Gディフェンサー/メガライダー

登録日:2012/05/09(水) 00:40:41
更新日:2024/01/16 Tue 18:34:44
所要時間:約 6 分で読めます





そんな弾に当たるもんか!



Gディフェンサー及びメガライダーとは、機動戦士ガンダムシリーズに登場するMS用支援機


■Gディフェンサー


型式番号:FXA-05D
全長:39.5m
本体重量:24.7t
全備重量:60.3t
推力:84,800kg
装甲材質:ガンダリウム合金

武装:
レーザー砲×2
大型バルカン砲×4
14連装ミサイルポッド×2
ロングライフル

パイロット:カツ・コバヤシ


機動戦士Ζガンダム』『機動戦士Ζガンダム A New Translation』に登場。
アナハイム・エレクトロニクス社(AE)が造ったエゥーゴの支援航宙戦闘機で、続々と現れるティターンズの新型機に対抗できなくなってきたガンダムMk-Ⅱの支援機である。

Gメカのコンセプトを発展させており、Mk-Ⅱと合体して性能を飛躍的に高められる。
詳細は後述。

また、Gディフェンサー単独でも航宙戦闘機として非常に優れた性能を誇り、MS相手でも対等以上に戦える。
ちなみに機首は単独でもコアファイターとして運用は可能なものの、変形時に余剰人員を離脱させる等といった脱出艇としての側面が強く、武装は非力で戦力にはならない。

機体の左右には武装を搭載したパイロン(ポンツーンとも呼ばれる)が設置されている。
これにブースターや追加武装を装着して運用する事も考案されていたという。
ちなみにポンツーンというのは水上飛行機などに装備されている浮き舟のことで、Gディフェンサーもちゃんと水上に浮くようになっているという。

本機とは別にフルアーマーによるMk-Ⅱの強化プランも存在していたが、機動力の低下が問題視され却下されている。

ちなみにバックパックの規格さえMk-Ⅱ用に合わせればネモリック・ディアス等とも合体できる。ジムⅢなら元々バックパックがMk-Ⅱと同型であり、無改造で合体可能。
実際『刻に抗いし者』では、ネモ・ディフェンサー、ジムⅢ・ディフェンサー等が登場している。
この際のGディフェンサーは合体したままでの運用を前提としており、コアファイター部分が早期警戒ユニットに換装されている。



○武装

  • レーザー砲
機首部に内蔵。
機首コアファイターとしては唯一の武器となるが、威力は低い。

  • 大型バルカン砲
パイロンの側面のミサイルポッド脇に設置。
口径は結構大きめ。

  • 14連装ミサイルポッド
パイロンに格納されている小型多連装ミサイル発射機。

  • ロングライフル
右側に装備された砲身の長いビーム砲。ハイパーガンダム時は強力な手持ちランチャーとして運用。
威力はΖガンダムのハイパーメガランチャー並み。
劇場版ではMk-Ⅱが単機で使っていた事もある。



○劇中の活躍

アーガマに配備され、カツがパイロットになる。
時々ラーディッシュに配置換えされてもいた。

Mk-Ⅱの支援機なので当然戦う時も一緒だった訳だが、どちらかというと合体せずにコンビで運用される事が多かったようだ。

グリプス2を巡る最終決戦ではMk-Ⅱと合体してコアファイターは分離、相手の気をそらしてラムサスのハンブラビ撃墜に貢献する。
が、カツが戦場ではしゃいじゃったせいでヤザンの攻撃をかわした直後に前方不注意で岩に激突。
駄目押しとばかりにビームを撃ち込まれて更に破損し爆散した。ガンダム史上唯一の事故死である。




カツ、離れて!


■Gフライヤー/Mk-Ⅱディフェンサー(スーパーガンダム)


型式番号:RX-178+FXA-05D
全備重量 96.0t
推力:166,000kg
装甲材質:チタン合金セラミック複合材+ガンダリウム合金

武装:
バルカンポッド
ビームサーベル×2
ビームライフル
ハイパーバズーカ
14連装ミサイルポッド×2
大型バルカン砲×4
ロングライフル

パイロット:エマ・シーン


ガンダムMk-ⅡとGディフェンサーが合体した姿。

合体直後は巡航形態であるGフライヤーとなり、Mk-Ⅱは懸架状態となる。
この時、Gディフェンサー側は機体各部をスライド延伸したり足を置く部分を展開する。

ここからGディフェンサーの機首部を切り離して他の部位をMk-Ⅱの強化パーツと化す事が出来、この形態のMk-ⅡをMk-Ⅱディフェンサーと呼ぶ。「スーパーガンダム」とも呼ばれるがエゥーゴのスタッフが付けた愛称であり、正式名称ではない。
なおスーパーガンダムからGフライヤー(機首無し)への変形も可能。

スーパーガンダム時にはMk-Ⅱの火力と機動力、航続距離がΖガンダムとほぼ同等にまで強化される。
装甲もガンダリウム合金製の物が採用されているため、チタン合金製装甲のMk-Ⅱの防御力も強化できる。
武器はMk-ⅡとGディフェンサーの物の両方が使用できるが、シールドのみ合体時に干渉する為捨てられるので併用できない。

なお理論上はフライングアーマーとの併用も可能で、Mk-Ⅱディフェンサー状態でフライングアーマーに乗ればそのまま大気圏突入も出来るとの事。
劇中ではやらなかったが。




