコーンモードと比べて劇的に向上するため、原作小説ではデストロイモードへの移行には「変形」ではなく「変身」という表現が用いられている。


『NT-D』という名称は、表向きには『ニュータイプ・ドライブ』の略とされているが、真の意味は『ニュータイプ・デストロイヤー』
即ち「ニュータイプを駆逐するためのシステム」であり、ニュータイプの「存在」はおろか「概念」すら消滅させ、
さらにはニュータイプという言葉を生んだジオン・ダイクンをも否定し、その言葉で成り立った『ジオン』という国の存在を否定する事が目的である。

初めて「ニュータイプの敵」としてこの状態のユニコーンガンダムと対峙したマリーダ・クルス*4はバナージではない『敵』を察知し、強烈な否定の意志を感じ取っている。
この時のユニコーンガンダムは、まるで嬲り殺すかのようにクシャトリヤのファンネルをジャックした上でじわじわと真綿で締め上げるような攻撃を加えており、明らかにバナージの操作とは思えない動きをしていた。


PGガンプラの設定ではこのデストロイモードに加え、より上位のNT-D発動形態である『デストロイ・アンチェインド』が登場。
こちらはデストロイモードから更に各部サイコフレームが展開、機体操縦権が完全にNT-Dへ移行するとされるが、実際に発動したことはないため、どのような挙動・性能を発揮するのかは不明。


【La+(ラプラス)】

1号機にのみ搭載された謎のシステム。
ユニコーンの開発経緯から、劇中序盤ではどのようなシステムなのか不明瞭なものの、その名称から『ラプラスの箱』の秘密に関する重要なシステムと目されていた。

その主な性能は、パイロット自身のニュータイプ能力を感知する事によって、暴走せずに『NT-D』の使用を可能とするものである。
システム、及びマシーンに組み込まれた『否定』の意志の影響を受けず、パイロット自身の精神で操縦できるようになるため、真の意味での『ニュータイプ・ドライブ』システムとも言える。
このシステムで暴走することなく『NT-D』を発動する際には、発動時にモニターに表示される『NT-D』の字が、翠色の光をまとって消滅するようになる。

さらに、一定の条件下でシステムを発動すると「ラプラスの箱」の手がかりとなるデータが開示される。



武装


  • 60mmバルカン砲
頭部に内蔵。ガンダムタイプとしてはオーソドックスな装備。
ただし原作では当初バルカンの装備位置が確定しておらず、作中での使用後に設定画に盛り込まれた。*5
後述するビームマグナムの性能や継戦能力もあって使用頻度は高く、最終戦では撃ち尽くしていた。

ちなみにユニコーン系のバルカンが光って見えるのは、弾道修正の為に5発に1発の割合で曳光弾が入っている影響である。

  • ビームマグナム
専用装備。銃身に専用エネルギーパックを五個繋げたマガジンを装填することで使用できる。
発射ごとにエネルギーパックを一個消費*6するが、通常の約4倍のビーム出力を持ち、弾が機体にかすった程度でも大破させるほどの威力を持つ*7
その威力を示すかのように、ビームが通過した跡にはビームサーベルと同質の紫電が散っているのが確認できる。

一方で、その破格の威力故か使用した際に機体にかかる負荷も大きく、ユニコーン以外の機体では一発撃っただけでも腕部が破損しかねないレベルであり、
OVA版でユニコーンの手からビームマグナムを奪って使用したデルタプラスは、一発撃った直後に腕部が破損している他、
ドーベン・ウルフの腕にショックアブソーバーをつけたガンダムMK-Ⅱやドーベン・ウルフがベースのシルヴァ・バレト・サプレッサーも1~2発で腕部が破損している*8
その威力も恐ろしいが、それと同じくらいに恐ろしいのはこれを片腕で平然と連射するユニコーンのフレーム強度かもしれない。

リアスカートに予備マガジンを収容するハードポイントが付いているが、装着可能数は二つであり、
最初から装填している分を合わせても最大で5+5+5の計15発しか撃てないため継戦能力に問題がある*9
非使用時にはバックパック、またはリアスカートに懸架可能。
設定段階では通常出力で発射する「弱装モード」も検討されていたが、ドラマ上のメリハリを付けるため廃案になっている。
後の時代に同系統の武器が開発されないことからも、この取り回しの悪さが問題視された模様。

おそらく……というかほぼ間違いなく初代ガンダムのビームライフルのオマージュと思われる。だって発射時のSEが同じなんだもの


  • ビームサーベル
バックパックに2本、両腕の籠手部分に1本ずつの計4本が装備・収納されており、必要に応じて基部が展開する。
腕部のサーベルはそのままビームを発生させて「ビームトンファー」としても使用可能。
ユニコーンモード時では基部装甲がロックされている関係でトンファーを前方に向ける事ができない。*10
初期は青白いビームだったこともあるが、現在は見慣れたピンクで統一されている。
OVA版ではアンクシャのサーベルを奪って使用したこともある。

白い直線的な形状の大型盾。
ファンネル程度の低出力ビーム程度は無傷で遮断できる程実体シールドとしては十分な防御力を持つうえ、中央に内蔵されたIフィールド・ジェネレーターにより長射程ビーム兵器すら容易に防ぎきる。
場合によっては、射撃系統のビーム兵器どころか、ビームサーベルの刀身さえ拡散させ抑え込める。
本体と同様に『NT-D』発動時には変形し、内蔵されたサイコフレームがX型に展開。Iフィールド・ジェネレーターも常時露出する。

