打ち切り(海外ドラマ・ラジオ番組)

登録日:2013/04/17 Wed 19:06:50
更新日:2024/02/21 Wed 19:42:07
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打ち切りとは、物事を中途で取り止める事を指す。
それは企業や救護などの各種活動、各種契約、各種交通機関の運行、など様々な局面で見られるものであるが、オタク的には各種メディアでのものが馴染み深い。

概要

いかに面白い作品も打ち切られてしまえば水の泡、そこから先は観ることができない。
有史以来数限りない作品が打ち切りの憂き目に逢い、無数の作者や製作者、そして読者が涙を飲んできた。
本Wikiで 「打ち切り」とタグ検索する と多くの作品がヒットする事からも、打ち切りがいかに多くの人々を悲しませたかはお分かりいただけるだろう。
まあ多くの場合面白くないから打ち切られる事は否定できないのだが。

なお、長寿作品が終了すること自体を片っ端から打ち切り(終了に追い込まれる)扱いする人もいるが、始まりがある以上終わりはあるため、終わることを十把一からげに打ち切りと呼ぶのは適切でない。
予め念入りに計画を立て、綺麗に終わらせたものに関しては完結或いは円満終了と考えるべきである。

詳細については、テレビ番組は打ち切り(テレビ番組)、漫画は打ち切り(漫画)、ライトノベルは打ち切り(ライトノベル)ソーシャルゲームサービス終了で解説する。

ここでは、海外ドラマとラジオ番組における打ち切りの事情について解説する。


【海外ドラマ】

海外ドラマはシステム的に打ち切りエンドにならざるを得ないようになっている
これは「1シーズン目から何シーズンも続けることを前提とした話を作る」という方針が取られているのが原因。
よって、最終回でも大きな謎や伏線は放置したまま、主人公がピンチになったり新たな火種が登場したりしつつ次シーズンへ引いて終わる。
主人公の大きな目的は終わったのにまだ続くこともザラ。

これは昔の連続映画で「主人公が崖にぶら下がるピンチで次回に引いて終わり」という手法がよく用いられていたことにちなんで「クリフハンガー方式」と呼ばれる。
日本的に分かりやすく言うならオシシ仮面方式。

しかし人気が出なければ当然そのシーズンで終わってしまうため、何年も続いた挙句尻切れトンボならまだいい方で、大抵は謎も伏線も回収しないまま投げっぱエンド…というケースが後を絶たない。
100話達成記念パーティーが開かれたり、達成記念でスペシャルエピソードが作られたりすることからもその熾烈さはうかがい知れるだろう。
ファイナルシーズンを作る猶予が与えられたドラマは本当に幸せである。

この他輸入番組特有の事情として、本国ではシーズンを重ねた人気番組であったが日本での視聴率はさっぱりで早々に放送終了、というパターンもある。
わずか4回でテレ朝ゴールデン帯の放送を打ち切られた「F.B.EYE!!」はその代表例といえるだろう。
NHKやBS、専門チャンネルに新作の放送が移行し、地上波の民放キー局が撤退した現在においてはここまでひどい打ち切りは見られなくなった。


  • 新・逃亡者(2000-2001、日本では2001-2002)
往年の名作ドラマで映画化もされた「逃亡者」の現代版リメイク。
日本初放送となったBSフジの目玉番組とされ、
  • 地上波フジテレビのゴールデン洋画劇場にて初期エピソードを数度に渡り放送
  • 同時にレンタルビデオ店での貸出も開始しBSへの視聴誘導を図る
  • サービスを開始したばかりで普及率も低かったBSデジタル放送にもかかわらずヤマザキナビスコ(現:ヤマザキビスケット)がスポンサーに付く
…など、当時の海外ドラマ・BSデジタル事情からすれば破格の扱いを受けていたのだが、
最終話は「主人公をはじめとした主要人物らが何者かに銃撃を受け、彼らの生死も物語の謎もわからないまま、すべての伏線を投げっ放して終わる」という典型的なクリフハンガーであった。
ちなみにこの最終回の日本版サブタイトルは「隠された真実」。
結局新シーズンは制作されず、新・逃亡者の真実は今でも隠されたままである。

このような半端な終わり方をしたにもかかわらず、原作の持つ知名度から地方局やCSにて再放送が繰り返された。
最終回を迎える度に初見の視聴者から「続きはないの?」「これで終わり?」などの疑問や、反感を買ったのは言うまでもない。
なお、それまでのエピソードは1話または2話前後編で完結していたため、最終回の尻切れトンボっぷりがより目立つ格好となった。
当時BSデジタル放送チューナーを1台買うだけで6~10万円と、デジタル放送普及後のチューナー内蔵テレビ1台と変わらないくらい高額だったため、このドラマのために導入した人は間違いなく憤慨しただろう。

  • オデッセイ5 (2002)
アメリカで制作された海外ドラマで、大気圏外でのミッションを行っていたスペースシャトル「オデッセイ」のクルー達が、地球が消滅する瞬間を目撃。消滅の衝撃波に巻き込まれてしまうが、クルー達を助けたシーカーと名乗る異星人は、滅亡の原因は地球上で起こっていると告げ、5人の精神を5年前の過去へと送る。未来の記憶を持つ彼らは地球の消滅を止めるために原因を探しはじめるというSFミステリードラマ。
日本テレビでは2005年に放送されていたのだが、ドラマが制作されていた2002年当時、現実に起きたシャトル事故の影響により、20話で制作が打ち切られてしまった。そして最終話となる第20話の最後に、
「オデッセイ5は本エピソードを持って終了します。当初は続編の制作、放送も予定されていましたが、諸般の事情により1シーズンで終了したとの事です。地球消滅の謎を解明出来ないまま終了してしまいますが、ご了承下さい」
とテロップが表示される事となった。

