No.39 希望皇ホープ

登録日:2011/03/08(火) 18:57:45
更新日:2024/03/06 Wed 06:40:00
所要時間:約 6 分で読めます





現れろ、No.39!
我が戦いは ここより始まる。
白き翼に望みを託せ!
光の使者 希望皇ホープ!

「いけ、ホープ! ホープ剣スラッシュ!!」


No.39 希望皇ホープは遊戯王ZEXALに登場するエクシーズモンスターであり、スターターデッキ2011の看板モンスターでもある。


●目次


【アニメ版】

No.(ナンバーズ)39 希望皇(きぼうおう)ホープ
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
レベル4モンスター×2
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
自分または相手モンスターの攻撃宣言時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動する事ができる。
そのモンスターの攻撃を無効にする。

遊戯王ZEXAL』の主人公・九十九遊馬のエースであり、No.(ナンバーズ)という『ZEXAL』のストーリーの鍵を握るカードの1枚。
歴代主人公たちのエースと同じ、攻撃力2500のモンスターである。

技名は「ホープ剣スラッシュ」(ただし、状況に応じたアドリブっぽい技も多数)。またゲーム作品では「ホープ剣・スラッシュ」とナカグロがついていることも。
攻撃を無効にする効果は「ムーンバリア」。

左肩の39のマークと、腰に帯刀した2本の剣が特徴。
攻撃力が倍になると二刀流になる。漫画版では常時二刀流。

初登場は遊馬vs神代凌牙(1回目)。
遊馬が初めて手に入れたNo.であり、効果をフル活用してフィニッシャーとなった。

以後も多くのデュエルで召喚され、フィニッシャーから壁まで奮戦。
他のモンスターを出した方がいい状況であってもやっぱりホープというケースも少なくない。
デッキ自体の構築が「とにかくホープを一刻も早く呼び出して活躍させること」に特化しており「サポートカードもホープ向けが多い」ため、決して間違った戦術ではない。
アニメでも遊馬のデッキは「Xyz One Turn Kill」と称されている。
Ⅱでもその出番は健在だが、終盤では他のモンスターにフィニッシャーを譲ることも多かった。

またホープ自身も遊馬に思い入れがあるらしく、他のナンバーズが主人に対して反骨心を持ちながらも彼だけは遊馬を想い続けていた。
そのせいか「39」というナンバーもあわせ、その正体は行方不明であった遊馬の母親「未来」ではないかとか言われていた事もある*1

あまりに出番が多いためネット上では、ホープが出て来るたびに「はいはいホープホープ」とネタにされていた。
(「はいはい地砕き地砕き」等も含めて)前提知識がないと単なる煽りにしか見えないため、濫用は避けること。



なお、ホープ(hope)とは「希望」の意。直訳すると「希望皇希望」になる。
つまり 「サンキュー、希望、希望」 である。

遊戯王にはこのように、同じ単語を別言語で繰り返しただけのモンスターが多々存在する(「王虎ワンフー」「召喚僧サモンプリースト」等)。
しかし公式で意味が被ってる事をつっこまれた。

アストラル「意味が重複している言葉は世の中にたくさんある。チゲ鍋、サルサソース…」
遊馬「ハッ! 希望皇ホープ!」
アストラル「それは言うな……」


海外だと名前はユートピア(No.39: Utopia)。これも公式で漫才のネタにされた。
「じゃあ、攻撃名はユートピア剣スラッシュだな!」
遊馬先生、なぜに剣だけ日本語で言ったし……



【OCG版】

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
レベル4モンスター×2
(1):自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
そのモンスターの攻撃を無効にする。
(2):このカードがX素材の無い状態で
攻撃対象に選択された場合に発動する。
このカードを破壊する。


扱いやすい縛りなしのランク4エクシーズ。
ランク4エクシーズのほとんどにいえることだが、最大の魅力は召喚のし易さにある。
「デブリ・ドラゴン」「召喚僧サモンプリースト」「ガジェット」等々、召喚ギミックは無数に存在。
加えて、このカード独自のサポートや派生も豊富で、このカードを軸にした【希望皇】デッキは中々のスペックを誇る。

素材モンスターを取り除き、自分か相手の攻撃を無効に出来る効果も単純ながら強力。
対象を取らない効果なので、神のカードの攻撃も受け止められる
自分の攻撃も無効に出来るのでトリッキーな使い方が出来る。

だが、「次元幽閉」等にチェーンしてその効果を不発にできない
スペルスピードの関係上、スペルスピード2の速攻魔法や罠カードにこのカードの効果はチェーンできないのである。
逆にこのカードの効果に次元幽閉をチェーンする事は可能。

じゃあ何のための効果だよ!