バナージがニュータイプとして覚醒した後は推進装置も付いていないのに自動で動き出し、後述のビームガトリングガンを撃つなどファンネル化した。
作者自身も「なぜ動いているのかは考えてないから分かりません(笑)」と言う始末。
OVA版では、ネオ・ジオングのモニタ上で完全にファンネルと認識されている描写まである。
小説版では豪勢に目くらましに、OVA版には機体共々盾として大忙し。

  • ハイパーバズーカ
使用する時には砲身が伸長。
弾頭には散弾が採用されている……のだが通常弾頭を発射する描写もあり一定していない。
予備弾倉はビームマグナムの予備マガジン同様リアスカートのハードポイントに懸架出来る。
ラプラス官邸調査や最終決戦で使用したが、インパクトの強いビームマグナムに比べて影が薄い。

  • ビームガトリングガン
本来はクシャトリヤ用に用意された武器だったが、パラオからの脱出時に奪取してそのまま使用。
この時代の共通規格で設計されている為、腕部コネクターやシールドに接続しての使用も可能。
取り回しと加減において欠点のあるビームマグナムの代用品としてシールド裏に連結装備される状況もあった。

  • ハイパー・ビーム・ジャベリン
機体全高に匹敵する大型近接武器。先端部にはジャベリンとアックス、計二種類の強力なビーム刃を形成する。
アームド・アーマー系装備のプロトタイプにあたる装備で、ビーム発振基部にはサイコフレームを内蔵している。
柄の変形や発振器部の着脱、ビームマグナムとの連結などが可能。

原作に登場しておらず、初出は後述のMGフルアーマーユニコーンのVar.Ka。
OVA版ではネェル・アーガマに搬入されていたようだが装備されず、後にクシャトリヤ・リペアードの左腕の代用品として登場した。

  • アームド・アーマーDE(ディフェンス・エクステンション)
推進装置とビーム・キャノンから成るシールド用の増加ユニット。
搭載されているビーム・キャノンは放射式になっている。
デストロイモード時には増加ユニット内のサイコフレームとスラスターも展開する事で防御力とその範囲も拡大し、機動力をさらに高めている。
後のバンシィ・ノルン、フェネクスに搭載された物は単発式のメガ・キャノンに変更されている。

初出はガンダムエース連載の大森倖三氏による漫画版『UC バンデシネ』におけるオリジナル装備としての登場で、後にOVAに逆輸入された。

  • ビームマシンガン
OVA版EP5~6にかけて、大気圏離脱をしようとするガランシェールに取りついた際にワンシーンだけ腰に懸架しているのが確認できる。
鹵獲され非武装状態にされていた直後なので無いよりかはマシという事なのだろう。

  • ビームライフル
ジェスタの主兵装であるビームライフル。原作・アニメ共に使っている描写はないが*11、『バンデシネ』版でトリントン基地から逃げ出した後に使用。
なお、シールド共々ガランシェール隊が奪った財団のコンテナの中に入ってた物らしい。

フルアーマーユニコーンガンダム


武装:60mmバルカン砲×2
ビームマグナム
ビームサーベル ×4
ハイパーバズーカ ×2
シールド ×3
ビームガトリングガン(2) ×3
グレネードランチャー ×2
対艦ミサイルランチャー(3) ×2
ハンドグレネード(6) ×4


バナージの友人であるタクヤ・イレイが発案し、ネェル・アーガマ艦内に残っていた武装をあるだけ搭載した最終決戦用重装備。
本来の装備の他、ジェガン用のミサイルポッドなどを装着。結果生じた重量増加による機動力低下を補うため背面に94式ベースジャバーを転用した大型スラスター2基を増設。

非常にゴテゴテした見た目故に適当にパーツをくっつけただけに見えるが、実はしっかり考えられているためにバランスよく仕上がっている。
増設した火器も本体のインテンション・オートマチック・システムに連動しており、照準・発射を自動で行える。
各武装はデッドウェイト化を避けるために弾を全て撃った後すぐにパージが可能。
フルアーマー」と名付けられてはいるが、変身を妨げるため追加装甲はなくシールドが追加されたのみ。
そのため、『フルアーマー』はフル・アーマメント(完全武装)の意味に近いと思われる。


◆武装解説
  • 60mmバルカン砲
原作版ではやや地味。
OVA版・バンデシネではそれなりに使われ弾切れを起こしていた。

  • ビームマグナム
フル装備状態ではOVAのみ装備していない。
相変わらず本機の最大火力なのは間違いない。

  • ビームサーベル
フル装備では位置の都合上、トンファー状態の展開ができない。

  • ビームガトリング
両腕と背部に装備されたシールド裏に二連結状態でマウント。
両腕のものはガトリングとして機能したが、背部のものはファンネルとして稼働するまでは地味。

  • ハイパーバズーカ&対艦ミサイルランチャー&グレネードランチャー
砲身側面にスターク・ジェガン用対艦ミサイルランチャーやハンドグレネードを装備。下部にはグレネードランチャーも装備している。
バンデシネでは一斉射をしていたが、原作・OVA共に小出しで発射している。

  • ハンドグレネード
上述のハイパーバズーカ側面と、ユニコーンガンダムの両脚部外側にそれぞれ6発ずつ装備。
OVA版では蹴って装甲を抉ったガ・ゾウムに近接発射するシーンが有名。

