サイコガンダムMk-Ⅱ

登録日 :2011/12/09(金) 23:00:14
更新日 : 2017/04/05 Wed 19:10:29
所要時間 :約 6 分で読めます




「どこなの・・・お兄ちゃん・・・!?」


サイコガンダムMk-Ⅱとは『機動戦士Ζガンダム』及び『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場したモビルアーマーである。

型式番号:MRX-010
全高:39.98m
重量:187.8t
出力:19,760kW
推力:244,240kg
装甲材質:ガンダリウム合金

武装:
メガ粒子砲×20
腹部拡散メガ粒子砲×3
頭部メガ粒子砲×2
リフレクタービット
腕部内装型サイコミュ式ビームソード×2
指部ビーム砲×10
シールド

搭乗者
ロザミア・バダム
プルツー


サイコガンダムMk-Ⅱはキリマンジャロにてバイアランによって撃破された大型MAサイコガンダム2号機の残骸をベースに改修された機体である。
そのため機体サイズもMS形態には40m級の大型機となった(ただし 全高はサイコより僅かに低い )。
カラーリングは落ち着いた黒から 毒々しい紫色 へと変更されており、頭部のデザインも「ガンダム」とは思えないほど禍々しく凶悪な面構えに変貌している。

開発はサイコガンダムと同じく日本のムラサメ研究所が担当しており、実験的要素が多かったサイコガンダムの問題点を改善。
有線式サイコミュハンドを始めサイコミュ系の攻撃兵装や格闘用のビームソードの追加など、原型機で既に脅威的だった武装も大幅に強化されておりグリプス戦役期のMS・MAの中でも非常に高い火力を有する。
宇宙空間でも運用するためにサイコガンダムと比較して出力は低下しているが、その代わりに推力が大幅に上昇している。
コクピットのある頭部は脱出ポッドとしての飛行機能もあり、機体が撃破された際も単独で戦闘宙域から離脱することが可能である。

サイコガンダムのようにモビルフォートレス形態への変形機構があるが、Ζガンダム本編ではミノフスキークラフト発生装置を搭載したシールドの調整が間に合わなかったため、終始MS形態のままであった。
続編のガンダムΖΖではネオ・ジオン軍によって機体の修復と同時にシールドも完成されておりモビルフォートレス形態を披露している。

本機も強化人間の搭乗を前提とした兵器であり、強化人間をパーツの一部として扱うシステムもサイコガンダムからそのまま受け継がれており、機体の改修強化によってその機能も大幅に増加している。
また、以前に搭乗していた人間の残留思念が残るようでΖガンダムではカミーユがサイコガンダムMk-Ⅱからフォウ・ムラサメの思念を感じとり、ガンダムΖΖではプルツーが機体に不快感を示している。

本機の開発はムラサメ研究所であるがパイロットである強化人間はムラサメ研究所にはストックがなく、オーガスタ研究所の強化人間であるロザミア・バダムが搭乗している。

ガンダムの名を冠しているものの顔は元祖ともΖ顔とも違う 完全な悪役顔
本機のデザインを担当した藤田一巳氏曰く、自身のガンダムへの怨念を込めてデザインした顔とのこと。
後に登場するガンダム試作2号機アルケーガンダム等のいわゆる悪者顔ガンダムの走りと言えるかもしれない。


■武装

  • メガ粒子砲
肩、腰、膝などの全身に内蔵されたメガ粒子砲。
リフレクタービットとの併用によって大型の機体ながら死角はない。


  • 腹部拡散メガ粒子砲
腹部に内蔵された拡散メガ粒子砲。
サイコガンダム同様三連式となっている。

  • 頭部メガ粒子砲
頭部の額に内蔵されたメガ粒子砲。
他に比べ口径は小さいもののこれにより頭部分離時でも最低限の攻撃能力を持つ。


  • リフレクタービット
本機で初めて装備された兵器。
本機や敵機から発射されたビームを反射して任意の標的に攻撃することが可能。
大気圏内でも十分に運用可能。


  • 有線式サイコミュハンド
有線式で射出することが可能な腕部。


  • 腕部内装型サイコミュ式ビームソード
両腕に内装された大型ビームソード。
使用時には手首を90度回転させ発振器部を露出させる。
上記の有線式サイコミュハンドと併用する事で離れた敵機にも斬撃できる。
なお、本編ではサイコミュを用いない普通の斬撃武器として使用されている。


  • 指部ビーム砲
両腕の指に内蔵されたビーム砲。


  • シールド
MS形態では左腕、フォートレス形態では機体左右側面に装着される。
構造などはサイコガンダムのものと大差無いがこちらは板状でより角ばった形状となっている。
前述の通りミノフスキークラフトの機能を持つため変形に不可欠。


