アレン・ウォーカー

登録日:2011/01/10(月) 04:37:03
更新日:2023/02/05 Sun 02:10:16
所要時間:約 6 分で読めます




僕は―エクソシストです



アレン・ウォーカーはD.Gray-manに登場する主人公である。

CV:小林沙苗(アニメ無印)/村瀬歩(HALLOW)

髪の色・目は銀色。ガタイは良くない細マッチョ。
奇怪な左腕が原因で物心付く頃には両親に捨てられ、サーカス団で赤腕と呼ばれながら雑用をしていた。
神田ユウがつけた渾名の「モヤシ」*1っぽい細っこい体型に見合わぬ大食らいで、黒の教団入りした後は朝からワゴンに溢れんばかりの量を食らう。

「朝から重ぇよ」とラビには(朝っぱらから甘いものばかりのリンクを含めて)げんなりされていたが、アレンの肉体がイノセンスと同化したが「寄生型」と呼ばれるタイプのエクソシストであるがため*2


自分の赤腕を優しく舐めてくれた犬“アレン”をサーカス仲間に殺され、手作りの墓の前にいた所をピエロだったマナに出会い、自分を“アレン”と呼ぶ可笑しくなったマナの世話をする形で以降共に生活をすることとなった。

この頃は口調も性格も今とはまるっきり違って、荒っぽいもの。

千年伯爵の甘言に惑わされ、マナをAkuma化。

そのマナに殺されかけたその時にイノセンスが覚醒し、図らずも殺してしまったその後、クロス元帥が馴染みの教会で保護。

これがトラウマとなって心を閉ざし、しばらくは食事やトイレもしないほど無気力状態に陥ったアレンだが、マナの言葉を思い出し、再起。

クロスは「マナみたいに喋る」豹変ぶりにショックを受けながらも、希望を受けて弟子入りを認める。以降、傍若無人な元帥に振り回されながら修行を積み、エクソシストとして認可されるために黒の教団を訪れた。

正式入団後は、神田やリナリー、ラビとコンビを組んで回収任務にあたり、『ノアの一族』ロード・キャメロットの襲撃などで大怪我を負うこともあったが、次々に任務を達成。

適合者のクロウリーを教団に連れてきた後くらいに千年伯爵勢によるイェーガー元帥殺害の報が入ったことで、クロス元帥の護衛をリナリー、ラビ、ブックマンと共に任される。
その任務中、『ノアの一族』であるティキ・ミックがアレンのイノセンスを破壊。
イノセンスが粒子になってしまったことなどからエクソシストを辞めるよう勧告されるも、アレンはこれを拒否。

アジア支部の力を借りつつ、イノセンスを取り戻すために努力する最中、アレン達の前にレベル3のAkumaが現れ、アジア支部は壊滅的なダメージを受ける。
アジア支部長のバク・チャンや護り神たるフォーを守るために挑んだアレンは、一度分子レベルまで分解されかかる。

多くの仲間達との触れ合いで戦う目的が『アクマを破壊し、囚われた魂を救済すること』だけでなく、『アクマの魂だけでなく、人間も救済する』ことを自覚した時、イノセンスが覚醒。リナリーは髪を犠牲にして倒したレベル3のAkumaを瞬く間に破壊*3し、エクソシストとして復活を果たす。



◆イノセンス

【神ノ道化(クラウン・クラウン)】
タイプ:寄生型

生まれつきアレンの左腕と融合していたイノセンス。
発動していない時は左の手の甲に十字架がある赤い腕、『神ノ道化』としてイノセンスが覚醒した後は

『神ノ道化』に覚醒する以前はビキビキと血管が浮き出ていたり、アレンの左肩に無理矢理くっついている感じのグロテスクさだったが、覚醒以後はただ真っ黒いだけで本体との境目も自然に混ざり合ったような(色以外は)自然な左腕となった。

覚醒以前の発動は鋭い鉤爪を持つ巨大な左腕に変化し、直接的にAkumaを鉤爪で切り裂く対アクマ武器。
レベル2初戦闘時にアレンの怒りに反応して、気弾のようなものを撃ち出す砲身のような対アクマ武器にコンバート。
『神ノ道化』は本体も道化師のような仮面が着いたマントを纏うようになり、左腕が『爪(エッジ)』と呼ばれるやたら鋭く長い指をした黒い左腕に変化。防御力向上の他、マントから繰り出せるベルトで相手の動きを封じ、骨折などで動けなくなった四肢を操って無理矢理行動する(させる)ことも可能。