ホープ系統の中ではルーツなどと同様に守る能力だけの為、
他系統の殺意満々の能力に比べ一番大人しそうに見えるが、アニメではカード効果やコンボで攻撃力を倍増させる事が多々あり、
最終的にはドン・サウザンド戦で最大攻撃力20万4千という攻撃力∞を除いた遊戯王シリーズ最大の攻撃力を叩きだしている。

ちなみにこの数値は他TCG作品でもトップクラスの値であり、
今現在ではパワーアタッカー+100万くらいしか攻撃力で上回るカードが存在しない。
大人しいやつを怒らせたら怖いということか。


希望帝、もとい機皇帝と相性がとても良い。
機皇兵は展開が容易くレベルも全て4である。
効果を無効にされない限り、このカードは効果破壊以外されないので機皇帝も呼びやすい。また、素材がなくなった場合の自壊効果をトリガーにすることも出来る。

絶望から希望が生まれ、そしてそれが破壊されると絶望が呼び出される。

除外? バウンス?
それが絶望だ。

だが、Z-ONEが使った時械神相手には相性は良い。


アニメ放送に先駆けてスターターデッキ2011で初収録されたのだが、
合計6回(しかも初収録からの1年以内に3回収録されている)の収録パックゆえに「再録皇」なんて呼ばれたことも。
しかもジャンク・ウォリアーなどと違って途中までスーパーレア以上のレアリティだった点もその名の由来である。


放送開始前の珍事

遊戯王5D's最終回放送後に流された遊戯王ZEXALの番組予告で起きてしまった大事件。

遊馬が希望皇ホープの技名を叫ぶシーンにて、その字幕に誤植がみられた。

ただの誤植なら遊戯王ではよくあることといつものようにネタにされるだけだが、今回は主人公のエースモンスターの技名。
しかもあまりにもピンポイントかつ酷すぎるものとなってしまったため瞬く間にネタになった。


それは……









「いけ ホーケースラッシュ!」




ワッツ?もう一度見てみよう!











ホーケー


「プ」が抜けて「剣」が「ケー」になり「ホーケースラッシュ!」信じられない誤植をしてしまった。
そもそも「剣」の読みをソードかブレードにしておけばこんな事態にはならなかったハズだが……
オイ、ちゃんと最終確認しろよ。

ちなみに種族がドラゴン族と誤植されたこともあった。
こちらはガチでドラゴン族のホープであるホープドラグーンが出たのでマシだが……


【その他のホープ】

主人公のエースだけあって、専用サポートの数も派生形もそれなりに豊富。
「COSMO BLAZER」にてとうとう「希望皇ホープ」自体がカテゴリ化した。
さらなる詳細は各項目を参照のこと。
どいつもこいつも殺意に満ち溢れ過ぎているともっぱらの評判。

⚫︎CNo.39 希望皇ホープレイ
派生形その1。特に他のカードを必要とせずそのまま出せる。
Ⅱでさらなる進化形態が出ようとも切り札級の活躍をするナイスガイ。
逆転して殺す

ちなみに、CNo.39 希望皇ホープレイの派生形態として「竜装合体 ドラゴニック・ホープレイ」「獣装合体 ライオ・ホープレイ」も存在するが、
やはりと言うかどちらも殺意が高い。

⚫︎CNo.39 希望皇ホープレイV
派生形その2。RUMで召喚する、真月との友情ごっこのカード。
見た目、効果、召喚方法を含めてとても主人公が使うカードに見えない・・・。 ※後に本気で主人公が使うカードじゃないと判明した。
焼き殺す
攻撃名は『ホープ剣Vの字切り』 どこぞのVがつくロボットアニメやガン○ムが思い浮かんだら負け。

