フラム・ナラ

登録日 :2012/07/24(火) 20:06:28
更新日 : 2017/04/22 Sat 11:51:03
所要時間 :約 5 分で読めます







ゼハート様の為に…




機動戦士ガンダムAGE』の登場人物。



第3部のキオ編に登場したヴェイガンXラウンダーである。ツインテールに束ねられた薄紫色の髪が特徴な女性。

ロストロウランの攻防戦終了後、ザナルド・ベイハートよりゼハート・ガレットの副官兼監視役として送られている。

ザナルドの命令よりも、「兄が命を捨ててまで守ったゼハートの人間性を見極める」という個人的な目的を優先している。

その兄とは、マジシャンズ8の最後の生き残りであった同部隊長のドール・フロストである。
そして、ゼハートがドールの犠牲に見合わない人物であったなら、すぐに殺害するつもりであった。

しかし、第4部に至るまでに彼の人となりを理解し、元地球連邦軍基地であるルナベースの攻防戦の頃には本心から慕うようになり、自分の真意を彼に告白、そして彼を支えていくことを心の中で誓った。

ちなみにこのとき、彼女の素性、目的なども全てゼハートに見抜かれていたが、「使える人間は側に置いておく」という理由で黙認されていたということが判明した。






3部までは補佐役に徹していたが4部ではパイロットとしてMSに搭乗。
パイロットスーツは一般兵とは違って薄い桃色、搭乗機フォーンファルシアも同色で塗られている。
長い髪はお団子状に纏めて串で止めている。可愛い。

戦闘は不慣れではあるが、上記の戦闘でフォーンファルシアで出撃。
キオ・アスノガンダムAGE-FXと対峙し、キオの呼びかけに戸惑いながらもフォーンファルシアの性能をいかんなく発揮して互角以上の戦いを見せた。(この事から元々パイロットとしては素質があった模様)
フリットには「気合が実力に伴っていない」と言われてしまうけどね。

ゼハートが新たなヴェイガンの指導者となり、ガンダムレギルスを受領、慣熟を兼ねてシドと交戦した際一人助けに行こうとしたり、
決戦前に頬を赤らめるなど、ゼハートに対して好意を抱いているふしがある。


地球圏での最終決戦において、戦局を打開すべくゼハートに要塞砲の射線上にガンダムを誘きだすことを命令され、
味方の犠牲も厭わないその命令に戸惑いを覚えるも、ゼハートの為に命令を遂行する事を決め、ガンダムと戦闘に入る。

キオの説得を一切介さず驚異的な執念と覚悟で終始AGE-FXを圧倒する。
その戦いぶりは苛烈の一言で連結したビットによる収束ビーム砲や絶え間無い全方位射撃で無敵を誇ってきたFXのファンネルバリアを突破し撃破寸前まで追い詰める。

しかしキオを庇い参戦したアセムにそれを阻まれ続いて交戦。
アセムの技量に圧倒されるもファルシアバトンで攻撃は全て防ぎきるなど初出撃とは別人のように奮戦する。

ドッズランサーと零距離ドッズガンの連射に追い詰められるも同じく副官であるレイル・ライトに救われ事なきを得る。

レイルがフラムと共に作戦に殉じる覚悟をしていたことで二人でゼハートの作戦のため、エデンのためにガンダムに挑む。

フリットも参戦したことでガンダム三機を相手取る事となり、作戦通りガンダムを釘付けにすべく戦いを続けた。

しかしキオを殺害一歩手前まで追い詰めた所をオブライトの乗るジェノアスOカスタムジョナサン・ギスターブクランシェに阻まれ、
共に闘ったレイルもオブライトに撃破され戦死してしまう。

これに激昂したフラムがオブライトに襲いかかるも怒りで注意がそれていたのかジョナサンに組みつかれ機体に銃口を押し付けられる

戦死したデレクとセリックの敵討ちに燃えるジョナサンはそのまま引き金を引こうとするが
怒りと執念に燃えるフラムはそれを凌駕する反応でビームリボンでクランシェを両断、ジョナサンを殺害する。
三人の無念に報いるため、怒りに燃えて向かってきたオブライトと文字通りの死闘を繰り広げることとなった。


この時の戦闘はガチの名シーン。

捨て身のオブライト機は片腕を犠牲にしファルシアバトンと左足を両断。
それに激昂したフラムがOカスタムのコクピットに腕部ビームサーベルを突き立て致命傷を与える。

この……!!雑魚がぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!

