うずまき(漫画)

登録日:2011/08/08(月) 20:55:41
更新日:2016/09/13 Tue 12:35:01
所要時間:約 3 分で読めます




◎私の名前は五島桐絵。

これからお話するのは、私の生まれ育った黒渦町で起こった奇妙な話の数々です・・・、

あ、あれは斎藤秀一くん、私の彼です。

「桐絵か・・この町は呪われている、
うずまきに汚染されているんだ!」

◎・・そう、それは秀一くんのお父さんがうずまきの魅力にとりつかれた事から始まったのです。
そして、次は秀一くんのお母さんが極度のうずまき恐怖症を病んでしまい、
私のクラスメートの黒谷さんは額の傷跡がうずまき状になり、
陶芸家の私のお父さんはうずまき模様の窯変に夢中になり、
幼なじみの和典くんとその恋人の身体はねじれあい、ほどけなくなってしまいました。
関野さんは巻き髪に生気を吸われ、山口くんはびっくり箱になりました。
そして片山くんと津村くんはヒトマイマイになってしまい、黒渦病院には胎盤キノコが群生し、となりの若林さんは魚の目怪人に変貌しました、
そして私は台風一号に横恋慕されて・・・、

次々と、様々なうずまきに呪われていく町の人達、

そしてついには町全体がうずまきに飲み込まれていきます。

私達はこの黒渦町から、うずまきから脱出する事が出来るのでしょうか?

「呪われている・・この町は呪われている・・」


「うずまき」は週刊ビッグコミックスピリッツに1998〜9年に連載されていた、伊藤潤二先生の怪奇漫画です。

単行本全三巻と一冊にまとめたワイド版が出版されています。

◎2000年にはヒグチンスキー監督で実写映画になり、私、桐絵役は初音映莉子さんが演じています。

同じ伊藤潤二先生原作の「富江replay」と同時上映でした。

おどろおどろした色彩やどこかコミカルな演出等原作のイメージをよく再現出来ていたと思うんですが・・、

「脚本が支離滅裂だ!
PVなら良かったかもしれんが、映画としては成立していない!」

◎・・それは言い過ぎ。
そもそも原作漫画の設定や物語自体、上手く説明するのが難しいんだから

「そうだな、今まで実写化した数々の「富江」シリーズも「死人の恋わずらい」も「押切」も「案山子」も、
原作にこだわって意味不明になるか、映画として上手く出来ていても、原作とかけ離れてしまうかどちらかだったものな」

「ホホホ、私の美しさも完璧には再現出来ていないものね」

あ、あなたは、川上富江さん?!


「ホホホ、追記・修正してくださるかしら〜?」

「・・呪われている、呪われている、このアニヲタWikiは呪われている・・」

◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎










◎余談
元外交官の佐藤優(回顧録を元にして伊藤が作画担当した『憂国のラスプーチン』が書かれている)によると、この漫画は『資本論』の入門書らしい。
“うずまき”を“資本”と読み替えると、マルクスが言いたかったことがわかるとか。
資本論がよくわからない人はこれを読んでみよう。

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