⚫︎CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー
派生形その3。ホープレイVと同じくRUMで召喚する新たなる希望のカード。初使用者はZEXALⅡでのベクター戦(2回目)。
攻撃名は「ホープ剣・ダブルビクトリー・スラッシュ」、効果名は「ビクトリー・チャージ」。
攻撃反応封じ+効果無効化+オネスト効果で攻撃に入ったら何が何でも絶対に相手を殴り殺す力を持つ。
完全に悪役なVと違い、見た目も含めてかなりホープの正当進化といえる。
初登場以後、活躍が微妙でいろいろと扱いが悪いけど。
殴り殺す

⚫︎No.39 希望皇ホープ・ルーツ 
派生形その4。エリファス戦で新たに登場した希望皇ホープ。
シャイニングドローによって創造されたRDM-ヌメロン・フォールによってホープがランクダウンしてエクシーズ召喚された。
最終的に攻撃力を79200に跳ね上げて攻撃し、デュエルに決着をつけた。
エリファスに与えたダメージはなんと歴代でも最高ダメージの『58900』である。
ドン・サウザンド戦で素のホープに抜かされたが、一対一のデュエルでは未だに一位である。というかオーバーキルダメージでは明確に一位を保っている。
オーバーキルのち殺す

⚫︎No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ 
最終進化形態。RUM-アストラル・フォースによってランクアップエクシーズチェンジされた。
効果外テキストによって例外的に「希望皇ホープ」としては扱うが、さすがに『CNo.』ではないため一部のサポートが得られない。
だが、その分効果は耐性・弱体化・ホープの蘇生とシンプルで強力。

召喚の際にはこれまでのアニメに登場した4体のホープの進化形態とホープが力を一つにするような描写がある。
つまりVもついに希望皇ホープとして認められたということに……
無力化して殺す

⚫︎SNo.39 希望皇ホープONE 
漫画版出身のホープ派生形その5。ホープレイ同様他のカード不要で出せる。
ちなみに、「SNo.」は「シャイニング・ナンバーズ」と読む。
ライフ差3000を条件にライフを10残して払うことで、
相手の特殊召喚したモンスターを破壊して除外した上でその数×300ダメージを与える効果を発動できる。ただしフリーチェーンのバーンを食らうと死ぬ。
攻撃名「ホープ剣・シャイニング・スラッシュ」
効果名「パンドラーズ・フォース」
全部吹き飛ばして殺す

⚫︎SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング
漫画版出身のホープ派生形その6。ホープONEをランクアップさせた姿。
OCGではランク4の「希望皇ホープ」に重ねてX召喚する。
攻撃時にカード効果すべての発動を封じる効果と、
ホープをX素材にしている場合のダメージ計算時に素材2つで攻撃力5000にパンプアップする効果を持つ大型殺し。
攻撃名「ホープ剣・ライトニング・スラッシュ」
抵抗を封じて殺す

⚫︎No.93 希望皇ホープ・カイザー
漫画版アストラルの使用したナンバーズの真の皇。
エクストラデッキからNo.を効果を無効にして大量展開するという効果を持つ。
仲間を呼んで囲んで殺す

⚫︎No.99 希望皇龍ホープドラグーン
アニメ版アストラルの使用したナンバーズの終焉にして頂点。希望皇ホープではないが、アニメではホープのカテゴリに入る。
効果は1ターンに1度、「No.」1体を効果を無効にして墓地から特殊召喚する効果。
オーバーレイ・ユニットを一つ取り除くことで、自場を離れるのを無効にして、
自身以外の全モンスターを破壊し、破壊したモンスターの攻撃力分(合計?)のダメージを与える効果を持つ。全て壊すんだ
まさかの序盤の「希望皇ホープ『ドラゴン族』誤植事件」は伏線だった!(キリッ
ドラゴン化して殺す

⚫︎SNo.0 ホープ・ゼアル
漫画版ゼアルで登場したホープ。本編では出そうで出なかった「俺と私自身がホープになることだ」なホープ。
漫画では素材にしたNo.のランクの合計x500、OCGではORUの数x1000の攻撃力を持つ。
更にOCGでは相手ターンに素材を取り除くことで、ありとあらゆる効果の発動を封じるというとんでもない効果を発揮する。
一応自分のターンには全く耐性がなく、効果を使うと攻撃力が減るのでライトニングよりはおとなしいが。
ヌメロンデッキのパワーバランス調整の余波で禁止カードになってしまったホープ・ゼアルだが、極め切った殺意の前には相手は抵抗する気力すら失うというのか。
何もさせずに殺す