  • Terra Nova ~未来創世記(2011)
人気映画監督スティーブン・スピルバーグが手がけたSFテレビドラマ。
深刻な環境汚染に悩まされている未来の地球で科学者が発見した時空の亀裂を使い、8500万年前の白亜紀にタイムスリップして歴史改変を企む。
制作費用2000万ドルに見合う視聴率を得られず、1シーズン13話で終わってしまった。

  • 新チャーリーズ・エンジェル(2011)
これも人気探偵アクションドラマで映画化もされた「チャーリーズ・エンジェル」のリメイク。
放送局の米国ABCは、ターゲットとしていた女性層の視聴率がひどく回復も不可と判断し、4話目で打ち切りを決定。
話数は打ち切り決定時点ですでに撮影を済ませていた8話のみ。このためクリフハンガーですらない普通のエピソードで終わってしまった。

ただ、視聴率以前にも問題があり、
  • エンジェル(探偵事務所の女性調査員)
    • 旧→元婦人警官
    • 新→前科者
  • エンジェルをサポートする男性ジョン・ボスレー
    • 旧→気さくなおっさん
    • 新→イケメン兄ちゃん
  • ストーリー展開
    • 旧→事件調査はシリアスだが随所にユーモアもあり、最後は円満解決
    • 新→シリアス一辺倒で重い
と、旧作ファンにはもはや別物としか取れない問題点もあり、彼らを取り込めなかったのも敗因と思われる。

これらの他にも『新エアーウルフ復讐編』や『ナイトライダーNEXT』など、前作と雰囲気がガラッと変わってしまったため打ち切られる人気海外ドラマは数多く、そして後を絶たない。

  • ターミネーター:サラ・コナー・クロニクルズ(2008-2009)
人気SF映画であるターミネーターシリーズを海外ドラマ化した作品。
3とは繋がらない2の続編であり、ファンからの評価は高かった。
しかしセカンドシーズンで放送曜日が変更されたのをキッカケに低迷し、多くの伏線を残したままセカンドシーズンで終了した。

日本のスーパー戦隊シリーズのアクションシーンの映像を流用し、現地の俳優によるドラマパートと組み合わせて制作された北米リメイク版。
本国アメリカでは社会現象クラスの大人気を獲得し、現在でもシリーズが続いているが、子供向け特撮テレビドラマというジャンルそのものに馴染みの薄かった欧米では「パワーレンジャーは子供を暴力的にする」という批判も巻き起こり、これが原因でいくつかの国で放送打ち切りの憂き目に遭ってしまっている。
ちなみに、その国のうちのひとつであるニュージーランドは後に法規制の緩さと物価の安さから、当初撮影が行われていたロサンゼルスに代わってパワーレンジャーのロケ地に選ばれていたりする。

  • ビッグ・バッド・ビートルボーグ(1996-1998)
ビーファイターシリーズの北米リメイク版。
先述のパワーレンジャーのスピンオフ作品にあたる作品で、パワーレンジャーに対する「暴力番組」という批判を踏まえて原作とは大幅に異なるコミカルタッチな作風となった。
大半が芳しくない結果に終わったスピンオフシリーズの中ではかなり派手な成功を収め、現在でも根強い人気を誇る作品だが、
原作であるビーファイターシリーズがカブトで終了したことで流用映像のストックが尽き、番組を継続できなくなってしまったため、シーズン2の「ビートルボーグ・メタリクス」を最後に物語が完結しないまま打ち切りとなってしまった。
放送終了後にUPN kidsチャンネルで再放送され、これに合わせる形で没になったシーズン3の企画をリサイクルした「ビートルボーグ・フォース」の玩具展開が行われている。

今なおシリーズ展開が続く長寿SFドラマシリーズの第1作だが、実はこれも打ち切りエンドであった。
最初は視聴率が振るわず第2シーズンで打ち切りになりそうになっていたのをファンの声によって継続できたものの、時間帯の移動や路線変更などによって更に低迷。
結果、第3シーズンで打ち切り。「最終回」ですらない普通のエピソードで終わっている。
「5年間の調査飛行」と謳っているOPナレーションからも、本来ならもう少し続く筈だったことがうかがえる。

風向きが変わったのがシンジケートでの再放送で、これをきっかけに人気が爆発。
73年に続編としてアニメ化され、その後ドラマの企画を経て映画化。
そしてTVドラマも時代を80年後に移した第2作「新スタートレック」がヒットしたことで完全にSFドラマの金字塔としての地位を確立することとなる。
なお、TVドラマ第5作「エンタープライズ」も第4シーズンで打ち切られたが、こちらは一応の最終回が制作された。
いきなり200年も飛んで無理矢理感がすごいし「新」の成功から脱却できてないのが見え見えだけど

MCUと世界観を同一にする「インヒューマンズ」「デアデビル」「パニッシャー」「ディフェンダーズ」などのドラマ。
映画との関係性は薄く、暴力描写などアダルティーな表現が多く盛り込まれているのが特徴。
人気の高い作品もあったものの全てがそうだったわけではなく、結局人気低迷およびマーベル・テレビジョンと映画部門マーベル・スタジオの対立、マーベル・テレビジョンそのものの廃止によってあえなく打ち切り。
「デアデビル」などNetflix限定のものに関しては同サービスからの引き上げがなされることとなった。
しかしマーベル・スタジオ側も無かったことにしたいわけではないようで、フェイズ4の映画やディズニープラス配信ドラマにもNetflix配信作品のキャラの登場し、「ザ・ディフェンダーズ・サーガ」として全ドラマが再配信されている。