■劇中の活躍
Ζガンダム劇中では強化人間のロザミア・バダムが搭乗。
再度の刷り込みによってゲーツ・キャパ(cvジュドー)を兄と認識しており、彼の指示にのみ従うようになっていた。
月のグラナダへ落下しようとしているアクシズを止めるために作業中だったアーガマを襲撃する。
出撃したカミーユのΖガンダムと交戦するがカミーユはサイコガンダムMk-Ⅱからフォウの思念を感じ取っていたため、攻撃することなくアクシズ内部に逃げる。

Ζガンダムを追ってアクシズ内部に侵入しようとするが、アクシズのハッチに左足を挟まれて動けなくなってしまう。
ロザミアは機体を降りてアクシズ内部の市街地でカミーユとファに邂逅する。
しかし、精神状態が不安定なロザミアは混乱、機体に戻ると自ら左足を破壊して無理やりアクシズから脱出する。

カミーユは自分を兄と思い込んでいた穏やかな頃のロザミィに戻るよう必死の説得を繰り返すも振り切られる。
存在しない兄を探し求めてビームを乱射して周囲を破壊しながら進むサイコガンダムMk-Ⅱだったが、アーガマへの被害を怖れたカミーユによって頭部のコクピットを狙撃されて機体は爆発、ロザミアは死亡する。
この時のカミーユの悲痛な叫びとロザミアの下記のセリフはZガンダム屈指の鬱シーンとして名高い。


「見つけた!お兄ちゃん!」


ガンダムΖΖでは中破してアクシズ周辺を漂っていた本機をネオ・ジオンが密かに回収、修理して自軍の戦力にしていた。
ダブリンへのコロニー落とし直後の混乱した状況の中、プルツーの操縦するサイコガンダムMk-Ⅱはアーガマを襲撃する。
迎撃に出たプルの中破したキュベレイMk-Ⅱ、駆けつけたジュドーΖΖガンダムと交戦するが二人を圧倒する。


「サイコガンダムの前には赤子も同然だな、ダブルゼータ!」


エネルギーの尽きかけたΖΖを追い込むがプルの特攻により小破する。
しかし、全身の装甲が剥がれ落ちてもなお健在でありΖΖに攻撃を仕掛けようとするがバイオセンサーが発動しハイパー化したΖΖのビームサーベルにより機体は両断、プルツーは頭部の脱出ポッドで逃亡する。
サイコMk-Ⅱのアニメでの出番はここで終了となるが本機のデータはクィン・マンサドーベン・ウルフの開発に活かされる事となる。


漫画『機動戦士ガンダムUC0094 アクロス・ザ・スカイ』にてナイトロシステムを搭載した機体がサイコガンダムと共に登場。ナイトロシステムによって暴れるように攻撃を開始するのだが、最終的にガンダムデルタカイが放つ最大出力のハイメガキャノンによって脱出装置ごと頭部を蒸発させられて沈黙した。



ガンプラ
放送当時に発売されたが、そのサイズ故か1/300という小スケールでの発売となった。
サイコガンダムのHGUC(1/144)でのキット化により、この機体のHG化も期待がもたれるが……



■ゲームでの活躍

  • スーパーロボット大戦シリーズ
第2次スパロボから初参戦。
基本的に敵専用ユニットとして登場しており、リフレクタービットによって虐められたプレイヤーも多い事だろう。
主なパイロットは原作でのロザミアやプルツーだが、作品によってはフォウや雑兵が搭乗している事も。


  • Gジェネシリーズ
初代からの常連。サイコガンダムから開発可能。
燃費が悪いのは変わらずだが、近接用のビームソードや覚醒武器のリフレクタービット等、武装が大幅に増加し使いやすくなっている。
しかし、ビームソードはMP消費。
ここから開発できるMk-Ⅲよりもこのまま使った方がよくね?という声も(もちろんMk-Ⅲも優秀な機体である)。


第3作ガンダムバトルクロニクルから登場。紫の巨人。
射撃武装は威力こそ高いが全く当たらないのでいらない子。
主力は格闘による巨大ビームソード。驚異的なリーチと威力を誇り、並のMSは一撃で昇天する。チャージ格闘で発動する乱舞は更に強力で、一瞬で敵の群れを殲滅することができる。
メイン2のメガ粒子砲はほとんど当たらないがMA時に連射が可能、両形態でチャージ攻撃することで反射させて攻撃可能。
SPAはただの一斉射撃かと思ったら、最後にビームソードが飛んでくる。非常に高威力かつホーミングするため、一定範囲内にいると確実に殺される。


家庭用版で登場。
前作のサイコと異なり、スライディングでステージを動き回り、その他の格闘もそこそこ伸びる。
また、銃口補正や誘導ではなく、範囲で当てるタイプの武装が多いため、盾が有効。
続編のFULL BOOSTにも登場。


  • ガンダム無双シリーズ
サイコガンダム同様2、3ではNPC、真でプレイアブル機として参戦。
ほとんどサイコと同じだが、ビームソードがあるためリーチが若干長く近づき過ぎると薙ぎ払いで吹っ飛ばされるので注意が必要。



「項目を追記、修正すればいいのだろう?」
「体慣らしには丁度良い」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/