フラムが「今さら足掻いた所で…」と勝利を確信した瞬間……
致命傷を負いながらもビームサーベルを持ちかえたオブライトに反撃され、ファルシアのコクピットの真下を貫かれフラム自身も致命傷を負う結果になる。


壮絶な相討ちであった。


要塞砲の発射が迫る中、精神世界でゼハートと対話する。
彼女は悔いはないと、そして満足そうな表情で要塞砲のビームの光の中に消えていった……。




フラムに関してはゼハートも大切に思っていたようでアセムによってガンダムが離脱に成功し、
仕留められ無かったと知ったことで彼女を無駄死にさせてしまったと狂乱、結果的に彼の戦死に繋がる一因になってしまった。


ゼハートの事を一途に慕い続けたフラムだったが、彼の追い詰められる心情を救うことが出来ず、
司令官としてのゼハートとしか接する事が出来なかったのがゼハートを追い込むことになったのは皮肉としか言いようがない。




■MEMORY OF EDEN

基本設定はほぼアニメ版と同じだが、ゼハートがコールドスリープから目覚めた時からの部下で
ゼハートの下に付いた時にドールの妹であると言い、ゼハートに兄が命を賭して守る価値があるのかを見極めると宣言しており、
ザナルドからゼハートを監視するように言われていた描写はない。

ゼハートには地球に潜伏していた部隊の蜂起や、ラ・グラミスによるビッグリング破壊計画を報告する。
上記同様、最終的にゼハートの人となりを理解していく。また人の死の重みから幻影を見るゼハートを心配する描写も

ラ・グラミス攻防戦前にはゼハートから自分が大切な人間であることを伝えられる他、
最後のゼハートとの幻影シーンではゼハートとのキスシーンも追加されている。

また最後のシーンではゼハートの墓標にゼハートとともに名前が刻まれている。

TV版と比べてかなりヒロイン度が上がっている。



☆『スーパーロボット大戦BX
原作よりやや早めに登場し、オリバーノーツ襲撃時にスパイとしてゼハートの元に送り込まれる。
原作同様、彼に惹かれていくと言う経緯を辿るが、決戦シナリオである41話は大きく異なる展開を遂げる。

会話中に一瞬、互いのメッセージウインドウが途切れる(キスしているのではないかと思わせる)シーンが存在するなど、原作と異なり深い間柄になっている。
そして「これからも隣にいて貰わなくては困る」と言うゼハートに対して、フラムの方から「AGEシステムを確実に破壊する囮になる」と命がけの作戦を自ら志願する。

戦闘の顛末はセリックの戦死イベントと統合され、フラグ未成立の場合は
フラムがディーヴァに特攻して要塞砲の射線におびき出す→セリックが特攻してフラムと相打ちに→要塞砲をフォトンリングレイで相殺しようとするが、セリックが軌道上から離脱出来ない→要塞砲とフォトンリングレイが相殺され、フラムとセリック死亡……と言う流れに。
最期の言葉を遺す事もなく逝ってしまう。

一方、AGE系生存フラグが成立している場合、途中までの流れは同じだが、ナトーラが相殺ではなく要塞砲の軌道をずらす作戦を決行。
これによってセリックとフラムが同時に生存し、フラムはそのまま生きて撤退する。
この生存フラグはセリック・ゼハート・レイルと共有されているため、フラムが生存した時点でゼハートの生存も確定。
一旦は撃墜されたかと思われたゼハートの生還に合わせ、レイルと共に再出撃、そのまま仲間に加わる。

乗機はもちろんフォーンファルシア。加入が遅い事を除けば結構な性能を持っており、
またフラム自身がレアな精神コマンドである「感応」と「気迫」を所持しているので十分に一軍としてやっていける。

また、ビットとの連携攻撃が、「フォーンファルシアバトン(強)」と言う必殺技として登録されているのだが、
この武器、 フラムのカットインが最大4回入る (通常3回+トドメ演出で1回)。
「戦闘アニメ」と言う括りで言えばもっと気合の入っているアニメはたくさんあるが、
「パイロットカットイン」と言う括りで言えば、間違いなくBXで、いや近年のスパロボで最も力の入ったカットインとなっている。
担当スタッフは間違いなくフラムファンであろう。


ディグマ・ゼノン砲に呑まれてから追記・修正をお願いします。

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