爆球連発!!スーパービーダマン

登録日 :2010/04/07(水) 17:36:38
更新日 : 2017/02/13 Mon 17:46:42
所要時間 :約 15 分で読めます




古来より玉には、魂が宿るという。
それ故、戦う男は命をかける。
おのれの宝玉(ビーダマ)にー。


【概要】

『爆球連発!!スーパービーダマン』は、月刊コロコロコミック並びに別冊コロコロコミック誌上で
1995年9月号~2001年12月号まで長期連載されていた漫画作品。
作者は今賀俊、単行本全15巻。

タイトル通り「ビーダマン」の販促のために描かれた作品であり、90年代を代表するホビー漫画。
ビーダマンを黎明期から支え続け、全盛期へと導いた記念碑的な一作。

大人が読んでも熱くなるストーリーや、手に汗握るバトル、
一部のネタ(ビーダマンで骨折、ワイのワイルドryなど)から今なお非常に高い人気を誇る作品。
特に20代の元コロコロ読者なら誰もが知るところだろう。

おはスタ」内でテレビアニメ化されていた。
30分の内容を5分割にして月~金曜日に分けて流すという変則的な構成で、
『超速スピナー』とは入れ替わりで放送されていた。
「全日本ビーダー選手権」(伊集院との対決まで)で話が終わっている。

当初、作者が付けたタイトルは『 GO!GO!タマGO! ビーダマン!! 』だったが、
担当編集者により今のタイトルに改められた。
今のタイトルになってよかった。


なお、この作品もてんとう虫コミックスの例に漏れず、連載終盤の単行本発行数が非常に少なく、

特に14巻と15巻は中古でも数千円単位のプレミアがついている。

昔の作品とはいえ、入手困難なのは非常に残念である


















【待望の復活】

……が、2015年、ファンからの熱い要望に答え 全巻電子書籍化が決定。

Amazonでいつでも容易に手に入る上、お値段も安い(1巻辺りなんと216円)。
コロコロ掲載時のカラー表紙の再現に加え、加筆・修正も非常に多く施されて居るため、
てんとうむしコミックスのオリジナル版を保有している人も一見の価値あり。

初期のボンバーマン型ビーダマンは、全て版権の都合上オリジナルビーダマンに差し替えられているものの、
それ以外はほぼそのままの形で再び読むことが出来るようになった。

また、作者の今賀俊は定期的に宣伝の漫画を描き下ろしている。
気になるならば氏のアカウントをフォローしてみるといいだろう。


【特徴】

とにかく「描写が派手」な事が挙げられる。
初期はせいぜい空き缶を凹ませる程度の威力しか無かったが、
それでも離れた場所から拳銃のようにターゲットを狙い撃っていた。

途中から水を入れた空き缶やペットボトルを吹っ飛ばす(ヘビーカンシューティング)に始まり、
(発泡スチロール並みの強度とは言え)ダミーの岩を粉砕する、
水中からの発射で水上のターゲットを盛大に破壊する、
人が乗って走っても全く問題ない強度の壁をビー玉でぶっ壊す、と言った
現実のオモチャとは乖離しまくった破壊力のある表現がされていた。

その派手すぎる描写がこの漫画の人気の一因でもあるが、
同時にこの漫画にあこがれてビーダマンを買うも
余りの漫画とのギャップに落胆する子供を多数作り上げてしまった。

「ビーダマン撃つぞー!!」
「ボトッ」「ゴロゴロゴロ……」
「え……?」

ただし、一部機種は、改造することで漫画初期程度の威力なら再現できるものもある。
この時期はまだ玩具の安全基準がゆるかったのである。
もっとも、おかげで再販が難しくなっている面もあるのだが。

また、バリエーション豊富で戦略的なバトルも特徴で、フィールドを利用して
敵のいる位置を特定したり、船を使ったバトルでは船の形を利用して
ターゲットを狙われないようにしたこともあった。

なお、最終回付近は若干駆け足気味であり、マダラを始めとする高原兄弟の過去は
ほとんど描かれず仕舞い。ラストは、世界大会の開幕を告げるシーンで終了した。


【ストーリー】

(サラー・円編)
戸坂玉悟はビーダマンバトルが大好きな熱血ビー玉戦士(ビーダー)。
ある日、彼の住む町に、関西で猛威を振るい『西の殺し屋』とまで呼ばれていた
凄腕ビーダーの西部丸馬が転校してくる。
バトルを通してガンマとタマゴは行動を共にするようになるが、
そんな彼らの前にサラー、円大作と言った強敵が次々と現れ…


