エイジ・オブ・アポカリプス(X-MEN)

登録日 :2012/05/02(水) 23:59:34
更新日 : 2016/09/14 Wed 18:12:26
所要時間 :約 7 分で読めます





彼の教えは今もなお生きている……もしもう一度、人生をやり直せるとしたら…私は違う選択をするかもしれん異なる人生を送るかもしれん……





THE
AGE
OF
APOCALYPSE

『エイジ・オブ・アポカリプス(黙示録の時代)』は95年に『X-MEN』関連誌にて展開されたクロスオーバー大作。
その規模、話題性、物語から“アメコミ史上最大のクロスオーバー”と呼ばれている(規模だけで見た場合には他にもっと大きい作品がある)。

当時、人気絶頂にあった『X-MEN』はレギュラー関連誌だけでも8タイトルを数える一大ブランドであり、その関連誌全てが4ヶ月に渡り別タイトルに変化。
更に新タイトル8冊を加えて刊行された。

先駆けて展開された『リージョン・クエスト』によりプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアが死亡。X-MENが誕生しなかったためアポカリプスの侵攻を阻止できなかった「もう一つの世界」でアポカリプスに挑むマグニートー率いる反乱軍「Xメン」の最後の戦いを描く。

『X-MEN アポカリプス』が制作・公開された。
しかし、評価は低い。(製作費1億7千万ドルに対して全世界興行収入は5億ドルを突破しており、X-MEN映画シリーズの中では第3位の成績。北米興行収入も評価の高い『X-MEN ファーストジェレネーション』と同じ)。


【概要】

『X-MEN』とではプロフェッサーXとマグニートーの対立が基本となっていたが(90年代当時の『X-MEN』はMARVELの中心だった)この『エイジ・オブ・アポカリプス』では「未来からやって来たプロフェッサーXの息子リージョンがマグニートーを殺そうとして庇ったプロフェッサーXを殺害してしまう」と云う「IF」の世界が描かれている。

この事件により、本来の時間より30年も早く行動を開始した地上最強のミュータント、アポカリプスの総攻撃により世界は混乱と破壊に晒される事になった。

これにより、本来の時間軸で誕生する筈だったファンタスティック4やスパイダーマンも存在せず、キャプテン・アメリカも復活しない暗黒の時間軸に世界が落ちる事になったのである。

アポカリプスに対抗し得るのは亡き友の名を掲げた「Xメン」率いるマグニートーのみ。




【関連タイトル】

■X-メンα
創刊オリジナル。
レギュラーシリーズから改変された世界の説明。


■アストニッシングX-メン
『UNCANY X-MEN』から改題。
主役はローグ。
ローグチームとアポカリプスの息子であるホースメン・ホロコーストとの戦いを描く。


■アメイジングX-メン
『X-MEN』から改題。
主役はクイックシルバー。
クイックシルバーチームによる人類解放作戦と、ホースメン・アビスとの戦いを描く。


■ウェポンX
『ウルヴァリン』より改題。
主役はウェポンX(ローガン)。
「Xメン」と袂を分かったエージェント、ウェポンXの戦いとジーン・グレイとの別れを描く。


■ファクターX
『X-FACTOR』より改題。
主役はサイクロップス。
アポカリプス軍のエリートながら主に反旗を翻したサイクロップス。
……更に、運命の女ジーン・グレイが彼の前に現れる。


■ジェネレーション・ネクスト
『GENERATION-X』より改題。
主役はコロッサスと生徒達。
マグニートーの命により新世代ミュータントの指導にあたるコロッサスだったが、大反抗作戦を前に彼らに決死の作戦が伝えられ……。


■X-カリバー
『エクスカリバ−』より改題。
主役はナイトクローラー。
マグニートーの命を受けたナイトクローラーと、母ミスティークら別働隊の戦いを描く。


■ガンビット&X-ターナルズ
『X-FORCE』より改題。
主役はガンビット。
時間軸の改変の為に、多次元世界の入り口エムクラン・クリスタルを求めて銀河の果てへと旅立つガンビットらの奮闘を描く。


■X-マン
『CABLE』より改題。
主役はXマン。
ホースメン・シニスターがサイクロップスとジーン・グレイの遺伝子を利用して創り出した最強のミュータント、Xマンことネイト・グレイの覚醒を描く。