破壊されたイノセンスは効力を失うのだが、『神ノ道化』は粉状になってからも霧のようになってアレンを守ろうとしたり、心臓に開けられた穴を自然治癒するまで埋めて失血死を防いだりと、特異な現象を起こした。
その特異性は、教団からも「特別なイノセンスなのではないか」と注目されている。

また、方舟での戦闘でシンクロ率が100を超え臨界点突破をしたことで、第二の形態『退魔ノ剣』に覚醒。デザインは伯爵の剣と酷似*4し、「人の身体を傷付けずに『ダークマター』及び『ノア』そのものを攻撃し、滅する」この大剣は、例え人を斬り付けてもダメージを受けない。
この形態ではマントは使えるが『爪』は使用できず、そのものが『大剣』となる左腕は本体と分離。寄生型の特徴は変わらず、投げるなどして手元から離れても『剣』の形態は維持され、「来い!」とアレンが念じると、彼のもとに戻ってくる。


◆左目
アクマの力を宿し、見分けることができる呪いの傷跡。アレンの感情によって形は様々に変化し、色は濃くなっていっていたが最近になって薄くなってきている。
アクマになったマナによって額に逆さまのペンタクルが刻まれ、そこから左目を通して垂れ流れるように刻まれている。

ロードによって一度潰されたが、再生した際にはモノクルのような物を伴い、周囲にもアクマの魂が見えるとかいう設定もあったりしたが、一度きりしか描写がなかった*5が、探索範囲延長などに進化した。。



以下ネタバレ














過去に14番目のノアのメモリーを移植されており、
じわじわと自我を乗っ取られ最終的には“アレン”の人格は消えてしまう事が発覚。
14番目のメモリーを保持するためか、方舟を操る“奏者の資格”を持っている。

対レベル4戦にて作戦により退魔ノ剣で自分を刺したことで進行が悪化。
この時初めて一瞬だがノアが表に出てきた。

その後も自我が蝕まれる描写が増えていき、アルマ戦にて神田の六幻に刺されて、
ついに身体がノアと同じ色に染まり、夢の中で14番目のノア、“ネア”と初対面する。

ノア化はしなかったものの、その正体を恐れた教団に拘束される。
その際に隠れる者-アポクリフォスに“アレン”を残すために合体を迫られるも、ノアによる乱入・リンクの働きにより教団を離脱。
自分にケジメを付けるために方舟を使い、教団を抜ける。

現状“ネア”からの浸食は徐々に進行しているが、“ネア”の回想内にて「青年エクソシスト『アレン』が進んで“ネア”のメモリーを引き受け器になる」という予想外のシーンが登場。
だが「今のアレン」は「“ネア”を受け入れたアレン」より若返っており、かつ「今のアレン」には「青年アレンの記憶」が存在しないため、“ネア”はアポクリフォスの干渉を疑うことに。
またその後の各種描写にて、「マナ」という名は千年伯爵の今生での名であり、未だそこに至る経緯は不明だが自身の片割れでもある“ネア”と殺しあったショックで「マナだった記憶」を改竄・封印していたこと、
そして「アレンと共にいたマナ」も千年伯爵だったと判明しており、実はサーカス時代からアポクリフォスに見張られていたことも示されている。






【主な台詞】

「それでも僕は……誰かを救える破壊者になりたい」

「僕はエクソシストです。行かせてください。アクマの元に―」

「左は、AKUMAのために
 右は、人のために
 どちらも僕で、どちらも大切
 だからおまえに応えよう。
『人』と、『AKUMA』を、救済せよ」

「消えるな方舟ぇぇぇぇぇぇ!!!」

「僕はクロス・マリアンの弟子だよ……? 反吐が出るね、お前との合体なんか!!!」



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最終更新:2023年02月05日 02:10

*1 その度に「アレンです」と訂正している

*2 アレンに限らず「寄生型」のエクソシストは非常に燃費が悪く、食事量が一般人より遥かに多いという

*3 デフォルトのイノセンスでレベル3を倒せるのは、方舟編ではアレン、神田、ノイズ・マリと元帥達のみ。

*4 違いは白黒部分が反転

*5 巻末のおまけコーナーでは再生直後のバグによって周囲の者が呪いの毒気に一時的に当てられたためだと解説された