登録日:2011/04/02 Sat 23:11:02
更新日:2022/11/22 Tue 22:28:30
所要時間:約 8 分で読めます
海の大陸NOAとはかつて
コミックボンボンで連載されていたじゅきあきらのギャグ漫画。
◇ストーリー
考えただけで神経性胃炎になるくらい遠い未来
天には『テラ』と呼ばれる天空都市
そして地には地球上に残された最後の孤島サンクルスがあった。
この2つを舞台に繰り広げられる『世紀末SVF(スーパーバラエティファンタジー)』
でも基本はやたらテンションの高いドタバタギャグ
◇登場人物
〇サンクルスの住民
リュークとキッチェ、リューヤ以外の人間は、11年前にテラが廃棄したウイルスで全員病死している
「オレが大地に生まれたことを忘れないためだ!!」
サンクルスのボスで主人公。
そして四代目パンチパーマン
割と無茶苦茶なことをいうが人をひきつける不思議な性格。
ただ、ボスアピールが激しかったり変なことを言い出した時は面倒くさがられている。
必殺技は静電気がたまりやすい体質を利用した麒麟剣ではなく貝斬剣
でもなく海斬剣である
雷華弾という技も覚える
リュークにとっては妹のような元気な女の子で、仲が良い。
サンクルス島民らしくたまに変なことを言い出すが、基本的には優しい少女。
円舞光輪脚という派手な技を使えるが威力はない。
11歳
「怒ってるの?リューク・・・・」
テラから逃げてサンクルスにやってきた謎の美少女。可愛い。
彼女を取り戻すために毎回テラから刺客が送られてくる。
大人しい性格で無茶振りされることが多いものの、今の生活を満喫している。
その正体は大陸時代の人物「マリア」の記憶を移す為に生み出されたクローンの一人で、「×」時にオリジナルマリアの記憶を移植されたせいで、「(H)」ではオリジナルの人格復元体と化しサンクルスでの記憶を失ってしまう事に…。
〇サンクルスの生物兵器
テラから捨てられた生物実験の失敗作達。
失敗作だけあって、どいつもこいつもくせ者揃い。
各キャラの説明を見ていけば一目瞭然だが、何をどう失敗したらこうなるのか分からない生物兵器ばかり。
実は成功作もくせ者ばかりだけど
「はよーっすリューちゃんっ!!」
頭の無い馬のような生物兵器。顔は首についている。
体内に収納されている設計図によれば、本来は渋いロマンスグレーになる予定だった模様。
性別は乙女。メスでも女でもなく乙女。
リュークを愛している。そのためリュークに気にかけられているマリアには嫉妬でとても辛辣。
それでいて、何か気持ち悪くて態度の悪いおっさんそのものの行動をしていることも多い。
3人目のKinKi Kidsで7人目のV6乙女ならモーニング娘じゃないのか?