  • Disney+のオリジナルドラマ作品(2023)
2019年にサービスを開始した配信サービスで、ジョージ・ルーカス原案・製作総指揮のファンタジー映画の続編である「ウィロー」や、ニコラス・ケイジ主演の同名映画をベースとした「ナショナル・トレジャー 一族の謎」等、合併したHulu*1とともにオリジナル作品を多数配信していた。
ところが、2023年5月に動画配信事業の赤字を理由に100作品以上のドラマの配信を一斉に停止。
これによりオリジナル作品は打ち切りと同時に封印作品と化してしまう事態に。
SF映画の『クレーターをめざして』に至っては、5月12日の配信開始から2カ月も経たないうちに見ることが出来なくなってしまった。
OTTサービスはそれまでの映像メディアよりも格段に利便性が向上した一方、オリジナル作品については配信終了→封印というリスクが顕在化するようになったのも事実。
ちなみにその後、前述の『クレーターをめざして』など一部の作品は、AmazonPrimeVideoなどでの配信がスタートし、封印状態から脱している。


【ラジオ番組】

ラジオ番組の打ち切りは概ねテレビ番組と同じような理由で行われる。聴取率の低迷、スポンサーの撤退、不祥事、出演者の都合などなど。
制作費はテレビ番組よりも安いが、ラジオの聴取人口が往年に比べて少ないことから、近年では長寿番組であっても容赦なく打ち切るケースが少なからず存在する。
どの時期に放送が終わったかにもよるが、大体改編期でもない時期に放送を終えるか、終了予定が繰り上がったら打ち切りと考えていいだろう。
以下並びは放送開始年順。

  • TBSラジオ エキサイトベースボール(1952-2017)
    類型:放送局側都合
TBSラジオをキー局としてJRN各局で放送されていたプロ野球中継。
正式な番組としては1958年開始だが、開局当初の1952年から不定期で放送されていた。
ラジオの野球中継ではニッポン放送の「ショウアップナイター」と並ぶ老舗で、AMラジオ全般でも有数の長寿番組であった。
2017年9月の『週刊ポスト』にて撤退がスクープされ、同年11月の記者会見で正式に終了を発表。
結果この年の日本シリーズ第6戦が最後の中継となり、皮肉にもそのカードは『福岡ソフトバンクホークスVS横浜DeNAベイスターズ』だった*2

終了の理由としてTBSラジオ側は「関東で最大5局が同じカード(巨人戦)を放送するのはいかがなものか」という編成の被りが原因としているが、前述の週刊誌では広告出稿の不振や東京ドームの中継席使用料の高騰を理由に挙げていた。
他にも
  • ラジオのプロ野球中継は原則試合終了まで放送するため、延長した場合後続番組は休止*3または時間短縮を余儀なくされ、リスナーや一部の出演者から反感を買っていた
  • TBSの社内改革の一環でパーソナリティの若返りおよび新規聴取者の開拓を図る編成に切り替えた*4
これらの点から、総合的な判断で打ち切りに至ったとされる。

後継番組はライムスター宇多丸の「アフター6ジャンクション」。それまで土曜日夜に放送されていた「ウィークエンドシャッフル」を帯番組化したもの。
開始後、それまで同時間帯にラジオに接していなかった若年層の取り込みに成功した。

また、JRN系列局への裏送り制作・技術協力についてはTBSラジオとの関係が深いベイスターズ主催試合のみを継続するものの、それ以外の関東開催試合で読売ジャイアンツ戦はラジオ日本*5が担当し、それ以外の主催試合はNRNのキー局であるニッポン放送・文化放送が分担という、系列の枠を超えた体制に移行した。

キー局初のプロ野球中継の全面撤退*6はAMラジオ界に多大な衝撃を与え、文化放送も2019年シーズンから土曜日に放送されていた「文化放送ホームランナイター」*7を不定期化、2021年からは「文化放送ライオンズナイター」の最大延長を21時30分までに短縮している*8
これ以外にも平日はNPB本拠地のない地方局で、土休日は地方を問わず*9プロ野球中継を削減・撤退する動きが出ている。

  • タンゴアルバム(1953-2017)
    類型:放送局側都合
香川県のRNCラジオで放送されていた日本唯一となるアルゼンチン・タンゴに関する楽曲を紹介する番組。
パーソナリティは高松市在住の音楽評論家・岡田寛が1955年から最終回まで担当していた。
RNCラジオが2017年11月からradikoへ参入することに伴い、権利者不明の楽曲を数多く取り扱う本番組は配信ができないとの理由から打ち切りとなった。
通常radikoで配信できない番組は(放送を継続しながら)フィラー処理を行うことがほとんどで、本番組のように打ち切った例は珍しい。
尤も名目上は打ち切りだが、パーソナリティの岡田が終了時点で85歳とかなりの高齢であったため、彼が元気なうちに番組を円満に終了させた可能性も高い。

  • 小沢昭一の小沢昭一的こころ(1973-2012)
    類型:出演者都合
TBSラジオで放送されていた小沢昭一の冠番組であり帯番組。内容は「○○について考える」に沿って、小沢の軽妙な話術で語っていく。
2012年12月10日に小沢が逝去。キー局のTBSラジオでは同年の12月14日をもって終了し、ほとんどの地方局では12月28日まで追悼放送を行っていた。

  • 五木寛之の夜(1979-2004)
    類型:スポンサー都合
TBSラジオで放送されていたラジオ番組。作家の五木寛之がパーソナリティを務めていた。
スポンサーであるカネボウが産業再生機構に入ったことにより、スポンサーを降板したため終了となった。

  • 福島のむかし話→おばあちゃんのむかし話(1979-2022)
    類型:出演者都合
ラジオ福島で放送されていた5分番組。パーソナリティの森和美が福島県の民話を味のある方言で朗読するものだった。
台本も放送枠に合わせ全て森が手掛けていた。
2022年1月に森が89歳で逝去してからは過去の放送分を流していたが、同年3月に終了した。