(全日本ビーダー選手権編)
円大作により、日本最強のビーダーを決定する『全日本ビーダー選手権』の存在を知る二人。
紆余曲折を経て、サラーを加えた三人でチーム『チームガッツ』を組んで出場しようとするも、
会場にはかつてサラーに激しいいじめを加えていた三上、後藤、伊集院の姿があった。
一方ガンマは、自身と並び『東の連射王』と称されていた風間美利(かざま よしのり)、
通称『風のビリー』との邂逅を果たす。
果たしてチームガッツは、この大会での優勝を果たすことが出来るのか。


(TOPビーダー選手権編)
マスター攻略王の発言により、全日本ビーダー選手権は
ただの地区予選に過ぎなかったことを知るチームガッツ。
そして真の日本一を決めるTOPビーダー選手権を制覇し、日本一となるために
チームにかつてのライバルを加え、全国の猛者達に挑むこととなる。


(ダークマター編)
TOPビーダー選手権決勝に突如として乱入してきた『ダークマター』。
彼らは『ビー魂を持たないビーダマン使い』の組織であり、
勝利の為には人をも平気で撃つ、危険極まりない集団であった。
彼らに大会を妨害され、JBAそのものを掌握されてしまったタマゴ達は
否応なしにダークマターとの戦いに身を投じる事となる。


【主な登場人物】

戸坂 玉悟(とさか たまご) 声:瀧本富士子
この作品の主人公。コロコロにありがちな熱血少年でパワータイプ。
愛機はファイティングフェニックスをはじめとしたフェニックスシリーズ

とにかくビーダマンバトルが大好きで、相手がビーダーと分かると
見境なしにバトルを挑みたがるストレートな性格。
また、バトル中にとっさの閃きで突破口を切り開く判断力も備える。
作中ではほとんど「タマゴ」と呼ばれる。

バトルスタイルは根っからのパワー型。
足を用いるしめ撃ち『キャノンショット』を必殺技としており、
幾度となくバトルをこれで制してきた。



タマゴの町に越してきた凄腕ビーダー。作中では主に「ガンマ」と呼ばれる。
タマゴほどではないがかなりの熱血漢で、負けずぎらい。
パワーのある連射と早撃ちに優れる。
「西の殺し屋 スナイパーガンマ」の異名を持ち、狙い撃ちが得意。

愛用するのはワイルドワイバーンをはじめとしたワイバーンシリーズ
関西弁だがボケキャラではなく、むしろタマゴのツッコミに回ることが多い。

ビーダマンの腕もさることながら、改造・設計技術に優れ、
自力で新型のクイックローディングを作成する。
JBAの施設を利用できるようになってからは幾多のビーダマンを設計・開発している。
その発想力・設計力にはJBA技術者の中でも一流のDr.タマノからも
「素晴らしい」「信じられない」などと称されるほど。

頭脳プレイにも優れ、バトルの最中に作戦立案並びに指揮を執ることが多く、
実質チームのリーダーとして行動している。

調子に乗ったり頭に血がのぼりやすいのが玉にキズ。
かつてのガンマの知り合いからはこの点を突かれ、
却ってチームを危機に追いやってしまったこともある。

ちなみに 「ワイのワイルドワイバーンや!!」 のセリフで一部で有名だが、
コロコロ掲載でも単行本でもアニメでも 一度もそんなセリフを言ったことは無い
これはコロコロの読者投稿コーナーのネタが由来であり、
正しくは 「目覚めろ!!ワイの守護神、ワイルドワイバーン!!」 である。

使用ビーダマンは片手打ちによる連射力・パワーを追求したモデルが多く、
マグネットボンバー→クイックローダー→スナイパースペシャル→ワイルドワイバーン
→バリアントワイバーン→スプレッドワイバーン→フラッシュワイバーンを使用。


アラブの石油王の御曹司。女子と見紛う金髪の美少年で、ファミリーネームは不明
使用ビーダマンは全てが変化球を撃てるもので、その変化球を駆使したトリックプレイが強み。
愛機とするのは主にスフィンクスシリーズ。
ガンマやビリーからも「あの変則的な玉は止められない」と称されるほど。



本名は風間美利(かざま よしのり)。『東の連射王』の異名を持つ。
通称『風のビリー』。自称かどうかは定かではないが中々痛い通り名である。
ガンマンのような格好をしたキザなビーダー。
ハッタリの効いた発言で相手を自分のペースに引き込むのが得意。
愛用のテンガロンハットを指で弾く癖がある。