⚫︎FNo.0 未来皇ホープ
最終回で遊馬が使用した未来の希望皇ホープ。
ランク0、攻・守0、ダメージ0、戦闘破壊されない、戦闘した相手が味方になる、
と実に九十九遊馬らしい効果を持つ。
お前が殺せ

⚫︎FNo.0 未来皇ホープ-フューチャー・スラッシュ
自身の必殺技名を冠した未来皇ホープ。
未来皇だけでなく「希望皇ホープ」モンスターにも重ねてエクシーズ出来る。
基本的なステータスと戦闘破壊耐性はそのままに(厳密に言えば戦闘破壊耐性もブレイビング・メモリーの効果由来だが)、
互いの墓地のNo.の数だけ攻撃力を上げ、エクシーズ素材を使ってもう一度だけ攻撃出来るという、
最終回で遊馬が使用したブレイビング・メモリーの効果を内蔵しており、完全なアタッカーとなっている。
やっぱり俺が殺す

⚫︎FNo.0 未来龍皇ホープ
ホープドラグーンと合体した未来皇ホープ。
破壊耐性が効果にも対応し、打点3000とモンスターに対する万能無効を備えた壁役。
さらにフィールドのモンスターの効果を潰せばそいつのコントロールを得て味方にできる。
仲間を増やしてプレイヤーを殺す

⚫︎CX 冀望皇バリアン
ナッシュが使用するもうひとつの「きぼうおう」。
本来なら「きぼうおう」である点や属性、種族が同じこと以外関係性はほとんどないはずだが、
ビヨンド・ザ・ホープにバリアンズ・フォースかアージェント・カオス・フォースを使って出せたり、(アスフォならV、ヴィクトリーでも可)
墓地の希望皇ホープ系列の名前をコピーすればRDM-ヌメロン・フォールでホープ系列を出せたりする。
また、ビヨンドの1killに必要なパーツの多くを共有できるため【希望皇】デッキに出張したり出来る。
エクストラデッキ圧迫という弱点もあるが、FA-クリスタル・ゼロ・ランサーよりはサポートが共有できるので採用の余地はある。
仲間の力を借りて殺す

⚫︎No.98 絶望皇ホープレス
黒主体のカラーリングで禍々しくも何処かヒロイックさを残す、ダークヒーロー然とした新たな「ホープ」であり「真のアンチホープ」。
闇属性・反転した攻守・右肩にNo.の数字(ホープは左肩)・場にホープがいるなら墓地から蘇ってホープを取り込む(X素材にする)と言うホープメタな効果を持つ。
しかし、このカードを一番上手く扱えるのも実は【希望皇ホープ】といった「ホープの天敵でありながら共存出来る」不思議な立ち位置である。
「第三勢力でありながら最終的には共闘するライバル」なポジションと言うべきか。
殺される前に踏み潰す

⚫︎No.39 希望皇ホープ・ダブル
元祖、ルーツ、ビヨンドに続く4番目のNo.39。素材一つをコストにダブル・アップ・チャンスをサーチし、ダブル以外の希望皇ホープにエクシーズ・チェンジできる。さらに、チェンジしたモンスターはダイレクトアタックできない代わり、攻撃力が倍になる。
この系列のモンスターでは初のOCGオリジナルで、新マスタールールで思い切り割を食ったホープ・カイザーのサポートとして機能する。ランクは問わないため、希望皇ホープであればランクアップ体にもチェンジ可能。
これには遊馬先生もきっとビックリだろう。
ちなみに、コイツ自身は攻撃を無効にできない上、攻撃力が0なのでダブル・アップ・チャンスは使えない。
変身して殺す