  • ウイークエンドバラエティ 日高晤郎ショー(1983-2019)
    類型:出演者都合
北海道のSTVラジオで放映されていた番組。自らを話芸人と称する日高晤郎の時には歯に衣着せぬ、時には笑わせ、時には泣かせるトークが売りの番組だった。
ラジオスタジオに観客席を設けて公開放送を行い、エンディング近くには日高が堺正章のカバー『街の灯り』を毎回歌唱していた*10
放送時間は当初は土曜12時からの3時間番組だったが、1年後に9時からの8時間に、1987年からは8時からの9時間番組に拡大され、当時は日本一放送時間の長い番組と称された。
末期はナイターインのみ午後のパートは休止された。
2018年2月3日、日高が検査入院の結果を受けて入院・手術したため番組を初めて欠席。同年3月24日の放送では2日後に入院し次回以降も出演する意思を見せたが、次週の放送は欠席し、程なく4月3日に逝去したためこれが生前最後の放送となった。

これを受け4月7日放送分では追悼特番として放送*11、翌週からは吉川典雄アナウンサーをメインにした『ウイークエンドバラエティ 日高晤郎ショー フォーエバー』として放送されることになった。

番組構成はそのままにかつての日高の音源も紹介しており、聴取率も悪くはなかった*12
だが日高の抜けた穴はあまりに大きく、STVラジオは将来を見据え終了を決断。日高の一周忌を目前にした2019年3月23日に幕を閉じた*13
なお、亡くなった後も1年間放送を続けたのは日高がSTVと年単位で契約していて、その更新直後に亡くなったため放送を続けなければならなかったという説がある。

「フォーエバー」の終了後、9時間あった枠は分割されて8時台から12時台は同局の木村洋二アナウンサーが担当する「ごきげんようじ」となり、一部のコーナーやスポンサーを引き継いだ。
が、木村は過去に2度体調不良で長期休養した事もあったためか当初から9時間枠にはさせず、13時台から16時台はデーゲーム中継かナイターオフの番組としていた。

その後、2020年11月からはデーゲーム中継を編成しなくなり、13時台から16時台に明石英一郎が担当する「明石のいんでしょ大作戦!」を開始。長年ラジオやテレビの『どさんこワイド』で活躍する2人が担当している。

2022年4月にはSTVラジオ開局60周年記念番組として「フォーエバー」が一日限りの復活を果たした。

  • 湘南ミュージックスカイウェイ(1986-1987)
    類型:不祥事
開局初期のFM横浜で放送されていた、ミートボールでおなじみの石井食品提供の番組。
女性タレントのパーソナリティがヘリに乗って湘南上空を飛行し、リスナーからの曲のリクエストに答えたり、上空からの景色を紹介したりした。
生放送ではなく、放送の何時間か前にヘリを飛ばし、そこで収録した内容をFM横浜に送って送られた内容をそのまま放送する録って出し形式をとっていた。そして、放送時間内にリアルタイムで収録時と同じルートを飛ばして、さも生放送のように見せる演出がなされていた。

パーソナリティの交代が行なわれる回の収録で、放送時にリアタイで飛ばしたヘリが機長の操縦ミスで海に墜落。パーソナリティと番組スタッフ1人の計2人が死亡、機長と他のスタッフ2名がケガをする事故が発生し打ち切られるという「不祥事打ち切り系」では最悪のケース。
もちろん収録の時は問題なくフライトは終わっていた。

後任に内定していた女性タレントは仕事が一本無くなってしまったほか、スタッフもパイロット以外はディレクターなどを全員女性に一新させ、女性メインの制作体制に変える予定だった。
事故発生がFM横浜に伝わったのが放送開始時刻よりも後だったため、すでに送られていた収録済みの事実上の最終回はそのまま放送された。

なお、ミュージックスカイウェイを放送していた時間帯は翌週はつなぎとして違う音楽番組を放送し、翌々週からはスポンサーはそのまま、急遽向井亜紀をパーソナリティに間に合わせの新番組を立ち上げ10月改編まで凌いだ。そして11月から改めて歌手の今井美樹にパーソナリティを交代させて別の新番組を立ち上げている。
事故から5日後に発売された、当時ラジオリスナーには有名だった雑誌「ラジオパラダイス」にはすでに印刷と製本の作業が終わって訂正が間に合わなかったために皮肉にも新パーソナリティの紹介がそのまま載ってしまう事態となり、その次の号で謝罪とお悔やみの文章が掲載されている。

  • 誠のサイキック青年団(1988-2009)
    類型:出演者都合
ABCラジオで放送されていた日曜深夜のトーク番組。内容は世間で騒がせた事件や芸能スキャンダル・下ネタなど多岐にわたり、関西ならではの過激な発言も多かった。
番組は関西ローカルだったが、深夜放送のため電波が全国で受信可能なこともあり、各地に「サイキッカー」と呼ばれるファンが存在した。
2009年3月末で放送を終了するという話だったが、なぜか同年3月15日の放送開始時刻に「3月8日の放送が最終回になりました」というアナウンスが流れ、そのまま打ち切りになってしまった。
最終回繰り上げの理由は公式に明らかにされておらず、ABCラジオでも長寿番組の部類に入る番組だが黒歴史として扱っている。

  • 4時です 日曜の1 〜ジョイフルシティみなみ東バイパスからこんにちは〜→1時です 日曜の1(1990-2001)
    類型:スポンサー都合
青森放送で月一回放送されていたバラエティ番組。
スポンサーは地場スーパー「亀屋みなみチェーン」で、青森市内にある「ジョイフルシティみなみ 東バイパス店」というショッピングセンターから生放送されていた。
内容は著名歌手・お笑いタレントをゲストに招き、ゲームや歌などで楽しむというものだった。
16時台に放送されていた頃には放送日の昼に同じゲストを招き、十和田市にある系列店舗の「ジョイフルシティ十和田亀屋」からも「日曜の1 〜ジョイフル十和田からこんにちは〜」を放送していた事がある。
また、新青森駅の近くに*14「ジョイフルシティみなみ 西バイパス店」をオープンさせるとそこからの放送も実施された。