◆劇中での活躍
原作小説版では、インダストリアル・セブンに向かう道中で立ちはだかるネオ・ジオン軍の艦隊を相手に大量の武装を一気に放出。
一年戦争期のガンダムを彷彿とさせる鬼神の如き活躍が、相手側の艦長に単艦で活路を突破してくるネェル・アーガマ共々恐れを与えた。
ローゼン・ズール及びシナンジュとの戦闘、続けざまに介入してきたバンシィの奇襲もあってほぼ全武装を使い切り、
その後再度のシナンジュとの交戦ではバンシィと連携して立ち向かい、原作では後述のOVA版と異なり、ビームサーベルの最大発振で止めを刺した。
グリプスⅡによる超遠距離からの照射にはサイコ・フィールドによる防衛で何とか防ぎきる。

OVA版では一度はネェル・アーガマの前面に出たが、後方より迫るバンシィ・ノルンに気を取られて迎撃に向かう。
しかしリディはバナージが手加減している事に気付いて激怒し、デストロイモードで交戦を開始する。
やむを得ずバナージも応戦するが鬼気迫るバンシィに気圧され、バズーカやシールドを一基失ってしまっている。

その後、クシャトリア・リペアードの介入で再度前線へ舞い戻ると、ネオ・ジオン軍の機体相手に大暴れ。リゼルのライフルを受け取りギロチン・バーストも披露した。
対ローゼン・ズール戦では小説版とほぼ同じだが、その後再度の補給でビームマグナムや二連装ガトリングガンの補充がなされた。
ネオ・ジオング戦ではシールド・ファンネルとビームマグナムを使って立ちはだかるも、サイコ・シャードの影響で射撃武装を全て投棄。
文字通りの徒手空拳でネオ・ジオング諸共シナンジュの装甲を抉ったが、ネオ・ジオングは最終的に対話の末、魂が昇華されたフロンタルに呼応するように自壊した。


フルアーマーユニコーンガンダム・プランB


ガンダムトライエイジ』に登場するもう一つのフルアーマーユニコーンガンダム。
アームドアーマーの存在を知ったタクヤによって考案された。Bの意味は「blue(青)」。

背部にアームド・アーマーXCとアームド・アーマーDEが2基、右腕にアームド・アーマーBS、左腕にアームド・アーマーVN、
さらに、携行武器としてハイパー・ビーム・ジャベリンを装備している。
ハイパー・ビーム・ジャベリンがアームド・アーマーの試作品であるため、こちらは「アームド・アーマー系装備でのフル装備形態」と言ったところか。
サイコフレームの発光色はフェネクスと同様の青。



ユニコーンガンダム ペルフェクティビリティ


アームド・アーマーDEとマウントアームをナラティブ版フェネクスと同じものに換装した状態のフルアーマーユニコーンガンダム・プランB。

名前の「Perfectibility」には「完全にできる」という意味があり、さしずめ「パーフェクトユニコーンガンダム」と言ったところか。



ユニコーンガンダム ペルフェクティビリティ・ディバイン


頭頂高:21.7m
本体重量:42.1t
全備重量:71.8t
ジェネレーター出力:測定不能
スラスター総推力:測定不能
センサー有効半径:測定不能
装甲材質:ガンダリウム合金

武装:60mmバルカン砲×2
ビーム・マグナム×2
ビーム・サーベル×4
アームド・アーマーHJ
アームド・アーマーBS
アームド・アーマーVN
アームド・アーマーDE(+スタビライザー)×2
アームド・アーマーXC
ハイパー・バズーカ・プラス

ペルフェクティビリティに更にフルアーマーの武装とブースターを追加した戦術向上仕様。「PFD」と略されることもある。
ユニコーンガンタムの集大成と言え、想像するだけでわかるが、すさまじいゴテゴテっぷりである。

背中に追加されたハイパー・バズーカ・プラスはユニコーンのバズーカにビーム・ガトリングガン2挺とグレネード・ランチャーを組み合わせたもので、ガトリングは新設計のフレームで接続されている。
両脚の側面にはビーム・マグナムをそれぞれ装着可能であり、両手に持って同時発射もできるとされる。右手はともかく左手はVNが干渉して持てなさそうに思えるのだが。
あと、何気にハイパー・ビーム・ジャベリンがアームド・アーマーHJに改名された。

発案者は例によってタクヤで、シミュレーションにおいてバンシィとフェネクスと戦い、今回はアーロンによる調整無しでも想定を超える良好な結果を出したとされる。
2機のRX-0を同時に相手取るのは流石に無茶かと思われたが、パイロットを「あいつ(諸事情で名前を口にできない)」に設定したら見違えるほど戦い方がよくなったんだとか。
機体名の「ディバイン(神)」もその性能に自信を強く持ったタクヤが勢い任せで付けたらしい。



覚醒ユニコーンガンダム


バナージやミネバたち諸共に『ラプラスの箱』を消滅させようと、マーサたちの差し金で発射されたコロニーレーザーを防ぐべく、
“バンシィ”や予備のサイコフレームの力も借りて、バナージがサイコ・フィールドを最大展開した際、
極限まで引き出された彼のニュータイプ能力に呼応してユニコーンガンダムが変化…というより、作中の表現を借りるなら「進化」した形態。
その経緯ゆえに、この形態に付けられた正式な名称などは存在せず、区別して呼ぶ際は「真ユニコーンガンダム」「神コーン」等の通称で呼ばれている。