⚫︎No.XX インフィニティ・ダークホープ
まさかまさかの漫画版ARC-Vから参戦した「闇のホープ」。ラスボスのEVEが使うカードで、漫画のARC-V世界でも有名な『伝説級のカード』を模した物の一つ。*2
効果は戦闘で破壊されたモンスター1体を自分フィールド上に守備表示で召喚しつつ、1ターンに1度自分フィールド上の特殊召喚されたモンスターの攻撃力分回復出来るというもの。
原作では蘇生できるのは自身のモンスターのみという守備的なモンスターだったが、OCG参戦に際し効果を調整したら、結果的に「自ら敵を殴り飛ばして味方を増やす」という未来皇ホープを思わせる効果になった。
攻守4000のステにより並大抵のモンスターなら容赦なく殴り倒しつつ、ライフゲインで有利を取っていくカードとなっている。
要求素材はレベル10モンスターを2体なのでどちらかといえば列車等のレベル10重視デッキ向けだが、名前にホープが含まれるので「HRUM-ユートピア・フォース」で任意のホープからエクシーズチェンジ可能。「ホープ」デッキとシナジーが無いわけではない。
闇属性の高ランクエクシーズなのでペイン・ゲイナーにチェンジするのも悪くない。
ライフ差と戦力差をつけて殺す

⚫︎No.99 希望皇ホープドラグナー
人型に進化したホープドラグーン。互いのターンにオーバーハンドレッド以外のナンバーズをエクシーズ扱いで呼び、相手の攻撃宣言時に攻撃モンスターの攻撃力を消去する。
ダブルに続くOCGオリジナルのホープで、ドラグーンと異なり「希望皇ホープ」なので各種サポートに対応するのが強み。
「HRUM-ユートピア・フォース」か「ゼアル・フィールド」と併用すれば呼び出したナンバーズに素材を補給できるが、カイザーと異なりこっちは1体しか呼べない代わりランクも攻撃力も問わない。ダブルからこいつを呼ぶ→ドラグーンをEXから呼んで素材を補給→墓地のホープを蘇生してランクアップ、と繋げれば手札消費最低2枚でエクシーズモンスターが3体並ぶ。
先攻ならタイタニック・ギャラクシーでも呼んでおけば最低限守りは固められる。そのほかだとカオス・ダイソンやレクイエム・イン・バーサークなど素材なしで機能するナンバーズも候補。
なお、コイツの効果によるナンバーズ展開はエクシーズ召喚扱いなので蘇生制限をクリアするのは覚えておこう。
100の方法で殺す

⚫︎No.39 希望皇ホープ・ライジング
ドン・サウザンド戦で使用された罠カード、ライジング・ホープの再現として登場した5番目のNo.39。どこまで増えるんだNo.39。
特殊召喚時に墓地のホープ・ライジング以外のNo.を守備表示蘇生させて自身の素材を全て譲り渡す。
更に自分がエクシーズ召喚に成功すると墓地から除外デメリット付きで自己再生してくる。
守備表示でのNo.釣り上げ、自身の攻撃力は0とそのままでは攻めるのに向かないため制圧要員を釣り上げたり、ホープ系を釣り上げてエクシーズチェンジやランクアップを経由して反撃の狼煙を上げたい。
またダブルを釣り上げてホープ・ライジングを2体並べたり、ホープ系を釣り上げてフューチャー・スラッシュを2体並べればライジングの自己再生も絡めて最低でも攻撃力5000のNo.100 ヌメロン・ドラゴンが降臨する。
仲間を蘇らせて殺す

⚫︎FA-ホープ・レイ・ランサー
正確にはホープではなく、アーマード・エクシーズの効果でホープを装備したブラック・レイ・ランサー
永続的な相手モンスター弱体化とバトルフェイズ開始時に相手モンスターの効果無効化、戦闘破壊したらX素材を消費して1度だけ追加攻撃と攻撃的な効果を持つアタッカー。
手札の魔法・罠を捨ててランク4以下に重ねてエクシーズ召喚する事も可能なのでホープに重ねて出すなんて事も可能。
効果に頼る軟弱者を殺す


【サポートカード】

⚫︎ダブル・アップ・チャンス
アニメでもおなじみの速攻魔法。
ホープのサポートと言ったらまずこれを思い浮かべるデュエリストも多いはず。
アニメと違ってサポートとしての環境は厳しいが爆発力はかなりのもの。
ダブルからサーチできるため、ダブル→ホープと進化することで、レスキューラビット1枚から打点10000が出るようになる。
通常ホープ以外でも熱き決闘者たちとのコンボで活用出来る。