2001年の堀内孝雄をゲストに迎えた回を最後にリニューアル名目で休止されたが、この地点で西バイパス店の売上がかなり低調で、更には県外チェーンも進出してきたことから亀屋の経営は火の車となっており、休止宣言から程なくして破産。番組も打ち切られた。

  • 林原めぐみのHeartful Station(ラジオ日本時代、1991)
    類型:放送局側都合
4月9日にスタートし、当時人気が出ていた林原の冠番組ということもあり好調な滑り出しを見せていたが、14回目の7月16日放送分が突如放送中止になる。
その理由は7月に、以前より中高齢層向け路線をゴリ押ししていた当時のラジオ日本会長(この人の子孫らしい)が「当局は今後、演歌と歌謡曲以外NG」という強権を発動*15したため、アニソンやJ-POPを流していた当番組にもその影響がもろに発生した。

林原本人も翌日にスタッフから前夜の放送が流れなかったことを聞いて初めて事態を把握したとされており、事前通告が一切なかったことがうかがえる。
既に収録していた7月16日分はお蔵入りとなり、3週間は曲なしという方針で乗り切り、8月6日分をもって放送終了となる。
林原めぐみ本人も自身の著書で回顧しているが、業界的にも異例中の異例の打ち切り理由だといわれている。
その後2か月の充電期間を経て、同年の10月秋の改編にてラジオ関西にその舞台を移し2015年までの24年間放送された。


  • 槇原敬之の HITACHI CLOSE TO YOU(1993-1999)*16
    類型:不祥事・出演者都合
TOKYO FMで放送されていた番組。槇原敬之のトークと音楽をメインにした番組だった。
1999年8月、槇原が覚醒剤取締法違反で逮捕されたため、打ち切りとなった。
しかし槇原絡みはこの番組だけに留まらなかった。(後述)

  • ラジオ名人寄席(1996-2008)
    類型:不祥事・出演者都合
NHKラジオ第1で放送されていた番組。主に昭和の時代に活躍した落語家や漫才師の口演の模様を放送していた。
番組で放送した8代目林家正蔵(彦六、林家木久扇の師匠)の「大仏餅」の音源が不正使用ではないかという指摘が外部からあり、調査したところ権利関係の処理が不十分だったこと判明、メインパーソナリティの玉置宏が降板を申し出たこともあって打ち切られた。
この打ち切り以降、NHKラジオで過去の落語家が演じる落語や演芸の放送が急速に減り、2009年度からは消滅している。
ちなみに玉置はこの騒動後露出が減少し、2010年に逝去した。

  • 山口達也 TOKIO WALKER(1996-2018)
    類型:不祥事・出演者都合
NACK5で放送されていたTOKIO山口達也の冠番組。
2018年4月25日に山口の強制わいせつ行為が発覚し無期限謹慎処分に。このため番組も急遽打ち切りが決定。
後任は同じTOKIOの松岡昌宏が担当し、タイトルからパーソナリティ名を外して再スタートしていたが、2021年3月で終了しシリーズの歴史に幕を降ろした。

  • 宮地佑紀生の聞いてみや〜ち(1997-2016)
    類型:不祥事・出演者都合
東海ラジオで放送されていた番組。ローカルタレント宮地佑紀生をメインに据え、東海エリアの聴取率ランキング上位に君臨していた。スタートから1年半近くは夕方に放送されていた。
しかし、番組放送中にメインパーソナリティの宮地佑紀生がアシスタントをマイクで殴って怪我をさせたことで逮捕され、そのまま打ち切られた*17
生放送であったため、マイクで殴った音がそのままリスナーのもとに流れた。その後全国二ュースでも流されたため最初で最後の全国放送にもなった

打ち切り後、この枠を引き継いだ番組は全て裏のCBCラジオの『北野誠のズバリ』に惨敗しており*18、長続きした番組がないだけでなく挙げ句に番組編成も変わるなど迷走状態が続いている*19

一方宮地は略式命令を受け、休業後の2018年からはこれまで番組を持ったことのなかったCBCラジオでレギュラー番組を持ち復帰したが、かつてレギュラーを多数持っていた東海ラジオからは事実上の出入り禁止状態となっている。
また、アシスタントはしばらく活動を休止した後に別の番組で復帰したが、心の傷が深いのか当時のことを語ろうとはしていない為、「調停での円満解決」という決着になったものの、両者の間にわだかまりが依然ある状態と言える。

  • 武部宏の日曜とーく(1997-2023)
    類型:出演者都合
KBS京都のラジオで放送されていたトーク番組で元KBS京都のアナウンサーである武部宏の冠番組。
番組はKBS京都本社から毎週生放送されていた。
2023年7月に武部が逝去したことにより、秋の改編を待たずに番組の打ち切りを急遽発表した。

  • Swing Saturday ねぎって行こう!(1975-2006)
    類型:出演者都合
KRYラジオで放送されていたトヨタオート山口(後のネッツトヨタ山口)一社提供のラジオ番組。
内容は本スポンサーのディーラーを招いて、中古所を紹介し、それをパーソナリティーが値切り交渉を行うというもの(番組のタイトルもこれに由来)。
2006年8月に、パーソナリティの井上雪彦が逝去。後任として、KRYアナウンサーの渡辺三千彦が担当するものの、同年9月に急遽終了することになった。

