フェアな殺人者(古畑任三郎FINAL)

登録日 :2012/07/28(土) 00:27:38
更新日 : 2017/09/27 Wed 15:11:58
所要時間 :約 5 分で読めます





今回の犯人は、常にフェアプレイを好むスポーツマンです。

人を殺したという以外は、実に公明正大な人物です。

そしてアメリカ大リーグで活躍する、
ある日本人野球選手と

全く同じ名前で、顔もそっくりです。

しかし、別人です。

お間違えのないように。




古畑任三郎FINALシリーズの第2弾。2006年1月4日に放送。


【あらすじ】
警察を退職して、ホテル勤務になった向島を激励する為に古畑、今泉、西園寺の3人は向かっていた。向かう車の中で古畑はイチローの記事を読んでいる。

一方その頃、ホテルにはスーパースターであるイチローがチャリティイベントの為に帰国し訪れていた。

警備の待合室で昔話に華を沿える古畑達、そこにイチローがひょっこり現れる。


【登場人物】
ご存知主人公。イチローの大ファンで、西園寺を通じてイチローにサインボールを貰う。

ご存知相変わらずのヘッポコぶり。Tシャツにサインしてもらうが訳あって偽物、作中でイチローにでこを叩かれた。夢は警視総監とでっかい。

  • 西園寺守(演:石井正則)
ご存知有能な小男。作中でイチローに握手をしてもらった。最後の方はちょっとおいしいポジション。

現実でもフィクションでも名実共に世界最高の野球選手。向島の腹違いの弟。好きな言葉はフェアプレー。

  • 向島音吉(演:小林隆)
警察を退職し、警備員に転職。イチローの腹違いの兄という超重要ポジションに踊り出る、設定が軽く超展開。

  • 郡山繁(演:今井朋彦)
フリーのライター、向島をあるネタで揺すって金を搾り取っている。因みに今回の犠牲者。



以下ネタバレ(古畑シリーズを見てたら察しが付きます)















VSイチローと銘打ってるだけあって今回の犯人は イチロー
向島が郡山に脅され、金を恐喝されていた。それを知ったイチローは激怒し、郡山と話し合いをするが交渉は決裂、後に殺害。

殺し方は今までの犯人とは違い、毒入りと蜂蜜入りカプセルの2つを用意してどちらかを互いに飲むというゲーム性の高い殺し方をした。

物語も態と証拠を残したり、証拠となるボールの隠し方がイチローの強肩を使った方法を取ったり、
イチローが好きな言葉とされるフェアプレーの精神に乗っ取った展開をしている。
因みにイチローは嘘も嫌いと言っており、「被害者に会いましたか?」という古畑の質問に「会いました」と本当の事を言う等、
「嘘を見抜く天才」タイプの推理役でもある古畑にとってはある意味手強い難敵となった。

また野球等も作中に取り入れており、打者イチロー、投手古畑という形で対決が実現。結果1ストライクを取るも2球目を痛打されてしまう。


【余談】
○有名な話だが初めてのセリフ合わせでイチローは既に自分の役のセリフを暗記していた。
(自分は演技に関しては素人なのでやれることはやって撮影に臨みたいと思っていた)
この姿勢を古畑役の田村正和は『役者の鑑』と評価。

イチローがプロフェッショナルと呼ばれるエピソードの一つでもある。

脚本家で古畑シリーズ生みの親である三谷幸喜は、イチローに犯人役を演じさせるにあたって、
本人に悪いイメージを与えないようイチローの役柄を「イチローと言う名のアメリカで成功した寿司職人」や、
「ハチローと言う名のメジャーリーガー」等の設定を考えていたが、
イチロー本人の希望で「イチローと言う名のメジャーリーガー」という至って本人に近い設定になった。
それ故かシリーズ恒例の古畑が視聴者に問い掛けるシーンでは、第一に「これは現実のイチローとは関係ない」旨の説明がされた(項目冒頭の一文)。そりゃそうだ。

○イチローが使った殺しのトリックは、シャーロック・ホームズの最初のエピソードである「緋色の研究」がモチーフとなっている。

○被害者である郡山繁を演じた今井氏は、後に三谷が全脚本を担当したNHK人形劇「シャーロックホームズ」において、
ヘンリー・バスカーヴィル役として出演している。



えー、追記・修正は、
フェアプレーの精神でお願いします。

古畑任三郎でした。
   /⌒⌒ ̄ ̄\
  /      ヽ
  / /\_   |
 ( /   ヽ  |
 ヽイ==((===、|  |
  <●//●> ||ヘ リ
  | / n  ハ|ノ /
n |(_/ヽ〈ノ /
||_ ヽ ̄ ̄`/|_)
|三スO|__//|\\
ヽ ))// | ̄ |< ヽ
「 ̄| フ |  | /  |

この項目が面白かったなら……\ポチッと/