○劇中の活躍

パイロットはエマ。

(ヤザンの謀略により)ジャマイカンのいたアレキサンドリアのブリッジをロングライフルでブッ飛ばした。

最終決戦ではラムサスとダンケルのハンブラビを撃墜したが、隙をつかれてヤザンに後ろから攻撃されて損傷。
ラーディッシュがになったことで撃破はされなかったものの、背中のGディフェンサーは大破してしまった。

劇場版では尺の都合からなのか、第3部の終盤の一度だけしか登場していない。
しかもラムサスとダンケルの撃破後、すぐにヤザンにGディフェンサーを破壊されてしまったので、ほとんど活躍出来ずに終わってしまった。





■メガライダー


型式番号:FXA-08R
武装:メガバズーカランチャー

パイロット:
モンド・アガケ
イーノ・アッバーブ
エル・ビアンノ
エルピー・プル


機動戦士ガンダムΖΖ」に登場。

AEが造ったMS用の支援機。
有用性が十分あると認められたGディフェンサーのコンセプトを更に発展させた機体で、SF的なホバーバイク系の姿をしている。
サブフライトシステムとメガランチャーの機能が一纏めになっていて、場所を問わずに使える高い汎用性と火力が売りとなっている。
どちらかと言えば1年戦争時代に研究されていたバストライナーのアップデート版と言える機体。
Gディフェンサーみたいに合体はしないが、機体のシート部分に操縦用のMS1機、上にはMSを2機を機種を問わず載せられる。
劇中ではバイクの箱乗りに近い状態で無理やり3機載せたこともあった。

コクピットも設置されているので単体で運用することも可能。
生活居住性もある程度確保されているので、簡易式移動拠点としても使える。



○武装


  • メガバズーカランチャー
機首部に装備。
威力と射程に優れているが、連射にはあまり向かない。
シート部分に乗ったMSから出力供給補佐を受ける事である程度は連射性能を改善可能。

その他に、コクピット両脇に小型ビームガン、エンジンナセルにミサイルランチャーを装備しているという文字設定資料もあるが、劇中では未使用。



○劇中の活躍

モンドやイーノ達が乗り込み、Mk-Ⅱを始めとするガンダムチームの支援を行った。
地上でアーガマと別れて作戦行動をとっていた際には先述の通り簡易拠点にもなっている。

最終決戦では百式共々予備戦力としてネェル・アーガマに残されていたので、無傷で終戦を迎えることができた。



○バリエーション

  • プロト・メガライダー
    型式番号:FXA-08R-X1

web企画『アナハイム・ラボラトリー・ログ』に登場したメガライダーの試作機。
機首のメガバズーカランチャー以外にもエンジン上部にガトリングガン2基、11連装ミサイルポッド2基、レドームを装備している。

護衛のジム改(アナハイム仕様)を伴って新サイド4の暗礁宙域での最終試験中に社内のジオンシンパによる妨害工作を受けるも、無事生還。
ゴテゴテした装備を外すなどのブラッシュアップを経てメガライダーは完成した。


  • メガライドランチャー
宇宙世紀上の存在ではなくガンプラバトルシリーズ『ガンダムビルドファイターズトライ』に登場した百万式(メガ式)の装備。
メガライダーとメガバズーカランチャーを一体化した装備で、普段はバックパックとして背部に接続されているが、SFS形態の「メガライダー」、砲撃形態の「メガランチャー」、百万式のバインダーを取り付けた高速飛行形態の「メガフライヤー」へと使い分けが出来る。

なお、バックパックである都合上メガライダーよりもかなり小型で2ケツなどは不可能。




ガンプラ

Gディフェンサー単体が1/144で、スーパーガンダムがHGUCとMGで発売。
前者は同スケールや旧HG、完成品であるHCMのMk-Ⅱと合体させられるが、Gフライヤーにはできない。
後者はどちらも可能。

ちなみにアニメだとGフライヤー時にはMk-Ⅱがすっぽり覆われてしまうが、これは作画ミスだったりする。Gディフェンサーの長さが合わないのだ。
実際、ガンプラのGフライヤーを見るとMk-Ⅱの脚が後ろからはみ出ているのが分かる。
但しプラモではGディフェンサー側のスライド伸縮機構などを再現していない部分も有るのでその辺を改善すれば劇中通りに再現した物が出せる可能性もある。

RGのMK-Ⅱが発売する為、HGUCのGディフェンサーがプレミアムバンダイにてフライングアーマーとセットで限定販売された(5月18日より二次受注開始)。
これにより、わざわざHGUCのスーパーガンダムを購入せずとも、RGでスーパーガンダムを再現出来る。
Gディフェンサーは一部成型色が変更され、限定デカールが付属する。

BB戦士でも『ガンダムMk-Ⅱ(G-ディフェンサーつき)』と『スーパーガンダム』に同梱されている。
前者はスプリングギミックの時代で、なんとコアファイターが射出される。的に当てろと? ポンツーンは差し替え式なのでG-フライヤーは寝かせただけになる。
後者はG-ジェネFの時代で、ポンツーン部分がアーム接続になっており差し替えなし。そのお陰でMk-ⅡディフェンサーだけでなくG-フライヤーも再現可能。そして先述の作画ミスを再現するかのごとくデカい。

メガライダーは現状リアルスケールの公式立体商品は無し。SD系で幾つか単体ないしZZとセットで商品化されているのみである。
一方でメガライドランチャーはHGBF百万式に付属するもの以外にHGBC名義で色違いが単品販売されている。





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最終更新:2024年01月16日 18:34