  • 川上とも子のうさぎのみみたぶ(1998-2008)
    類型:出演者都合
ラジオ関西→音泉・BEWEで放送されていた声優川上とも子の冠番組。メインパーソナリティの川上とも子(とも蔵)を中心に据えたトークメインの番組。
2008年に川上が卵巣がんの治療のために療養入りしたため、番組は休止となる。2011年に川上は闘病空しくこの世を去ったため事実上の打ち切りとなった。
現在も音泉のHPには特設ページが残っており、番組500回記念で作られたオープニング・エンディングテーマの音源データが無償配布されている。

  • イブニングページ 週末ナチュラリスト→一文字弥太郎のイブニングページ 週末ナチュラリスト→一文字弥太郎の週末ナチュラリスト 朝ナマ!(1998-2022)
    類型:出演者都合
中国放送(RCC)で放送されていた番組で、正体不明の覆面パーソナリティである一文字弥太郎が進行を担当、地元情報や『空想科学読本』の作者である柳田理科雄氏による科学解説等幅広いコーナーが特徴。
メインパーソナリティーの一文字弥太郎氏が2022年2月18日新型コロナウイルスに感染し死去、翌2月19日にアシスタントの岡佳奈氏が涙ながらに発表した。
局側と岡氏の意向により追悼番組ではなく「特別番組」が放送され、番組は同年4月2日から岡氏がメインパーソナリティーである『週末ナチュラリスト』に引き継がれた。

  • MAKE IT 21(2000-2016)
    類型:不祥事・出演者都合
J-WAVEで放送されていたショーンKがナビゲーターの番組。
同局では珍しいビジネス番組で、不定期にBSフジとの連携放送を行うこともあった。
2016年にショーンKの経歴詐称問題が週刊誌にスクープされ、この影響を受けて当人が芸能活動自粛を申し出たため同年3月12日の放送が最後となった。

  • 浜村淳の日曜夢語り(2001-2006)
    類型:スポンサー都合
毎日放送(MBSラジオ)で放送されていた浜村淳の冠番組。
ご存知の通り浜村はMBSラジオで月曜から土曜の帯番組「ありがとう浜村淳です」を担当しているのだが、映画の名場面を紹介するために日曜日のレギュラー番組を開始。
しかし、2006年にスポンサーであった愛染蔵が倒産したのと、ちょうど春の改編時期だったため打ち切りとなった。

  • 青森山田学園Go!Go!全力投球(2001-2011)
    類型:出演者都合
FM青森で放送されていた番組。青森山田学園の理事長をメインパーソナリティーに迎えたトーク番組。
理事長が2011年に死去したため、収録済みの回もお蔵入りにして打ち切られた。

文化放送・超A&G+で放送されていたアニラジ。声優の鈴村健一櫻井孝宏松来未祐の3人をメインパーソナリティにトークなどを繰り広げた。
2015年にメインパーソナリティの一人だった松来が闘病のために一時降板し、その時点では松来の回復を信じて鈴村と櫻井の二人で番組を続けていたが、数か月後に松来が急逝。
スタッフを含めた協議で「番組はあの3人でないと意味がない」という思い入れにより、改編期を迎えずに放送の終了を迎えた。
なお、残されたパーソナリティの内、櫻井はこの7年後…(後述)

  • ドライバーズ・リクエスト(2003-2021)
    類型:スポンサー都合
TBSラジオで放送されていた番組。全日本トラック協会がスポンサーだった。
ドライバーのお得な情報・リスナーからのリクエストにより構成されていた。
2021年5月に全日本トラック協会がコロナ禍によりスポンサーを降板。構成は変わらずノンスポンサーで続行されたが、2021年9月をもって終了した。

  • キンキンのサンデー・ラジオ(2006-2009)
    類型:出演者都合
文化放送で放送されていた日曜昼のワイド番組で愛川欽也の冠番組。
2009年に入ってからメインスポンサーがない状況で番組が続けられていたが、同年の春の改編で番組が終了することが決定。
しかし、愛川は改編で終了が決まったことが知られると「お通夜のような放送はできない」と2月15日の放送を最後にパーソナリティを降板し打ち切りとなった。
また、夫人のうつみ宮土理もスポンサーを探していたことが明らかになった。

  • 枡田絵理奈の横浜物語(2010-2011)
    類型:スポンサー都合
TBSラジオで放送されていた番組。横浜出身で当時TBSの局アナだった枡田絵理奈をメインに、横浜出身あるいは在住のゲストを迎えて横浜に関するエピソードや観光情報を放送していた。
もともと半年間の放送を予定していたが、東日本大震災でスポンサーのミツウロコが運営するボウリング場「ハマボールイアス」が被災した影響で予定よりも数週間早く放送を終了した。
ちなみにハマボールは一時廃業も検討したが、熱心な存続要望によって2012年12月から営業を再開した。

  • テゴマスのらじお(2011-2020)
    類型:出演者都合
MBSラジオで放送されていたラジオ番組。
パーソナリティはNEWSの派生ユニットである、テゴマスの手越祐也と増田貴久。後にアナウンサーの宮島咲良が新しく加入。
2020年5月に手越が芸能活動休止し、6月に所属事務所であるジャニーズ事務所も退社しNEWSを脱退。テゴマスも活動終了になったため当番組も打ち切りとなった。
打ち切り後、しばらくは増田と宮島のみで担当していたが、2021年10月から、KAT-TUNの中丸雄一が加わりタイトルも「増田貴久・中丸雄一のますまるらじお」と改題し現在も放送中。

  • 大瀧詠一のアメリカン・ポップス伝(2012-2013)
    類型:出演者都合
NHK-FMで放送されていたシリーズ番組で、シンガーソングライターの大瀧詠一が、自らのライフワークであったアメリカン・ポップス研究を楽曲とともに時系列に紹介してゆくもの。
パーソナリティーの大瀧が2013年12月に死去し、そのまま打ち切りとなった。
氏は死去直前まで2014年3月の放送を目指し第5弾の企画構成を練っていたが、こちらは事実上のお蔵入りとなっている。