バナージがニュータイプ能力を限界以上に引き出した結果、ユニコーンのサイコフレームに彼の精神・意識が吸われ、融合した状態で、
その存在は最早「バナージ・リンクス」でも「ユニコーンガンダム」でもない、ヒトでも機械でもない新たな生命体へと「進化」したとされる。
原作小説においては、特にユニコーンガンダムの見た目が変化したという描写はされていないのだが、
OVA版では内蔵されていた全身のサイコフレームが装甲から溢れ出すような形のサイコシャードとして結晶化しており、その姿は一見すると人工物とは思えないモノとなっている。

この「新たな生命体」は、ヒトの心に触れるサイコフレームを通じて、時間の流れにすら捕らわれず過去から未来に存在する様々なヒトの意識を知覚する。
さらに、サイコ・フィールドを自在に操って、意思だけで迫りくる多数のMSを機能停止させる、
推進剤が切れているにもかかわらず、宇宙空間を自由に、かなりのスピードで移動する、
“バンシィ”を自分に付いてくるように不思議な力で引っ張って動かすなど、ヒトはもちろん、MSの枠組みすら逸脱したとんでもない能力を持つ。

なお、この「新たな生命体」がリディにテレパシーのようなもので語り掛けた際の“声”はバナージのそれと同じだが、
本来のヒトの肉体から魂だけが離れ、ユニコーンガンダムと融合・進化したことでバナージはヒトであることの証左である個我を失っており、
語り掛けられたリディは、声色こそ同じだが「もう“バナージ”はそこにいない」という印象を抱いており、
一度帰投するように呼び掛けた時にも「おまえはまだ、生まれたばかりなんだから」と、
まるで目の前にいる存在が以前と決定的に違っていることを察しているかのような、不思議な言い回しをしていた。

しかし、「新たな生命体」がオードリーリディといったバナージと親しい人々の声を聞き、
それに反応したバナージが個我を取り戻して『みんな』のところに帰ると決意したことで、バナージとユニコーンガンダムの一体化は解除され、
バナージは一体化していた時の「神」の如き知覚と能力を失う代わりに、再び「バナージ・リンクス」として目覚めることとなった。
OVA版ではそれに伴って、結晶化したサイコシャードが元のサイコフレームの形状を取り戻すと共に、
ユニコーンガンダムもデストロイモードからユニコーンモードに戻る等、バナージがヒトに戻ったことが分かりやすい描写となっている。



ゲームでの性能



最終解禁にて登場。コストは3000。
アーケード版はキャストが決まっておらずパイロットなしだったが、PSP版ではバナージが搭乗。
ユニコーンモードは当たり判定が大きいビームマグナムや拡散バズーカなど射撃寄りの武装だが、ゲージが貯まるとデストロイモードに変身可能に。
変身すると武装が全変更され、高い格闘性能とスピードを持った機体になる。コンボ次第で大ダメージが取れるがカット耐性が低く、扱いは難しい。






ユニコーンモード時のチャージ4・6の雑魚殲滅能力が他機体と比べて異常に高く最早チート。
さらにSP攻撃でデストロイモードになり、攻撃が格闘のみになるがやはり強力で本作の強機体の上位。

  • 機動戦士ガンダムUC(PS3)
EP3までを題材としたタイトル作品。
NT-Dとサイコミュジャック等は諸々再現されており、文句なしの万能機。
ビームマグナムは威力改造MAXで戦艦すら数発で沈め、弾数を改造すれば30発も撃てる。
作品の仕様上、専用武器ではないので、クシャトリヤやシナンジュにも持たせられる。

EP4以降は未収録だが、DLCでフルアーマーユニコーンは実装されるというチグハグな状態だが、制作がフロム・ソフトウェア故の拘りか、ちゃんと搭載した武器はサーベルとジャベリン以外は全て使用可能。
なんならフリーダム顔負けのフルバーストも可能な一人無双機となっている。



初参戦は『ワールド』。
高威力低燃費の高性能ユニットだが、パイロットのテンションが超強気以上でデストロイ化。
全能力上昇やIフィールドが追加され、さらに強力なユニットに。

続編の『オーバーワールド』ではユニコーンモードにビームガトリングが、デストロイモードに覚醒武器「NT-D」が追加。
ユニコーンモードのビームサーベルにもトドメ演出として、デストロイモード起動のアニメが追加された。
バナージ自身もマスタースキルでいつでも超強気になれるため相性がいい。
ユニコーンモード涙目なのは気のせい。
天敵はおそらくターンX

ジェネシスでは武装としてのNT-Dが廃され、ビームトンファーがサイコミュ属性となった。
また、FAと緑覚醒、神コーンこと「光の結晶体」が追加された。神コーンはUCの6ステージを最高難易度(HELL)でクリアして入手可能となる最後のオマケ的な機体。

緑覚醒は別ユニット扱いであり、常時デストロイモード。
緑の方が基本性能は高いものの、緑は格闘(ビスト神拳)が乱用できない燃費であることや、赤はユニコーンモード限定とはいえハイパーバズーカがある点で優れている。
FAは実弾武器が一斉射撃になり、威力は上がるが超強気でないと使えない点に注意。また、初期はパージ周りでバグがあったため使用に注意が必要であったが、現在はアプデで修正されている。
神は武装が格闘(射程1)しかないが、サイコシャードで敵の射撃武器を封印でき、MAP兵器版サイコフィールドで広範囲の敵を行動不能にできると、最後の隠し機体に相応しい能力を持つ。