「ダっダイダロスはのぉ~いい奴なんぢゃ~」
マリアと共にテラから逃げて来た生物兵器。ちなみに成功作。
翼の生えた犬のような見た目で、作中1番の常識人。
実は元人間で脳を移植されている。
本来の名前はノエル・シャークマン。24歳
「ダイダロスはノエル」という言葉は島の法律で禁句になっている。破ると・・・
マリアに惚れているミカンのダンボール。
言葉を発さずプラカードで会話をする。
サンクルスではミカン園を営んでいるため、ことある毎に
ミカンを持ち出す。
リュークの元師匠。
ガンダムの失敗作。
タイに手足が生えた姿の生物兵器。
+では語尾にタイがつく。
半分透明な生物兵器。それだけ。
岩と同化しているので動けないけどいいやつ。
無印と+以降でキャラが違う。
「リュー兄キッチェママ・・またな」
サボテン型生物兵器から生まれた子供。こいつは成功作。
最初にリュークとキッチェをみたため、親と認識している。
生まれたての子供だからか問題児でずいぶんとやんちゃしていた。
しかし花が咲いている間しか存在出来ず、すぐに消えてしまった。
次に花が咲くのは100年後。
老人と孫のような生物兵器。
本名は鬼龍院光流と鬼龍院隆司。
おじいちゃんに選挙権はまだない
他多数
〇テラの住人
「キライだなそーいうの」
テラの科学者で事実上トップに立つ人物。
冷酷非道にしか見えないが、色々と理由がある模様。あとかなり真面目。
ノエルの兄であり、ダイダロスへの脳移植を指示した張本人。
マリアの義兄でもある
大抵カプチーノを飲んでいる。
実は…
「うわーん博士のバカバカ~」
黒くて羽の生えた馬でドーカイテイオーと似ている。ただしドーカイテイオーの設計図とは似ていない。
首の上には脳のようなものがある。
マリアを取り戻すためにサンクルスに刺客を送るが、大概人選ミスで失敗する。本当に成功作なのだろうか…。
ミカエルを崇拝しているが彼からはパワハラを受けている。自業自得だが
製作者はミカエルの母
余談だが、名前のモデルは競走馬「サクラチトセオー」と思われる。
「たとえ犬の姿になったってあたしはあんたが・・好きなんだ・・・・」
ダイダロスの命を狙う賞金稼ぎとしてサンクルスにやってきた。
ノエルだった頃のダイダロスの恋人であり、それを指摘されると必死で否定するが実際は相思相愛。
またマリアの監視役であったため、非常に仲がいい。
ラーメン好き
カップヌードルな男。ブタキムチ味。
妻子持ちであり、ラーメン屋を経営している。
他人の髪型を強制的にパンチにできる男。三代目。
たとえ毛髪が生えていないサンクルス島民でも。
引退後はスッポンのヒロシやアフロTHEヒロシと名乗り自らの髪型を変えるが、最終的に元に戻る。
THE・不幸。思い浮かべてください
ものすごく感化されやすいサンクルス島民達においては極悪な兵器だった。
わからないキミは理科の先生に聞いてね!
テラTVのアナウンサー。
梅雨っていいともの司会をしている。
〇海の人物
「お前を裏切るなら死んだ方がましだ!」
巨大空母アトランティスの十一代目艦長。
陸では体を揺らしていないと落ち着かない。
キッチェに惚れた
昔、オリビアという恋人がいたが108歳で大往生した。
リュークよりもおざなりな感じで慕われているが、海のボスとして頑張っている。
ダルタニヤン、ジョー・イ、カルロス・チャンの三名がよく出てくるが当然他にもいる。
見た目が全員同じ。
全員男性…?
「でも…実はオレ娘が欲しかったんだ!」
リュークの父でサンクルスの先代ボス。
失われた大地を探すためという理由でリュークにボスの仕事を押し付けイカダで海に出た。
人魚のおねーちゃん達と仲良し。オヤジィ・・・
強くて息子思いでもあるが、度々変なことをしたり唐突な行動が多い辺りはやはりリュークの父親。
〇???
ナレーションを勤める謎の人物。
必殺技の回で、作品外の存在ではなくサンクルスに実在していることが明確にされた。
リュークとアレックスが選挙している時に現れた謎の男。
見た目はバーコードなサラリーマンだが、元忍者だったり本気を出せば地球が壊れたりで恐ろしい人。
郵便局員。
実はカツラ。
ポチョームキムキ?