  • ウハステーション(2012-2015)
    類型:製作会社都合
RFラジオ日本で放送されていたアニラジ。アニソンのリクエストとパーソナリティによるトークがメインの番組だった。
制作会社が事業停止したため放送ができなくなり、そのまま打ち切られた。
また、同制作会社に所属していた演歌歌手の水田竜子のレギュラー番組「水田竜子の歌って素晴らしい」も同様の理由で打ち切られた。

  • 一生ポリケロ(2012-2016)
    類型:出演者都合
ラジオ大阪で放送されていたアニラジ。脚本家・作家のあかほりさとると声優の水谷優子がパーソナリティを務めた番組。
水谷が逝去したことにより、あかほりが「水谷さんがいないと放送できない」との意思からパーソナリティの卒業を宣言。これにより1994年から開始した「ポリケロシリーズ」が幕を降ろした。

  • 三菱自動車 ピートのふしぎなガレージ(2013-2020)
    類型:不祥事・出演者都合
TOKYO FMで放送されていた、ラジオドラマ形式で教養や日常に役立つ物について学習していく番組。
同じ制作会社が担当していた前身の『AVANTI』と同じく担当声優を公式的には公開していなかったが、主人公に付き添う物知りポジションのキャラであるエヌ博士の声優がピエール瀧であることが外部情報で判明していた。
そのピエール瀧が2019年に麻薬取締法違反(コカイン所持・使用)で逮捕され有罪判決を受けたことにより、この番組も無理矢理声優を交代させることを余儀なくされた(新担当者も非公表)。
放送期間は短くなかったが、結局声優交代から1年も持たずに終了した。
次番組は音楽アーティストが月替りでパーソナリティを務める番組をつなぎ番組として放送し*20、半年後に『ピートの…』とほぼ似た形式の『SUBARU Wonderful Journey 〜土曜日のエウレカ〜』を立ち上げている。
ただしこちらはメイン格のパーソナリティである麒麟・川島明は実名で出演し、ゲストとのトークでもテレビ出演時の裏話などを普通に話しているという違いがある。

  • 小金沢くんの波乗り歌謡曲(2013-2020)
    類型:不祥事・出演者都合
ラジオ日本制作で裏送りで放送されていた音楽番組。
演歌歌手の小金沢昇司がパーソナリティを務めていたが、本人が酒気帯び運転で逮捕されたためそのまま番組は打ち切り。
放送予定だったネット局*21は別番組に差し替えた。
尚、小金沢が所属・経営する所属事務所はその不祥事だけでなくコロナ禍も災いし、2021年7月に破産した。

  • P.S.元気です。孝宏(2013-2022)
    A&Gメディアステーション こむちゃっとカウントダウン(2002-2023)
    類型:不祥事・出演者都合
文化放送超!A&G+で放送されていたインターネットラジオ番組。どちらも本項登場2回目となる声優の櫻井孝宏がパーソナリティを務めていた。
2022年10月24日に突如『P.S.元気です。孝宏』が終了したが、その理由は10年以上(つまり番組開始前)交際していた番組の構成作家が「櫻井は既婚である」という報道にショックを受け救急搬送、
作家業を引退に追い込まれたことが2日後に明らかになった。
10月29日には『こむちゃっとカウントダウン』を櫻井が一時降板(後に正式降板)する事が発表され、アシスタントの白石晴香と週替わりの代役パーソナリティで番組を続けていたが、2023年3月に打ち切りとなった。*22
奇しくも7年前に打ち切られたチェリーベルと放送局も同じである。

  • 昼からど〜だい!(2015-2016)
    類型:不祥事・出演者都合
岡山県の山陽放送(RSK)で放送されていたお昼のワイド番組。パーソナリティに岡山県出身の落語家、桂小鯛を起用(月〜木のみ)。
2016年8月に小鯛が地元の自動車教習所の卒検で落ちた事を不満にその教習所を名指しで侮辱したため、翌日から出演を取りやめられ、その翌週の金曜をもって打ち切られた。
小鯛本人は面白おかしくいじったつもりと語っているが、その教習所が山陽放送の株主の一つだったらしく事が大きくなってしまったという。
お詫びとして翌年に米朝一門会の落語番組を半年間放送した。
余談だが、その後小鯛は侮辱したその教習所に免許取得まで肩身が狭い中通い続け、取得後は師匠の桂塩鯛のアドバイスによりベンツを購入している。

  • Click DE On-Air(2015-2018)
    類型:不祥事
ラジオNIKKEIで放送されていた音楽番組。事前に番組HPにアップされた放送候補曲にリスナーがクリックで投票することで放送する曲が決まるというもの。
番組のディレクターが投票結果を不正に操作していた事が発覚し、打ち切りに。

  • Who cares?(2015-2020)
    類型:不祥事・出演者都合
bayfmで放送されていた番組。槇原敬之がパーソナリティをしていた。
内容は槇原がテーマを設定し、その時の気分で聞いてもらいたい曲とトークを交えて進行するというものであった。
しかし、2020年に槇原が覚醒剤取締法違反などで再び逮捕され、急遽打ち切られた。
放送局は違えど、21年前と同様に槇原の不祥事で打ち切られた形となった。

  • 清水富美加 みなぎるPM(2016-2017)
    類型:出演者都合
ニッポン放送で放送されていた番組。女優の清水富美加が音楽やトークを繰り広げるという番組だった。
清水が某新興宗教団体に出家した事を公表したため、急遽打ち切られ、放送予定だった収録分はお蔵入りとなった。
ニッポン放送以外のネット局では青森放送と山形放送以外でニッポン放送制作のつなぎ番組を放送した*23