■X-メン・クロニクル1〜2
新タイトル。
『X-メンα』以前の戦いを描く。
マグニートーの愛娘、スカーレット・ウィッチの死やマグニートーとローグの馴れ初め等、レギュラーシリーズでは有り得なかった物語。


■X-ユニバース1〜2
新タイトル。
主役はグエン・ステーシー、ドナルド・ブレイク、トニー・スターク…etc.
本来の時間軸ではヒーローとなる筈だった「普通の人間達」とホースメン・ミハイルとの戦いを描く。


■ザ・チョーズン
新タイトル……と云うよりもキャラクター解説メインの特別号。
アポカリプスによる、メインキャラクターの「選ばれし者」と「忘れられし者」の選別付き。


■X-メンΩ
新タイトルにして最終章。
4ヶ月に渡り展開されて来た、上記の全ての物語から繋がるアポカリプス対Xメンの最終決戦を描く。
核ミサイルが世界に降り注ごうとする終末の刻に向け、この偽りの世界に如何なる結末が訪れるのか?


※97年に小学館から全3冊で分厚い邦訳版が発売されていた。
尚、単純にパラレルでは済まないレギュラーシリーズとの若干の矛盾が存在する。



【主要登場人物】

マグニートー
レギュラーシリーズではMARVELの代表的な悪役。本作では亡き友の名前を掲げるレジスタンスチームXメンを率いる。
磁力、重力、電磁波を支配する地上最強のミュータントの一人。

◆ローグ
マグニートーの妻。こっちの時間軸では公私を支えるマグニートーの若妻。
素肌で接触した相手の超能力を奪う危険な体質だが、マグニートーと反則的な方法でチャールズを妊娠した。

◆クイックシルバー
音速を超えるスピードで走る地上最速のミュータント。
本来の時間軸では悪人であるマグニートーとは確執があったが、こちらの世界では父の片腕としてXメンを率いる。
ストームとは互いに惹かれ合っている。

◆セイバートゥース
「ウェポンX」計画により生み出された勇猛な戦士。
こちらの時間軸では記憶の混乱も無く、Xメンの行動隊長として若手を支える頼れる兄貴。
ワイルドチャイルドなる相棒を引き連れている他、ツンデレロリ娘のブリンクに惚れられてたりと、かなり恵まれている。


◆ウェポンX
こちらの時間軸でのウルヴァリンだが記憶に混乱が無い。
ジーン・グレイとは恋仲で、捕らえられた彼女の処遇を巡りマグニートーと対立。
以降はフリーエージェントとなった。
サイクロップスとの戦いで片腕を失っている。


サイクロップス
次期ホースメン候補筆頭のエリート。
アポカリプスの部下として登場した。
しかし、密かにレジスタンスに協力していた。
ウェポンXとの戦いにより片眼を失っている。
ジーン・グレイと再会し、彼女と共に真にアポカリプスへの反旗を翻す。


ジーン・グレイ
テレパシー能力を持つ元Xメン。
恋人のウェポンXのサポートをしていたが、考え方の違いにより彼と別れ単独でアポカリプスの支配地域に潜入した。
サイクロップスと再会し、彼と共に奴隷達を解放し支配地域からの脱出を目指す。

◆ハボック
サイクロップスの弟だが、優秀な兄の影である事に不満を抱いている。
粗暴で、劣等人種である旧人類を見下している。


◆Xマン
ホースメン・シニスターが生み出した地上最強のミュータントの一人。
意分子組成すら操る。
戦いの後に本来の時間軸へと移動する。
一時は死亡したが最近復活した。


◆ビショップ
時間の放浪者となった本来の時間軸でのXメンの一人。
こちらの世界のマグニートーは、彼の記憶に触れて本来は自分こそがアポカリプスの役目を果たす存在だったと知った。


■フォー・ホースメン
「黙示録の四騎士」と呼ばれる、アポカリプスの腹心たる最高幹部。
シニスター、ホロコースト、ミハイル、アビスの四人で構成される。


◆アポカリプス
5千年前のエジプトに誕生した地上最強のミュータントの一人。
強き者のみが生きる世界の実現を目指しているのは本来の時間軸と同じだが、エグゼビアの死による歴史改変により反対勢力が誕生しなかった為に、容易く世界を滅ぼしてしまった。
……最終決戦では……
チート化してキャラクターがコズミック・ビーイングレベルに引き上げられた。





追記修正は友の名にかけて本来の時間を取り戻してから。

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