面点王ラコン

登録日:2011/06/09(木) 13:34:38
更新日:2024/01/17 Wed 10:29:46
所要時間:約 2 分で読めます




面点王ラコンは、漫画『真・中華一番!』の登場人物。
CV:緒方賢一/秋元羊介(『真』)

裏料理人で、「ヒョヒョヒョ」と笑う。年齢は100歳以上で「生きた化石」の異名を持つ。流石のシャンも彼には敬語を使う。
また煙のように姿をくらますなど、仙人のような術を使える。

白羅家最後の末裔で、彼の家系は三国時代、諸葛亮孔明饅頭を考案。
結果、(作中において)点心の始祖となったとされている。
それからラコンは己の技術を磨くべく、裏料理界の門を叩いた。なお、裏の技術会得にしか興味がなく忠誠心は無い。

◇彼が料理の時に使う必殺技

  • 白羅家究極奥義・白羅蛇転練

回転力のエネルギーを利用し、繰り返し生地を練ることで滑らかな饅頭の生地を練りあげる。

◇マオ達との対決

上海の船上で行われたマオ達との料理対決の二回戦でシェルと激突。饅頭を作ることとなる。
其処で彼は上述した必殺技、そして究極の酵母を使い、「鎮魂饅頭(通称・四色饅頭)」を作り上げた。
鎮魂饅頭はそれぞれ四聖獣を表している。
ほうれん草を使った緑は青龍、人参を使った赤は朱雀、そして黒胡麻を使った黒は玄武をそれぞれイメージしている。白は勿論白である。
中身はアワビやフカヒレなど、高級な物ばかり。

対するシェルも生地を作るも、何故か発酵を行わなかったため生地はつぶれたまま。饅頭のふっくらとした食感を生み出すためには生地の一次発酵は極めて大事なはずなのだが、それを行わなかったことにラコンは疑問を感じる。
「生地は完成した」と豪語するシェルは続いて具の調理に入るが、取り出したのは牛肉。それも挽き肉ではなく分厚く切ってステーキのように焼き始める。*1
それを見てラコンは「饅頭を作る気があるのか」と挑発するが、シェルは意に介さず調理を続けた。

実は、シェルの料理は揚げ饅頭。生地を発酵させなかったのは生地に熱で分解して炭酸ガスを生じるベーキングパウダーが入っていたから。揚げたときの熱で膨らむようになっていたのだ。
更に饅頭の生地に切り込みを入れ、内側も油で揚げ固めることで、内部に仕込んだ牛肉の角切りが内部を転がった際に「カラカラ」と音を立てるように工夫。牛肉の肉汁は中に入れた春雨に吸いとらせ、表面も油で揚げ固めることで肉汁が外に流出するのも防ぐ。
結果、膨張圧で裂けた口のような切れ込みから笑い声が響くという、全てが計算し尽くされた型破りな饅頭「黄金開口笑」が完成した。*2

そして審査の結果、審査員はラコンの鎮魂饅頭を「伝統によって裏打ちされた最強の盾」、シェルの黄金饅頭を「饅頭の常識に風穴を空ける最強の矛」に見立て、どちらの饅頭も旨かったため、「矛盾」という言葉の由来となった故事に見立てて引き分けとした。

それからラコンはシェルの黄金饅頭を、シェルはラコンの鎮魂饅頭を互いに食い、談笑した。

ラコン「御主の黄金饅頭の油で手がギトギトじゃわいwww」

それから彼は裏料理界を脱退。シェルと再戦を約束し、長い旅に出る。
無論、脱退を許さない裏料理界の掟により始末されそうになったが、煙のように姿を消す術を持っている彼を仕留められる者はおらず、結果的には普通に脱退に成功した。
その後は最終回にて、吹雪の中を歩く様子の一コマのみの登場となる。



「ヒョヒョヒョ…。追記・修正じゃ…!ヒョヒョヒョ…!」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ラコン
  • 中華一番!
  • 面点王
  • 鎮魂饅頭
  • 裏料理人
  • ヒョヒョヒョ
  • 生きた化石
  • 白羅家最後の末裔
  • 四色饅頭
  • 緒方賢一
  • 秋元羊介

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年01月17日 10:29

*1 一般に中国では包子の肉あんには豚挽き肉を用いる。

*2 ちなみに開口笑という菓子は中国に実在する。膨張圧で出来た生地の裂け目を笑い顔に見立てたサーターアンダギーのような菓子。