〇サイドテラの住人
人間と生物兵器の間に生まれたヘテロサピエンスという種族が住んでおり、テラから隔離されている
「…俺は誰も…好きになったりしないから!!」
ヘテロサピエンスの中でも最も進化したタイプの一人で、性別がない。
リュークに恋をし、彼を守る為に命を落とす。
問題児その2
サイドテラの対テラ派反乱組織クルセイドのリーダー。猫ちゃん。
自分の命を削って人の心を操る言霊が使える。また文字を操れる。
後にミカエルに惚れ込み、忠誠を誓うもリュークとの縁が切れた訳でもない。
親父の顔をしたネコ。二足歩行。
対象の能力を解析するスカウt…もといメガネをかけている。
ワニの口にイケメンの顔がある姿でダンディーっぽい
右腕ではなく右脇腹にサイコガンを仕込んでしまった男。
見た目はただの兎だが…
〇大陸時代の人物
「僕が大地に生まれたから!」
サンクルスの初代指導者。リュークの先祖。
サンクルス教会の一人息子で、学校を卒業後孤児達を連れ帰って跡を継ぐ。
礼儀正しい性格で、周囲から慕われている
「俺肌に暖まってるから食う?」
空母アトランティスの二代目艦長。アレックスの先祖。ミノルの親友。
盗賊まがいのことをしてはミノルにたしなめられていた。
恋をすると全能力が跳ね上がるタイプで、僅か2週間の勉強で名門校に主席入学したり(ちなみに2位はミノル)、一晩で当時最新鋭だったアトランティスの全機能をものにした。
「今は…あの人のために…祈って」
幼少時に両親が病死したため、サンクルス教会に養子として引き取られた少女。ミノルとは義兄妹にあたる。
両親の死がきっかけで神への信仰を捨てている。
テラへ移住するが間もなく病死する。
遺体は現代でも変わらぬまま保管されている。そして「(H)」では…。
アトランティス初代艦長の娘。
乗船証を奪おうとしたカナメをボコボコにした後に惚れられ、さらに父親が彼を気に入ったため嫌々ながら乗船を許した。
天空都市テラの製作者。
彼とマリアの出会いがテラの完成へと繋がる
「テラを統治する私の隣には貴女にいてほしい」
テラ・シャークマンの孫。
祖父の遺言からマリアを迎えに来る。
◇休載
ボンボンの中でも人気があるほうだったが、1998年に突然「次回は休載、以降は数ヶ月に1回休載する」との告知がでる。
しかし、実際にはそのまま再開されず、単行本も2巻を最後に刊行がストップ。
事実上
打ち切りになってしまった。
◇再開
そしてコミックボンボン2005年12月号。
3号連続読み切りとしてまさかの復活。
実に休載から7年ぶりである。
2006年7月からは「海の大陸NOA+」として連載が再開されることになった。
また、無印の未収録話をまとめた「海の大陸NOA3巻」も発売された。
◇ボンボン休刊
復活したのも束の間、2007年にはボンボン自体が休刊することが決定。
11月号で一旦最終回となり、続きは講談社のパソコン向け無料ウェブコミック配信サイト「MiChao!」にて「海の大陸NOA×」と再びタイトルを改め連載開始。
しかしそのMiChao!も2009年11月に更新を停止…。
しかも「1・2巻が規定より売れなかったから」という理由で3・4巻は電子書籍のみの販売となっている。
◇復刊、そして…
2018年11月、復活ボンボンシリーズにて念願の復刊。
無印分に描き下ろしを加えた上下巻が刊行された。「+」と「×」についてはアンケートや売上の動向次第とのことで、吉報が待たれる。
また2021年からpixivFANBOXにて、「×」直後の様子を描くさらなる続編「海の大陸NOA(H)」の執筆も、のんびりペースだが始まっている。
だいたい追記修正っていいにくいしさ――
これからは追記修正のことを
と呼ぼう!
- 新装版は11月発売予定 -- 名無しさん (2018-10-17 18:24:12)
- 新装版発売! -- 名無しさん (2018-11-25 00:06:52)
- 昨日ミッ●ーマウス殺しました あのネズミの皮をかぶった偽善者め はめちゃくちゃ笑った -- 名無しさん (2021-03-01 16:03:11)
- ウマ娘にハマったお陰で、ドーカイテイオーの元ネタがトウカイテイオーってわかってしまった…… -- 名無しさん (2021-05-01 19:50:21)
最終更新:2022年11月22日 22:28