⚫︎Vサラマンダー
真月との友情ごっこのカード。
召喚時にホープ系を蘇生し、ホープレイVの装備カードになれるモンスター。
装備状態の時に装備モンスターの素材を1つ消費する事で、装備モンスターの効果を無効にする代わりに相手モンスター全破壊&その数×1000バーンと言う豪快な除去を飛ばす。
オーバーキル気味だがVブレードシュート→Vサラマンダー・インフェルノ→ダイレクトと決まると非常に気持ち良い。
ちなみに素材さえ持っているならどんなエクシーズモンスターが装備してても効果を使えるのでこいつ辺りが装備しても全体除去は使用可能。

⚫︎エクシーズ・エージェント
デュエル中に一度だけ墓地からホープ系の素材になるモンスター。
特にデメリットもない素材補充効果を持つがレベル2なのでホープデッキに採用しづらいのが難点。

⚫︎エクシーズ・チェンジ・タクティクス
ホープ系のエクシーズ召喚時にライフ500を払って1ドローできる永続魔法。
ダブル→ホープ→ホープレイorONE→ライトニングで4ドローTUEEEEEEEE!!!!

⚫︎希望郷-オノマトピア
WP枠。アストラル世界がフィールド魔法に!
ホープが特殊召喚される度にかっとビングカウンターが溜まり、場のモンスターの攻撃力をx200アップさせる。
カウンターを消費してオノマト組をリクルートも出来る。

⚫︎ホープ剣スラッシュ
「コレクターズパック」で登場した装備魔法。
「希望皇ホープ専用の装備魔法で、装備モンスターに効果破壊耐性を与える効果、
モンスターの攻撃が無効になる度に攻撃力500アップの「ホープ剣カウンター」を装備モンスターに置く効果、
装備モンスターのエクシーズ素材の代用になる効果の3種類を持つ。
単体で見れば優秀だがやや影が薄い。

⚫︎ホープ・バスター
通常魔法。ホープが場にいる時だけ使えるバーン効果が追加された地割れ。

⚫︎ムーンバリア
攻撃が無効になった時に
そのターンのエンドフェイズにして仕切り直すか、希望皇ホープの攻撃力を倍にするかを選択する効果、
希望皇ホープがエクシーズ素材を取り除く代わりに自身を墓地から除外する効果の2種類を持つ速攻魔法。

⚫︎リバース・ブレイカー
装備モンスターの攻撃宣言時に魔法・罠除去を行う効果を持つホープ専用装備魔法。

⚫︎リリース・リバース・バースト
希望皇ホープをリリースしてセットされた魔法・罠カードを全て破壊する罠版羽根帚。
シンプルながら羽根帚と比べると利便性には雲泥の差がある。

⚫︎運命の扉
罠モンスターの1体であり、相手の直接攻撃を無効にした後に効果モンスターとして特殊召喚される効果、
墓地の希望皇ホープを除外することで「除外したホープ×500」の自己強化及びバーンを行うモンスター効果と2種類の効果を持つ。

⚫︎希望皇オノマトピア
10期で出現したミニホープ。
オノマト組全てに属する効果外テキストと、手札のオノマト組を各1体まで特殊召喚できる展開効果を持つ。使ったターンはエクシーズ召喚しかできないのでリンクモンスターを使う場合は先に出すこと。

⚫︎シャイニング・ドロー
まさかのOCG化を果たしたシャイニング・ドロー。
ドローフェイズに引いたこのカードを公開し続ける事でメインフェイズ1に発動可能な通常魔法。
ホープ系にデッキ・EXから好きなZWを同名1枚までで可能な限り装備、もしくはホープ系を別のホープ系にランクアップorランクダウンさせる。
ZWの装備効果は風神雲龍剣・雷神猛虎剣の同時装備で強固な耐性を付けると言った浪漫コンボや本来なら装備出来ないZWを装備させられたりもするが、ZWのステータス強化を受けられない点には注意したい。
ホープのランクアップorダウンは状況に応じて好きなランクのホープ系を呼べるのが強みだが、発動条件の不安定さとRUM関連の拡充、ホープ・ダブルの存在からやや微妙。