ガンマに匹敵する実力を持ち、早撃ちのスピードと二刀流ならではの技で勝る。
一方、狙い撃ちの飛距離とパワーではガンマに分がある。

とにかく狙い撃ちの速さが凄まじく、ガンマが構えた時にはすでにターゲットを撃ち終えていたいう場面まであった。
また、ターゲットを見るまでもなく正確なショットを放つという超人的な能力を持つ。



通称ネコ丸。タマゴを一方的にライバル視し、彼を倒すことに情熱を燃やしている。
自信過剰で態度がデカいが、壊滅的に命中率が悪く一度も対戦バトルで勝利した事が無かった。

後に交通事故のような偶然でチームガッツに加入してしまったため、
やむを得ずDr.タマノから『ハンティングリンクス』を授けられる。
リンクスを使ったバトルで初の勝利をもぎ取ると、晴れてその弱点を克服した。

フットワークが並み外れて良く、人間か!?と疑われるほど。
追い詰められた時に見せるそのフットワークを最大の武器としている。

ただし、素の実力では周りのメンバーに劣るためか、
インフレが進んだダークマター編からはただのお留守番となっていた。

使用ビーダマンはビーダマン→PIプロト01→ハンティングリンクスで、
主人公チームの一員であるにも関わらず専用機が1種しか出なかった。
タカラの商品展開の都合もあるとはいえ、やや不遇。


チームガッツの所属する第六研究所の主任技術者。
お茶目な性格だがビーダマンの技術者としては超一流。
ガンマの目の前で新型パーツの図面を作成し、そのまま次の試合までに完成させてしまうほど。
優秀なビーダマンやパーツを幾度となく作り、全面的にチームガッツをバックアップしている。

その技術の確かさは作中の誰もが認める所であり、
タマゴは『改造に失敗すればBフェニックスは失われてしまうかもしれない』とリスクを説明されても
一切の躊躇無くDr.タマノに大切なフェニックスを託したり、
ガンマも何だかんだで「さすがDr.ええ仕事するやないか」と手放しに褒めている
(前述のBフェニックス改造の際は異議を唱えているが、
それは『Bフェニックスは元々強い機体であり、リスクを犯してまで強化する必要は無い』との理由に拠るもので
Dr.の腕そのものを疑っての反対ではなかった)。

更に師であるDr.矢部(全技術者の憧れの存在)からもガーディアンモデルの開発を託されるなど、
チームガッツの面々が一流なら、彼もまた超一流の存在であることが伺える。

一方で、言動が非常に子供っぽい事から威厳に欠け、
ガンマからは「助手」と呼ばれ、こき使われている。


【敵キャラ】

  • 円大作(まどか だいさく) 声:梁田清之
どう見てもオッサンな小学生その1。
180cmはあるであろう体躯にプロレスラーのような筋肉を持ち、
かのハマーDよりも小学生に見えない。
作中でもそれは指摘されており、バスに乗った際に大人料金を請求された。

巨大なビー玉『ジャイアントボム』を使用する、タマゴ以上のパワーファイター。
各地を放浪し多くのビーダーに勝負を吹っ掛けて、負けた相手からビーダマンを奪っていた。



  • 伊集院 圧政(いじゅういん あつまさ) 声:優希比呂
サラーの前の学校でのクラスメイトであり、
彼にに激しいイジメを加えていた中心人物。
姿を見るだけでサラーがすくみ上がる程であった。

普段は物静かだが、性格はねじ曲がっており、
自分の力を見せつけて勝利することに執着している。
キング・ビーダーズを率いており、ビーダマンの実力は非常に高い。
ビーダー選手権ではタマゴたちと対戦するまですべて圧勝であった。



  • 北条 明(ほうじょう あきら) 声:夏樹リオ
伊集院のチーム『キング・ビーダーズ』の一員。
伊集院と同じ市松模様のユニフォームに後ろで縛った長い髪が特徴。
特殊な構造を持つユンカーユニコーンを操る少年。



  • 早乙女 基夫(さおとめ もとお) 声:伊崎寿克
キング・ビーダーズの一員。
やはり白と黒の特徴的なユニフォームを着ている。
円と同じくらいの長身で、眼鏡をかけている。
非常に口数が少なく、セリフは「了解」「ぬあっ!」「ぬっ!」が殆ど。
使用するビーダマンは選手権の決勝まで不明だった。



【TOPビーダー選手権以降】

+ TOPビーダー達

+ ダークマター

追記・修正はまったく新しいビーダマンを作ってからお願いします。

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