  • 『新・ギレンの野望』

Hi-νガンダムを超える、最高クラスのモビルスーツとして設定された。
デストロイモードへの変形には、専用のムービーが付いている。
CCAアムロ編にて、アクシズ落下を阻止する事で要請可能となる機体。
歴史介入システムでは、バナージとセットで使用可能。
ラプラスシステムは無いようで、好きなパイロットを乗せられる。

ビーム・マグナム装備の火力は、バランスを考えてか直撃してもギラ・ズールを倒せない。
遊び心でかすっただけで撃破できるほどの火力が欲しかった。
ビーム・マグナム装備で戦闘すると、鬼のように連射する
そのせいか燃費もやたら悪く、3回戦闘しただけでガス欠となるピーキーな設定。
困った事に歴史介入ではこのビーム・マグナム仕様しか選べない為、敬遠されがち。

バズーカ装備、ビーム・ガトリング装備は火力・燃費共にかなりまともな性能に落ち着いている。


REV.4への大型アップデートに伴い参戦した連邦軍の格闘型MS。コストはシナンジュと同様の350。
支給タイミングは階級大佐以上でヘビーガンダム、G-3ガンダム、ジェガンD型を支給後にターミナルで申請し、勝利ポイントを90貯めることで支給される。道程が長い
ゲーム内最大コスト機体に相応しく高性能であり、高機動高火力を兼ね添えている。

メイン武器のビーム・ガトリングガンはダウン値が高めでフルオート連射が可能。頭部バルカン砲と使い分ければ対複数を捌きやすくなる。
最後の支給ではビーム・マグナムも支給され、こちらは装備コスト+10で射撃硬直が大きいが相手との距離が離れるほど高威力となり、
弾を撃ち尽くすとダウン値が低いビーム・ガトリングガンに持ち替えとなる。

サブ武装は前述の頭部バルカン砲に加えハイパー・バズーカも支給されるが、威力が低めでバルカンの利便性が高い影響か使用率は低い傾向にある。

NT-Dは本作でも使用可能であり、発動中は一定時間、もしくは一定ダメージを受けるまで
●最大AP値増加
●三連撃の威力向上
●メイン武器はダウン値が下がったビーム・マグナムに持ち替え
●格闘武器はビーム・トンファーに持ち替え
●BGMが「UNICORN」に変更

といった効果を得られる。特に中バランサー以上の機体は三連撃→マグナム→三連撃までの格闘攻撃が可能で、ゲーム屈指の高火力を叩き出す事を実現させている。

ただしコスト350の関係上リスタート地点は自拠点付近のみとなり、何より2~3落ちが常態化すると
敗北の確率が非常に高くなるため、上級者向けの機体と言える。

  • バトルオペレーション2
ゲーム稼働4周年を記念して実装された、コスト700*15の汎用機。
三段階の変身が可能で、その度に機体特性を大きく変えるやや上級者向けの機体。
…のはずだったがシンプルな武器構成により雑に使ってもある程度…どころかかなり強く、
その上サイコミュジャックによって650~700コスト帯のコミ搭載に対してメタを張れる。
結局やり過ぎと判断されたのか半年で2度のナーフを喰らう破目になった。

初期段階のユニコーンモードは攻撃補正が射撃重視だが、機体HP80%以下でタッチパッドを押すことでNT-Dを発動、デストロイモードへ変身、
常にHPが減り続けるのを代償にサイコミュジャックにより至近距離*16の敵機のサイコミュ兵装を15秒*17封印、機動性が大幅に向上し、
シールドにIフィールドを展開しビーム兵装に強くなり、攻撃補正が格闘重視になり副兵装としてビーム・トンファーが使用可能になる。
NT-D発動から45秒生き延びることで再びタッチパッドにより覚醒形態へ移行、攻撃補正が大幅に弱体化するが、HPが4000回復し、ダメージ15%軽減状態が付与される。
ちなみに各形態への変身時には部位損壊状態もすべて回復してしまう。
主兵装はもちろんビーム・マグナム。弾数5発でリロード式。
発射の際0.8秒の「溜め」が必須となるが、ビーム兵装特有の弾速の速さに加え着弾地点付近に爆風を発生させるバズーカ的特性を併せ持つ。
副兵装は頭部バルカン[改修Ⅲ型]とハイパー・バズーカ[散弾]。
頭部バルカンはこの系統の武器としては威力、蓄積よろけ共に優れ、けん制からダウン後追撃、スラスター突撃時のお供まで幅広い使い方が可能。
ハイパー・バズーカは主兵装の代わりの即撃ちヨロケ兵装としては優秀だが、散弾の宿命としてヒットが安定しづらい。
格闘兵装のビームサーベルはユニコーンモード時は腕部、DM時は背部の物を使用。両者でモーションも変化する。ビームトンファーは切り替えが早く高威力。





『時獄篇』から初参戦。
ストーリーの中核の一つに『UC』と『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のクロスが据えられているため、序盤から参入する。
バナージが自身でNT-Dを制御できるようになる中盤までは、イベント戦以外でデストロイモードになる事はなく、ユニコーンモード固定で戦う事になる。