  • YKK AP presents 伊藤綾子の窓辺でブランチ(2016-2018)
    類型:出演者都合
TOKYO FMで放送されていた番組。フリーアナウンサーの伊藤綾子がゲストと2週にわたってほのぼのトークをするというもの。
伊藤は元々某アイドルとの交際(後に結婚)で批判の矢面に立たされており、公式ブログは炎上して閉鎖、2017年にはレギュラー出演していた日本テレビの『news every.』を降板、徐々にメディアで見かけなくなっていった。
そして2018年3月末に所属していたセント・フォースを退社すると共にこの番組が終了、事実上の芸能界引退となった。
番組自体は好評だったため、翌4月からはコンセプトを引き継いだ『YKK AP presents 皆藤愛子の窓cafe~窓辺でcafe time~』がスタートしている。

  • めっちゃラジオ(2022-2023)
    類型:不祥事・出演者都合
FMヨコハマで放送していた、YouTuberグループでミュージシャンでもある夕闇に誘いし漆黒の天使達(略称:夕闇)によるラジオ番組。
メンバー達が自身のチャンネルで実施した企画『【大激怒】レビュー0のお店に初めてのレビューを書こうとしたら最悪だった』で取材した店が80才の店主がワンオペで行っている店で、「注文から出来るまで時間がかかるが構わないか」と尋ねられ全員が了承したにも関わらず、店を出た後対応の遅さに不満を漏らし、更に「急ぐ気がなかったのが腹立ちましたね」「飲食界の○○*24や。飲食の権利ない」との感想を残したことが炎上。
騒動を受けFMヨコハマ側は「番組DJ『夕闇に誘いし漆黒の天使達』の出演動画に関して報道された事案の重大性に鑑み、2月4日の放送をもって終了とさせていただきました」と事実上のクビを宣告。
現在は後番組としてあんちゃんによる『ハーモニカミッドナイト』が放送されている。
なお、夕闇側はメンバー交代後改めて謝罪動画を投稿し再スタートを宣言しているが、2ヶ月という自粛期間の短さや店に対し出向くのではなく電話で謝罪をしたことに対し批判が集まっている。

  • Come On!カモン!モーニング!(2021-2023)
    類型:不祥事・出演者都合
FMヨコハマで放送されていた番組。嘉門タツオがパーソナリティをしていた。
2023年1月16日の放送を最後に、突然「嘉門タツオの事情により」として番組の休止が続いていたが、3月1日に本人から申し出があったとしてそのまま番組が終了となった。
理由については明かされていなかったが、その後、週刊誌の記事で「12月に嘉門が飲酒運転事故を起こしたことが原因」と報道された。


追記・修正は打ち切りを目撃してからお願いします。

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最終更新:2024年02月21日 19:42

*1 日本テレビ系の動画配信サービスと同名だが現在は無関係。

*2 その後、翌年2月に番組終了を記念した特別番組を放送。なお、野球関連のバラエティ番組については制作を継続している。

*3 録音番組の場合はプロ野球のシーズンオフにまとめて放送することがある。

*4 同時期には「荒川強啓 デイ・キャッチ!」や「大沢悠里のゆうゆうワイド」など、TBSラジオを支えてきた長寿番組が軒並み打ち切られている。

*5 撤退前から一部カードの制作を委託していたほか、DeNA・ロッテ主催の対広島戦デーゲームのみ中国放送向けへの裏送りを実施している。

*6 これ以前には2006年にラジオ大阪が中継撤退している。

*7 れい&ゆいのホームランラジオ!の元ネタである。

*8 2022年度からは平日の西武主催試合のみ、自社のYouTube LIVE内にて完全中継を開始した。

*9 土休日のプロ野球はデーゲームに移行する例が増えたが、AMラジオでは同時間帯にワイド番組を編成しており、それを優先することが多いため。

*10 ただし末期は短縮放送の場合歌わないこともあった。

*11 テレビでも同日午後に追悼特番が放送された。

*12 当初は1クールのみの予定だったが、吉川アナの進行が割と好評だったこともあり延長が決まった。

*13 吉川アナは生前の日高から「これをチャンスと思え」と励まされたと語っており、ラジオ司会者として番組をいくつか受け持っている。

*14 当時東北新幹線は開通しておらず、その上ホームと待合室しかない無人駅だった。

*15 これも強権のほんの一部に過ぎない。一時は経営が相当ヤバくなるほどに陥らせた「社会の木鐸宣言」と呼ばれるその詳しい実態はWikipedia等に記載されているのでそちらを参照して頂きたい。

*16 末期は複数社提供だったため『HITACHI』の冠が外れた。

*17 打ち切り直後の放送は内容はほぼそのままに『特別番組』としてオンエアし、その後はかつてこの枠で放送されていた『ぶっつけワイド』を期間限定で復刻させた。

*18 実際は打ち切りの1年前からCBCラジオに抜かれることが多くなっていた。

*19 現在の番組枠は放送開始時間を35分繰り上げたが、枠自体は25分短縮された。但し、現在この枠で放送されている「OH! MY CHANNEL!」は土曜日の1時間番組だったため、移動後の番組自体の放送時間は大きく拡大された。

*20 元々日曜の午後→午前中に放送されていたのがこの枠に移動し、放送時間を拡大。半年後に日曜午後に再び移動。

*21 西日本放送・山口放送・栃木放送・岐阜放送

*22 なお、白石は後番組の『A&Gメディアステーション FUN MORE TUNE』でもパーソナリティとして続投している。

*23 青森放送では自社制作のワイド番組を30分拡大、山形放送では番組制作会社が制作した番組を放送。

*24 本編ではピー音で伏せられていた