⚫︎HRUM-ユートピア・フォース
ストラクチャーデッキ収録のホープの英語名を冠したホープ専用RUM。
ランク4以下のホープをランク10以上のホープへ一気にランクアップさせる。
更に自身が墓地にいる時にランク10以上のホープの効果でエクシーズモンスターが特殊召喚されたら素材となるので、ダークホープやドラグナーで呼び出したモンスターが効果を使える状態に出来る。
勿論再び墓地に送られたならまた補充効果を利用可能。

⚫︎希望皇アストラル・ホープ
ストラクチャーデッキ収録のアストラルモンスターと化したホープ。
エクシーズが場に居ると言う緩い条件で特殊召喚可能で、自身以外の手札か場のカードをコストに「エクシーズ」・「オノマト」・「ゼアル」・「ナンバーズ」魔法罠の内1枚をサーチ出来る。
サーチ対象が幅広く、手札で腐ったカードをコストに出来るため手札事故の軽減にも役立つ。
エクシーズが居れば出せるお手軽さから各種素材要員としても優秀。

ゼアルカード

⚫︎ZW
ZEXALシャイニングドローで創造する、モンスター兼ホープ系専用の装備カード。
効果はピンきりだけど、どいつもこいつも難読漢字ってレベルじゃねーぞ!

⚫︎ZS-武装賢者/ZS-昇華賢者
ホープのエクシーズ召喚に使うとそれぞれZW/通常魔法のRUMをサーチするZS。
2体とも特殊召喚効果持ちの☆4なのでホープに繋げやすい。

⚫︎RUM-ゼアル・フォース
通常魔法。アニメでは出そうで出なかったホープ・ZW用のRUM。
場のエクシーズモンスターをランクが1つ高いホープかZWへランクアップさせ、デッキトップにZWかZSを置く。
相手よりライフが2000少ない時に墓地から除外して1ドローする効果もあり、トップ操作と併せて擬似的にシャイニング・ドローを再現。

⚫︎ゼアル・エントラスト
ホープかZW・ZSを蘇生もしくはサルベージする通常魔法。
相手よりライフが2000少ない時に墓地から除外して同名以外のゼアル魔法・罠のサルベージも可能。

⚫︎ゼアル・アライアンス
自分のエクシーズが相手によって破壊されたら、自分のライフを10にし、攻撃力倍化・効果破壊耐性・アニメのNo.耐性を付与させつつホープを蘇生させ、デッキトップに好きなカードを置く通常罠。
発動させにくかったホープレイの効果も使える様にしつつ、次のドローがデスティニードロー確定にもなる。
ただし、ライフが極限まで減るので思わぬバーンで即死しかねないのと、結構穴の多い耐性には要注意。
地味に発動後はライフを回復させなければホープONEの効果が使えないのも玉に瑕。

⚫︎ゼアル・カタパルト
手札からZWかZSを特殊召喚し、自分の場にホープがいれば味方モンスターのレベルを4か5に統一する通常魔法。
墓地に送られたターンには使えないが墓地の自身とZWかZSを除外して相手のカード1枚を破壊する効果もある。
主に手札から装備出来ないZWの装備補助に。
レベル統一の方は既にホープを出した後になるので、使うのであれば主にZWエクシーズを出すのが無難。
墓地効果は対象を取る破壊効果なので防がれやすく過信は禁物。

⚫︎ゼアル・フィールド
フィールド魔法となったゼアルⅢの特殊能力。
自分のエクシーズモンスターを対象にする自分のカード効果へのチェーン不可、自分のエクシーズモンスターの特殊召喚時に墓地・EXからエクシーズモンスターを素材として補充する効果、ドローフェイズのドロー前にデッキ内の「シャイニング・ドロー」をデッキトップに持って来る効果を持つ。
1つ目のチェーン不可はZWなどの装備やRUMだけでなく、自身の2つ目の効果も対象になるので安全にエクシーズモンスターを出しやすくなる。
2つ目の効果は単に素材を補充するだけでなく、特定のモンスターを素材に要求する効果を持つCX・CNo.の効果のサポートにもなる。
3つ目の効果である積み込みトップ操作は「シャイニング・ドロー」の発動をサポートするが相手ターンを凌ぐ必要がありやや不安定。確実性を高めたいならメタバースなどで相手エンドフェイズに発動するなどの工夫が必要。