ビームガトリングガン、バズーカなど、本編の武装は再現されているが、『時獄篇』はOVA第4話までしか進まないため、ハイパービームトンファーなどはお預け。
ALL武装のビームマグナムは雑魚殲滅には便利だが、如何せん他の主役級ガンダムと比べると地味。
NT-Dが発動したところであまり武装が変わらないのも拍車をかける。

『時獄篇』では愛がないと2軍落ちしやすい、良くも悪くも普通のユニットである。
ただ、バナージの覚える『閃き+』が使えるため、サブ要員としては重宝するユニット。
イベント戦で強制出撃もあるので、育てておいた方が無難。

『天獄篇』では射撃兵装ばかりだがMAP兵器とALL武器両方を持ち、撃墜されてもノーマルになって復帰するフルアーマー形態が追加。
フルアーマーは射程にクセこそあるが、継続戦闘に向いている。
全武装を全て使い、常時パージしていく武装一斉攻撃が2回以上撃てることには突っ込むだけ野暮。

ノーマル形態も、バナージがNTとして覚醒してからはサイコフレームの色が変わり、NT-Dの変身限界もなくなる。
シールドファンネルなどの武装も追加され、立ち絵もビームマグナムもシールドも持たない(一見)徒手空拳状態に。
OVAで見せたビスト神拳も『NT-D覚醒攻撃』という名前で武装化。育て方にもよるが精神コマンドによるブーストなしでも10000超のダメージを叩き出す。

また、バンシィとの合体攻撃として、ネオ・ジオングに放ったツイン・ビーム・マグナムを使用可能になる…のだが。
この技は演出こそ派手だが、尽く仕様に愛されていない。
困った事にユニコーン、バンシィ共にこのツイン・ビーム・マグナムを超える威力の武装を持っており、条件を揃えてもそれらに勝てない。
バンシィ側もいくつか立て込んだ問題を抱えており、はっきり言ってロマン技。

大化け、というほどには強化されているとは言い難いが、バナージが『魂』を覚えることもあり、スタメンを張れるだけの性能にはなっている。
…某ガンダム先輩の火力と比べると微妙?あっちが異常なだけだ、気にするな!


◇『スーパーロボット大戦BX
中盤からの参戦。
覚醒前からNT-Dのターン制限が撤廃された上に、特殊防御・耐久に関する特殊能力が強化された。
また、ZシリーズやVとは違い、フルアーマーになっても赤覚醒のままであり、緑覚醒は「覚醒」という別のコマンドで変化する。
ただし燃費はZシリーズより悪化しており、バナージのスキルも寂しいことになっているので、スキルアイテムによる底上げが必要。
ちなみに、線が多いデザインのせいか旧3DSだと処理が間に合わず、フリーズの原因になりやすいため注意。
後に三種の神器の一つ「力の盾」が宿っていたことが判明する。

◇『スーパーロボット大戦V
物語中盤からの参戦。第3次スーパーロボット大戦Z同様、徐々に性能が開放されていく機体。
武装体系、特殊能力、戦闘アニメはZシリーズ準拠だが、色々上方修正はされている。

フルアーマー+NT-D発動時の形態にハイパー・ビーム・ジャベリンが追加されたり、連続攻撃・覚醒攻撃・シールドファンネルがカスタムボーナスで、バナージの特殊技能に応じて強化されるようになった。
これらにバナージの魂を付けると、リアル系とは思えない火力を叩き出す。
ツイン・ビーム・マグナムもP武器化、威力の向上でロマン技を脱した…と思いきや、カスタムボーナス非対応の為に覚醒攻撃よりも威力が下回る。なので今作でもイマイチ。
バナージのエースボーナスが「NT-D発動時に覚醒がかかる」と言うものに変わったため、
敵陣に突っ込んでNT-D発動時の覚醒で位置取りをしてからマップ兵器ぶっぱ&弾薬使い切ってフルアーマーをパージと言う運用が強力。
と言うか終盤は指揮系統中枢で命中率底上げしてくるガミラス軍&ボス敵相手だと、運動性も装甲も下がるフルアーマーではどの道耐えきれない事も多い。

神コーン状態になってはいないが原作以上にデンジャラスなシチュエーションの第35話でその片麟を見せる活躍を行っている。

◇『スーパーロボット大戦30
NT』がメインの為直接は登場せず「シンギュラリティ・ワン」として封印・解体された事や「ラプラス事変の裏にいた白いモビルスーツ」として一種の都市伝説と化している事等が語られている。
また、サイコフレームの一部がHi-νガンダムに流用されたらしい。*18

『NT』設定のバナージがパイロットとして参戦する事はPVの時点で判明していた為、多くのプレイヤーは「DLCで来るだろ」と思っていたのだが、
寺田Pの口から「NTの時どうなってるか分からないから」という理由で*19DLCにも来ない事が事前に明言されていた。



俺は…それでも!!

「ガンダム系の機体はパイロットの人格がベース」の法則に乗っ取り、バナージの人格がベースとなっている。
コロニー・キューブのアナハイム工専に通っていたが、袖付きとベリアル軍クライシス帝国の争いに巻き込まれる。
そこでヒーロー達との邂逅を経て、自分の為すべきことを果たすために戦いに身を投じていく。
同じく学生仲間のフォーゼギンガF91とは仲が良い。

ユニコーンモードはイベント時のみの登場で、デストロイモードに覚醒してから正式参入する。
素早い上にSPも高いので回復役としても起用できるが、防御とHPが低いのが難点。集中攻撃を食らわないように気を付けよう。
RXとの合体クロスオーバー攻撃「RX-0コンビネーション」は、互いの技属性・ステータスが嚙み合わっていない点もやや問題か。
フルアーマー装備はHERO技として登場し、サブクエストをクリアすれば習得できる。
ブレイブスキルは「次のターンまで敵のEN攻撃を無効化する」もので、最終レベルまで上げれば物理攻撃をも無効化できるので育てる価値はある。

ちなみにビームマグナムは、クシャトリヤに立ち向かったロト隊長の形見という設定。

  • 『ガンダムジオラマフロント』
とにかくやたらとバリエーションが多い。
ユニコーンモードで、サーベル装備とマグナム装備の2種類。
デストロイモードで、赤モードと緑モードで2種類。
フルアーマーで、ジャベリン装備とガトリングガン装備の2種類、さらにFAデストロイモード1種類。
シールドファンネル装備型で、攻撃モードと防御モードの2種類。
神コーンモードが1種類の計10種類がユニコーンガンダム1号機(パイロットはすべてバナージ)。
バンシィがパイロットがリディのバンシィ・ノルンが2種類、パイロットがマリーダのバンシィが1種類。
そして、リタが乗ってるはずのフェネクスが1種類。

ユニコーン1号機のバリエーションは他の機体や他のゲームの追随を許さない。

  • 『GUNDAM EVOLUTION』
2022年9月にPC限定で先行リリースされると、第一弾の追加ユニットとして登場。
大きな特徴として「メインウェポンがビームガトリングガン」「最初からデストロイモード&最大共振状態」とかなり珍しい状態。
またシールドファンネルが周囲を漂っているが、バトル中はスキル発動時のみ出現する。
能力評価としては、図体のデカさの割に低耐久かつ恒常的にDPSが低いが、自機僚機含めた耐久回復系能力が充実しG_MANEWVERでの逆転を秘めているという玄人向け機体。
なので劇中のように単機でどうこうするというより、味方と攻守を共にして支援に回るのが上策というこれまた珍しいポジションに位置している。
勝利ポーズではビームガトリングや徒手空拳、シールドファンネルに注目したポーズが存在。
レア演出には、マラサイを弾き飛ばしビームマグナムを構えてMVPを強奪するもの、はたまたガンタンクに蹂躙されMVPを奪われるものがある。



立体化


ガンプラ

HGUC、MG、PG、RG、メガサイズ、MGEX、SDが発売。
まず最初にMGでver.kaにて発売され、この時点で完全変形を実装している。
武装はマグナム、バズーカ、サーベル、シールドのみ。小説4巻の特装版には『ビーム・ガトリングガン2丁セット』が同梱されている。
後にチタニウムフィニッシュ版も登場。

その後、Ver.Kaのリデコキットであるアニメ版とそのHD仕様が発売。足回りに新機構を採用し、頭部バルカン砲も再現されている。
HD仕様は成形色が変更され、MSケージが同梱。
しかし武装は変わらず、ガトリングガンもない。
『バンデシネ』8巻の特装版には『シールド増加ユニット アームド・アーマーDE』が同梱。
またTVアニメ版『RE:0096』の完結記念でチタニウムフィニッシュと赤・緑のフレーム同梱(勿論フレームは選択式)のツインフレームエディションも発売された。

さらにフルアーマーユニコーンもver.kaにて発売された。
サイコフレームの色が緑になり、小説版最終決戦仕様の完全装備に加え、ガンプラオリジナルとしてハイパービームジャベリンが付属している。


HGUCは変形機構を廃し、ユニコーンモードとデストロイモードがそれぞれ発売。
デストロイモードのみ、チタニウムフィニッシュ版も発売された。
ユニコーンモードにはバズーカ、デストロイモードにはビームマグナムが付属するが、やはりガトリングガンはなし。
デストロイモードはサーベル刃が付属しないので四刀流を再現するには他のキットから流用必須。
二つ共買っても全武装揃わないため現在では余り購入は勧められない。

フルアーマーユニコーンも二形態ずつ発売。
MGと比べるとベースジャバーがなく、ビームマグナムも一丁減っている。持ち手の関係上両手にバズーカを持たせるには要改造。

デストロイモードはシールドファンネルを再現するための台座が付属している。
ハイパービームジャベリンは付属しないが、後に雑誌の付録として登場。
その後、レッドカラー版のデストロイモードが発売され、ハイパービームジャベリンも同梱された。


PGは武装にビームガトリングガン×2も付属し、デストロイ・アンチェインドへの変身も追加された。
LEDユニットを使えば全身のサイコフレームも光らせることが可能。
プレミアムバンダイ限定でフルアーマー拡張セットや緑フレームの最終決戦Ver.も販売されている。


メガサイズは1/48とデカく値段も高めでデストロイモード固定だが、組み立てやすさを重視しており、頭部にはLEDユニットを内蔵可能。


RGは1/144スケールにもかかわらず差し替え無しの完全変形を実現した優れ物だが、その代償として関節部の強度に若干不安が残るか。
それでも「軽く手足を動かすだけで破損の恐怖が常に付きまとう」RGのΖガンダムよりは、遥かにマシなレベルなのだが。
いずれにしてもHGUCやMGのように、ガシャガシャ動かして遊ぶのには向いていない。この辺はRG全般に言える事ではあるのだが。
後にフルアーマーユニコーンも登場した。
パッケージイラストがユニコーンモードなプレミアムユニコーンモードボックスや、RGバンシィ・ノルン発売時にはアームドアーマーDEを追加したバンデシネ版が発売。
一般販売ながら数量限定なので、どちらも現在は入手困難。