【余談】

アニメでの担当声優はゼアルのモブやモンスター役、ARC-Vのセルゲイ役の遠藤大智氏。
ゼアル放送中はあまり目立たなかった遠藤氏であったが、ARC-Vで演じたセルゲイがトンデモない変態キャラクターであり役の意外性、
ホープの上記の殺意ネタとセルゲイの戦法の「耐え抜いて逆転する」がゼアル劇中や現実のOCGのホープ運用とあまりにマッチしている事、
その回での柊柚子が安否不明になり前作の主人公の切り札がヒロインにやばい事をするという、
主人公モンスターにあるまじき構図になった為、短い期間にネタが定着するという風評被害を被る。
耐えて耐えて耐え抜いて柚子を潰す
絶対に許さないぞホープ!

『COLLECTION PACK 2020』では、まさかのアストラル文字表記で希望皇ホープが再録された。
No.(ナンバアズ)39 キボオホオプ
エクシイズ・コウカ
ランク4/光属性/センシゾク/アタク(ATK)2500/デフス(DEF)2000
☆☆☆☆×22(レベル4モンスター×2)
(1):ジブンマタワアイテノモンスタアノコウゲキセンゲンジ、
コノカアドノエクシイズソザイヲ1トリノゾイテハツドウデキル。
ソノモンスタアノコウゲキヲムコウニスル。
(2):コノカアドガエクシイズソザイノナイジヨウタイデ
コウゲキタイシヨウニセンタクサレタバアイニハツドウスル。
コノカアドヲハカイスル。

遊戯王OCGの公式大会規定では2013年のルール改定以降、
日本語版のOCGしか使用できないと明記されており、
初期の抽選プレゼントやストラクで存在したOCG版の英語・中国語の青眼も
れっきとした日本OCGの製品であるにもかかわらず使用できない。
だが、このアストラル文字表記のホープは公式大会での使用が許可されている。

初出は封入率がかなり低いプリシクでしか存在せず、相場もかなり高額であったが、
ストラクチャーデッキ-オーバーレイ・ユニバース-の特典カードとして
ウルトラレア仕様のものが必ず封入されているので、
レアリティに拘らなければ入手は非常に容易。
アニメ再現がてらこのカードを使うのも一興と言えるだろう。

しかし公式大会で使用が許可されているとはいえ、
アストラル文字のこのカードは読むのが非常に面倒であり*3
公式も使用する際はトラブル回避のために日本語表記版のホープを別途用意することを推奨している。
前述のとおり「再録皇」と呼ばれたほど再録されまくって市場に大量に出回っているので、
ものによっては数十円で買える場合もある。
アニメ主人公の不動のエースなのだから相手も効果を知っているはずだ、などとは考えずに
きちんと対戦相手の事を思いやり、テキスト確認用に日本語版を別途用意するのが決闘者としてのマナーと言えるだろう。


『No.39 希望皇ホープ』というなかなかかっこいいZEXAL初期のCMで使われた曲があるのだが、
『心の解放』やら『遊馬のテーマⅡ』やら、ZEXALに神曲が多いために初期の初期で出番がほとんどなくなったかなしいBGMである。


ゲームではTF6にて宮田ゆまのデッキに何故か1枚だけ入っている(ちなみに彼女はHEROデッキ使いである)

理由は彼女のストーリーで明らかになる。というか名前が大ヒント。


なお、ページ冒頭の召喚口上はアストラルのものであり、遊馬は口にしていない。
漫画版では


オレの戦いはここから始まる!
白き翼に望みを託せ!
現れろNo.39!!
光の使者 希望皇ホープ!!

と、ほぼ同じ口上を口にしている。


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最終更新:2024年03月06日 06:40

*1 「未来」の読みは「みらい」なのだが、それを「みく」と読み間違えた者によって主張された説である

*2 他に出しているのが幻魔と称された融合モンスターの《幻魔帝トリロジーグ》、時械神の名を持つシンクロモンスターの《時械神祖ヴルガータ》と、EVEのエースモンスターは歴代作品のボスキャラが使うカードを意識している為、遊馬の使うホープというよりはむしろドン・サウザンドの使うヌメロンナンバーズやナッシュとしての凌牙が使う《CX 冀望皇バリアン》等を意識したものと思われる。

*3 カタカナを崩した表記であるため、時間をかければ読めないことはないが