MGEXは第一弾として発売され、全身にフレキシブルLEDシートを採用して全身を発光させることが可能。
そのため、今回はサイコフレームが無色透明のクリアパーツとなっている。
因みに既存MGの金型流用ではなく新規造型で、可動範囲もMGより拡大されておりシールドファンネルが3セット分付属する。


SDガンダム BB戦士』ではオリジナル形態の「ビーストモード」が存在する。
他にもフルアーマーやバンシィ、ノルンやフェネクスも発売されている。

『レジェンドBB』では「騎士ユニコーンガンダム」が発売。
「マスクドモード」と「ビーストモード」に変身するギミックがある。

取説やWebサイトで展開される『コミックワールド』において懐かしのネタも披露された。
「ウルトラスーパーフルアーマーヘビーデラックスユニコーンガンダム」


いずれのキットにも言えるが複雑なデザインと変身機能等を再現するためか、デザイン画と比べるとプロポーションが悪く今の視点で見ると可動域も狭いものも多い。
特にHGUCはパーツのポロリが起きやすいためキツめに組んでおきたい。


ガンダムベースでも限定品が発売されており、お台場のユニコーン立像をイメージしたVer.TWCやクリアカラー、
全身金メッキのゴールドコーティングと真っ白なペインティングモデル、光の結晶体Ver.などがある。
ペルフェクティビリティも限定販売されており、スタビライザーを付けなければプランBとしても組める。
HG、MG、RG、SDがあり、価格は3740円(HG)、12960円(MG)、7700円(RG)、1980円(SD)。(いずれも税込)
RG版はガンダムUCのBlu-ray BOXの特典としても同梱されたが、こちらは白いパーツがパール仕様になっているという違いがある。
ちなみにプランBはこれが出るまでは相当な出費と工作と塗装を覚悟して自作しなければならなかったため結構大変だった。


この他にもイベントや雑誌付録などで数多くのバリエーションが登場している。
その内、緑フレーム+ヘッドディスプレイベース付属の最終決戦仕様はガンダムベースでも入手可能だった。(現在は東京・福岡共に在庫切れ)


フィギュア

ROBOT魂』では2・3号機を含め15種類以上が発売されている。
またプランBが食玩『アサルトキングダム』で再現可能なセットが発売されている(ただし色は覚醒カラー)。
作るのがめんどいけど立体物が欲しい人はそちらの方がいいかもしれない。



その他


2017年9月末より、お台場のダイバーシティ東京にて実物大ユニコーンガンダム立像が公開されている。
同地にて約五年間公開されていた実物大ファーストガンダムの後を引き継ぐ形となっている。
特徴として、アンテナの開閉とフェイス部分の切り替え、サイコフレーム部分の発光ギミックが仕込まれており、デストロイモードへの変身シーンを再現している。
(法律上は建造物なため、頭頂高が変わる点はオミットされている)

ガンダムと無関係な作品でも、お台場の建造物として映画『パシフィック・リム アップライジング』*20や、TVアニメ『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会*21などにカメオ出演している。


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最終更新:2024年02月24日 10:27

*1 そもそもサイコフレーム自体があまり登場しておらず、それ故にその性質について言及されることが少なかった

*2 小説版の他、不意のビームを反射的にガードする描写がOVAにあり、「動いてくれるのか…?」とバナージが溢す場面がある

*3 ただ、ニュータイプですら捉え切れない動きというのは過去の作品でもたびたび登場している

*4 彼女は正確には強化人間だが、『NT-D』のシステム上はニュータイプと同じ判定になる。

*5 なので初期の単行本のイラストにはバルカンが描かれていない。

*6 使用済みのパックは自動で排莢され、代わりのパックが装填されるギミックが付いている。

*7 ただし、OVA版ではシナンジュに対してビームが掠めたが、掠めた部分が赤熱化し破損しただけで大きなダメージとはなっておらず、直撃以外ではダメージは不確実なものとなる

*8 そのため、シルヴァ・バレト・サプレッサーは「バックパックにクレーンと予備の腕を4本用意して、撃つたびに付け替える」という力技にも程がある対策を施されている。

*9 MGユニコーンガンダムでは予備マガジンが2セット付属する

*10 ただし、ビーム刃を発生させる事のみならユニコーンモードでも可能。

*11 とはいえ、両者とも連邦&アナハイム規格なので使用自体は普通にできる

*12 とはいえ内容はかなりうれしいものであり、おおむね好評の模様

*13 移動中に他の行動でキャンセル可能。また横入力の場合左右にロールしながらブースターのみを射出。核ミサイルのように使える

*14 後にスタッフがクオリティに納得しなかったのか、覚醒技中のグラフィックが向上する謎の調整を受けた

*15 νガンダム&サザビー、シナンジュと同コスト

*16 実装当初は200m、後に100mに修正

*17 当初は30秒

*18 作中ではあくまで「眉唾物の噂」扱いだが。

*19 恐らくは製作が発表されている『UC2』との兼ね合いなどもあるのだろうと思われる。

*20 発光は省略されているがビームマグナムとシールドを持っている。

*21 現物と同じく素手で、デストロイモード/ユニコーンモード及び緑色の発光が再現された。